【基本設定】 名前:赤羽 華楠(アカバ カナン) 身長:155.6cm 体重:44kg 体型:華奢 容姿:赤みを帯びた黒髪、自身に満ち溢れた整った顔立ち。基本的に赤系の服を好む。 好きなもの:綺麗なもの、叡智を感じるもの、反骨心のあるもの 嫌いなもの:品のない者、汚いもの、知性の欠片もないもの、炭酸飲料
世界魔術協会から派遣された祭事局特別協力役。 怪異災害対処の専門家として外から派遣された専門家であり、祭事局内にとっては数少ない『実力行使で怪異災害を解決する』ための人員。
魔術師会でも非常に名高い名家『赤羽家』の十三代目当主であり、当代の『赫の魔術師』 世界的に広まったものとは違う、現在においても神秘の存在として詳細を秘匿されている魔術式『赫』を使用する魔術のエキスパート。 魔術の解析、応用、対応全般を幅広く行う事の出来る非常に優秀な人物であり、魔術探知においては他の追随を許さない。
なお、本来は朧車(9月〜10月)異変の際に怪異災害の専門家として派遣されたが、さまざまな事情で今(11月)になってやってきた。
【性格】 非常に高飛車で不遜。 才能を持って生まれた事を自覚しており、自分が一番と言って憚らない。 ただし傲慢なだけな訳ではなく、「上に立つ者は下の者が守らねばならない」という一種のノブレス・オブリージュの精神をもっており、弱者の命を守る事を信念としている。 逆に力を持っている者に対しては非情に厳しく、力に不相応な人物であると判断した場合苛烈な行動を取る事も辞さない。 ただし努力をする者には彼女なりの敬意を払う事もあり、基本的に悪人ではない。 怠慢を嫌い、進歩を好む。 才能と努力を兼ね備えた生来の天才。
魔術師としての矜持は高く、自分の魔術には確固たるプライドを持つ。 「魔術である以上神秘的でなければならない」という感性を持っており、能力だけでなく見栄えも良くなければ一流の魔術師は務まらないという考えを持つ。 その為、醜悪なものは毛嫌いする傾向がある。
なお、重度の方向音痴。
【赫の魔術師】 赤羽家に伝わる『魔術式-赫』の継承者を指す称号。 魔術師の最高峰称号一つともされ、その名を冠する者はそれだけで他の魔術師から一目置かれる存在になる。 ただし赫の魔術師は厳密には『魔術式-赫を継承した者』を指す称号であり、その名を持つからといって魔術教会で高い地位を持つとは限らない。 華楠の場合は称号を得て日が短い為、魔術教会内での権力は上の下程度。
【魔術式-赫】
赫の魔力によって行使する事の出来る非常に稀有な魔術。 かつて世界を救った12の使徒のうち1つの持つ力とされており、その力を行使するには特別な資格が必要とされる。 基本的に一子相伝であり、他者が使用方法を解明する事は不可能であり、素養のある者にしか使用不可能。 その根源は極東の呪術であるともされる。 赫の魔術は基本的に「重ねる」事で性質を変化させる。 (魔術のランクは一重式-ソロ<二重式-デュオ<三重式-トリア<四重式-カルテット<極式-クインテットの順) 魔術が重なるほどに難易度が高くなる他、魔力純度が高くなり純粋な「赤色」に近い色となるのが特徴。 その為術式名にはその術式の色を冠する。
赫の魔術は多くの術式が存在し、その能力も多岐に渡る。 華楠はその中でも炎を生み出す、魔力を弾丸として放つ、薔薇を生み出すなどの魔術を好む。 攻撃として魔術を使用する場合、指で銃を撃つようなポーズをする癖がある(別段魔術の行使に必要な動作ではない)
基本的には対象を選択、それに対して効果を発揮するというもの。 魔術的な抵抗をする相手に直接魔術の効果を与えるのは難しい為、あらかじめ自分の魔力が注がれた物体を相手に叩き込み、それを介して他の魔術を展開する事を定石とする。
【魔術一覧】 [一重式-ソロ] (華楠の感覚で)単純な魔術。 華楠は同時に3つ迄発動可能。
・オールドローズ 周囲に薔薇を生み出す魔術。 それだけなら何の効果もない魔術だが、この薔薇は「生命を吸って咲く」という性質を持つ。 そのため薔薇を放ち相手に刺す事で、生命のある存在の生命力を奪うデバフ能力として利用する事が可能。
・ボルドー 物質形成の魔術。 栗色の物質を周囲に形成する事が可能で、障壁や武器を生成する事が可能。
・ガーネット 周囲にある意志を宝石に変換し、弾丸として射出する魔術。 宝石は高い硬度を持つ他、術者の意志に応じてある程度まで操作をしたり、任意で破裂させたりする事が可能。 魔力を喪うと宝石は石ころに戻る。
・シナバー 錬金の魔術。 肉体治癒、活性化、毒性の解除等の効果を発する赤い水を生み出す。 体内に取り込む事で取り込んだ者の血液の代わりにする事も可能。
・マゼンタ 幻惑の魔術。 実体を持たない壁を生み出し、触れた者の感覚を狂わせる事が可能。 壁で周囲を囲む事で外側の存在から内側の存在を認識させないといった芸当も可能。
・ファイア 炎の魔術。 厳密には『炎を生み出す』魔術であり、その場にある存在を炎へと変換させる魔術。 燃えないものを燃やす事が出来る他、炎の特性をそのまま与える事が可能で応用が利く魔術。
正体
【正体】 別の世界で”12使徒”と呼ばれた存在の一つの力。 ”秩序”を司る力であり、世の理を創り出す事が『魔術式-赫』の本来の力。 「これはこういうもの」という法則を生み出す事が可能な力であり、世界を限定的に自分の掌握下に置くことが可能。 ただし、本来の世界の力ではない事、使い手が人間であること等の制約により能力は大きく限定されている。
『魔術式-赫』ではこの「法則を創り出す力」を、元々自分の中で構築した術式を通して使用する事で負担を最小限に留め放っている。 その為「高度な術ほど魔術としては単純なものへと変化してゆく」という通常の魔術とは真逆の法則で成り立っている。 例えるのならダムの水の放出口を段階的に絞っているようなもの。
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