2015/06/04 - 17:09~04:45 のログ
ご案内:「常世公園」にサトー・桜木さんが現れました。
ご案内:「常世公園」からサトー・桜木さんが去りました。
ご案内:「常世公園」にサトー・桜木さんが現れました。
サトー・桜木 > 人通りもまばらな夕方の公園、レトロなステレオを抱えて広場へとやってくる
周囲を軽く見渡せば、何かに納得したように頷いてステレオの電源を入れる
公園に響いていく、陽気なメロディと重低音に合わせて軽く軽く頭を振りながらの準備運動を始める…
「うっし、やるかーっ。ステージ開幕っと!」
誰にでもなく声を上げれば、ステレオの重低音に合わせてステップを踏み始める
サトー・桜木 > まずはアップとばかりに足運びから、踏み出したステップは軽やかに、淀みなく
メロディの盛り上がりに合わせて徐々に上半身にも動きを付けてゆく
誰に見られている訳でもない、ギャラリーはおらずとも青年は楽しげに
一人ぼっちのステージで軽やかに踊り続ける
サトー・桜木 > 流れる音楽もクライマックスに向かうにつれて、ステップも激しくなっていく
滴る汗とは裏腹に、その表情は涼しげですらあり満足感に満ちている
ラストのサビに合わせて、バク転を一度、二度、三度目は手をつくことなく宙返り
着地とともにボージングを決めたところでステレオからは音がフェードアウトしていった
余韻に浸るように暫しその体制のままでいたが、特に観客がいた訳でもない事に気が付けば大きく息を吐いて
近くのベンチにおいてあったタオルで汗を拭い始めた
サトー・桜木 > 「最近バイト漬けだったし体力落ちてんなー…走り込みの距離増やしてかねーと
ってかあそこのステップもうちょいどうにかなっただろうに。なんだよあのその場しのぎ感は。ダメ。全然ダメ。なってない」
うー、とかあー、とか自分に対する自分からの駄目出しに唸る。
サトー・桜木 > しばしぶつぶつと、イメージトレーニングと休憩を兼ねてベンチに座りこんで何やら呟いていたが
すっく、と立ち上がればタオルをベンチに引っ掛けて再びステレオの再生ボタンをスイッチを入れる
「考えたところでしゃーねーし動け動け、体で覚えるのが一番だ」
先ほどと同じ音楽、再びステップを踏み始めた
ご案内:「常世公園」に川添 孝一さんが現れました。<補足:時代錯誤なヤンキーファッション。>
川添 孝一 > (ステップを踏んでいるサトーの近くを不良が通りかかる)
おっ、サトーじゃねぇか。なんだオイ、今日もダンスの練習かァ?
(ポケットに手を突っ込んだまま近づいていく)
サトー・桜木 > 近寄ってくる他と見間違いようのないヤンキールック…旧知であるところの川添の姿に気が付けば、よっ、と軽く手を上げて挨拶
と共に、これが終わるまで待てというような手振りをしてからダンスへ集中を戻した
~数分後~
「っふぃー、よう孝一。ナイスギャラリー、例え腐れ縁ヤンキーでも見られてると違うわ、サンキュー。」
タオルを首に引っ掛けて川添に近寄っていく
「そういうお前は何やってんだこんなとこで。ブラつくのが趣味なのは知ってるが」
川添 孝一 > 拍手は要らねぇよな?(腕を組んで仁王立ちしながらダンスを見ていた)
うるっせぇな、俺だって暇じゃけりゃてめーのダンスなんか見てねーよ。
(サトーは川添孝一にとって数少ない友達であった)
(そのため、こうしてお互い軽口を叩きあう)
いやぁ、ここらへんの甘味屋を開拓しとこうと思ってよォ。
なかなか見つかりゃしねぇ。今日はハズレだな。
ところでよ、今の音楽なかなか良いじゃねーか。相変わらずセンスだきゃ悪くねぇ。
サトー・桜木 > 「やめろよ、お前が拍手なんてしたら常世島に流星群が降り注いじゃうだろ。それでもなんとかするだろーがこの島の連中なら」
入学一年目にして留年、という何ともアホな事をやらかして新一年の間で浮いていた存在であるハーフエルフ
そしてその一年の中でも一際目立っていた鼻つまみ者であるところのヤンキーの川添
浮いた存在同士、妙に気が合う…という訳でもないが、交友が始まり一年の月日が経った訳で。サトーにとっても川添は友人といえる相手の一人だった
けらけらと笑いながら持ってきていたスポーツドリンクに手を伸ばす、喉を潤せば向き直って
「あー、さっき来る時クレープの屋台なら出てたぞ東側の入り口んとこ。割りと女子がたむろってたから美味いんじゃね?」
「ありがとさん、まぁ曲の良さにまだ俺のダンスが追いついてこねーんだけどさ。っつかこないだ貸したCD返せお前」
川添 孝一 > オイ、てめー俺をなんだと思っていやがる。
東急デスティニーランドに行った時にはアトラクションごとに拍手してるっつーの。
(時代錯誤な不良と、苗字みたいな名前をしたハーフエルフ)
(奇妙な友情、そして奇妙な絆がそこにあった)
えっ、クレープか! 今日はクレープも悪くねえな……教えてくれてサンキュな。
あー、まだ聴いてるんだよアレ、なかなか名曲揃いじゃねーか。
んじゃ聞くけど俺が貸したデスティニーアニメ見たんだろうなァ?
