2020/12/31 のログ
ご案内:「大時計塔」に園刃華霧さんが現れました。
園刃華霧 >  
「……」

ぼんやりと空を眺める
此処に来るのもだいぶ久しぶりだ

それも、だいぶろくでもない思い出が多い

それなのに

「なーんで、きチまっタかなァ……」


ぽつり、とつぶやく

わからない

ただ
なんとなく来たかった

「……ま、年モ終わるし、ナ」


ちょっと前まで、年の入れ替わりなどろくに意識したことがなかった
だから 一人で こんなことをするのは なんだか妙な気分だ

園刃華霧 >  
「そロそろ、年が変わル、か……」

携帯デバイスの時刻表示をみる
カウントダウン、だっけか?
なんか世の中はそんなことをするらしい

まあ別にその辺はあんまり興味はないが


「そーイや、初詣、とヤらもアるンだッケ?」

なんだかそんな風習を教えられた覚えがある
そういえば、あの頃は、そんなことをした覚えも少しはある

それも、もう過去の話だ

じゃあ、これからは?


「……さテ、どーナんのカねェ……?」

吐息のような声が漏れた

ご案内:「大時計塔」にレイチェルさんが現れました。