2015/06/03 - 19:59~00:20 のログ
ご案内:「甘味処「あまや」」に川添 孝一さんが現れました。<補足:時代錯誤なヤンキーファッション。>
川添 孝一 > (甘味店に現れる誰が見ても一目で古いタイプの不良だとわかる男)
(店員が顔を強張らせる)
(一体この店に何をしにきたのだろう、と)
メニューを見せてくれ。
(店員は理解した)
(この不良は甘いものを食べに来たのだ、と)
川添 孝一 > (メニューを眺める川添孝一)
今日の俺は何腹なんだ………?
(お品書きを隅々まで眺めている)
待て、慌てるな……俺は甘いものが食べたいだけなんだ。
(店員はさっきの理解が確信に変わった)
……すいません、このあまやの和風パフェ~黒蜜バニラスペシャル~ってどれくらいの大きさですか。
(店員が丁寧に家族や恋人同士が何人かで食べるパーティメニューになっております、と説明する)
そうか……じゃあそれください。
(話聞いてたの!?という顔をする店員だった)
ご案内:「甘味処「あまや」」に鈴成静佳さんが現れました。<補足:チノパン+パーカー>
鈴成静佳 > こんちゃーす! 一人ですけど席空いてる?(元気よく甘味処の暖簾をくぐってくる少女。ちょうど放課後の時間に重なったか店内は混んでおり、孝一さんの隣の席が空いたところだったようでそこに通される)あ、隣失礼しまッス! なんにしようかな~(孝一さんの人となりに怯える様子もなく、メニューを吟味し始める)
川添 孝一 > おう、勝手に座ってくれ。(椅子に座ったまま大人しく相席を許可する)
……まだかな、あまやの和風パフェ~黒蜜バニラスペシャル~は…
(男にとって甘味屋は聖域-サンクチュアリ-であった)
(そこで騒ぎを起こすような真似は死んでもしないし、したら死ぬ覚悟である)
(よって不良は大人しかった)
ご案内:「甘味処「あまや」」に稲葉聡美さんが現れました。<補足:ブレザー制服・黒髪ショートの女の子>
鈴成静佳 > (ひととおりメニューをめくったあと、店員さんを呼び)それじゃアタシは~、串団子3点盛り抹茶セットお願いします!(注文を終え、相席になった男性の姿をちらちらと見る。21世紀後半という時代からは明らかに離れたチンピラスタイル、ぶっきらぼうな態度…)…あっ! もしかして川添先輩ッスか! 噂の!(大声ではないが、まるで珍獣でも見たかのような驚嘆と感激の混じったような声と表情で見つめる)
稲葉聡美 > ほえ・hellip;…ここが噂の……
(おずおずと暖簾を開けて入ってくる少女。女性客で賑わう店内を期待げに見回すが、ガラの悪そうな後ろ姿を見つけて少し驚く。さらにその相席に見覚えのある顔も見つけて二度驚いた)
川添 孝一 > ……おう。俺が川添孝一だ。そういうお前は?
(運ばれてくる川添が頼んだパフェは、巨大)
おお……これがあまやの和風パフェ~黒蜜バニラスペシャル~か…
(ゴクリと息を呑み、スプーンを手にとって、それを挟むように手を合わせた)
いただきます。(不良は甘味を前にムフ、と笑った―――不気味)
鈴成静佳 > アタシは1年の鈴成静佳ッス……です! 先輩の噂は聞いてます! すっごい強い異能者+魔術師だって。この前も校舎ですんごいバトルやったって……うわぁ、初めて見た! なんか想像通りの人ッス!(蒼穹さんとのバトルのことだろう。さすがに校舎でドンパチやれば噂にもなるが、それ以外の悪行は聞き及んでいないようだ)……おお、そのパフェ美味しそう! さすが男子は食べる量も段違いです!>川添さん
あ、聡美ちゃんじゃないスか! こんにちわッス!(手を振って呼ぶ。幸いテーブルはもう1席空いている)一緒にたべよ! ……あ、川添先輩も構いませんか?
