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参加者(0):ROM(1)
Time:14:11:47 更新


ご案内:「Wings Tickle」から鞘師華奈さんが去りました。 (06/29-01:48:25)
ご案内:「Wings Tickle」からメロウさんが去りました。 (06/29-01:47:33)
鞘師華奈 > 「むしろ、私としては良い刺激や経験の一助になるから有り難みしかないね。」

小さく笑って。果たして、先までの会話で自分がどんな人間であるか――少しは伝わっただろうか?
ただ、少なくとも…『友人』の紹介は決して無駄ではなく。
これもまた一つの縁が、どんな形であれ繋がった証左。

「――『友人』が信じたものを、私も信じるよ。」

その一言に今日の全てが集約されている、と言えなくも無いだろうか。
メロウさんの言葉に頷いて席を立つ。結局ずっと雑談しかしていないがそれで十分。

「――今日はありがとうメロウさん。もし、薫に会ったら『華奈は満足してた』と伝えて欲しい。」

中々最近は顔を合わせていない友人を思い返しつつ、ささやかな言伝を頼みながら席を立ち。

当然、この街の夜の姿は知っている。むしろ、歓楽街よりタチの悪い街を生き抜いてきたのだから。
店を出る直前、一度だけ振り返って会釈をしながら。

「それじゃ、また来るよメロウさん。」

そう微笑んでから店の外へ。その姿は魔術による透明化で直ぐに気配すら消えて。
街の中へと溶け込むように姿を消した。
(06/29-01:33:04)
メロウ > 「よかった。今の所、期待に沿えてるみたいで」

『鞘師華奈』に留まらず、『黛薫』への意図も込めて
ここには居ない彼女に委ねられたものを、改めて理解し直す

「初めて触れるものを、私に任せてもらえるんだよね
 その名誉を裏切らないように、これからも頑張ろうって思うからさ

 あなたの為に、人の為に。私の心を信じてくれると嬉しいな
 だから...今日の所はこの辺りにした方が、外は危なくないかもね」

飲み干したティーに時間の把握。彼女が自身、どのような場所に店を構えているのかを知っているのだろう
ただの少女の姿をしていても、それはこの街の夜の姿を知っていたから
(06/29-01:26:13)
鞘師華奈 > 「――人体の『模倣』…少なくとも外見や質感はまんまだね。」

その”中身”はそれでも精密な部品や機械仕掛けの塊なんだろうか?
と、人並みの好奇心は疼かないといえば嘘にはなるだろう。
何処か得意げにも見えるそれは、成程そう振舞うのも納得の緻密さと精巧さであるか。

「――マッサージかぁ……即座に浮かぶのが整体とかだなぁ。」

等と言いつつ、この女の”疲れ具合”からして、むしろ受けた方が良い部類かもしれない。
まぁ、それはそれとして一つまた理解した。機械というものも”個性”はきっちりあって。
生きているかそうでないかは別として、従順や大人しいなんて当て嵌まらないモノも多いのだと。
考えたら当たり前ではあるのだろうけども…しかし、まぁ。

「――成程、どっちも今までの私の生活からは縁遠いものだったけど…。」

調香とマッサージ。改めてこの店の”売り”は理解出来た事だろう。
メニューの隅に『3回来店で特別サービス』という文面は気になったが。

(これも『3』か。そういえばロボット三原則も『3』だな)

などと思いつつ、ハーブティの残りを静かに飲み干して。

「――追体験か…成程、足跡を辿るみたいなものだね。
勿論、私と薫とじゃ全然何もかも違うけど。」

ただ、こうして会話から始まったのは同じなのだから。
彼女の問い掛けに、その表情の機微を読み取ろうとしながら。

「――うん、私には十分過ぎる『プレゼント』だと思うよ。
こうして話をしているだけでも割と気分転換になるしね。」

まだ何も始まっていないなら、これから始めていけばいいだけの事だ。実にシンプル。
少なくとも――『鞘師華奈』という個人は貴女を素直に評価しよう。
(06/29-00:57:28)
メロウ > 「だよね。簡単には分からない」

そしてその瞬間の彼女の表情と言えば
これまでと変わらない癖に、どこか得意げな『味』があった
明らかに、貴方を揶揄うような口調を以て

自身が生きているか、そういう点はお構いなし
機械という彼女の性格が、必ずしも従順で大人しいものであるかは別問題であったのだと

「そういうあなたの事は、ちょっとは分かるんだけどね
 きちんと全身を知る為には全身ちゃんと確かめないとダメだけど
 そのためにここではマッサージもやってるんだよ。それもまた、出来る事だから」

