最近学園七不思議の一つに数えられるようになった怪異。 存在しない筈の生徒。 欠番になっている筈の出席番号。 誰も座っていない筈の机。 ヘルメットさんはそんな日常に生まれた「隙間」へと入り込む。 いつの間にかそこに居て、いつの間にか消えている。 そんな神出鬼没な怪異である(本人談)
【外見】 その姿は一般的な女子学生そのもの。 女子用の制服を着用し、学生カバンを手にしたその姿は特に違和感なく周囲に溶け込む程の変哲の無さ。 ただ一点、フルフェイスのヘルメットを被っているという点を覗けば、だが。
【性格】 怪異、と本人は言い張るものの、出会ったからといって特に何があるというわけでもない。 やたら高いテンションと底抜けにポジティブな性格のせいで、怪異っぽさは正直無いに等しい。 「立派な都市伝説になる!」と周囲に吹聴して回り、 自分の存在を知らしめるために悪行を行うアウトローと本人は言うが、 悪行の規模が地味過ぎて正直相手にされていないのが現状。 風紀委員やら何やらとコメディ染みた追いかけっこをする毎日。
【ヘルメットさんの不思議】 その@ 学園・フ制服を着てはいるものの、教師に聞いてもその素性は知れない。 普通に校内に居る上に、特に咎められても居ないところを見ると一応正規の生徒ではあるようだが…?
そのA 自分は怪異だ、と言い張るが実際ただの人間。 身体機能に特に秀でたものがあるわけでもなく、派手な異能があるわけでもない。 ただ、彼女が食事や入浴など生理的欲求に基づく行動を行っているところを見た者はいない。 |
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