二式 鵠 (フタシキ クグイ)
プロフィール
身長:178p 体重: 66kg
長めの黒髪を小さなポニテにした男性教師。 何房か白メッシュが入っている。 染めているわけではなく、地毛。 産まれた時から、いくら髪を切ったりしても一部だけ白くなるらしい。
目は、鋭い釣り目、瞳孔は黒 全体的に強面の美男子…といった風情であり。
実際、容姿だけ見れば高レベル。 更に、歴史と言うつまらないと断じられがちな授業も、その風貌に似合わずジョークなど交えつつ進めていくため…いい意味で、『テストの点数が取りやすい』授業となっている。
こんな完璧を絵にかいたような教師なら、学園での淡い禁断の恋―――などもありえるかもしれないが。
残念ながら、その可能性は限りなく低い。 その理由は休日の彼にあり…ある一定の間隔で、彼は正に豹変する。
その彼の裏面は――
東に推しが現れれば前日にはすべての用意を終えて、開場時間ぴったりにイベントにたどり着き。
西で推し作家たちのイベントがあれば、3冊どころか5冊ずつ余裕で買えるほどの資金を持ってにこやかに赴く。
更に北でゲリライベントあれば、発信力を駆使して情報力で同士に報せ、喜びを分かち合い。
南で厄介なファンを見つければ、推しを身を賭して護る。
そう、彼はあらゆるサブカルチャーに手を伸ばすオタクだ。 コスプレ、本、アニメ、映画、アイドル、ドラマ… 二次元三次元問わず、ありとあらゆるサブカルチャーを楽しみ、味わい尽くすために彼は休日を捧げる。
その正体は学園でも良く知られており 『オタ先生』や名前と合わせて『オタイ先生』などと呼ばれている。
彼の話(語り)を刺激してしまうと、昼休みが足りなくなるとか。
そんな二面性もあり、多少容姿で女子生徒を引き付けることはあるが…強面の男性が、ピンク色のハッピを着て踊り狂う様子を見て惹かれる女子は稀だろう――
とはいえ、公私はしっかりと分けており、授業中なら、例えどんな話を振られたとしてもノることはない。 あくまで、仕事の合間の時間の過ごし方として、それを選択しているだけなのだ。
異能 審美眼(シンビガン)
モノ、者の価値を判別する異能。 彼の性格や趣味と非常に合っており、贋作などをすぐ見抜くことができる。 また、副次効果として『元気である』状態の生物を見た後に『元気がない』同じ生物を見ると、いくら取り繕っても不調を察することができる。 ただ、察する程度であり、何が原因かまではわからない。
これによって、学園内で彼が誰かを保健室に連れていく事は多い。 保険の先生の方が向いているのではと思われがちだが、彼が教えたいのは歴史だ。
「ああ!この特異な数百年!まるでラノベやアニメのような…いやそれよりも奇異な歴史を事細かに、誰にも嫌がられずに説明できる!これほどうれしい事があるか!?」
とは、彼の言。
特殊能力 多少の格闘術 二次元のトンデモ格闘に憧れ、色々と試した結果のごっちゃ煮格闘術。 推しを守るのにたまに役立っている。 元々の運動神経も中々であるためか修得も楽しんでいる様子。
無謀な挑戦を繰り返し、格闘以外では五体接地転回法はできる。
総じていえば、教師としては頼もしく。 同じ趣味を持っているなら、それもまた楽しく語り合えるだろう。 |
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