今回は敢えて、能動的には提言はしなかった内容ですが
掌に替わって目の前に差し出されたメニュー表には調香にマッサージがこの店のメインである事を窺わせよう

隅にある『3回来店で特別サービス』との文面。ここにもまた『3』があった

「心に関しても、言葉を使っても良いのなら、私にとって施術出来る範囲だから
 薫さまとの馴れ初めの追体験って表現した通り、こうして最初はお話しから始まったから

 ...どう、かな?このお店の感触は
『プレゼント』として、華奈さまは評価できると...思うかな?」

実際の所、まだ何も始まったとは言えないのだろう
しかし彼女の表情は一転、口元には僅かな緊張を浮かばせる

その形が笑みでなければ、随分と上手な人間の『模倣』だった
(06/29-00:41:29)
鞘師華奈 > 「――『心』で生きてて欲しい…か。成程…。」

小さく、それでいて深い吐息のようにゆっくりと。
息を吐き出しながら肩の力を抜くように。
別に緊張していた訳では無い、無いのだけど…。

「――そっか…いやはや……。」

言葉少なに、だが彼女なりに得るものはあったのだろう。
今度は小さく頷きながら、考え込むような間を置いて。
凪いだ水面のような蒼瞳とは対照的にも近い、静かな炎のような紅瞳。
改めて視線を彼女へと戻せば、赤と青がまた交錯する。
ただ、笑み混じりの彼女のその提案にはん?と緩く首を傾げて。

「――ふむ……じゃあ、”ちょっとだけ”。」

と、言いつつ右手を彼女の差し出した小さな掌に緩く重ねるように。
――質感や温度だけでは矢張り人間と変わらないもの。
だからこそ、だ。自分の異能で確かめてみたい。

(生物なら疲労を吸い取って私が肩代わりする。機械なら…多分、調子が良くなる筈だけど)

本来、生物に疲労を、無機物に負荷を押し付けるのが女の力だが。
その”逆”も可能。ただし、あくまで”肩代わり”なのでこちらに負担が圧し掛かる。
触っても分からないなら、単純に能力の作用がどう働くかで判定をしてみたい。

(――なんて、ね。)

そこまで思いはしたけれど、結局能力は使わないのだ。
肝心の、詰めの一歩で”引いて”しまうのは女の癖の一つ。
それは臆病さか慎重さか気遣いか、はたまた別のものか。

「――うん、触っただけじゃ正直分からないね…。」

と、そう言葉を返す。能力をこういう形で使うのは…
まぁ、何と言うか自分の中ではフェアじゃない。
(06/29-00:12:38)
メロウ > 「機械、そういうこと。私は別段、『生きている』に意味はないけどさ
 あなたが導いて想う、『あって欲しいこと』を当てはめるには、便利でしょ?

 私には、『心』で生きててほしいって思ってくれた人が居る
 だからそれで十分だって考えるし。私たちは今、そのおんなじ人の話をしていたから

 どうあれ華奈さんが『生きる』と表現するに足る、最低限の1
 0との違いで十分だと思うのか、どうか...だね?」

その言葉も、まるで返すように。青の瞳は水面のように
解釈を以て揺らぎながらも、問う側が答える側へと貴方の表情を映す

冷たい印象、その温度は貴方が温かさを求めて『心』に触れようとした程に。纏った温度で再び質感を返すとしよう

机の上に乗せた小さな掌を貴方の前へ移動させて。貴方の答えから意味が無いと知りながらも、『命かどうかを知ってみる?』と笑んでみせた


しかしてこれは罠である。それは少女の見た目通り、触れただけでは見分けられない程度に少女であった
(06/28-23:55:32)
鞘師華奈 > 「――うん、まぁそうだね。突拍子もないし、メロウさんに聞きたい事、ではあったけどさ。
どちらかといえばこれは私自身に関する問い掛けみたいなものだから、趣旨から外れるかなって。」

それはそれとして、『3』という数字に彼女は拘りでもあるのだろうか?
何故だか、そこをやたらと気にしていたようにも思えるが…。

「―――成程……ん?え?機械??」

納得したように相槌を打とうとして、唐突に出た『答え』に赤い瞳をやや丸くしてそちらを見遣る。
端々で確かに感じていた『違和感』の正体はソレか…と、腑に落ちる思いでもあったが。

「――機械を”生きている”かどうかと定義付けするのは、馬鹿な私には簡単なようで難しい質問だね…。
少なくとも、違和感はずっと感じはしてたけど…まぁ、私の個人的な答えで言うなら。」