稲葉聡美 > ……しずか先輩!こ、こんにちわーっす!お邪魔、するーっす
(鈴成の元気さを見て少し安心する。おっかなびっくり、川添の様子を見ながら席についた)
川添 孝一 > 鈴成静佳か。(強いと言われれば口元が緩んで)よせよ、今の俺はたィだの甘味ファンだ。
(格好つけて言う台詞ではない)
……校舎のバトルは、まぁ、その。あれだ。まぁいい。(川添が大敗を喫した戦いでもあった)
そうかそうか、そんなに美味そうか……
(パーティサイズだったのでついてきた残りのスプーンを差し出して)
お前も食っていいぞ。甘いものを前に人は平和でなくてはならない。
(稲葉聡美を横目で見て)ういっす。(軽い調子で挨拶を済ませた)
(そして自分はパフェの攻略に取り掛かる)
(和食系スイーツ専門店ではあるものの、洋菓子の技術も積極的に取り入れた店であるあまや)
(アイスクリームがメインとして盛られた大きなパフェ)
(白いバニラに黒蜜がかかり、官能的な美しさを秘めている)
(スプーンをバニラに差し入れると、指先に確かな手ごたえがある)
(この店は当たりだ)
(バニラがとことんまで香り高く、無節操なまでに甘く、それでいてしつこさやくどさを感じさせない上品さを秘めている)
(それはスプーンで触れた時の感触でもわかるというものだ)
(一口分掬い、口に運ぶ)
……美味い。
鈴成静佳 > えっ、食べていいんスか!? マジですか!? 川添先輩、恩に切ります!(座ったまま軽くお辞儀をすると、躊躇なくスプーンを取り、パフェを攻略する川添さんの横から黒蜜の掛かったアイスクリームを掬う)……んー♪ 美味しい! 黒蜜って冷たいものに掛けるとこんなに甘味が増すんスね! も、もう一口いただくッス!(ぱくぱくと、横からどんどんパフェをさらっていく)
……ほら、聡美ちゃんも貰おう? あ、この子はアタシと同じ寮に住んでる稲葉聡美って子です!
稲葉聡美 > ういっす、っす。
(チラと目線を向けてきた男には、その前時代的な不良のナリに反して意外なほど邪気がない。更に少し気がほぐれた様子。)
じゃあ、煮込み雑炊……じゃなくて黒みつときなこのパンケーキをお願いします!
(店員を呼び止めて注文)
稲葉聡美 > かわぞえ……先輩っすね。いなばさとみっす。よろしくっす!……っす
(やっぱりちょっと怖い。自慢の笑顔を作ったつもりだが、複雑な表情をしていたーー)
川添 孝一 > おう。(ぱくぱくと食べる鈴成を前に慌てて)おい、そのペースで食うか普通。
なら俺も……!(ぱくぱくとスプーンでパフェを食べ始めた)
稲葉聡美か。川添孝一だ、よろしく。
(甘味好きに悪い奴はいない、甘味にこそ神は宿る)
(――――そもそもこの考えを持っている川添が一般的に悪い奴なのだが)
(ただ美味いのではない、バランスがよかった)
(黒蜜の味わいが深く、それでいて控えめであり、バニラの甘さを的確にアシストしている)
(そして横にあるウエハースを口にした)
(口の中の冷たさや残った味を消し去り、さっぱりとした食感で食欲を喚起するのが目的のそれは)
(一切、手抜きのない仕上がりによりこれだけでも価値のある品になっている)
(そして底のほうにオマケとばかりに添えられている柔らかい黒餡)
(最初に見た時、これを食べるべきか迷った)
(それほどまでに、美しい黒だった―――黒蜜と対を成すほどに)
稲葉聡美 > (川添から向けられた言葉には、甘味への深い感情が込められている。少女は全くの無意識に察した。)
(その瞬間、ふっと川添に対する警戒心は消えーー)
かわぞえ先輩!さとみもゴチになるっす!
{スプーンを手に取り、二人が目の前でパフェを溶かしていくのに参戦する!)
鈴成静佳 > アハハー、さすがにガタイのいい男子の食いっぷりには追いつけないッスよ(とはいえ静佳の食べるペースも平均的女子からはかけ離れている。しばしスプーンを咥えて思案したのち)……店員さん! このパフェもう一個ください! うん、もし川添先輩が食べなくても聡美ちゃんとアタシなら2人で1個くらいいけるよね!(見切り発車)
えっと、何でしたっけ……《ルナティック・トロウル》でしたっけ。すっごいパワーで校舎の壁に穴も開けたって噂ですよ。そのパワーの源はやっぱり甘味ってことなんですね! 合理的ッス!(その異能で何十人もの二級生徒を病院送りにしている鬼神だということは知らないようだ)
川添 孝一 > おっおっおっ!? おい、三人で食ったら普通のサイズのパフェだろうが!
あっという間になくなっ……(追加で注文した鈴成に呆れ顔)
普通、追加でこのサイズ頼むかぁ?(パフェを食べながら)ま、俺もまだ喰い足りないがな。
稲葉聡美、お前も追加のパフェ食うんだよな。
こうなったらガチだ、総力戦の覚悟で食うぞ。晩飯は諦めろ!
(異能の話になれば口が重くなる)
ああ、いや……あの穴を開けたのは俺じゃなくてだな………
(それでも満足げに頷き)俺のパワーの源が甘味であることに疑いはないがな。
お前ら、黒蜜ときなこのパンケーキとか自分の頼んだ分も忘れずに食えよ。
甘味を残すなんて、バチが当たる。
稲葉聡美 > うっす!あ、鈴成先輩ありがとっす!わたしのこれも、どーぞどーぞ。みんなで残さずいくっすよ!
