堅磐寮(かきわりょう)は学園公営の学生寮である。
男子寮/女子寮との違いは入寮するのに「性」は無関係であるということ。
異邦人の中には「両性」「無性」など「地球」における男女の性別とは認識が異なる、あるいはそういった区別を持たない者も少なくないため、この寮が作られた。
「地球」人の男女も当然性に関係なく同じ寮内で住むことが出来、同性異性にかかわらずルームシェアを行うことが可能。

家賃がほぼ無料。
ロビー、食堂、大浴場などなど、まさに寮というような設備が用意されている。。
部屋はキッチン、ユニットバスなどが備え付けられている。特に学園側から監査があるわけでもないので部屋を好きなように改造している生徒もいるという。
一人部屋から二人部屋、など部屋の種類は豊富。

選択した場所に入室します。

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参加者(0):ROM(1)
Time:19:00:47 更新


ご案内:「堅磐寮 屋上スペース」から鞘師華奈さんが去りました。 (01/13-23:29:18)
鞘師華奈 > 「…いや、あともうちょっと交友関係広げないと駄目かなぁ…。」

親しいのが『相棒』と最近出来た『友人』と、あとは公安の『仲間』くらいしか居ない現実。
育った環境や元々あったのか、どうにも猜疑心を抱きがちなのもあり、中々人との距離を詰められない。

「…と、いうか対人スキルが低すぎないかな私…。」

公安でそれは結構マズいのでは?と、今更ながらに思い当たり何とも言えない渋い表情。
3年間の怠惰が本当に駄目だったなぁ、と。もう何度目になるかも分からない後悔だ。
だが、それを引き摺っては前に進むなんて土台無理な話。切り替えて行こう。
軽くんー!と、伸びを一つしてからそろそろ部屋に戻ろうと踵を返して。

「…さて、私の『物語』をいい加減にちゃんと始めないとね。」

…だろう?■■■。誰かの名前を呟くが、それは夜風に掻き消える程度には小さいもの。
そのまま、ゆっくりとした歩調で屋上スペースを後にして自室へと戻る女であった。
(01/13-23:28:44)
鞘師華奈 > 「…まぁ、魔術のレベルアップもしている最中だし、地固めをまずはしっかりしないとね…。」

体の変調は、まだ日常や仕事に致命的な影響を及ぼすレベルには遠い。
油断は出来ないが、時間的な猶予はあると見ていいだろう。
1本目の煙草を吸い終えれば、きちんと吸殻は懐から取り出した携帯灰皿に放り込みつつ一息。
そのまま、2本目を取り出して吸おうと思ったが、ふとその手を止めて。

「…禁煙は厳しいけど、減煙くらいはしないとね…。」

呟いて、煙草を仕舞い直す。軽く首や肩を回す。結構凝っているのが自分でも分かる。
整体マッサージとか行くべきかなぁ、と思うが正直そういうのは少し苦手なのだ。

「…取り敢えず、魔術の研鑽、例の儀式の調査、あとは武器も出来るだけ調達しておかないと。」

可能なら魔導具の類も上級レベルのものが幾つか欲しいが、求めるなら裏常世渋谷だろうか?
(01/13-22:34:44)
鞘師華奈 > 夜の寮の屋上。本当なら暖房を利かせた自室でぬくぬくと過ごしたいものだが…
何となく、本当にこれといった理由も無く屋上スペースを訪れてみた。
立ち入り禁止等ではないが、少なくとも寒い季節の夜にここを訪れる寮の住人達は流石に殆ど居ないようだ。

「……まぁ、私も何となくで来ただけだしね…。」

ついさっきまで”仕事”をしていた為、スーツ姿にチェスターコートを羽織った格好。
片手にライターを持ち、口元には既に煙草を咥えている。
そのまま、緩慢な動作でジッポライターで煙草の先端へと点火。ゆっくりと紫煙を吐き出し一服。

「ふぅ~~……今年中には、私の”過去”にケリは付けたいものだけど、どうなるかな…と。」

過去は過去とはいえ、自分の肉体の変調もほんの少しずつだが日々増しているのは感じる。
いっそ、準備は入念に整えて黄泉の穴に訪れてみるのもいいかもしれないが…。

(…流石に時期尚早かな…と、いうか私にとってはある意味で鬼門の場所だしね…。)

