2015/07/03 - 16:43~01:42 のログ
ご案内:「考古学試験用特別遺跡」に畝傍・クリスタ・ステンデルさんが現れました。<補足:短いブロンドの髪と赤い瞳、オレンジ色のボディスーツ姿。散弾銃を携帯>
畝傍・クリスタ・ステンデル > 散弾銃を抱え、橙色に身を包んだ少女が訪れたのは、考古学の実地試験に用いられる特別遺跡。
彼女の目的はもちろん、この特別遺跡の探索であった。
座学は苦手な畝傍であったが、身体強化実験を受けた肉体を持つ彼女にとって体を動かす試験は大の得意分野だ。
試験の受験登録を行った後、通信記録素子をしっかりと装着する。
そして、遺跡の入り口である転移魔法陣に立つと、
「……すぅ……はぁ……」
と深呼吸しつつ、転送完了を待つ。

畝傍・クリスタ・ステンデル > 【部屋 1/5】 [1d15→14=14]
畝傍・クリスタ・ステンデル > 14.
四足の獣を象った石像が据えられている。その横には現代語で何か書きつけられている。
「朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足。この生き物は何か?」
謎に答えられなければ石像が動き出し、自分たちを襲ってくるようだ!

畝傍・クリスタ・ステンデル > 「あさはよんほん、ひるはにほん、ゆうはさんぼん……?」
畝傍はゆっくりと石造に近づくとその前で立ち尽くし、
右手を顎に付けて頭を捻り、しばし考える。
古代ギリシャに伝わる有名ななぞなぞ。考古学の試験としてふさわしい問題だ。
しばらくして、畝傍はポン、と手を叩き。
「……わかった。にんげんだよ」
答える。

畝傍・クリスタ・ステンデル > 朝は四本足、昼は二本足、夕は三本脚。
即ち、赤ん坊のころは四つん這い、成長し二足歩行、老いると杖をつき歩くことを意味する。
「正解です」
正解を表すチャイムが鳴った後、なぜか機械音声も響く。
そして、次なる転移魔法陣への道が開かれた。
「やったぁ」
拳を握りしめつつ軽くスキップ。畝傍は転移魔法陣の上に立つ。

畝傍・クリスタ・ステンデル > 【部屋 2/5】 [1d15→10=10]
畝傍・クリスタ・ステンデル > 10.
ここは休憩所らしい。机の上にアルスマグナ特性の疲労回復ポーションが人数分置いてある。
毒などは入っていないので、遠慮せずにぐぐっと飲んでHPやMPを回復しちゃおう。

畝傍・クリスタ・ステンデル > 転送された畝傍が目にしたのは、簡素な木の机の上に置かれた疲労回復ポーションの瓶であった。一人で入ったため、本数は一本のみ。
まだこの遺跡内において目立った戦闘行為をしていない現在の畝傍にとって、すぐには使用しないものだ。
畝傍はポーション瓶を手に取ると、何かあった時すぐに取り出せるようボディスーツの腰部分に収納しておく。
眼前には次の部屋への転移魔法陣。歩いてそこに立ち、またしてもしばし待つ。

畝傍・クリスタ・ステンデル > 【部屋 3/5】 [1d15→5=5]
畝傍・クリスタ・ステンデル > 5.
うわー床一面に麻痺蛇の群れが這いまわっているぞ!この蛇に噛まれると致死性は全くないものの数時間体が痺れて動けないはずだ。出口まではこの蛇たちをどうにかしなければ渡れそうにない。数は多いが異能で蹴散らしたり、あるいは壁走りとかしてみるといいんじゃないかな?!

畝傍・クリスタ・ステンデル > 畝傍の眼前に広がる光景は、これまでと打って変わって地獄めいていた。
床一面に這いまわる、麻痺毒を持った蛇の群れ。歩いて進むのは非常に危険。
だが、散弾の面制圧力をもってしても到底残弾がもちそうにない数だ。ここはアレを使うしか手はない!
畝傍はすぐさまボディスーツの背に装着したフライトパックを脳波操作。
円形の中心ユニットの左右から板状の羽が突き出し、その先端に備わった卵型の噴射装置に点火される。
たちまち畝傍の体は宙に浮きはじめ、やがて蛇が襲いかかってきても難なくかわせる程度に高度が安定すると、そのまま一気に加速!毒蛇の群れを切り抜ける!
しばらくして転移魔法陣が見えてくると、畝傍はゆっくりと降下した。
「はぁー……あぶなかった」
魔法陣付近まで迫りくる毒蛇の一部をゴム弾で撃退しつつ、畝傍は次の転送に備える。

畝傍・クリスタ・ステンデル > 【部屋 4/5】 [1d15→3=3]
畝傍・クリスタ・ステンデル > 3.
真っ暗闇の部屋の中複雑な迷路が待ち構えている……。途中途中の分かれ道には真面目に考古学の講義を受けていたら正解がわかるような簡単なクイズが壁に書かれているぞ。正解を選ぶとどうやら出口へ近づけるようだ。
もちろん、そんなのとか無くてもルートがわかるようなら無視して進んでも良いぞ。出来ることなら灯りは用意していこう!

