間黒 黒助 まぐろ くろすけ
■概要 日本国の非公然部隊、霊的国防に所属する少年。階級は一陸曹。 自分のことを「小官」「自分」、語尾に「〜であります」などといった口調でしゃべる。 霊的国防の兵として恥ずかしくない境地を見るべく、常世学園に入学した。
白めしが大好物で、昼食には三箱ぶんもの日の丸弁当を食う。 密教の大家・間黒家で古めかしい暮らしを営んできたためか、都会のものが珍しい。 士道風の気構えがあり、婦人、子どもに例外なくやさしく、 弱者の危機には一歩前に出る。
幼少から優秀な兄とともに育ち、敬慕と共に比較される苦しみを味わう。 一刻もはやく兄のような霊能力者になることを願い、鍛錬を積んでいる。 その謹直さは自身を苛むほどのものだが、本人はブレーキを持たない。
■容姿 詰め襟と学帽のやや古風な羅紗服。 中性的な体格と容貌でおおよそ害意を感じさせない。
■能力 ・天眼通 霊能における六神通と呼ばれる超人的能力の一つ。 動体視力、遠視、透視、超音波センサーなどをひっくるめた高度な視覚能力。
・五芒星の白手袋 星型の魔除けが織りこまれた白い絹手袋。霊力を外力として発揮できる。 “鉄砲の筒先”に並び比喩される呪具で、有事にのみ身につけられる。
・対鬼空手 手を開いた構えの古流格闘術。霊力を威力に上乗せする霊鬼発勁を主力とする。
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■“間黒黒彦” 間黒家の長男として背負う重圧、霊能力という大それたものを操る恐れ。 さまざまな条件が重なって生まれた、間黒黒助の兄としての別人格。 冷酷な性情に寒々しい声音、虚ろな瞳をしたもうひとりの少年。
間黒黒彦自身、自らの発祥を知り、ごく客観的に説明することもできるが、 一方で“間黒黒助の兄”としての役割に忠実である。主に霊的国防の任務を遂行する。 ほか、弟の身にあまりの危機が訪れた時も、緊急的に前に出る。 様々な力のセーブを解いた、まさしく別人の能力を有する。
間黒黒彦が表に出ている間のことを、間黒黒助はそれがどんなに不合理であろうと “兄がどこからともなく来て助けてくれた”と認識する、強烈な自己催眠に陥っている。 この二重人格を抱えるかぎり、間黒黒助は己の能力にリミッターをかけつづけ、 日々の研鑽は決して実ることがない。訓練の効果は全て、黒彦のものになる。
■“間黒黒彦”の能力 ・六神通 霊能における超人的能力。 間黒黒助が天眼通しか使わないところの他の五種、 神足通、天耳通、他心通、宿命通、漏尽通の全てを使う。 飛行を含める高速移動、超聴覚、読心能力、サイコメトリー、苦痛の排除といった力。
・九字護身法 呪文を唱えながら代わる代わる印を結ぶことで、超自然的現象を起こす術。 用途、技に応じて「臨兵闘者・皆陣列在前」「天元行躰・神変神通力」など呪文が変わる。
・四縦五横符 指先で空中に格子状の線を引き、強力なバリアーを張る術。早九字ともいう。
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■ひとりロールをしている時は、基本的に乱入歓迎です。 ■戦闘ロール可。間黒 黒助を傷めつけると、間黒 黒彦が出てきます。
■No195:狛江 蒼狗と訓練施設にて会う。親切にも訓練器具の使い方を教えてもらった。 |
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