いや、ほんっと名作なんだぜ、姉と由紀の皇女。
(通称アネ由紀を見て川添は泣く―――10回見たら12回は泣く)
サトー・桜木 > 「それはアトラクションに対してであって人に対してじゃないだろ。人のパフォーマンスに対して面と向かって拍手をするような甲斐性がお前にあるとは…とてもじゃないが俺には思えないんだけど」
つるんで何処に行く訳でもない、待ち合わせをして遊ぶような間柄でもない
しかし顔を合わせば遠慮無く言葉を交わし、屈託無く笑える、そんな間柄
「まぁあの手の店、日が暮れてくると店じまいする事多いしそろそろ微妙な時間な気もするが。
んじゃ飽きたら返せよ。見つけるの苦労したんだからなあのCD…あぁ見たよ見た見た。デスティニーアニメとか金曜映画ショー以外でひっさびさに見た
お前ほんとベタなの好きよな…確かに面白かったけど。俺はトイ物語のが好きだな。思い出補正もあるだろうけど」
あくまで面白かった、レベルの話として処理しているがサトーも泣いている。3回程見返して三回とも泣いている。
川添 孝一 > ム………それはまぁ、そうだな。(認めた)
ぶっちゃけ不良だからよォ、ストリートパフォーマーとかに拍手してたらかっこつかねーんだよ。
何、んじゃあもう時間的に無理じゃねーか、仕方ねぇ明日にもう一度来るか……
わかったわかった、絶対返すからよォ。
デスティニーアニメは出色の出来のものばっかだから! また貸すからまた見ろよオウ!
ベタ、良いじゃねーか……トイ物語も最高だよなァ。
あれ見た後に俺が持ってる玩具も知らない間に動いてるんじゃねーかって思って夜眠れなかったし。
んで、アレだ、まだバイトやってるのかサトー。
苦学生? っての? 俺にゃよくわかんねーがなぁ。(カツアゲしてるから)
サトー・桜木 > 「かっこつかねーって言うならまず甘味屋巡りやめた方がいいんじゃねえの…何より一番不良っぽくねーよそこ…スイーツな女子塗れの中に一人いるヤンキーってカッコ悪いというかむしろ面白いぞ見てて」
からかうように笑い、んじゃー明日は一緒に食うか?等と誘いもしつつ
「なんでそんなに不況したいんだよ、初めてのオフ会みたいなテンションになってるじゃん。見るけど。貸されりゃ見るけど。
そして女子か、夢見がちな女子か。メルヘンでスイーツな女子か。お前外観をその主観に合わせて性転換したらたちまちサークラお姫様だわ」
当たり前だ、と言わんばかりに腕を組めば頷いて
「先週まですっげー忙しかったんだよバイト。おかげでこれから暫くはシフト空いたんだけどさ
苦学生って程じゃないだろ、他にもバイトしてるヤツなんていくらでもいるし。俺の場合は夢に向けた貯金の為だし」
川添 孝一 > ………そうなのか!?(今知ったというリアクション)
いやでもスイーツやめたら俺じゃねえ……!(わなわな)
(そうだな、明日の放課後にクレープ食うべと二人で会話を交わして)
そりゃあ……デスティニーランドの光を色んな人が知っていたほうが良いに決まってんじゃねぇか…
だ、誰がサークラお姫様だコラァ! 俺は不良だよ!!