まぁ、一度死んだ場所だから無理も無く。嫌な記憶とかがフラッシュバックして前後不覚にでもなったら目も当てられない。
(01/13-21:28:20)
ご案内:「堅磐寮 屋上スペース」に鞘師華奈さんが現れました。 (01/13-21:21:53)
ご案内:「堅磐寮 ロビー」から黛 薫さんが去りました。 (12/24-02:49:26)
ご案内:「堅磐寮 ロビー」から鞘師華奈さんが去りました。 (12/24-02:48:19)
黛 薫 >  
目線を合わせて、掛けられた言葉に頷く。
「メリークリスマス」と、小さく返して見送って。
貴女の背中が見えなくなってからゆっくり息を吐く。

「……マイナスになんか、受け取れねーよ。
 あーしだって嬉しかったし、感謝してっし」

直接言えば良かった、しかしタイミングを逃した
言葉を噛み締めて部屋に戻るのだった。気分的には
今からでもプレゼントを考えたいくらいだったが、
そういう無理をして贈られても嬉しくないだろうと
気付けただけ上出来……だと思いたい。
(12/24-02:44:10)
鞘師華奈 > 「薫――私と友達になってくれてありがとう。感謝してる――それと、少し早いけどメリークリスマス。」 (12/24-02:33:45)
鞘師華奈 > (おや?珍しい反応というか…。)

いや、彼女と知り合って友人になって、初めて、かは曖昧だが貴重な瞬間を見た気がする。
女からすれば、実は前々から考えていたサプライズだ。まぁ、プレゼントのブツは直前まで実は悩んでいた。
それも、先の質問の返答で凡そこれでいい、と固まったのであるけども。

「あはは…いや、正直友達になってまだまだ短いから図々しいかな?っていう気持ちもあってさ。
ほら”善意の押し付け”っていうのもあるだろ?そんなつもりはないけど、マイナスに受け取られたら私も悲しいし。
だけど、友人になってくれて感謝の気持ちもあるし、魔術方面では掛け値なしに世話になってるからさ?」

お礼の一つでもしないと流石に女の気が済まない。
そして、出来れば形があるもので実用性がきちんとあるブツがいい。
と、そんな結論に達したわけだ。
…まぁ、アクセサリーとか小物類や服などのファッションは女が疎いので早々に断念したというのもある。

ただ、今度は逆に彼女の言葉に女がきょとん、と珍しく目を丸くしてまじまじと薫を眺めて。

「え?…あ、いや、うん…それは、まぁ、その。嬉しいけども…。」

魔術談義に付き合ってくれるだけで十分見返りなのだが、彼女の言葉にぎこちなく頷いて。
イベントの楽しみ方に幾ら分があっても、こういう反応が出る辺りは女もまだまだである。
ちなみに、ぎこちない仕草だが嫌なのではなく…単純に嬉しいけど、平静を装うつもりで失敗しただけであった。

誤魔化すように咳払いをしながら、取り繕うように伸びなんてしてから先にソファーから立ち上がり。

「んんっ…!じゃあ、私はプレゼントの手配もあるしそろそろ部屋に引き上げるよ。
薫も、パズルが一段落したんならちゃんと眠っておかないとね。」

と、何とか平静を取り戻せはしたのか、そう友人に言葉を掛けながら手をひらりと振って歩き出そうと。

――ただ、去り際に一度足を止めれば、彼女へと振り向いて。
彼女の異能を十分に理解した上で、静かに…だが真っ直ぐに薫と視線を合わせようとしながら。

一言だけ、最後に言葉を残して今度こそ手を緩く振って部屋へと戻ろう。

――その言葉は――…
(12/24-02:32:34)
黛 薫 >  
「え。……あー、あぁー……その手が、うゎ……」

ぽかんと口を開け、数度瞬きした後、こめかみに
指を当てた。一度魔術の話になると抜け出せない
彼女が "それ以外" に気を取られた貴重な瞬間。

「えー、そりゃ "プレゼント" にお返しは野暮だと
 思ぅけぉ。でもクリスマスだもんよ。その手が
 あったかって気付ぃたら、あーしもプレゼント
 用意しとけば良かったってなるじゃんさ」

