【来歴】
アルゼンチン北部サンティアゴ・デル・エステロ州にて生まれる。幼少期から炭鉱夫の父に虐待を受け、9歳で母の務めていた縫製工場に奉公の形で就職。14歳までそこ働いており周囲からは「まじめで、いわれたことをきちんとやる」という評を得ていた。しかし、しだいに生活が乱れ翌年春にいくばくかの金を職場の金庫より盗み失踪。
その後、1年程足取りが不明確な時期が続くが、コロンビアに渡りカルテルの末端売人として活動していたとみられる。
18歳の時、コロンビアで麻薬所持容疑にて逮捕。収監されるも脱獄し、その後フリーランスの運び屋として活動を始め、コロンビア-エクアドル間にて大量の麻薬密輸にかかわった。
その3年後、エクアドル国境近辺で国境警備隊とトラブルを起こし隊員2名を殺害。『記録上』ではこれ・ェ初めての公的文書に残る殺人であるが、後に『はじめての殺しは15歳の時、酒場で口論になり人を刺した。』と供述しておりこれより以前にも数件の殺人に関与しているとみられる。
しかしこの事件以降、ラウルは殺しを躊躇しなくなったどころか『殺し屋』としても活動を開始。コロンビア革命軍ら武装組織や麻薬カルテル等の依頼を受け多数の殺人を請け負い、マラブンタ(人食い蟻)、マン・マッシャー(人間潰し機)などの異名で恐れられた。
2年間当局の監視を逃れながら違法行為に従事するが、エクアドルのグアヤキル近郊に潜伏中のところを逮捕される。法廷にて62件の殺人と100件以上の強盗および密輸行為を認め、当時のエクアドル最高刑であった16年の懲役を受けた。(余談ではあるが、この件とダニエル・カマルゴ・バルボサ事件が要因となりエクアドル司法改正の機運が高まった。)
特段の面倒を起こすことなく刑期を終え出所するもその後再び消息を絶つ。不気味に沈黙を保っていたが、近年日本近海、常世島周辺でそれらしき人物の目撃例が相次いでいる。
【容姿】
スキンヘッドの小柄な男で一見痩せているように見えるがその実、競走馬用のステロイド剤を愛用しており、引き締まった肉体をしている。衣服は上半身裸に紺のジーンズという形が多い。
刺青を好み、額に『Shot here』の文字とダーツのマトの図柄を彫り込んでいる他、背中と左腕にも大量のタトゥーを刻んでいる。
【能力】
・バルトアンデルス(すぐに別の物)
自身の触れた物体あるいは生体の形状を自在に変化させる異能。 永く触れている程、歪に変形させることができるが、変形させたものが自身より離れ過ぎると、形状変化は解除される他、強烈な魔術的保護や祝福が掛けられているものは変化させられない事も多い。
また自分以外の生物を変化させるには相当長時間の接触が必要になる。
形状は変化しても、破壊などは起こらず機械製品などであった場合はそのままの機能を保持する。(形状的に使用できるかは別として。)
【所持品】
・マチェット
何の変哲もない、大振りのナイフ。 時折この代わりに防火用の斧や大型レンチなどを携えている事がある。
・ソードオフショットガン
民生用の散弾銃を違法改造したもの。 装弾数は2発。
【備考】 PBCでロールするのは初めてなのでご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。 |
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