(肩を竦めて苦笑しながら)そりゃー大変だったなァ。
夢に向けた貯金ねぇ……やっぱ将来はダンスで食ってきたいのかよ?
サトー・桜木 > 「えっ」
えって顔
「今まで誰にも指摘されてなかったのかよ…と思ったけどお前友達いないもんな…ごめんな…今まで教えてやらなくて………お前はお前のままでええんやで………」
とても、とても生暖かい視線
「変なところでマメというか真面目というか…好きなものは好きだと言いたいのはわかるがうん…(不良としてどうなんだろうか、とは言わずにおいた)
サークラも不良も社会的にはアレって意味では一緒よ。分かれよ。」
「当然のパーペキだ。世界中、異世界まで含めて全部を俺のステージにするってのが俺の夢だからなー
まぁその為に努力をするも、なんも金が必要ってこと。世知辛いわ」
川添 孝一 > う、うるせぇ!! 俺はお前みたいに色んな奴とつるんでるわけじゃねーからな!!
(人はそれを友達がいないと言う)
その視線やめろ殺すぞ!!
社会的にアレなのは重々承知してるが不良はツッパってるからいいんだよ!!
ツッパることが男の勲章であり伝説なんだよ!! そこんとこわかれクラァ!!
(最後の恫喝をちょっと噛むくらい動揺している)
そうか、夢か…………(サトーの言葉を最後まで聞いてから)
なァ。夢を持ってるってどんな気持ちだ? 熱いのか? 苦しいのか?
ご案内:「常世公園」にクラスカさんが現れました。<補足:小奇麗な服で銀色の前髪が眼にかかっているため前が見辛そうな男子生徒>
クラスカ > 公園の街路灯変えるのも生活委員会の仕事なのかァ……。
(配布された資料を眺めて嘆息する。『学園都市』の定義は曖昧で、本当に学園回りを指すこともあれば、島全体として扱われる場合もある)
業者に頼めばいいじゃん、ねえ。産業潤うよきっと。
(悪態をつきながら、最初の目標物である電灯を目指そうとしたところ)
(会話をしている二人の男子生徒を見つける)
(一人は悪名轟く―生活委員会での先達にあたる人物。もう一人は、きっと品行方正な生徒なのだろう、記憶領域の中から該当する人物はいなかった)
(気付かれる前に、慌てて物陰に隠れる)
サトー・桜木 > こいつは決して悪い奴ではない。なんていう事を言える人間では無い事は良く知っている。
ただ、付き合う事が出来ない程の悪い奴ではないのだが…何故こいつは『こう』なんだろうか。軽く嘆息して
「へいへい、寿命が来たら好きに殺してくれ。俺より長生き出来る自信があるならだけど」
「すっげー古いポップスの歌詞みたいな事言ってるな…男だったらやってやれ、みたいな気持ちは分からないでもないんだが」
恫喝にも慣れたものである、受け流せるくらいでなければこの男との付き合いはこなせない
「そりゃ、人によりけりだろ。俺は苦しいより熱の方が勝つけどさ。なんつーかな…
こう、分かりやすく目先に人参釣られてるみたいなもんだし、やる気は出るよな。そういうお前はねーの、なんかそういうの。」
サトー・桜木 > 「…ん?」
キョロキョロと、周囲を見回す。視線を感じたような気がしたのだが…
川添 孝一 > てめーそりゃズルいだろ。
お前ハーフエルフだからぜってー俺より長生きするだろ。
(真面目に殺すと言っているわけではないので冗談も言う)
お前も男ならわかるだろ、意地を張ることがどれだけ大事かがよォ。
………あ、サークラ姫言われたの初めてで地味にダメージが。
……そうか。(サトーの夢は、熱い)
俺は……(逡巡の末に)夢なんてねぇよ。そんなもん、不良が持つもんじゃねー。
(どうにも歯切れの悪い言葉で否定した)
(クラスカに気付くことはない、そもそも生活委員会なのでお互い認識こそあるが)
クラスカ > (偶然とはいえ泣く子のオシメを変えさせる鬼の川添孝一のプライベートを覗き見していたと知られた後の処遇を考えたら)
(ここで隠れる選択肢を取ったことは正解と言い難い)
(気付かれなければそれでよし、見つかった場合は……その時に考えることにした)
(川添ともう一人の男子生徒はどんな繋がりか気の置けない中のようで)
