現状:谷蜂檻葉の治験に付き合った結果、"非常"に肉付きが良くなってしまう。むっちりしました。
多元的状態の渦中にあった【I島】に生まれ、 多元の収束に伴い統合されてしまった2つの歴史を持つ少女。 彼女は「水月エニィ」と名乗り、 逃げるようにこの島へと駆け込んだ。
拗らせたプライドを誇りに持ちつつ、驕る類につい噛みつく少女。 それでいて自分を負け犬と自虐する不良少女。 基本的には話が分かるが、一たび火が付くと止まらない。
……と思いきや、現在は一度の勝利を得た上で学園生活を謳歌したせいか牙が抜けている。 ただし、力みも取れたらしく動きそのものはスマート。
【外見情報】 髪色・髪形 黒。長い髪をそのまま降ろし、膨らんだ帽子もかぶっている。
服装 高校制服をゴスロリ調に改造したものを着用。 ただしスカートを数枚履きしたようなひらひらになっているが、 間か下に鉄板のような装甲が張り付けられている。 靴はブーツで、黒のオーバーニーソックス。
武器と装飾: 凄く長い布を武器に戦う。 また、腰ホルダーに拳銃2つ。
眼色 くすんだ赤。左目が濁っている。
----------status-------------- 【異能:負け犬?】 有体に言えば、"負けやすくなる"異能。 ……に、"叛逆"の性質が追加されたもの。。 負け犬でありながら、様々な劣勢を覆す性質を備えている。 反面、勝てる所で負けやすくもなっている。
(何が何でもエニィの勝ち/負けを確定させることはありません。)
【異能:鏡花ハルナの異能】 『知らないわよあんなもの!』
【技能・能力】
○基本 努力の末に逸脱した能力を獲得したタイプの人種。 だが【負け犬】の異能の都合上、負けやすい。
平和すぎて少し鈍った。
○聖性 鏡月ハルナが備えた聖性を引き継いたもの。 負傷や変調などに対し、おおよそ3日で全快する。 ……肉付きが良すぎたことに関しては『黄金比』を維持している為、 『異能の作用である』と言う部分だけ省かれた。
○射撃能力(銃・砲・投石) 水月エニィが生き延びる為に修めた技能。 銃や砲を用い、高い精度の射撃・砲撃を行う能力。 異常とも呼べる、通ずる者として申し分ない筈の腕前と理解。 鏡花水月流を通して弓を使えなくもないが、数段劣る。
○鏡花水月流・操布術 鏡花ハルナ・水月エニィのルーツとなる布術を基軸に添えた、 水月エニィ独自の戦闘スタイル。
鏡花流・水月流が統合され1つの歴史となった武術。 糸/ワイヤーや鞭の類でも代用できるが、少々偏る。 水月がエニィ、鏡花がハルナをルーツとする。
○花冠(乙型) 精神集中の技術。少女の心のための技術。 弱い心を守るためのもの。あるいは弱い心を残すためのもの。 戦闘中に"叫ぶ"ことにより、動揺の入る余地を減らし戦闘に専念するロジック。 五月蠅い、隠密には向かない、揺り戻しもあるなど、欠点も多い。
【魔術:呪い言/操霊術】 彼女が発する制御不能の恨み言。要するに言霊の亜種。 鏡花ハルナが持っていた霊を鎮め導くための言葉がカタチを変えたものだが 鏡花ハルナと統合されたことにより、制御不能の術として獲得してしまった。 ……一度の勝利とそれに至る経験を経て、今では落ち着いている。
【ハルナの遺産】 光の道を歩んだ鏡花ハルナの遺した財産としての遺産。 水月エニィはその財産を持ち帰り、生活している。
----------プレストーリー--------------
【多元世界I】 大変容による異世界IとI島が重なった状態を指す。
『異世界IがI島を取り込んだ状態』と、 『I島が異世界Iを取り込んだ状態』が両立し、 多元により世界とのズレが生じ、 外部からの干渉が困難な状態に陥っていた。
この異世界Iそのものも多元化状態にあり、 ズレにより外部からの干渉を困難とする強い要因となっていた。
"異世界IがI島を取り込んだ状態"は、『劣種』 "I島が異世界Iを取り込んだ状態"は、『優種』
……と、研究者の間で定義されている。 劣性の歴史は基本的に存在していないとされているが、 証言や断片的な要素などから把握することは可能。
【『劣種』→√エニィ】
『異世界IがI島を取り込んだ状態』に於いて人間は圧倒的少数であり、 その時の主たる権力者が異世界への恭順を選んだ。
結果、"決着の付いた世界において"恭順を選ばなかった人間は 異端とされ、迫害される。
この世界では"人間は異世界存在に劣る"と定義されており、 人間が勝てない世界として確立していた。
水月エニィは、『異世界IがI島を取り込んだ状態』側の存在。 世界の状況を呪いながらも日々生き、誰もが諦める中、 一人負けながらも戦い続けた。
【『優種』→√ハルナ】
『異世界IがI島を取り込んだ状態』。人間が勝利出来る世界。
優しき心と類稀なる才能を持ち、 一際強い「優性」を備えた光の道を歩んだ少女。
その優性は人々を救い導く光の道となり、 光の道の果てに身を犠牲にすることで異変を解決した。
この行動によりI島の多元化が収束し、 『劣勢』のI島は『優性』のI島に統合された。
結果、物的・歴史的には『劣勢』のI島はなかったものになっており、 『優性』および『劣性』の要素についても収束を見せている。
身を犠牲にして異変を解決する特異により生じた鏡花ハルナの空き枠には、 "本来鏡花ハルナであった水月エニィ"の存在を同一存在とした上で、 "地球優性の鏡花ハルナ"の空き枠に落とし込まれた。
結果、"鏡花ハルナの性質を備えた水月エニィ"が出来上がった。
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