都市伝説《兄を探す妹》
つい最近噂に上りだした、学園都市の都市伝説。 黒ずくめの少女が夜な夜な様々な場所を徘徊し、誰かを見つけると「お兄様は何処?」と訊いてくると言う。 「知らない」と答えればそのまま立ち去るが、「知ってる」と答えてしまうと精神を破壊されてしまうと噂される。 そして……「自分が兄だ」と答えてしまった場合、回答者は語る事すら躊躇われる無惨な最期を迎えるのだと言われる。
その正体は兄に捨てられた妹の怨霊とも、気のふれた二級学生とも、来歴不明の殺人鬼とも噂されるが、真実は不明。 あなたは、この噂を笑い飛ばしてもいいし、真偽を確かめてみてもいい。無責任に噂を広げ、怖がるのも自由だ。
【名前】 九耀茉莉 【種族】 人間 【性別】 女性 【職業】 「連盟」極東支部総帥・中央総会議員「第4席議員」を兼任 【年齢】 19歳 【身長】 161cm 【体重】 55kg
【容姿】 柔らかな雰囲気のたれ気味の目に暗めの青紫色の瞳。膝程まで届く、長い黒髪。童顔気味で、実年齢より3〜4歳若く見られる事も多い。ひどい時は5歳も若く見られる事も 標準的な体格だが、着やせするために細く見える。日本人としては、色白の部類。 黒いジャケットに黒いロングスカート、血が乾いたような色のシャツを着用。服の色が、余計に肌を白く見せる。
【好きなモノ】 「お兄様」 【嫌いなモノ】 邪魔者、無能、使い物にならない部下、父親(既に故人) 【趣味】 魔術書解読、魔術理論の学習、魔術の試し撃ち、「お兄様」との思い出を思い返す事、無能な部下への制裁
【性格】 一見すると穏やかな物腰に丁寧な口調、深窓の令嬢といった趣。 しかし、その本質は他者に対して徹底的に関心がなく、死のうが生きようが知った事ではないという酷薄なもの。 彼女にとって価値あるものはただ一つ、「お兄様」だけである。 その為に使えるモノは死ぬ・壊れるまで使い潰し、その邪魔をするモノは一切の慈悲無く叩・ォ潰す、倫理観の破綻した危険人物。 誰かを助ける事があっても、そこには親切心など存在せず、ただ後々に「使える」か「布石となる」と考えてのもの、あるいは完全な「気まぐれ」。 最早、その精神の有り様は「人間」であるとは言い難く、「魔人」と表現した方が正しいのかも知れない。 加えて、穏やかな令嬢の仮面を完璧に扱いこなし、その本性を狡猾に隠す為、彼女の本質を看破するのは並大抵ではない。
【生立】
日本と呼ばれる国と同じ名前を持つ、しかし異なる国家の人間。 「魔術」の存在するその世界において、魔術を使う者達によって創られた連合体「連盟」、その極東支部の総帥の長女として生まれる。 驚異的とも言える保持魔力総量と、精密さ・最大放出量共に「当代最高」と評される魔導経路を持つ、「現代最高の魔術師」。 彼女が13歳の時、ある事情から家を離れた兄によって当時の極東支部総帥であった父が殺害され、その後を継ぐ事となる。
最初こそ、「13歳の小娘」が総帥の跡取りとなる事に不満を唱え、あるいは取って代わろうとした野心家たちも存在した。 しかし、その全員が自分達の行いを結局は激しく――一部の人間は冥府にて――後悔する事となる。 総帥職に就任したのは、「お飾り扱いの世間知らずな小娘」ではなく、「悪魔の如き狡猾さと圧倒的暴力で全てを傅かせる、少女の皮を被った魔人」であった。
「お兄様」の行方を追って、新たに存在が確認された異世界、その学園都市「常世学園」に、調査の為、自ら降り立つ。果たして、如何なる出来事を引き起こすのか…。
【異能】 「なし」 異能と呼ばれる力は持っていない。もしかしたら、新たに目覚める可能性も否定は出来ない。 全く持って未知数である。
【魔術】 様々な魔術を、手足のように使いこなす
「力場操作」