(この弛緩した空間に漂う空気を醸し出している張本人が彼だとは、到底考え辛かった)
(最初に挨拶した時は、虫の居所が悪かったのか無言で睨まれて「死ね」と言外に吐き捨てられたような悪寒さえ抱かせた)
あんな表情もできる人なんだな。
(実の年齢は知らないが。噂に聞く不良の、年相応な素顔を、垣間見た気がした)
クラスカ > (公園内に散在するは街路灯は、全て同じ白光を放っている)
(後は問題なしを報告するだけで仕事が終わる。友人間の語らいには、自分という異物は邪魔になるだけだ)
(気配を殺し、小さな背中を更に小さく丸めて、静かに公園を後にする)
ご案内:「常世公園」からクラスカさんが去りました。<補足:小奇麗な服で銀色の前髪が眼にかかっているため前が見辛そうな男子生徒>
サトー・桜木 > 「どーなんだろうな実際、イマドキのハーフエルフってあんま数いねーからさ、伝説上みたいに長生きなのかどーかも良く分からないんだよな」
軽く肩を竦めて、小首を傾ける。
「まーせいぜい長生きしてくれ人間くん。ダチに先に死なれるってのも面白くねーから」
「分かるけど、俺はプライドよりも大事なモンがあるしなぁ。意地を通して芯が折れたら意味ねーじゃん?
ってかメンタル。不良、メンタルを強く持て。お前それでこれからも不良やってけんのか不良」
本当に、なんで不良やってるのかがいまいち分からない奴だ
その歯切れの悪さから、何事かを察せない程の鈍感でもない
しかし、そこに対して突っ込んだところで何かを漏らすような性格では無い事も知っている
大切なのは意地を張ることだなんて言うような男だ。弱みを見せるはずも無いだろう
「そっか、不良もなかなか大変だな孝一。好きなように生きてる癖に、そこらの奴よりよっぽど縛られてるようにも見えるわ」
川添 孝一 > そうか……俺は人間だが、この異能を持ったことで寿命が延びるのか縮むのかすらわからん。
(肩を揺らして笑って)が、今の言葉を聞いたなら俄然長生きしてやろうって気になったぜ。
てめーの葬式に出てやる。
プライドよりも大事なもんなんて、俺にはそうそうねぇよ。
テメェ、不良不良連呼するんじゃねー! チンピラって呼ばれるよりいいけどよォ!
(形だけ怒って吼える)
………そうか? そうかも知れねーな………
俺は俺を閉じ込める檻に我慢ならねーが。
自由と言う言葉にこだわりすぎて、縛られてるのかも知れねぇ。
(顔を左右に振って)忘れろ。
それじゃ順当にクレープ屋も閉まったろうし帰るわ。
明日ガッコーでな。CD返すからクレープ屋行く約束忘れんなよ。
(背を向けて歩いていった)
(この会話を覗いていた男子生徒に気付くこともなく)
ご案内:「常世公園」から川添 孝一さんが去りました。<補足:時代錯誤なヤンキーファッション。>
サトー・桜木 > 「よしよし、その意気だ。せいぜい生き急がずゆっくりと生きるがいいさ
ちゃんと香典は用意しとけよ、それと、泣くなよ。お前がボロボロ泣いてたらみんなドン引きするだろうしな」
そんなに長い付き合いになるつもりなのかよ、という言葉は口に出さず。同じように笑った
「俺にはその気持ちが良く分かんねーんだよな、親父がサラリーマンだからかね。頭下げて済むならそれでいいじゃねえかって思うし
だからって孝一孝一連呼してもそれはそれで気持ちわりぃじゃん」
おー怖い怖い、とばかりに軽く身を震わせて
「らしくねーなぁ。ま、一時の気の迷いってことにしといてやろう。感謝しろ」
この様子では何を言っても梨の礫だろう、特に突っ込みはしない
しかし、忘れろと言われても…そのらしくない言葉は、忘れられる訳もなく
「おー、お前こそサボんなよ。んな事言っといてお前のがよく忘れるんだから
んじゃな、俺はもうちょい練習してくわ…すっかり体が冷えちまったしアップから、だな」
軽く手を振って、悪友を見送り…再び準備運動を始めた
その後暫く、ダンスの練習を続けてから帰っていった
ご案内:「常世公園」からサトー・桜木さんが去りました。<補足:着崩した学生服のハーフエルフ男子>