研究区にある東雲異能研究所の所長代理を名乗る女。
大変容以前から異能を持っていたとされ、 後述の能力を使用して長い年月を過ごし、常世学園が設立された際に『生徒』として入学。 目立たずとも優秀な成績を残し卒業した後は、 自身の異能を研究するために研究区の研究所(現・東雲異能研究所)に入所し異能の研究に携わる。
十年前に自身の能力を用いた研究の成功により、現在の所長代理の地位に就くまでは一研究員でしかなかった。
【容姿・性格】
黒髪黒目、中肉中背の特徴の無い女の姿をしている。 何よりも知的好奇心を満たす為だけに生きていることを公言し、 東方仙子自身の異能の研究に人生を捧げている。
数十年かけても解明しきれない自身の能力の全てを知る為には手段を選ばず、 落第街や異邦人街にて違法な取引に手を出すこともある。 研究による利益や名声には一切の興味を抱かず、頑なに自身の異能の研・・続ける姿は曲者の多い研究者の中でも特に異端視されている。
【有する異能《複製と転生》(コピー&ペースト)】
名が示す通り、対象をコピーする能力とコピーしたものを別の対象へと上書きする能力。 両方とも同時に発現したため、二つで一つの能力と考えられている。 右手で触れた物のあらゆる情報を己の内にストックし、左手で触れた物へとその情報の幾つかを上書きする。 また、自分自身に関する情報は制限なくペースト出来る為、この力で彼女は様々な人間を自分として“上書き”する事で長い年月を生き延びてきた。 コピーの対象となるのは生物に限らず、無機物の性質や概念にも至る事が彼女本人の研究結果として公表されている。
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