2022/08/06 のログ
メロウ > 「んふひ、だと思った」

『それ』すらも、小悪魔な彼女の思惑だったか
使われる道具の身でありながら、『使わせよう』という態度
すぐさま軟化して、下手な笑う声へと移っていく

「私が尋ねる、と伝えた時も、全力押せ押せモードを用意してたんだけど、
 やけにあっさりと受け入れちゃったねと思ったから
 薫様は受け入れがちだけど、通したい意地は通しそうだし

 私が尋ねるのを受け入れる、って部分からの推測
 用事があるか、心底どうでも良かったか
 それで、後者はないでしょ?だから、正解」

正しく、タブレット関係の事柄。マスターからの提案である事を差し引いても、彼女は二つ返事にて

「道具って言うのは、想像もつかないけれど
 やっぱり、この衣装を選んで良かったかも
 見せたかったけどね、見せたかったのもあるけどね

『見せやすい』のもやっぱり、大事かなってさ」

普段の彼女の衣装の複雑さを想えば、このカジュアルさの齎す恩恵と言う物もその言葉にて伝わってくれるのだろうか

黛 薫 >  
「んむ゛……」

不満、不機嫌とは違うが複雑な気持ちを察せられる
詰まったような声。手のひらの上で転がされたのが
気に食わない、というよりは自分の甘さを自覚して
恥じ入ってしまったのだろうか。

「……べーつーにー、あーしはメロウが訪ねて
 くれるコト自体に難色示す気はねーですしぃ。

 ただ、メロウが来るならフィールにもそれを
 伝ぇなきゃだし、そしたらフィールは鉢合わせ
 避けるために部屋を空けてくれるだろーけぉ、
 それって気ぃ使ってもらってんのと同じ……」

眉根に皺を寄せて黙る。いくら黛薫当人がメロウの
訪問を歓迎していても、二つ返事で了承するには
それなりの理由が要ると自分で証明したようなもの。
語るに落ちるとはこのことである。

「……メロウってほんっと、そゆトコの見通しが
 良すぎんだもん。もしあーしの方から頼んでても
 調べやすい服で来てもらぅとこまで気ぃ回んなぃ」

わざとらしく口を尖らせるのも、茶化さなければ
恥じらいが声に出てしまうと分かっているからだ。

メロウ > 「言葉で探るのが、私の出来る事
 得手の領域、書く事とは全然違う

 ね?」

さて、何が『ね?』なのだろう
見方によっては、多少なりとも苛立ちも与えそうな生意気さ
ここ最近で随分と、磨きがかかって来てはいないだろうか

恥じ入る態度もかわいさと捉え、笑えずとも上機嫌そうなのは指の仕草で伝わるばかり

続けて待つのは、貴方の望む『指示』の形
調査。完全に、自分の理解の及ばない所
胸中に宿る、香の根本を司る機関
より大きな唸りを、感じ取っていたのだとか...

黛 薫 >  
日増しに悪戯っぽさに磨きがかかるメロウの態度。
しかし『視線』を読めば悪意によるものではないと
分かるし、それさえ分かればどうということもない。

落第街の悪意に満ちた視線に慣らされすぎたとも
受け取れるが、それは一旦考えないことにして。

悪意なしに素でその態度だと、世間一般では性格が
悪いと見做されるのかもしれないが……それすらも
上機嫌の裏返しか、とため息を吐く程度で済ませる
黛薫も大概といえば大概。

愛及屋烏、さしずめ小悪魔の尻尾の黒が屋根の烏か。

「んし。それじゃ、始めるよ」

部屋の一角、開けたスペースにメロウを手招く。
今までとは少し違う形で『知る』ために──

メロウ > はい、本日もありがとうございました!
また明日以降も、こちらこそよろしくお願いします

それでは、お休みなさいませ

ご案内:「堅磐寮 部屋」からメロウさんが去りました。
ご案内:「堅磐寮 部屋」から黛 薫さんが去りました。