読み→しおた り・ィん 性別→女性 年齢→見た目は16歳 実年齢は160歳前後 身長→160p 種族→妖異 容姿→茶髪にはっきりとした二重の瞳。普段は三つ編みに制服姿(ブレザー)だが本性に戻るとウェーブヘアに女袴になる。(制服姿のときは黒フレームのだて眼鏡を着用していることも) 現在の所持品→文庫本、本二冊、幾何学模様の札(複数枚)、水晶玉 《詳細》 ・制服の胸ポケットには常に文庫本を入れ、持ち歩いている。この本は莉音にとって特に大切なものであり、また同時に主力な武器にもなる。 ・本がこの世の何よりも好き。描かれた物語や歴史などの内容も好きだし、"書物"自体も好き。また図書館にある本や人、また図書館の空間自体も好きで、図書館のものを粗末に扱うような真似は絶対に許せず、そのようなことをする輩には問答無用で制裁を下す。 ・"魂喰らい"の性質をもつ。生きとし生けるモノの魂を喰らい、自らの力の糧とする。 人間(特に悪人)の魂は彼女にとって極上の味らしく、好んで喰らうことが多い。別に喰らわなくても力が急激に減るようなことはないが、喰らえば喰らうほど能力の質やその強さは増す。が、あまりにも喰らわない期間が長すぎると、緩やかに能力のエネルギー量や能力の及ぶ範囲は下降していく。彼女にとって人の魂は格好のエネルギー源であるとも言えるし、ある意味病み付きになる嗜好品に近いとも言える。毎日喰らう必要こそないものの、定期的に喰らわずにはいられない。故に、全く魂を喰らわずにその長い時間を過ごすことは不可能である。(どのような間隔にしろ定期的に摂取して喰らう必要があり、限界が来ると禁断症状がでる)。
・昔は仲間とともに(本や図書館に関わりのある人間は除いて)人間の魂を善人悪人構わずに気の赴くままに喰らうことも頻繁にしていたが、異世界に飛ばされる前の学校で出会ったある女生徒とのふれあいを機に好き勝手な行いは鳴りを潜めることとなった。 自重こそ覚えたものの、前述の通り魂を全く喰らわないで日々を過ごす事は不可能。そのため、彼女が現在喰らうのはスラム街にいる犯罪者などの人に迷惑をかけることを何とも思わない人間や図書館やそこに存在する本や施設を傷つけ、軽んじた人間がほとんど。教師は基本的に手を出そうとはしないし、生徒も前述のような人間以外は襲わない、ようにはしている。 出来る限り無害な一般人を無差別に喰らうような真似はしないように・オている。 ……が、飢餓状態にあり普段抑えてる感情が吹っ飛ぶ程の欲に襲われている場合は、この限りではない。
・はるか昔(100年以上前、人あらざるモノとして生まれて間もない頃)、当時の莉音は都市伝説のような人に認知してもらわないとチカラをもてない存在にも関わらず、一度消滅しかけ、未練だけを持った怨霊になりかけたことがある。 ちなみに現在は多くの魂を喰らったことにより妖異としての位が増し、より力の強い存在になったため、図書館との繋がりが遠すぎたり切れたりしない限りは簡単には消滅しない。ただし、チカラの総量(持っている100%のチカラのうちどのくらい発揮できるか)を人々の噂の広がり具合に頼っている面があった。が、現在は人々の噂の代わりに水晶と札のうちの一つで代用している。
・多くの魂を喰らってきたことなどにより、もともとそれなりの強さはあるが、自らの噂の広まり具合によって増大具合が左右される(つまり自分の噂が広まれば広まるほど、力が増幅される)。が、学園にきてさほど年月も経っていないため、いまのところ学園内ではあまり役立っていない。
・元人間。妖異として生まれ落ちる前は、普通に学校に通う、少し病弱気味で本が好きな女子生徒だった。将来は図書館で暮らしたい、と冗談混じりによく当時の友人に語っていた程度には本好きだった。 ある日、彼女は通り魔被害に遭ったことにより、その短い生涯に幕を下ろした。 ……人間としては。 彼女は最期の最期まで、死ぬことも、生まれ変わって今の自分が消滅することも、何よりも図書館から永遠に離れ、本を読めなくなるということも、拒み続けた。 その強い思念が彼女をこの世に留め、そしてあるモノとの邂逅を機に、彼女は妖異として新たに生まれ落ちた。 ただ、彼女自身妖異として生まれ落ちた際の事ははっきりとは覚えてはいない。 人間時代の事は滅多に語りたがらず、聞かれても「昔々の話」としてはぐらかしている。
