ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ
カルヴァーレ王国、と言う国に生まれた錬金術師の女性。24歳。 手に触れた物の組成を解析、分解、再構成することによって物質を別の物質に変化させる「接触錬成」と言う術法を主に用いる。
彼女の錬成は効率、速度共に優れるため「神の腕を持つ者」と称されることもある一方、当人は自分を「錬金術師ではなく錬成術師だ」と言って憚らない。 その理由は、錬金術の目指す秘奥の一つ「黄金錬成」に届いていないからであり、金を錬成できない以上錬金ではない、と言う事である。 彼女は錬金術師として『白銀』の位階を持つが、それは白銀の錬成に成功したが故に与えられたものであり、一方『黄金』の錬成には到達していないことも指す。とはいえ、錬金術師の位階としては三位であり、賢者の石の錬成を条件とする『賢者』、黄金の錬成を条件とする『黄金』の次に高い。 なお、『賢者』の位階を持つ者は現状おらず、事実上第二位の位階と言える。
性格は気丈且つ冷静。堂々としており男性的な雰囲気も漂う。 しかし気難しいと言う事はなく、寧ろ面倒見は良い。錬金術について問われると、聞かれる以上の事をつらつらと話し始めてしまう一面も持つ。 特技は、錬成以外にはフェンシング。苦手な事は料理と部屋の整理。 フェンシングは、位階の高い術師の場合、その技術やレシピを求めて襲われることがままあるため身に着けた。 錬金術を学ぶ上で目的としていることは、と問われれば「賢者の石の錬成だ」と答えるが、その本当の目的は別にある。
その目的を果たすための研究のために常世学園に訪れ、生活のための教師をすることにした。 受け持ち科目は『錬金術概論』。カルヴァーレ王国における錬金術を紹介、解説している。
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