ジョゼフ・マーキン
狩人と人狼が殺し合いを続ける死という概念のない世界出身。 彼自身は増えすぎた人狼を狩るため作られた対人狼に特化した人狼。 人狼としての身体能力はもちろんのこと、元の世界で主流であった儀式魔法を一通り修めており、技量も高い。 現代に来た経緯は不明。人狼を追撃していた筈が、何故かここにきてしまったというもの。 それからなんやかんやあって現在の講師という職に就いた。 彼の行う儀式魔術は非常に分かりやすく、独特ということで一部の生徒からは評価が高い模様。 元の世界での宗教団体「血の聖堂」への信仰は現在も続いている模様。
【外見】 無精髭を生やし、茶髪の毛はぼさぼさ、伸びた襟足はリボンで結んでいる。 顔はそれなりに老け顔で、常にへらへらした表情。 体は人狼譲りで非常に筋肉質ではあるが、ゴリではない。俗にいう細マッチョ。 服装は基本的にスーツではあるが、稀に彼の世界の正装である狩装束を着用する。 首には聖堂所属の証であるロザリオをつけている。
【性格】 外見通りからとぼけた様子で信用のならないセリフをよく吐く。 ふざけているようでもあるが彼は非常に真面目であり、かつて敵であった人狼を欺くための演技が体にしみついている為。 この世界の実情を知っているからか、現在は相手がたとえ人狼であろうが友好的に接する。 仕事とプライベートはきっちり分けるタイプであり、講師としては真面目な態度を、オフの日は生徒とつるんではっちゃけていたり。 半面人狼としての性質も持っているからか、人間というよりも獣に近い考えも持つ。
【装備/魔術/異能】 『対人狼可変式銃剣「メメント・モリ」』 大小一対の銃剣で構成される両剣。 それぞれ分離と結合による可変が可能なギミックが備えられており、それぞれに銃が仕込まれている。 強度も申し分なく、並みの攻撃では傷一つつかない程の固さと、取り回しやすい軽さが特徴。 この武装の本命は仕込まれている銃から放たれる弾丸であり、魔術を起動させる術式も銃身に組み込まれている。
『血統魔術』 自身の血液を内蔵した銀弾を供物とする儀式魔術。 予め武装に術式が組み込まれており、短い詠唱で即座に魔術を発動することが可能。 状況に応じて詠唱を選択することにより、1発の弾丸から幅広い効果を生み出すことが可能。 これにより攻撃、防御、武器の強化等戦闘においては隙のない立ち回りが可能。
『大狼化』 黒い毛皮の5mを超える巨大な狼へと変身する。 大きさ相応の身体能力を有しており、この状態では言葉を紡ぐことはできない。 変身時は使用できる魔術の数は減るが、単純な術式の魔術であれば使用が可能。
【経歴】 死という概念の存在しない終わりのない人狼との戦いの末に『血の聖堂』が作り出した技術『報われない血』という施術において作られ人工の人狼。 複数の人工の人狼で構成された部隊での大規模作戦時に数を減らしながらも勝利、自身の限界を感じ、半ば諦める形で一人自害をしようとしていたが、扉と遭遇。この世界に転移する。 転移当初は人間は死んでも聖堂で蘇らないということに驚いたり、車や電車の存在に阿鼻叫喚だったが、割とすぐに慣れた模様。 しばらくフリーターとして生活していたが、学園関係者に異世界産のしかも物珍しい魔術に目を付けられ、スカウトされるという形で常世学園の教師になる。
しかし獣として、狩人としての本能が戦うことを求めており、過去に1人自身の教え子を殺害してしまっている。 このままでは駄目だと考えた彼は異能犯罪者のみを狙う違法組織『執行者』に身を寄せ、活動している。
【情報】 常世学園の講師〇 正体が人狼×
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