そこで、肩を緩く竦めてみせる。自分自身の事は仕舞っておきながら。

「――どんな形や思いであれ、貴女が生きていたい、存在していたいと思うならそれは”生きてる”と言えると思うよ。」

多分ね、と付け加えつつ。言葉足らずな私にはそのくらいしか言えないだろうけど。
(06/28-23:35:33)
メロウ > 「それが、『みっつめ』なんだね?」

その表情はこれまでと変わらない微笑の中に、確かな安堵を表した
『3』という言葉に込められた強制力。何もないと言われると、心地よく眠れなかったのはきっと彼女の方だった

「生きてる、って言われると。えっと
 この答えってもっと、深い思慮を伴うような
 ...そういう分野ではなさそうだ、ね?

 あなたの問いかけは寧ろ、切羽詰まった直面だから
 その理由を理解できるかって言うと。難しいけどさ」

再び指先を合わせ、今度こそどのように答えたものかと思考する
その間に、『うーん』だか『えっと』だか、小さく口から洩れ続け

「バイタルサイン的にはきっと見えるで良いけれど、それでいいかな
 それとも...華奈さまには、私は生きてるって見えるのかな


 機械を生きてるって言うのなら。その根拠で私は簡単に肯定できる」

さらり、と。その事実は理解し難いタイミングで一緒に零れ落ちてきたのだとか
(06/28-23:09:25)
鞘師華奈 > 最後の質問は、言葉にしてしまうなら酷く単純だ。
ただ、それはメロウさん自身に関わる事、とは外れる。
それに、突拍子が無さ過ぎる質問なのだ。

生まれる沈黙と空白の合間に、再びハーブティを静かに口に運んで。
やがて、彼女が語る一つ目、そして二つ目の質問に緩く無言で頷いた。
そういう意味では、尚更に最後の取り下げた質問がどうなのか、という事にもなるが。

まぁ、そもそも。勿体ぶって話す事でもないのだけれど。
女の深奥――彼女自身が忘れているものは朧気で暗雲の中のよう。
ただ、先に取り下げた質問そのものとも言えるもの。

「――単純だよ。メロウさんから見て私はちゃんと”生きてるように見える”かな?って。」

この質問だけを聞いてみ、多分意味が分からないかもしれないけれど。
ただ、女にとっては、それなりに重要なのだ――だって。

(確かに死んだ筈なのに、五体満足できっちり生きてて…でも、”死人みたいな寝顔”をするなんて。)

確かに生きているけど、死んだ実感が拭いきれずに違和感はずっと前から感じていた。
だから、時々確かめたくなるのだ――ちゃんと私は生きて今、ここに居るのか?と。

――情けない話だが怖いのだ。本来の『鞘師華奈』は確かにもう死んでいて。
今、ここに居る自分は鞘師華奈の『写し身』や『擬態』のようなものではないか?と。
(06/28-22:37:24)
メロウ > 「ひとつ、ふたつ......み、っつ?」

相手のカウントに合わせるように、曲げていた指が三本目で中頃に止まる
かわりにまた、その首が傾く訳で。今度こそ、完全な沈黙としての空白が生まれる

前のふたつは考えるまでもなく、そしてみっつで挫かれる
迷いなく言葉は完成していても、切り出す瞬間の喪失

瞬きか、空調が髪を揺らすか。その程度の僅かな契機に頼って、その小さな口は開かれた

「薫さまとの出会いなら、丁度追体験している通り
 だから、私とあなたは出会ったの。『今』がそう

 私はいつも、『あなたの為』に仕事をしてる、私が望む契機はそう
 それが要求と合致をすれば、私は私を一番上手に扱える。それは原動力じゃない

 ただ、私はそれが出来る。それで不十分だったら、ごめんね」

彼女の本質を知るのなら、その存在は本来『目的ありき』
動機は最重要の項目ではない。それが出来る事であるか、出来る事にされてしまえば

どの様な事でも、叶える事が出来たのだと。残されたのは噂だけ


「ねぇ。そのみっつめって、本当に聞かなくていい事なのかな
 私が一番気になるものだから。ふたつめよっつめだったら気にしなかったけど

 その疑問を抱いたまま、今日は気持ちよく眠れてくれる?」

その興味と瞳は、告げる通りに一番深く貴方へと
(06/28-22:23:05)
鞘師華奈 > まぁ、実際にこの女は口が上手いという訳ではない。
約3年間、周囲を拒絶、とまでは行かないが無関心を装って適当な付き合いしかしてこなかった。
その弊害とでも言うべきなのか。自分が伝えたい事、話しておきたい事をきちんと相手に語れる自信が無い。

