2015/06/09 - 18:51~22:27 のログ
ご案内:「教室」に川添 孝一さんが現れました。<補足:時代錯誤なヤンキーファッション。(乱入歓迎)>
川添 孝一 > ぼッくらッのギルドのマスターはァ♪
(歌いながら放課後の廊下にモップをかけている元・不良)
フンフフーン、フンフフーン、フンフフンフ マウス!
(気持ちよく歌いながら長い廊下を掃除していく)
川添 孝一 > (彼は元々文句を言いながら生活委員会の仕事をこなしていたタイプだった)
(しかし更正した今、殊更真面目に生活委員会に従事するようになり)
(こうして放課後や休日を使って校舎の清掃やインフラ整備をしている姿がよく見かけられるのだった)
(それにしてもデスティニーマウス・マーチを歌いながら掃除をする特攻服を着た男というのは不気味である)
川添 孝一 > ゴートゥーヘール ゴトゥヘール 地獄ー落ちるのーよー♪
(姉と由紀の皇女略してアネユキまで歌い始めた)
(彼はこの映画が非常に好きである)
(10回見て12回泣く程度には好きである)
(時折通りかかる生徒がSAN値削られた表情で足早に去っていく)
ご案内:「教室」に井戸木さいこさんが現れました。<補足:黒い髪に、アメジストとエメラルドのようなムラサキと緑のオッドアイ、シャツにタイトスカートにヘッドドレス、さいころの髪飾り。>
井戸木さいこ > 忘れ物忘れ物……
(教材を忘れて取りに戻る新米教師。――あ、誰かいた。)
……あ……。
(目に入るのはいつかの路地裏の少年。
名前は名簿で憶えたから、分からない訳じゃない。けど、歌ってた。メロディも町中で聞いたことがある。
なんだっけ、と思ったが、それはそれとすることにした。)
井戸木さいこ > ("……そっとしておいた方がいいのかなぁ?"
そう考えながら、そそくさと教壇の下?の教材が入りそうな所を探る。あったあった。)
川添 孝一 > あ…………
(視界に入るあの女は―――ついにこの時が来てしまった)
(前に路地裏で暴力を振るった女)
(今は教師になっているらしいと噂は聞いていた)
(だが)
井戸木さいこ…先生だな。久しぶり、それと。
(頭を下げなければならない)
前はすまない。俺の悪行を止めようとしてくれた人に暴力を振るっちまった。
殴りてーなら殴っていい。刺したいなら刺せ。土下座しろってんならする。
本当に悪かった。(頭を下げ続けて)
井戸木さいこ > うふふ。お互い様だよ。
私もあの頃は余裕がなくて、切れたナイフみたいなものだったからねぇ。
それに、別に、川添君の悪行を止めようなんて、思ってなかったもん。
(声を掛けられれば振り向く。
"下げなくていいよ"、と背を伸ばして手で押そうと手を伸ばし、頭を上げさせようとする。)
結局、気に入らないから、失うものがなにもないから歯向かった。
ただ、それだけ。
……それよりも目、大丈夫?
川添 孝一 > さいこ先生………(顔を上げて)
……そうすか、あん時にはてっきりカツアゲ止めようとしてんだとばかり。
でもま、結果としては一緒すわ。俺は目を抉られて、センセーは骨の銃で撃たれた。
……眼はその日の晩には治ってましたっす。
俺のルナティック・トロウルは自己再生能力高いっすからね。
(顔を上げて相手の顔を改めて見る)
……なんか、センセーあん時と印象違いますね。良い方向に転がったっつか。
井戸木さいこ > うふふ。そうかも。
あの後来島先生に手当してもらって、居候させて貰っていてね。
それから、色々上手く行った。先生になれたから、立場も手に入った。
後は、先生だもん。ちょっとはかっこつけるかも。
(少し、胸を張ってみせる。)
うん。川添君が再生能力のある異能持ちで良かった。それがなかったら取り返しの付かない疵だったと思うから、ごめんね。
(頭を下げて、上げる。
ああ言った手前、下げすぎるのも良くないが、けじめとして下げるべきだと思ったのだろう。)
……川添君も、見ない内に変わったね。
良い方向に転がったのもお互い様、かな?
