<近況> 落第街での被害を問わない苛烈な取り締まりと、異能による大規模な 破壊活動は風紀委員会の中でも賛否問われており、落第街の住民からは毛嫌いされている。 サングラスの男(No.471 ルギウス様)と制御薬に関する取引を行う。 同時に、自身も制御薬を服用し異能の強化を図っている。
<容姿> 肩まで伸びた淡い金髪に大きな紅い瞳。所謂童顔の類であり、身長は160センチとやや小柄。体つきも華奢かつ非力であることから、黙っていれば女子に間違えられる事もしばしば。但し、本人は女子に間違えられる事。女々しい容姿である事を忌み嫌っており、その類の軽口には不機嫌さを隠そうとしない。 日本人らしからぬ金髪と紅い瞳は共に欧州生まれの母親譲り。父親は怜悧な雰囲気を持つ高身長の男性だが、その要素は現在まで全く受け継がれていない。所謂ハーフと呼ばれる類だが、外国語を話せる訳でも無く、本人は日本人のつもり。 両家の一族で紅い瞳を持つのは理央の母親と理央本人のみ。母親も先天性の異能と魔術の才覚を持ち合わせている為、能力の開花に高い期待を寄せられている。本人としては良い迷惑だが。 普段着は白いテーラードジャケットに黒のシャツとスキニーパンツ。 他の私服も、やたらかっちりした物を好む。 風紀委員会として活動する時は、黒を基調とした詰襟の制服に風紀委員会の腕章をつけている。 制服のデザインは第二次大戦時独逸の武装親衛隊をモチーフにしている。このデザインはクレームが来ないのかと思わなくも無いが、特に気にせず愛用している。
<性格> 社交的であり、公的な場では笑みを絶やさず、教師や組織に従順。 …という仮面を被っており、本質は傲慢・高慢・嗜虐志向という歪みきったモノ。己が目下と見た者。己が優位に立っていると判断した場面ではその本質を隠そうともしない。また、闘争(暴力に限らず)に寄って相手を屈服させる事に重きを置いている。前述した性格もあって武力・財力・暴力で徹底的に敵と争った末に屈服させ服従させる事に強い拘りを持っている。それ故に、施しや憐憫、哀れみといった感情を向けられる事を極端に嫌う。
初対面の人間には取り敢えず丁寧に接するが、一人でいる時は不機嫌そうな仏頂面か思索に耽ってぼーっとしているかのどちらか。気を許した相手には歳相応の表情を見せることもある。 また、外面を被っている時とオフの場での口調の差が激しい。つい数秒前まで出来の悪い政治家の様な口調だったかと思えば、突然小生意気な少年の様に崩れた言葉を使いはじめたりする。
本人は全く意識していないが、意外と仲間意識が強い。ただ、その性格から極めて友人が少なく、その意識が向けられる相手は殆ど居ない。故に、無自覚であるのだが。 大の甘党で甘味類には目が無い。糖分高めの甘味に舌鼓を打っている間は、やたらと上機嫌。
<経歴> 《大変容》後に頭角を表した某国の民間軍事会社(PMC)の創設メンバーであり、日本支社支社長……の一人息子。父親の命を受け、常世学園に入学した。 その目的は常世学園におけるPMCの影響力拡大と、コネクション作成。更に、理央本人が異能に目覚めている為、その能力強化も兼ねている。 また、父親から受けたやや政治的な色の強い教育により、国民国家主義的な思想を持つ。その思想を実現させる為、年齢に見合わない地位や権力を追い求めがち。 父親は実業家であり経営者。また、母親は没落したとはいえ欧州某国の貴族の息女であり、まごうことなき資産家のボンボン。とはいえ、別にそれを隠すこともひけらかす事もない。「金持ちが金を使って何が悪いか」の精神で、親の金を気前良く散財する。 父親には思春期特有の確執と愛憎入り混じった感情を抱いており、その感情も権勢を追う理由の一旦である。
<異能> 「鉄火の支配者」 自身の周囲に金属の異形を召喚し、攻撃させる。召喚される異形はあらゆる機械を押しつぶし混ぜ込んだ様な鉄屑に無理矢理砲塔を埋め込んだ挙句、其処から金属の腕と足が何本も生えている様な歪な物。異能の力が増加すれば見た目や能力も変化するはず、と自身に言い聞かせている。 拳銃弾から戦車砲・重砲まであらゆる火砲を無制限に発射する事が可能。また、異能発動時にきちんとイメージ出来ていれば、ある程度召喚する火砲・砲弾の種類を選択可能。しかし、召喚物の見た目の醜悪さと周囲への影響から、人前では余り使いたがらない。尤も、風紀委員としての任務を果たす際には積極的に行使している。 また、召喚物は移動可能であるが控えめにいっても鈍重であること。この異能で理央の身体能力等が向上する訳では無いので、対個人の戦闘は苦手。 召喚物が顕現してから戦闘状態に入るまで凡そ5秒。戦闘終了後は異能の再発動によって30秒程で完全消滅する。
