――――氏名―――― 卯杖露(うづえ・つゆ)
全体的に白い外見とぽつぽつと辿々しく話す様子から、一見すると病的な雰囲気をもつ少女。 しかし育ての親から剣術を学んでいることもあり、見た目ほどは脆弱でない。
――――外見―――― 全身としては短身痩躯。 髪はプラチナのウェービーボブ。 瞳は灰白色。 肌は雪のように白い。
――――性格―――― 基本的には引っ込み思案。 しかし肝が座っている面もあり、積極性を発揮すれば危険を顧みない。
――――異能―――― 《根源布告》 【一行】 現状『他者に微弱な治癒か自滅を無意識に付与する能力』
【概要】 かつて、ある少数民族をバンシーと呼称せしめた異能。血統により発現する。 一般的には泣き声を聞いた者の命を奪う能力であるとされており、露自身もそう認識している。 だが実際に発現しているのは、音を媒介にして生命力を操作する能力である。
【効果範囲】 露の生じさせた音の届く範囲。範囲内での対象/非対象の選別は本来可能。 広範囲に大きな効果を生じるのが泣き声だというだけで、会話や呼吸音等によっても狭い範囲には発動しうる。
【制御可否】 現在の露には意識的な制御ができない。対象選別も無意識的にのみ可能。
【発動効果】 主に負の感情により生命力減少の効果を生じる。 正の感情によれば生命力増加の効果を生じる。
【効果量】 効果量は感情の振れ幅に依存する。前述の効果範囲とは異なり、音の大小は関係ない。 通常生じる程度の感情の振れ幅であれば微弱であり「なんか身体重い/軽い」といった程度。 泣き声を生じるほど激しい感情であっても即座に行動不能や死亡を生じるものではない。 しかし長く聞き続ければ脱力・意識混濁を生じ、最悪の場合死に至る。
【備考】 本人の認識・殺気・詠唱を伴わないため、泣き声のように目立つ形でなければ発動自体の密行性が高い。 効果量の低さもあり、会話や呼吸音での発動である場合は自他ともに発動自体に気付かないことが十分ありうる。 また、異能による効果と気付いても術者が彼女であるとは気付かないことが十分ありうる。
【異能にかかわる出来事】 世界を呪って大泣きした幼き日の彼女によって、彼女の生まれた街の住人は一斉に異能の影響下におかれ、一夜にして全滅することとなった。
【まとめ】 大声だと広く、小声だと狭く発動する。感情が激しいほど強く発動する。 彼女に応援されるとHP自然回復状態になり、責められるとHP自然減少状態になる。 よっぽどの激情でなければ増減は緩やか。 嫌われてる状態で無理に添い寝して泣かせると夜明けまでに眠るように死ぬ。
――――技能―――― 《無名剣術》 彼女の育ての親であるところの卯杖鍔鬼が用いる剣術。ある世界で彼が半生を費やして、通常人の抗し得ない鬼を斬る為に編み出した我流の剣である。 学び始めてそれほど時を重ねていないため、異能者の中にあっては気休め護身術の域を出ない。
――――行動―――― 特定種族への怨恨等は持っていないキャラクターですので、劇中での後発的な事由以外で誰かに敵意を生じることはないと思います。戦闘欲求もあまり持ちあわせていないため、応じる必要がなければ戦闘を仕掛けられた場合も回避・逃走を試みると思います。 既知RPOKです。ある程度親しい間柄であれば、前述【異能にかかわる出来事】を聞いているかもしれません。 ただ能力の全容(特にプラスにも作用する点)については既知としないで下さい。周囲に迷惑をかける・\力でしかないという認識が、現段階での性格を形成しているからです。(応援されるとなんか調子出るといった程度の経験や、確信に至らない程度の推測はあってもOK)
――――履歴―――― 6/12 列車で登校。魔術基礎の授業を受ける。大図書館で翌日の異能基礎の予習をシズ先輩(164/既知設定相互了承)に見てもらう。分かりやすかったです、流石シズ先輩。 |
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