・普段は間延びしたような砕けた丁寧語で話すが、本や図書館、もしくはそれに関わる人物を害されると途端に冷徹かつ冷酷な態度になり、話し方にも変化がでる。 ・やや快楽主義な節があり、退屈を嫌う。"魂喰らい"の性質をもつため命を奪うことへの抵抗は低いが、面白半分で人を殺すようなことはあまりしない。が、自ら命を絶とうとする人間を止めるほどお人好しではない。命を絶とうとする人間を強く止めようとはしないが、自分が人間だった頃を思い出してしまうせいか、強く歓迎も出来ない。 ……自らの手を汚さずに魂を得る、チャンスではあるのに。
《異能》 【ビブリオ・ラビリンス】 図書館のような異空間を形成し、相手を異空間に引き込んで閉じ込める。どんな場所にでも発動できるが、一から異空間を作り上げるのは力を消費するので面倒らしく、大体教室や本物の図書館を媒体にして重ね合わせるようにして発動する。一から異空間を作り上げるときは引き込む対象は任意で選べるが、重ね合わせるようにして発動した場合は異空間を形成し終わるとその範囲内の建物にいた者ほぼ全員を巻き込むので対象は選べない。例えば図書館に重ね合わせた場合は図書館にいる者全てを自分の異空間に引き込んでしまう。ただし、形成し終わるギリギリまでなら入れたくない相手を弾くことができる。 椅子や机をポルターガイストのように自由に動かすことができ、それらを使って攻撃することが多い。また、異空間内でのみ空中浮遊ができる(ただしさほど高くは浮けない)。 ちなみに、発動時は魔本(後述)の攻撃力が上がるため、それらを操り、攻撃することも多い。能力を解除させるにはある条件がある。
【魔本合成】 一般の書物を魔本化し、操る能力。この場合の魔本とは、呪文などが記された"魔術書"の類いではなく、 "魔物化した本"のことである。自らの意思で動くモノもあれば、術者である莉音の意思によって発動するモノなど、種類は様々。代表的なものを名称のみ表記。詳細はwikiにて後述。
★レトラ・チェーン ★イーター ★ノワール・フェルツ ★リリック・シルト ★トラベリング ★???(禁書)
異世界からの来訪者(異邦人)。本来は決してこちらの世界に現れることはなかったはずの存在だが、さまざまな偶発的要因と「門」が開いた現場に居合わせたことでこちらの世界にやって来た。元の世界はこちらの世界と同程度に科学技術が発展しておりつつも妖怪や怪異がひっそりと、しかし確実に存在している世界であった。ただし魔術の類いはおとぎ話のような実在しないものとして扱われてきた。なのでこの世界に対しては混乱とともに興味も抱いている。
莉音は本来図書館という空間に棲まう妖異であり、自らに優位に働きやすい異空間を生み出して戦う領域型の妖異でもある。故に、自らの縄張りに強く縛られている存在であり、その縄張りの領域外では著しく行動範囲を制限される。領域外で自由に動いたりテリトリーを変えるためにはある特別な方法が必要である。ただし莉音本人にはその方法の扱い方は分からず、これまで懇意にしている妖異仲間にそれを手助けしてもらっていた。 元々、本来いた世界では自分の領域としていた学校(図書館)が移転することになったため、その領域の環境を変えようとしていた。"門"に巻き込まれたのはそのタイミングである。自らのテリトリーであり存在意義にも関わる図書館と遠く引き離されたうえに仲間の手助けにより図書館と自らの繋がりを一時的に絶っていたためにその存在自体が不安定なものとなっていた。幽体化はその時自らの身に初めて起こった症状であり、また後遺症のようなモノでもある。後に幽体から何とかして実体を取り戻そうとした過程で得たあるモノと本人の奮闘によりある程度のコントロールが可能になり、一つの特殊能力のような形に昇華。ただしその段階に至るまでにはかなりの時間と力が消費されることとなる。
《ロール形式》 なし:いわゆる「地の文」 []:いわゆる「心の声」 『』:地の文内で誰かの発言である事を示す。他にも、書籍タイトルも示す "":強調したいもの・ことを表す。 |
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