【名前】 吉田兼弘(よしだかねひろ)
【容姿】 特に目立つところなどない中肉中背の男。身長175cm。 髪は耳や襟にかからないように短めに切りそろえられている。 基本的にスーツである。
【来歴】 常世学園の教師。担当教科は歴史や古典など。 かつての神祇官にて神祇大副まで上り詰め、江戸時代には「諸社禰宜神主法度」により全国的な神社の統括の力を有するまでに至った吉田家の遠い遠い末裔。 あまりに遠いためほとんど関係がないともいえる。祖神も吉田家のそれとは違うため、本来は吉田家とは関係がなかった可能性が高い。 実家が本土の神社であり、神道系の大学に進み、神職の位階として明階を取得している。
実家は三重県にある「常世浪神社」であり、父親が神職を一人で勤めている。祭神は大国主神と少彦名神。 父親がいまだ健在であり、実家も大きな神社ではないため、父親が健在の内は教職を務めようと志し、念願かなって教員となる。 大学卒業後、東京の高校で教鞭を取っていたが、ある時常世島の常世神社にて神職を募集しているとの話を聞く。 実家の祭神との関係や、父親の勧めもあり、常世島にわたり、教員・神職として奉職することになる。
教員として働く傍ら、常世神社の祭りに神職の一人として奉仕している。本人は神職としてこの島に来たという思いが強い。 祭の日には装束を着た姿を見ることができるだろう。朝などは神社の境内の掃除をしていることが多い。
【性格など】 真面目な性格で、浮いた話などはまず出てこない。 変容してしまった世界においても、きちんと古来より伝えられた祭祀を行うことが重要だと考えている。 口下手だが、人嫌いというわけではない。職務は忠実に行う。 実際にこの世界に「門」などを通じて現れる神にはどう対応していいのかわからないでいる。 暗い過去や何か特別な人生を歩んできたわけではなく、闇の部分は特にない。 異邦人に対する特別な思いもなく、この常世島で普通に暮らしているなら特に地球の人間と区別は行わない。
【異能/魔術】 全くの無能力者であり、魔術も使えない。 神祭りを行うには霊的な力などは必要しないという考えのため、魔術も学んでいない。 神職は神と人の仲執持であればよいという考えを遵守している。 だが、あくまで自分の考えであり、他人の考えを否定するつもりもない。 |
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