クリスマスの予定の有無は別として、イベントの
楽しみ方を知っているという点では貴女の方に分が
あったらしい。しばし眉根に皺を寄せていたものの、
今からでは熟慮の時間が足りないと諦める。

「んん゛ー……分かった。プレゼントは魔術談義で
 返すとして。それと別に、何か、何か……日頃の、
 いぁそっか、友人記念。あーしもそれはどっかで
 用意させて貰ぅかんな」

クリスマスを抜きにしてもプレゼントする/される
というやり取り自体、学生らしくてワクワクする。
絶好の機を逃したことはもう認めるしかないとして、
貴女の言葉の中からどうにか理由付けを拾い上げる。
(12/24-02:20:05)
鞘師華奈 > 「…と、いうか冷静に考えて『ジェリー』は可能性の塊ぽいからなぁ。
薫の研鑽と知識の応用次第では、まだまだ成長の幅が広いだろうし。」

使い魔方面は正直疎いレベルの女ではあるが、そんな女でもジェリーに可能性を感じているらしい。
彼女の言葉に、少し考えるように宙を見上げて…ややあってから静かに頷く。

「うん、目指しているのは汎用性だけど、現状の私は方向性がちょーっとばかりズレて特化型から抜け出せてないからね。」

ただ、彼女の言うように『何か』に手が届く、あるいは指先でも掴めれば。
現状の特化型の魔術をアップデートして幅広い応用性を獲得出来るかもしれない、とは思っていて。

(…と、いうかこれも魔術談義だよなぁ、考えてみれば。今、実践とかしてみせてないだけで)

まぁ、楽しいし有意義な時間だから良しとする。広義ではこれも友人同士の『雑談』だ。
それでも、彼女の傷と危うさを無意識に・あるいは意識的に感じ取ってしまっている。
どうしても思い切り踏み込めない(安易に踏み込むべきではない)と、思ってしまうから。

「――そっか。じゃあ尚更”丁度いい”かもしれないな…んーー。」

思案を纏めるように唸りつつ。今、考えているモノは先に話した電子魔術も関係しているのだ。

「――うん、私はサプライズとか苦手だから敢えて今の内に言っておくよ。
友人記念も兼ねて、君にクリスマスプレゼントを考えてたんだけど…今の薫の返答と言葉で大体固まった。」

当日、つまり明日か明後日か。彼女の部屋宛に小包が届くことになると思う。
今はまだ、その”中身”についてはそれこそサプライズが苦手な女でも内緒にしておくが。

(薫が集積媒体やアーカイブに興味があって、復学支援対象なら…条件は整ってるし。)

お世辞にも色気のあるプレゼントとは言えないが、薫の魔術の今後のアップデートの一助にはなるかもしれない。

「あ。ちなみにプレゼントのお返しはいらないよ。強いて言うなら魔術談義で今後もアドバイス盛り沢山でよろしくね?」

と、裏表の無い親しみの篭った視線と笑顔で友人にそう笑い掛けるのだ。
(12/24-02:03:25)
黛 薫 >  
「そーゆー "気付き" ってやっぱ転機なのなー。
 あーしは足りなぃ素質を補う形で伸ばしたら
『ジェリー』が汎用性に寄ったワケなんだけぉ、
 あーし自身は『使い魔の運用特化』で尖った
 とも言ぇるんだし。

 華奈が汎用性を目指すなら尖らせた "得意 " の
 先っぽが幅広く応用できる『何か』に届ぃたら
 イィのかな。あーしにとっての電脳魔術みたく」

思案する黛薫もまたお節介焼き、お人好しの部類。
ロビーで微睡んでいた貴女に声を掛けたときから
それは変わらない。

しかし復学支援が必要な程度に "傷" が残っている
彼女に他者を心配する余裕があるやら。それでも
なお周りを気に掛けてしまうからこそ逆に心配を
掛けがちなのかもしれない。

