読みは紫刃(しば)来十(らいと)
尊大な態度が鼻につく、黒い髪に金色の目を持った少年。 種族は人間であり背丈は普通、筋肉も年の割りにはかなり 鍛えられているが特筆すべき点はない。 にもかかわらず常人を遥かに超える身体能力を持ち、特にその素早さは 普通の人間は勿論、身体強化や加速の可能な異能を持った者達すら 追い付けぬほどである。
プライドは高いが実力はそれに見合うだけのものを持っており 今まで彼の師匠に当たる人物以外には 負けたことは勿論、地に膝をつけた事すらない。
だが、それだけの実力があるにもかかわらず、ある日自身の師匠から 突然「破門」を言い渡される。 激怒した彼は師匠と数日に渡る戦いの末、敗北する。
その後は修行と金稼ぎを目的に各地で用心棒や傭兵まがいの事を行っていたが ある日常世学園の事を耳にし、金の臭いを嗅ぎつけた彼は入学を決意 常世学園へとやってきた。 誰に対しても棘のある態度で接し、気に入らないと直ぐに暴力に訴えようとする 粗暴な人物だが、唯一弟と接しているときだけは優しさを見せる。
○鳴神流神殺式について 大変容の初期、とある魔術師達によって編み出された 魔術と格闘を組み合わせた魔道格闘術、その中でも特に 異能や異世界の未知の力を操る者達との戦いを想定して作られた 「神殺七式」と呼ばれる七つの格闘術のうちのひとつ。 魔力を用いて雷を操り、時には己を雷そのものと化し、戦う闘法。
○家族について 親はいないが、弟が一人いる。名は「光(ひかる)」 彼と違い極端に体が弱いため、普段は病院のベッドで過ごしている。 兄に病院代を稼いでもらわなければ生きていけない非力な自身を 恥じており 深く感謝する反面、兄の自由を縛る自身に罪悪感を感じている。 |
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