・召喚物 《塹壕の偶像―多脚の異形―》 機械を押し潰した鉄塊に針鼠の様に無数の砲塔が突き出し、獣とも人間ともつかぬ足の様な物が複数生えたモノ。全長は3〜4m。全高2〜3m。重量は砲塔の数次第であるが、数百〜数千kgまで幅がある。 巨大・鈍重・過重・過剰火力。現在の理央は、この異形を複数召喚し火力で制圧する戦い方を好む。
《スクトゥム―大盾の異形―》 両腕が巨大な盾に変異した二足歩行の異形。 機動力と盾への圧力を踏み留まる為の巨大な脚と、腕部そのものが巨大な二対の盾となった両腕。そして、昆虫の様な機械式の複眼が特徴。 召喚された場合、その機動力を健脚を持って迅速に移動し、召喚主や砲兵異形の盾となるべく最前線へ展開する。 反面武装は一切持たず、敵からの攻撃を防ぐ事に特化した異形である。攻撃方法は盾で殴るか押し潰すくらい。 その単純さから異能発動から召喚までの時間が短く、連続召喚によって簡易なバリケードを築く事も可能。
《バベルの守護者【偽】―真円の異形―》 制御薬を服用した時のみ召喚可能な異形。 無数の機械のパーツで構成された直径5mの巨大な真円。 その真円を母機として、より小型の金属球が無数に召喚される。自身の周囲から無数のレーザーを発射し攻撃する。また、周囲の物質を吸収し、自己再生と子機の生産を行う事が出来る。子機である小型の金属球はレーザーの他にシールド発生能力を持ち、召喚者と母機を支援する。 制御薬の効果が現れている間のみ、この異形を召喚可能。召喚数に制限は無いが、召喚数が増える度に酷い頭痛に襲われる。
《???》
「創造主への崇拝」 自身の召喚物が存在する限り、自身の体力・ダメージを回復し続ける。 召喚物の数に応じて回復量は増減するが、基本的には微々たるもの。 召喚物がいる間はちょっと元気。傷の治りが早い。絆創膏で済むような怪我は気がついたら治っている程度。 →制御薬服用時は高等魔術レベルの自己再生能力となる。但し、その発動に応じて激しい頭痛に襲われる。
「人造神の残骸」 能力の詳細、発動条件等全てが不明。隠匿しているのでは無く、本人も全く把握していない。 異能発現時、その力を目にした父親が命名したと聞いているが、そもそも発動した記憶が無い。取り敢えず3つ目の異能として申請はしているが、使用機会は全く無い。
<魔術> 「肉体強化」 落第街で出会った《黒峰龍司》から譲渡された魔術。 体内に高密度の魔力を充満させ、肉体そのものを硬質な魔力の塊に変化させる防御面での強化。 充満させた魔力を一時的に開放し、魔力そのものを纏って攻撃する攻撃面での強化を行う。 自身の持つ異能と合わせて運用する為、攻撃力・防御力に特化し、機動力に関しては多少マシになる程度。謂わば、異能達を操る人間要塞としての機能に特化させた魔術。
「異能同調」 自身の魔力回路を異形とリンクさせ、物理的な砲撃では無く魔力を撃ち出す砲台として異形を利用する。威力は異形に充填する魔力の量による。
「Gutsherrschaft(グーツヘルシャフト)」 母方の家系が持つ様々な魔術が融合・開放されたものの一つ。 魔術名は「農場領主制」を母方の一族の母国であるドイツ語読みしたもの。 その能力の根底は【収奪と施し】であり、支配者は弱者に施し、そして弱者から奪う権利を持つという貴族的思想から発している。 周囲のありとあらゆるエネルギーを魔力に変換し、己に取り込む【収奪】と、その魔力を必要に応じてあらゆる存在に分け与える【施し】の二種類から成り立っている。 【収奪】によって取り込むエネルギーは、主に周囲の熱・電気・生命エネルギー。但し、生命エネルギーに関しては魔力や異能を持つ者からは収奪し辛い。基本的には、自身の周囲の無機物、及び意思を持たない有機物や魔力を持たない一般人から生命エネルギーを収奪するもの。 【施し】は単純に魔力を分け与えるもの。高密度であり、高純度の魔力は魔術を嗜むものにとっては大きな力となる。逆に言えば、魔術の素養が無い者に取ってはエネルギーの猛毒であり、過剰な魔力が施される事は時に大きな害を与える事もある。 基本的には、己の魔力を増大させる為に使用する。
「???」 理央本人に宿っているオリジナルの魔術。鍛錬と習熟度を上げるまでは使用しない。
【PL事項】 戦闘から雑談まで基本的には何でもありです。ご要望があれば囁きなど頂ければ幸いです。 また、基本的に口が悪いPCになります。ご不快に感じましたら、一言囁きを頂ければ控えますので、ご容赦頂ければ僥倖です。 |
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