(聡美の前に運ばれてきた、生クリーム・きなこ・抹茶アイス・黒みつで彩られた三枚のつぶあん入りパンケーキ。すすっと三人が手を出せる位置に移動させる……そして何やら物騒な話に気づく)
鈴成静佳 > …う、うんうん、甘味を残すなんて良くないッスよね!(若干顔が青くなる。団子セットを頼んでいたことを失念していたようだ。しかしすぐに決心を硬め、腹をパンと叩いて気合を入れる)……あ、アタシも覚悟を決めるッスよ。聡美ちゃんは逃げるなら今のうちッスよ……あっ今のウソ、逃げないでね?
それにしても……パフェ食べてるときの川添さんってとても楽しそうです。あ、女の子が2人も一緒だからかな? アハハハ……(頭をポリポリ)川添さんが強くて、ほとんどの風紀委員の人とかじゃ歯がたたないって話も聞きますし。なんとかメソッドでAA……でしたっけ。アタシなんかどんなメソッド云々で測ってもC級とかそこらの能力ですし、いやー、エネルギー補給中で怒ってないときの先輩に逢えてよかったッス!
鈴成静佳 > (自分の団子+抹茶のセットも届く)団子もちょうど3本。よし、みんなで分け合おう!(3本とも自分の腹に収めるのはリスキーと判断して意見の誘導)聡美ちゃんのパンケーキも……ぱ……パンケーキも……や、やってやるわ!(意を決してパンケーキをフォークに刺し、口に詰め込む。そしてつぶあんの甘味を舌全体で味わった後、抹茶で無理やり流しこむ)あ、熱っ!!
川添 孝一 > んじゃ、俺もパンケーキもらうとするか。
(食べれば生クリームの味わいが口いっぱいに広がる)
(口の裏をくすぐるような絶妙なパンケーキの柔らかさもさることながら、甘味としてトータルで素晴らしいバランスだった)
おお……これもいけるじゃねぇか、この店は当たりだな。
そうだぞ、三人で食えば何とかなるだろうが。
甘味で腹いっぱいになりそうだな……
ん?(スプーンを持ったまま鈴成静佳の話を聞く)
そうだな……怒ってない時の俺でよかったな、お前ら。
(怒っている時の自分、それはほとんどの時間である)
(何が自分をここまで腐らせたのだろう)
(それを再確認しなければならない)
(―――自分が知ったこの常世学園の真実に、裏付けを取る時が来たと感じた)
……ま、レモンシードメソッドでAAランクなのはな。
定期的に甘いもんを食べてるからだ。(冗談めかして言って誤魔化した)
それで、鈴成静佳の異能はどんなんだ?
鈴成静佳 > お? じゃあアタシも甘味食べ続ければランクアップできますかね! よーし、そしたら今後は料理部で作るのはスイーツ限定にしちゃいますかね、ムフフッ! 料理ができて異能もランクアップなんてサイキョーの部活になっちゃうッスよ!(串団子を頬張りながら、口車に載せられる静佳)
アタシの異能ッスか。大したことないですよ……こんな感じで(食べ終えて団子の残りカスがこびりついた串を、皆に見えるように掲げる。するとその串が、いやそれを持った右手全体が激しく振動をはじめ、串の像がぼやける)…こんな風に身体を振動させる能力。それだけ!(震えさせたまま串を自分の口に横に咥えるように運ぶと、歯に振動があたってギギギッという音がテーブルに響く。口の端から串を抜いていくと、串は新品同様にキレイになっていた)…ま、こんな能力もきっと使い様ッスよね。ケンカに巻き込まれたらひとたまりもないけど!
稲葉聡美 > むほっ!?
(はむはむともらった串団子を頬張っていたが、鈴成の能力の一面を目の当たりにして驚く。自分の串と何度も見比べた。)
そんな使い方も……!やっぱ静佳先輩の能力、すごいっす!