(―『忘却』は『死ぬ事』と同じようなものだからね…。)

内心で呟く。…いや、逆か。一度死んだ時に大事なものを置き去りにしてしまった。
”あの時”の死に行く感覚は覚えているが、その先は記憶にも何も残っていない。
無意識に、一度赤い双眸をメロウさんから逸らして宙を見上げるように。

「――失われた記憶…か。」

大半は勿論ちゃんと覚えているが、その覚えている記憶が正しいものかどうか分からない。
一度、確かに断絶した筈のモノがこうして今も在り続けている時点で不自然だ。
”だからこそ”、女は自分の過去と向き合う為に色々と調べ回っている。

――何故ならば、過去ときちんと向かい合って、初めて私は自分の『物語』を紡げるのだから。
少なくとも私はそう信じているし、だからこそ色々と自分自身の残滓を探している。

「――枠組みが決定したなら幸いだけど…。」

そうなると、次は肝心のその枠の”中身”となるが。
勿論、自分が協力出来る事は出来る範囲できちんとする。
それは『怠惰』とは程遠い、この女の生真面目な性分だ。

と、あちらからの問い掛けに少し考えてから右手の指を3本立てる。

「1つ、単純に個人的な興味として薫とメロウさんの馴れ初めというか出会い話。
――2つ、メロウさんがこの仕事を続けている原動力は何なのか?
―――3つ、――…あ~…ごめん、これは止めておくよ。」

最後の1つは取り下げる。彼女自身の事ではないともいえる質問だったから。
(06/28-21:55:28)
メロウ > 不器用な言葉の中で、選び出されたものには意味がある
本人が違和感を拭えなかろうとも、意味を見出す思惟の為に青い瞳を閉じる

相手にとって、『忘れる』との事柄とは何なのか
それは何か、一言で言い表せないような『隔絶』を感じつつも
それ以上は自身にとって知りようのない貴方の人生そのものだった

「現在から、遡る様に。過去に辿って奥から解していくような
 私が話して感じた部分はそうだから、私が作りたいものになる

 まずはそうして、私の仕事の枠組みが決定したってこと」

カウンセリングと感じたのも、この場では正しい事なのだ
『一点物』を作る仕事を担う側として、かけられるものは幾らでも
勿論、それにきちんと付き合ってくれる相手だという事は分かってうえでの内容であるが

「ねぇ。試しに聞いてみてもいいかな
 例えば私に聞きたい事があるのかな

 私が知ってばかり、じゃなくても良いかなって、ね?」

そうして、あなたが『何』に興味を持つのか、という扉へも手をかけてみた
(06/28-21:35:54)
鞘師華奈 > 「私にとっての過去は――…」

そのまま、言葉を紡ごうとして不自然にぴたり、と止まる。
彼女のように溜めの時間、という訳でもなさそうで。
ただ、一言で言い表せる言葉が出てこない、とでも言おうか。
女の表情は、時々微笑んだりするくらいで基本的に落ち着いた無表情が常。
ただ、鉄面皮やポーカーフェイス、というには一歩何かが足りない、そんな塩梅。
こちらもこちらで彼女を眺めていたけれど、ふと想起されるソレはさてどんな情景なのやら。

店内の香りの洪水、とも言えるものには少しずつ慣れてはきている。
それは些細な仕草だったり動きで何となく分かるもので。

「――そうだね、また”忘れる”のは御免被りたいもんだよ…。」

言葉ではそう口にするが、実際は忘れるというより別の単語が入るのが相応しいような、そんな曖昧な言い草。
クッキーも一枚頂きつつ、こうしているとカウンセリングされてるみたいだなぁ、と思う。

「まぁ、似てる部分は結構あるけど、全然違う部分も当然多いからね。
凸凹なのかは、私自身はよく分からないけど――…。」

ふむ、と頷く。お互い『補完』しあえる相手。女にも心当たりがあるにはあるが。
それを相手がどう思っているかまでは分からないもので。
まぁ、それはそれとして、だ。

彼女の独特の笑い方や、自分自身を棚に上げた言い回しも少し慣れてきた。
それがメロウという個人の個性ならば、それを否定や咎める理由も無いのだから。
その視線が頭頂部に向けられるなら、矢張り黒髪の中で目立つのが一房だけ赤いメッシュのような前髪か。
(06/28-20:36:11)