異邦人街に設けられた、信仰のための地区。
異邦人たちが携えてきた信仰などを守るため、異邦人たちの信仰に合わせた宗教施設が立ち並んでいる。
また、この世界の宗教施設もここに多く並んでいる。
その宗教や信仰によって当然ながらその礼拝の仕方なども異なるため、施設は多種多様である。
祭祀の実行などは信仰を持つ者たちに任されている。
参加者(0):ROM(1)
Time:22:13:39 更新
ご案内:「宗教施設群」から落花 彩晴さんが去りました。
■落花 彩晴 > 「おっと、ついつい余計な事まで…気分転換の散策になりませんねぇ…。」
ついつい、こう思考があっちこっちに偏ってしまうのはあまりよろしくないかも。
ともあれ、そのまま暫くは物珍しそうに宗教施設群の見学がてら、散策を楽しんでいた少女だった。
■落花 彩晴 > (あの閉鎖的で堅苦しくて、外面と体裁だけは立派な実家から離れて矢張り正解でしたね…。)
故郷に思い入れは無い、身内も親類家族もロクなのが居ない、腐った一族なんて滅んでしまえ。
…いけない、一応は乙女なのだから、物騒な思考は止めておこう。
「…何か、委員会の活動に生かすヒントとかあれば……う、いけないけない…。」
気楽な気分転換の散策で来たのだから、委員会のお仕事の事は一先ず置いておこう。
こういう、異世界の文化や歴史、神話とかも凄く面白そうだなぁ、と思うのだけど…。
(私の頭じゃ覚えきれないでしょうねぇ……割と馬鹿ですし…。)
自覚があるだけマシ、なのだろうか?努力は相応にしているつもりだが、やり方が悪いのかもしれない。
ちなみに、学業成績は平均よりやや下、委員会の仕事も今は下っ端雑用がメインである。
■落花 彩晴 > 「…考えたら、バリバリに呪い家系の私がこういう場所に来て平気なんでしょうか…?」
宗教家の皆様や、あるいは各々の神々にご迷惑を掛けないだろうか?
と、思うが散策を止めるという選択肢は無い。こうして島のあちこちを巡るのが好きなのだ。
(…私にも異邦人の友達が出来たら、こういう所とかの詳しい解説とか貰えるんでしょうかねぇ。)
残念ながら、先日までほぼぼっちだった少女に異邦人どころか普通のお友達もゼロだ。
自分の不器用さにちょっと悲しくなりつつも、直ぐに気分を切り替える。こういうのが大事。
「…教会みたいな建物もあちこちありますけど、どれもシンボルが変わった形というか…。」
十字架くらいしか分からない少女からすれば、どういう宗教のアレなのか興味は尽きない。
先程心配していた自分の家系の『呪い』も、今の所は自分や周囲に変な影響は出していない。
(まぁ、そんな四六時中垂れ流しになっていたら、私はとっくに隔離でもされてそうですし。)
■落花 彩晴 > 昨日、思いがけず本土の幼馴染と再会したのも束の間、今日も気分転換の散策に異邦人街へと足を運ぶ。
「…個人的には、常世渋谷みたいな流行の最先端も刺激ですけど、こういう異世界の文化の街並みも捨て難いんですよね…。」
どちらにも、それぞれの良し悪しはあるのだろうけれども。
さて、何となく足が向いたのは宗教施設が軒を連ねる一角だ。
あまり、異世界のものを含めて宗教とは縁が無い…が、式典委員会の行事で少なからず関わるものもある。
(…まぁ、今回は委員会絡みではなく、単純に私の好奇心の散策がてら、なんですが…。)
物珍しそうな素振りを隠す事も無く、歩く度に微かに前髪に付けた薔薇の花飾りを揺らす。
ご案内:「宗教施設群」に落花 彩晴さんが現れました。
ご案内:「常世島共同墓地」からヴァイスさんが去りました。
■ヴァイス > 「ふう…おしまい」
ひとりで手入れをするのは、とてもとても無理で
要領のいいみなさんにくらべて少しだけ仕事はおそいけれど、
しっかりやれている自信はようやくついてきた
「どうかやすらかに…」
この島の言語のお祈りには慣れていないけれども
そのことばは心から、手を組んで…
道具をかたづけて、ひきあげる
こんどのおしごとは、のざらしの救済
臥所をもとめるなきがらをみつけにいかなければ…
■ヴァイス > お花のことはくわしくない
とてもきれいな花が、おそなえには縁起がわるいとか…
「花ことば、みなさんおくわしいのでしょうか」
学ぶことがたくさんありすぎて、知識がぜんぜんたりていない
お仕事で単位はもらえるけれどそもそもお勉強にきているのに…
余暇時間をけずるのは、それはそれでいやで…
「あとちょっと…」
自分の担当はあとちょっと
それでもかんたんに済ませてはいけないおしごとなので
しっかりと磨き込んで、みなさまの墓碑はぴかぴかに
■ヴァイス > お昼時も、ずいぶん寒くなった
袖をまくって墓碑を拭う、冷たい水はまだ辛くない季節
しずかなねむりを、なるべく邪魔しないように
日々、雨や風にけずられていく石を、せめて美しく
「ああ、なんてきれいな花なんでしょう」
そなえられた花々が、白や黒の石のむれのまえで映えている
お花の世話も、ヴァイスのお仕事のうち
「きっと、このなかにねむるどなたかの…」
共同墓地には、なまえのないひともねむっている
わけへだてなく整えてあげなければいけない
石をみがく音がささやかに、冬の陽のしたで…
ご案内:「常世島共同墓地」にヴァイスさんが現れました。
ご案内:「宗教施設群/無人の教会」からセレネさんが去りました。
■セレネ > 少し乱れた息を整えながら、近くの長椅子へ歩いて腰を下ろす。
天気予報では雨が降るとは言っていなかったが、予報は予報だ。
外れる事もあるだろうと息を洩らす。
『これじゃ散歩もままならないわね…。』
冷えて来る時期だ、体調を崩してしまっては
黄緑髪の彼や口の悪い少女に世話をかけさせてしまう可能性もある。
それだけは避けねばなるまい。
一先ず、ある程度濡れた衣服が乾くまでは暫しこの無人の場所を借りる事と。
■セレネ > 静かに扉を開け、人気の無い教会に足を踏み入れる。
ふわりと香るローズの香りと、月色を靡かせながら入った内部はやや薄暗く。
その薄暗さが、色素の薄い蒼には有難かった。
己にとってはその光源でも充分に明るかったから。
『――少し、雨宿りをさせて頂戴。』
此処に祀られ、信仰されている神が誰かは分からない。
が、とりあえずそう異国の言語で告げると
持っていたハンカチでパタパタと水滴を拭う。
外は小雨が降っており、残念ながら傘を忘れた己は暫し雨を凌がせてもらおうと此処へ走って来たのだ。
ご案内:「宗教施設群/無人の教会」にセレネさんが現れました。