川添 孝一 > そうすか……傷跡、残ったりしてねっすか?
大丈夫じゃないなら、言ってください。責任取りますんで。
(刺された眼の瞼を撫でる)
ロクでもねぇ奴だったんだ、自業自得ですよ。
いいんです、センセー。お互い様ってことで手打ちにしましょう。
そうすね……知り合いと色々話せて、変わる切欠をもらったっつか。
もうツッパるのはやめました。意地を張るなら男伊達がいい。
井戸木さいこ > ん、大丈夫だよ。
来島先生、腕の良いお医者さんだったから。
見る?
(冗談めかして、服に手を掛けた。)
なんてね……そっか、良い知人を持てたんだね、川添君。
やっぱり、持つべきものは人との繋がり、なのかな。
わたしも、一人ぼっちの時はああだったし。
川添 孝一 > そっすか、よかった!(表情が明るくなる)
(顔が真っ赤になって両手を振って)いえいえいえ!!
そんなとんでもない! センセー身持ちが減りますって!
(からかわれ、露見するのは、童貞か――――そんな川柳を心の中で詠んだ)
……そっすね。俺、今でもダチは少ないんすけど。
それでも大事な絆ばっかりだ。守りたいと心から思えるほどに。
やっぱ一人はいけねえ。(モップを片手に頬を掻く)どんどん荒んでいく。
井戸木さいこ > うふふ。心配してくれてありがと。
……本当、かっこ良くなったね、川添君。
("慌てる所はちょっと可愛かったけど"、なんて付け加えつつ。)
あ、そうだ。わたしもまだまだ、表に立てるようになったばかりで、
友達も知り合いも、あんまり居ないんだ。……川添君、友達になってくれないかなぁ?
(言葉と共にウィンク一つ。そして、川添を見つめるだろうか。)
川添 孝一 > ……まだまだ過去の罪を清算してないっすわ。
それができるまで俺ゃただのゴンタだ。
……償うことの本当の意味がわかるまで、足掻…かわいいて!
センセーひどいっすよ!!(顔が赤いまま抗弁して)
そっすか、んじゃ。(ウィンクする彼女は、とても可愛らしく見えた)
(手を差し出して)握手しましょう。ダチになるのと、今までのことを水に流す握手だ。
俺、生活委員会すから。人の過去を水に流すのだって得意すよ。
井戸木さいこ > うふふ。頑張ってね。川添君なら、きっとやり遂げられるよ。
……うん。握手しよっか。川添君。
(人懐っこく微笑んでみせ、握手を交わす。
彼の男らしい手が、不思議と頼もしく、大きく感じた。)
うふふ、わたしも生徒指導員にさせて貰ったんだ。
色々思う所が有って……何だか、一人ぼっちの子とか、何だか放っておきたくなくて。
自分がそうだったから、同じような人に何かしたいと思ったのかも。
川添 孝一 > はい! 必ず、この街に償いをしてみせます!
(握手を交わすと、一つ心の中にあるしがらみが消えた気がした)
生活指導員に……さいこセンセーなら、きっとたくさんの生徒の心に触れられます。
……廊下が、掃除で綺麗になるみたいに…
人の心もピッカピカにしてやってください。俺ゃ応援してるっすよ!
あ、しまった。(間抜けに口を開けて)まだ二階と三階の廊下掃除が終わってねぇ! 先輩にどやされる!
そ、それじゃ俺はこれで! また会いましょう、ダチとして…っす!(バケツとモップを持って駆けていった)
ご案内:「教室」から川添 孝一さんが去りました。<補足:時代錯誤なヤンキーファッション。(乱入歓迎)>
井戸木さいこ > ありがとう。うん。出来るといいなぁ。
……またね、川添君。
(笑みを浮かべ、見送るだろう。)
さ、わたしも頑張らないとね。
元気、貰っちゃったかも。
(握手の感触を思い返しつつ、忘れ物の教材を持ち直す。
そうして、ゆっくりと歩き去るだろう。)
ご案内:「教室」から井戸木さいこさんが去りました。<補足:黒い髪に、アメジストとエメラルドのようなムラサキと緑のオッドアイ、シャツにタイトスカートにヘッドドレス、さいころの髪飾り。>