産業区の工事中、巨大な岩を撤去した際に、突如現れた化け狐。 この島に古くから祀られてきた農耕神であると自称するが、「たまたまこの地に封印されていただけの妖怪ではないか」というのが学園側の公式見解。 常世神社も、彼女の主張に関しては否定する立場を取っている。
とりあえず人としての名を与えられ、生徒としての扱いを受けることにはなったものの、ひと月ももたずに出奔。 それ以降は姿をくらませ、常世財団に打撃を与える機会を虎視眈々と狙っている。 ときどき、あらぶる神として悪さをはたらいているようだ。
好物は油あげではな・ュ、たまごかけごはん。 タ→ル→ト→である。タ↑ル↓トと呼ぶと怒る。
●異能●
【裏五行】 土が金に剋ち、金が水に剋ち、水が木に剋ち、木が火に剋ち、火が土に剋つ。 また、土が水を生み、水が火を生み、火が金を生み、金が木を生み、木が土を生む。
【逆五行】 土が木に剋ち、木が金に剋ち、金が火に剋ち、火が水に剋ち、水が土に剋つ。 また、土が火を生み、火が木を生み、木が水を生み、水が金を生み、金が土を生む。
【対偶五行】 土が火に剋ち、火が木に剋ち、木が水に剋ち、水が金に剋ち、金が土に剋つ。 また、土が木を生み、木が金を生み、金が火を生み、火が水を生み、水が土を生む。
周囲の世界法則を書き換える力であり、その特質上、一度にひとつしか発動できない。 大気や風は空であり、木行とは見なさない。 正確には「世界法則を元通りに書き換え直す」異能を含めた計4つの異能を所持しているが、自分の異能の効果を解除するためにしか使われないため、通常あまり異能としては扱われない。
●魔術●
【傾陽稲荷】 稲穂から高エネルギーを発生させる術。 本人は「米一粒から七大黒を招く」と称しているが、ごくふつうに土行のエネルギーをちょっと効率よく取り出しているだけのようだ。 相剋する相手へエネルギー塊やビームのようにぶつけることもできるし、相生するエネルギーに転化させることもできる。
稲穂の携帯は2〜30本が限度で、それがそのままアウェーにおいての攻撃可能回数に直結する。 全盛期は秋であるものの、春季の苗や夏季の青稲からもエネルギーを抽出可能。 商店などで確保できる米粒からもエネルギーを抽出できるが、エネルギーの密度が高すぎて彼女自身も重傷を受ける。ほぼ自爆技であるため、めったなことではその手段はとらない。
簡単に言えば、土行一辺倒で力任せの術であるが、上記の異能によって常に属性有利を確保することができ、威力は落ちるがすべての属性に転化させ利用することもできる。実質上の全属性魔法である。 ただ、属性有利に固執する傾向があり、戦略がワンパターンになるため、対策を立てるのは難しくないだろう。
彼女のホームグラウンド、産業区の田園地帯においては、無尽蔵・無敵の力を誇る。 ……実のところは無敵というほどでもないのだが、田園地帯で彼女を怒らせると、産業区の資産である稲が大量・ノ消費され、結局、大損害を被るのは学園側でしかない。 そのため、無敵であるということにして、なるべく手を出さないように通達されているのだ。
●その他戦闘能力●
術士キャラであるので、単純な物理攻撃が最大の弱点。 飛行・浮遊によって接近を避けようとするが、速度はあまりない。 人間への変化(姿にバリエーションはない)や、木の葉隠れならぬ稲穂隠れなどの、攻撃能力のない簡単な妖術を使う。
攻撃行為は直線的で単純、戦うぶんには対応しやすいが、市街を破壊し騒ぎを起こすことを全く厭わないのがわりと厄介。 森林や田園の破壊は好まない。
●ロール指針● たぶん悪役です。ただしわりとマヌケです。 友人・敵対などの既知ロール可です。一応悪いやつなので、「まともな」生徒と友好的に接しようとはしません。 ポジション維持のため、一定以上の恋愛ロールはお請けできません。 戦闘ロール歓迎です。適当に追い払ってください。
出現:産業区、各種治安の悪そうな地区 |
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