魔力によって様々な「力」を自在に操作する魔術。 重力操作を行えば、受けた者は超重力でその場に叩き潰されるか、無重力によって大地に立つ事も出来なくなる。 引力・斥力の操作で、望むモノを自在に手元に引き寄せたり、ぶつかってきたモノを弾く事が出来る。 これだけにとどまらず、様々な応用が可能。 欠点は、一度に一つの力しか操作が出来ない事。力の操作中に別系列の魔術を起動する事は出来るが、他の力を操作したい場合は操作中の力をキャンセルする必要がある
「四大元素魔術」
魔力を四大元素…火・水・土・風に変換し、運用する魔術体系。 常識外れの魔力総量と魔導経路から放たれる茉莉の四大元素魔術は、初歩の物ですら上位魔術にも匹敵する破壊力を有する。
「陰天術・陽天術」
主に属性を有する魔術を始めとした、他の魔術との複合運用を前提とする古流魔術体系。 陰天術は組み合わせる魔術に月・闇・夜等の陰の属性を、陽天術は太陽・光・昼等の陽の属性を付与し、単体運用時とは異なった効果やより強化された術の運用が可能。 この魔術の本質は「陰」と「陽」の調和・合一による第三の属性「太極」への到達・覚醒であるらしいが、詳細は不明。
「真言魔術」
直接相手の「根源」に語り掛ける「真の言葉」による魔術。詳細不明。精神干渉系列の術と思われるが…。
これ以外にも仙術・黒魔術・妖術・外法の術に至るまで、様々な術の知識と使用法を有し、それらを駆使する。
【特殊能力】
「魔眼」
後付で施した魔術的な肉体改造により、習得した能力。 ヒトならざる不可視の存在を見る・魔力の痕跡を探る・何らかの術に掛かっている者を識別する・生命力を感知するといった使い方に始まり、 視線を介した魔術や呪詛の自動防御・視線のみでの魔術起動・視線によって呪詛を放つなど、様々な運用が可能。 このような幅の広い使い方も、圧倒的魔力量と倫理観の破綻した異常な精神構造が成せる業である。
「根源励起」
真言魔術の応用による、特殊能力。詳細不明。
「精神破綻」
精神の異常性を示す。段階としては末期を飛び越えており、もはや人間とは言い難く、「魔人」と評した方が的確。異常精神の怪物。 「狂っている」という表現が正しくなく、同時に当てはまりもしない。それ以上におぞましい「何か」である。 常識が当てはまらない異質な精神性により、洗脳・記憶改竄・人格改造・精神干渉等に対して尋常ならざる耐性を有する。 同時に、洗脳や記憶の読み取りを狙って彼女の精神に接触した場合、その異常性に汚染され、正気を失う危険がある。 精神汚染のレジストに要求される数値は「精神の破綻度合い・異常性・如何に人間から外れた精神構造であるか」。 どれほど意志が強かろうとも、構造が「真っ当な精神・人間らしい精神」に近い物であれば抵抗できずに汚染・侵蝕されてしまう。
「???」
「精神破綻」のさらに奥・ノ存在する「何か」。詳細不明。 如何なる能力を以てしても、改変・破壊・干渉が成されない、絶対不変の「何か」。
【男性経験】 あり。房中術及びタントラを始めとした性の魔術の習得課程で、何人かと関係を持っている。処女は自力で喪失。 性魔術の教授を受けた相手は、総てを学び取った後、一人の例外も無く殺害している。
【RPについて】 基本的に「お兄様」を探しているだけです。手出しや邪魔をしない限り、こちらからは危害を加えません。
【活動】 6/28 魔人、学園都市に現る。スラムの廃墟にてゴロツキの一団を虐殺。リーダー格の一人に対し、人格破壊を行う。 昼の学生通りにてNo.35:烏丸九朗とNo.45:雪城涼子に遭遇。「お兄様」について尋ねるが、情報なし。名前を聞かないまま、別れる。 6/29 魔人、渾沌の僕と遭遇。No.119:メア及びNo.46:白崎玲刃と交戦中のNo.28:石蒜のそれぞれに遭遇。とても楽しそうな人達。 7/3 スラムにて嘘をついて騙そうとした男を拷問にかけ、殺害。魔人は「お兄様」を騙るモノを赦さない。 |
|