川添 孝一 > ははは、そりゃー頼もしいもんじゃねぇか。
(串団子を手にして一口)
………。(考える――――自分も入学した時にはこの子たちのように純粋だったと)
(世の中は甘いだけではない、しかし、自分のように生きることは愚かなことだと心のどこかでわかっているのかも知れない)
…この串団子も美味いじゃねぇか、なぁ。
(努めて明るい声を出した)
それが鈴成静佳の異能か……振動能力、レアなほうじゃねぇか。
ま、何事もケースバイケースだ。喧嘩なんてしたい奴がすりゃいい。
(何を言っている、自分は平和に暮らしている人間にも喧嘩を売るくせに)
(心痛が走った)
そうだな、便利だ便利。(稲葉聡美と一緒になって囃し立てて)
(それからしばらくして)
ん……そろそろ時間だ、俺はお暇させてもらうよ。
腹いっぱい甘いもん食ったら気分が上向いたよ。
(大きく伸びをして)本当に。(晴れやかなのに陰のある、笑顔)
んじゃな、鈴成静佳。稲葉聡美。
またどっかで。(自分の分の勘定を支払うと、甘味屋を後にした)
ご案内:「甘味処「あまや」」から川添 孝一さんが去りました。<補足:時代錯誤なヤンキーファッション。>
鈴成静佳 > こちらこそ楽しかったです! やっぱり甘味は大勢でワイワイ話しながら食べるに限るッス! えへへ……また一緒にスイーツ食べましょうね。あ、料理部にも来ていいッスよ!(校内一の不良児と一時を共にした者とは思えない、幸せそうな笑みを向けて、川添さんを見送る。川添さんの心痛、葛藤、そんなものはつゆも知らず)
……いやぁ、聞いていたよりずっと穏やかな人でしたねぇ。さぁ、聡美ちゃん、パフェの残りを片付けちゃおう!
稲葉聡美 > (……川添には、何かある。)
(彼の心に闇を落とす何かが……)
(しかし幼い聡美にとっては、川添の笑顔がどこかひっかかるーー程度の曖昧な感想の域を出ることができない)
……かわぞえ先輩、ごちそうさまっす!
鈴成静佳 > ……ん? 聡美ちゃん、いつもの笑顔はどうしたッスか。やっぱり、川添先輩が怖かったッスか?(静佳も表情に心配感を浮かべ、覗きこむ)
稲葉聡美 > あらためて、頂きますっす。
(川添は終始穏やかだったが、彼が店を出ると店内の活気のボリュームは一段回上がった気がした。)
……あっ。大丈夫っす。……最初は少し怖かったかな。(笑顔を取り戻し、パフェをつつき出す。)
かわぞえ先輩……喧嘩で有名なんすか?
(やはり気になったという感じで問うてみる)
鈴成静佳 > アタシも、最初正体に気付いたときはちょっとだけ肝が冷えたかな……。でも、やっぱり甘味は仲良しの触媒ッス! 同じ皿のスイーツを食った仲だし、もう今は怖くないよ!(聡美さんが笑顔を取り戻せば、静佳の顔からも緊張はすぐに失せ、パフェの処理を淡々と進める)
……んー……ホントに噂でしか聞かないんだけどね。学内でケンカの噂が流れたら8割方はあの人が関わってるとか。この島ではケンカとかは避けて暮らそうとは思ってたけど、異能使って暴れまわってるって言うし、同じ異能使いとしては一度は会っておくべきかなぁとも思ってた。フフッ、だから甘味の店で会えたのは幸運かもね!
稲葉聡美 > ふうむ……(パフェを一口……相当量が胃に収まったものの、未だその甘味は脳を蕩かす。)
……最初は怖かったけど、話したらそんなケンカばかりな人には感じなかったっす。
(なにか感じたようだが、深く考えず、舌の上で踊る快楽と安直に結論付けた)
うん、スイーツは最高のこみゅにけーしょーんっすね!
鈴成静佳 > (静佳らしからぬ真面目な顔つきに変わり)…うん、そうだね。あの人は狂犬じゃない。とても冷静な人。ちょっと惚れちゃうかもね。噂通りにあちこちで問題を起こしているなら、それはそれで理由があるんだろうけど…(すぐにまた表情を崩し、器の底のつぶあんを掬う)…ま、アタシたちにはきっと関係ないけどねー! アハハー!
さて、パフェも団子もパンケーキも見事完食! アタシたちすごくね!? それじゃ寮まで帰ろ……ウップ!(立ち上がろうとし、またすぐ座る)……あー……お腹重っ……す、少し休んでから帰ろうか!
稲葉聡美 > ……ん。うん。(鈴成の表情の変化を見ながら、生返事ーー)
ぷはぁ、頑張ったっす。かわぞえ先輩の言うとおり、夕ごはんは食べられないっすねえ……了解っすー
(おなかをさすりつつ、財布の中身に思考を傾ける……大丈夫、十分ある)
ご案内:「甘味処「あまや」」から鈴成静佳さんが去りました。<補足:チノパン+パーカー>
稲葉聡美 > しずか先輩、またーっす!
(店を出て、鈴成と別れーー寮への帰途につくわけでもなく、少女は夕闇の中いずこかへと歩いて行く)
ご案内:「甘味処「あまや」」から稲葉聡美さんが去りました。<補足:ブレザー制服・黒髪ショートの女の子>