畝傍・クリスタ・ステンデル > 次に転送されたのは、暗闇の中。どうやら迷路のようだが、そのままでは道がわかりそうにない。
ここは慎重に行動すべきだろう。すぐさま懐中電灯を取り出して左手に持ち、電源をON。
さらに徒歩による消耗を避けるため、左手を壁につけつつフライトパック飛行を開始する。

畝傍・クリスタ・ステンデル > 壁に突き当たると、そこにはいくつかのリドルが書かれていたりもしたが、
普段授業に出ていなかった畝傍には当然わからない事柄もある。
そのようなものは出来る限り無視し、迷路のセオリー通りに左手法で進んでいく。
やがてフライトパックの燃料が限界に達し、畝傍は歩いて進むことを余儀なくされるも、なんとか突破。
「…………ちょっと、つかれた」
ゴールである転移魔法陣に乗る前に、先程入手した疲労回復ポーションを飲んでおく。
迷路の探索でたまった疲れがみるみるうちに取り除かれていくのを感じると、畝傍はゆっくりと歩いて魔法陣に乗った。

畝傍・クリスタ・ステンデル > 【部屋 5/5】 [1d15→2=2]
畝傍・クリスタ・ステンデル > 2.
長い直線上の坂道がずっと続いている……。足を踏み入れしばらくすると後ろから巨大な球状の岩が転がってきた!(ただしスポンジ製、それでも巻き込まれると苦しい!)
岩を迎え撃っても良いし、俊足で逃げ切るのも良いだろう。

畝傍・クリスタ・ステンデル > 今度の転送先はまっすぐに続く直線状の坂道。
フライトパックは燃料切れだが、先程飲んだポーションの効果で疲労は十分回復している。
強化されている畝傍の身体能力をもってすれば走って通るのは容易だろう。
散弾銃を抱えたまま、力いっぱい走る。だがしばらく進むと、畝傍の背後で何かが落ちてくるような大きな物音がした。
「……なに?」
ほんのわずかな時間足が止まり、振り返ると――それは迫ってきていた。遺跡探索名物、転がる大岩である!

畝傍・クリスタ・ステンデル > 散弾の威力では大岩を破壊するには足りないであろう、と畝傍は考えた。ここは走って逃げるべきだ!
畝傍は散弾銃を抱えたまま全速力で駆ける!だが岩も徐々に畝傍に迫ってゆく!
やがて坂道の終端が見え、平坦な道に入るも、岩は刻々と迫り来る。畝傍はヘッドギア操作で収納ポータルを開き、散弾銃を一旦収納。両手を振るい、なおも駆ける!

畝傍・クリスタ・ステンデル > 無我夢中で走っていた畝傍。いつしかゴールのスイッチらしきものを踏んでいたらしく、眼前には転移魔法陣が現れていた。すぐさま跳び乗る!
「……はぁっ……はぁっ」
さすがに、疲弊する。先程疲労回復ポーションを飲んでいなければ、どうなっていたことであろうか。
背後を見やると、大岩は先程畝傍が通ってきた床に空いた四角い穴に落下していった――

畝傍・クリスタ・ステンデル > 【最後の部屋】
畝傍・クリスタ・ステンデル > かくして最後の部屋にたどり着いた畝傍の前には、一台のカプセルマシン型装置。
それ以外の物は何も置かれていない、シンプルな小部屋であった。
「お疲れ様でした。試験に使用した記録素子を投入してください」
近づくと、機械音声のガイダンスが流れた。
それに従い、畝傍は体から外した記憶素子をトークンとして投入し、レバーをひねる。すると――
【星の数】
[1d7→6=6]
畝傍・クリスタ・ステンデル > 装置から排出された半透明な橙色のボールには、6つの赤い星が刻まれている。
ボールに刻まれた星の意味は畝傍にはわからないが、何となくよいものだと思った。
「これをもってかえれば、いいんだよね」
誰に問うでもなくそんな言葉を口にすると、畝傍はそれを手に取り。
「たんけん……おもしろかった、かも」
そう呟きながら出口となる転移魔法陣に乗り、橙色の少女は特別遺跡を後にしたのだった――

ご案内:「考古学試験用特別遺跡」から畝傍・クリスタ・ステンデルさんが去りました。<補足:短いブロンドの髪と赤い瞳、オレンジ色のボディスーツ姿。散弾銃を携帯>