落第街の大通りから裏路地までいたるところに存在している違反部活群。
違反部活とは校則で禁止されているような非合法な活動に手を染めている部活や組織の事である。
不健全な店、風俗店などの娼館めいたものや、違法薬物の売人、違反部活のために働かされる二級学生、違法なレートの賭博、異能/魔術犯罪組織などがひしめく魔界である。
風紀委員などの手入れが入ることもあるが、落第街そのもの全てを摘発することは困難を極めるため未だ違反部活などは存在したままである。
違反組織の拠点や住居などもここに多く存在している。
※フリー設定ルームなので、落第街に存在する違反部活にまつわる施設や活動などのロールに合わせて設定などご自由に御変更ください。
参加者(0):ROM(1)
Time:16:11:05 更新
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から『虚無』さんが去りました。
■『虚無』 >
そうして調査は続く。
しかし特定はつかない。結局彼はこの組織への攻撃を2つのどちらかと断定した。
外部犯か、圧倒的な力を手に入れた突発的な攻撃だと。
■『虚無』 >
「……奇妙だな」
彼方此方に死体が散乱する違反組織の施設の跡地。
そこを歩くのはこれまた奇妙な男であった。その傷跡を見る。
武器とは違う、何かの能力か。だが何の目的だ? 抗争? いや、そんな兆候は無かったはずだ。
自分達は組織の関係上裏の組織にはそれなりに詳しい。この組織だって別にクリーンな組織というわけではない。人身売買に薬。売春に殺し。何でもやっていた。
とはいえ、抗争をしかけられる予兆などどこにもなかったはずだ。少なくとも自分達はそれを掴んではいなかった。
「……内部分裂か、もしくは外部犯か。考えたくないのは……圧倒的な力を手に入れた事による突発的な攻撃か」
正義に酔い、違反組織を無差別に攻撃するタイプはたまに現れる。今回もその可能性がある。
もしくは内部分裂、所謂自滅という奴だ。
だがその上で最悪の可能性を頭の片隅に入れておく。新入りだったり、何らかの武器を入手したりして……とある組織が圧倒的な力を手に入れた。それゆえに突発的にこの組織に攻撃を加えたというパターンだ。この場合自分達が動く案件になる可能性がある。
情報を集める必要がある。男はこの施設を歩く。何か情報が見つかるかもしれないと。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に『虚無』さんが現れました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から『虚無』さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に『虚無』さんが現れました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」からスパイダー・ディスペアーさんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から纏さんが去りました。
■女生徒 >
「あ……」
出口へと向かって、私が追いつける速さで歩いてく黒の戦士。
私は彼に導かれて落第街を脱出することができた。
黒の戦士の正体は今もわからないままだ。
でも、今も私の心に。
あの存在の背中が見せてくれた正義は焼き付いている。
■纏 > 「別に、私が勝手にやった事。感謝する必要は無い」
その声は冷たいように聞こえるが、貴方の身体を見るとふぅと安堵の息のようなものも聞こえた。
「じゃあ、もうこんな所に用は無い。私はさっさと出ていく」
と、すぐに振り返り歩いて出口へと向かっていく。
飛んだり走ったりする方が早そうなのに、だ。
■女生徒 >
その場に放り出されるように取り残されて。
助けてくれた黒の戦士を見る。
「あ、ありがとうございます……?」
極度の緊張から解放され、それでも跳ねる鼓動を
手で押さえつけながら、お礼の言葉を口にした。
■スパイダー・ディスペアー >
黒の戦士のキックが来る!!
咄嗟に両手を交差させようとし、
それより疾く蹴りは体に突き刺さる!!
「ぐ………!!」
赤のエネルギーは破壊的なパワーを生み出していた。
それを体に直接流し込むのか!!
まずいッ!!
赤いエネルギーが体内で炸裂し、大きく爆発した。
倒れ込み、瀕死の状態で顔を起こし。
「ぐ………」
「お前はCROSS KILLERsを敵に回した…」
「お前は死、死ぬぞ、死……!!」
それだけを最期の言葉に。
短く呻いて。
二度と動くことはなかった。
構成員たちはさらってきた少女を放り出して逃げ出していく。
■纏 > 「はぁっ……!!」
そのまま大きく飛び上がり、残った力が右足へと集約され。
「ナイト……エンド!」
そのままスパイダーへとキック叩き込むと、エネルギーが体内へ送り込まれていき臨界を迎えると再び蹴り、空中で体を翻し背にするように着地して。
「明けない夜は無いんだよ」
■スパイダー・ディスペアー >
「!?」
硬質。あまりにも。
常人なら確実に殺したタイミングとパワーだったはず。
あの外装甲は一体。
「面倒な奴だ!!」
拳を振り上げ、打ち下ろそうとした瞬間。
黒の戦士の輝きを伴う拳が顔面を打ち据えていた。
「が、あああぁ!?」
後方に弾かれて。
脳が揺れて片膝をつく。
「なんだお前は……何者だ!!」
その言葉は虚しく石畳に転がる。
足が覚束ない。反撃が、できない!!
■纏 > 「がっ…は……!」
確かに、スパイダーの腕は身体を捉えたとそう感じる。
しかし、容易くは貫けていないようで。ギリギリと音を鳴らしながら外装が受け止めていた、その箇所は赤く光っているようにも見える。
「いったい……けど、これで……少し貯まった!」
その瞬間、その光がスパイダーを捉える腕へと移り。
「ふん……ッ……!!」
先程よりも更にパワーの増したパンチを再び、今度は至近距離で放った。