彼女の不器用さは距離感を掴みかねるより手前、
自分を二の次にしてしまう点にあると言えよう。

「あーー、その講師知ってっかも。その人の講義
 受けよーとしたけぉ、魔術以前の基礎教養……
 数学とかの単位取りきれてなくてまだなんだわ」

魔術の基礎は固まっていても、それ以外となると
話は別。旧世紀の義務教育範囲内、特に現代語で
あわや赤点だった黛薫は渋い顔。

「そ、復学支援対象学生。学生の身分に戻るって
 意味での復学は済んでっけぉ……『常世学園』
 ってほぼ学園 = 社会だからさ。外の世界で言ぅ
 社会復帰支援? の対象のまんまなのよな」
(12/24-01:48:37)
鞘師華奈 > 「そうだね…落第街に来た当事はまだ10歳くらい?だったから。
まぁ、幸い出会いに恵まれたから、生き延びる為に必要な技能は、最初は何でもがむしゃらにやったかな。
ある程度余裕が出来てから、取捨選択していって、自分に合ったものを伸ばしていった…って感じで。
私が攻撃や回復じゃなくて、補助型の魔術に適性が特化しているのも、その中で気付いた事だし。」

薫に助言を貰って現在、成長中の『隔離収納』の魔術を始め、女は直接的な攻撃魔術や回復魔術は持たない。
自分の適性を把握し、特化型なのを理解し、短所を補うのではなく長所を重点的に伸ばしていく選択をした。
そうして、実践を繰り返し、時々死に掛けながらも生き延びて経験を積んで…

勿論、それから色々ありはしたが、何だかんだで今に至る。
改めて思うのは、真逆だからこそ得るものが多い、という事と。
同時に、似通った部分も感じていて余計なお節介かもしれないが友人の事が心配になる。
…なまじ、親しい友人が皆無では無いがほぼ居ないせいか、どうしても気に掛けてしまう、というやつか。

(いや、まぁ薫の重荷になるような事はしないように気をつけているつもりではあるけどさ…。)

自分にとっては、素直に友人と言い切れて適度に交流があるのは薫くらいのもの。
執着、とかでは決して無いが、矢張り何だかんだ気になってしまうのは許して欲しい所だ。
…こういうのが重荷になりかねないのも分かってはいるので、それこそ口には出せないが。
だからこそ、口には出さないが薫が自分の事を友人にきちんとカウントしてくれているのが嬉しいのだ。
とはいえ、この女も不器用である。その感謝とかを上手く言葉に出来ないもどかしさも少々。

「んーと、付け焼刃程度だけど今、選択科目の一つにそっち方面の奴を選んでるからそこそこ。
講師の人が【電子魔術】…だったかな。情報数式を魔術式に置き換えた特殊な魔術の研究者だから面白いよ割と。」

と、そう語りつつもリサーチは出来た。少なくとも興味があるのは確定だ。
既に頭の中で、何やら思案を纏めつつもう一つだけ確認の意を込めて質問を投げ掛ける。

「…あ、ついでにもう一つ質問。薫は確か復学支援対象者、だったっけ?」

この質問は唐突だが何気ないもので、これの薫の返答如何で完全に女の中での思案が纏まる。
(12/24-01:25:03)
黛 薫 >  
「裏を返せば、華奈の知識は華奈が生き延びる為に
 優先して身に付ける必要があった物ってコトよな。
 それがそのまんまあーしに当て嵌まるとまでは
 言わねーけぉ。丸く手広くやってんのを尖らせる
 必要が出てきたときとか参考にさせて貰ってるよ」

単純に良し悪しで計れる話では無いが、知識にせよ
性格にせよ、似通っているからこその良さと真逆で
あるからこその良さがある。

知識が似通っていれば同じステージで話せるお陰で
共に積み重ねる議論に向き、真逆なら欠けた部分を
自覚し相補い合うのに向く。

性格が近ければ相手の思考も読みやすく、気付きを
共有しやすいという点で利があり、性格が反対なら
論駁や競争による高め合いのモチベーションになる。

「まぁなー、幸ぃにも友人には恵まれてんだわ。
 てか、そのお陰でこーして落第街から抜けて
 表の街まで出てこれたまであるな? あーしは
 1人でどーにか出来るほど強くなかったから」

華奈も恵まれた友人の1人、と直接口にはしない。
言わずとも伝わるだろうし、言葉にするのはやや
気恥ずかしい。こんなところでばかり似ている。

「情報集積はいずれ勉強しなきゃなって思ってる。
 情報の小型化が出来れば、ジェリーの物理由来の
 部分の最適化に繋がるから、性能上げられんの。
 華奈、そっち方面に明るかったりする?」
(12/24-01:06:46)