誰も名を知らない生活指導の先生の一人。 教頭先生の補佐にあたる教頭補佐の役職についているので一般教師よりはエラい。 周囲からは「教頭補佐」と呼ばれている。
「君かね。校則に制服に対する取り決めがないとはいえ、身だしなみの乱れは心の乱れに繋がるぞ。気をつけ給え」 「私は人である前に教師だ。生徒たちの生活を預かるものとして譲れぬものもある」 「ピーマンに……青ネギか……!」 「そういえば、最近私も新車を買いましてね。マシダのRX-0。いいクルマでしょう」
身長188cm90kg
神経質そうな鋭い眼差し、オールバックに纏めたロマンスグレー。 黒縁メガネに痩せた頬。パリッと決まった紺のスーツ。 常に姿勢を正した教師の鑑。
堅物で、生真面目で、説教臭く、呆れ返るほどに頑固。 職務の最中は常に張り詰めていて、人に緊張感を抱かせる。 ただし、呆れ返るほどに生徒たちを愛している。
見た目や性格とは裏腹に非常に子ども舌。 嫌いなものはピーマンとネギ他野菜の多く。 好きなものはハンバーグやカレー、寿司(特にトロ)。
教頭先生の補佐として周囲を厳しく取り締まっている先生なので 既知関係OKの方々には積極的に既知を結んでいきます。 生徒集会なんかで訓示を喋ったりしているかもしれません。 大体生徒が疲れる長い『夏休みの心構え』とかを語る担当。 もちろんこちらに対する既知関係は大歓迎です。
経歴不明の常世学園卒業生。 学園黎明期の卒業生であるが、詳しい年代については不明。 先生の年齢を尋ねてもはぐらかされてしまうので、 先生がいつこの学園に入学したのか、卒業したのかも含めて その経歴は謎に包まれている。 恐らく地球生まれの人類とされる。 学園が創始されてから様々な危険が起きた。 体制も整備されておらず混乱する黎明期は、それこそ学園の存続を危ぶまれたほど。 門から現れた異形のものたち。 発生する怪異。 暴走する異能。 様々な苦難が生徒たちに降りかかり、当時の先生はこう思った。
「自分が率先して、みんなを守ろう」
先生は生徒会メンバーとして生徒たちをまとめ上げ、 卒業後もこの学園を守るために教員として就職したのだという。
先生はこの経歴を語りたがらないし、今はもう記録も残されていないが、 閉架書庫か生徒会室の資料棚を漁れば見つかるかもしれない。
先生の異能はあやふやなもので、これといった形に定まっていない。 己がその力を定義することによって効果を発揮する。
今の異能は『生徒を指導するための身体』。 生徒と一対一で話し合うために手に入れた力だ。
「"試練の指導"について」 生徒を指導するために先生が定義した己の異能。 相手が学園の関係者である場合、その干渉を一定期間無効化する。 魔術であれ、異能であれ、なんであれ教頭先生には通じない。 そのダメージは概念的なものとして教頭先生の背負う何かに転嫁される。 それは例えば、 ・住宅ローンが知らずに増えている。 ・新品の愛車が破壊される。 ・来月のボーナスが減額されている。 ・次の食事に嫌いな食べ物がどっさり入っている。 ・白髪が一本増える。 ・髪が一本毛根ごと死滅する。 などのあらゆる試練が運命的に教頭先生に振りかかる。 ワープなどは発生しないため打ち消すことのできない物理的な圧迫にはが弱い。 また、一度の発動で受けきれなかった干渉は『異能ダメージ』として蓄積し、 限界に達すると異能の効果時間が終了してしまう。 違法学生や用務員などに対しても能力は有効。
「"剣道三段柔道二段珠算三段茶道一段教員道六段合わせて十五段"について」 読んで字のごとく。 異能の力もあり常識的範疇の身体能力である生徒程度ならば取り押さえることが可能。 教員道六段ともなれば、教員免許ゴールド免許を凌駕する教員的威光がある。 |
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