ーそれは、進化し続ける機械。
【概要】 あらゆる場所へ現れては、忽然と姿を消す マラカイトグリーンの虚ろな瞳を持つ男。 長身で整った20代前半の風貌に 黒いスーツを身に纏っている事が多く 表情はほとんど変化を見せない。
【正体】 ヒトの姿は彼の本質ではない。 そのヒトの様な物体は服装も含め ナノサイズの自己組織化ロボットが強い磁力で 結合して組み上がっているもの。 彼はいわばナノマシンの集合体である。 詳細不明の素材で構成されており あらゆる物質の構造を学習、侵食し消化することで増殖していく構造を持つ。 加えて分子アセンブラによりナノマシンの配列を 組み替えることで機能そのものが大きく変化する。 そしてエボルバーの最大の特徴は学習し”進化”することで 理論上無限に性能を拡大し続ける所にある。
【来歴】 世界の何処かで何かのために 最先端のナノテクノロジーで生み出された産物。 何らかの要因で海を漂流し 最終的に常世島へ流れ着いたらしいが 詳しい事は分かっていない。
【行動】 知性が存在し、無機質に通る男性の声でしゃべる。 只、価値観は独特で人間が考えるものとは相違がある。 進化することを意識しており学習するためならあらゆる行為に躊躇いはない。 一般的には非常識とされる行動を取ることもしばしば。 その影響か自分では理解の及ばないものが好きで 見慣れないものを見れば学ぼうとする。
【機能】 ナノマシンの集合と遺伝的学習によって様々な機能を作り出すことが出来る。 ヒトの様な姿も情報収集用途の形なだけで本来の姿は不定形の黒い砂のようなもの。 目的に応じて様々な形態に変化する。 ナノマシンの集合体という構造上ダメージには強く、 外傷を受けてもナノマシンを再結合させることで機能を回復できる。 只、ダメージの蓄積状況によっては修復に掛かる時間も相応に長くなる。
【PLより】 場所と状況によっては戦闘を仕掛ける事がございます。 ボロボロにされる事を考慮している設計なので 遠慮なくやっちゃって下さい。 また非生物である、小さな機械の凝集体であるといった本質の看破は 特殊能力などでして頂いても構いません。
【邂逅記録】 謎の悪魔[No.517 レヴァーリア・M・レイフィールド] スラムで交戦。超自然の槍で攻撃される。 強力な悪魔の力の知見を得た。
風紀委員会の青年[No.493 雪景勇成] 落第街大通りで交戦。 武装収納・展開の知見を得た。
強者の女[No.523 白梟] 落第街地下で交戦。 キャトムの一部を渡し 新たな知見の取得を図る。
未知の魔術師[No.318 フィーナ・マギ・ルミナス] 路地裏で交戦。 魔術の知見を得る。 未知の知見を得る。
仮面の人間[No.562 笹貫流石] 黄泉の穴で遭遇。 結果を残す知恵を見る。 新たな移動手段の知見を得た。
異瞳の少女[No.598 言吹未生] 歓楽街で遭遇。 素体構造強化の知見を得る。 死は忌避するものではない。
死を想う少女[No.257 神樹椎苗] 病院で遭遇。 死に関する知見を得る。 機械は死を思う。
斬念な青年[No.42 追影切人] 送電塔で交戦。 底知れぬ力を垣間見た。 機械は変化に期待している。
人間的な怪異[No.412 狭間在処] 落第街大通りで交戦。 怪異の定義を再調整。 対話の重要性を認識。
難しい女性[No.262 セレネ] 裏常世渋谷にて交戦。 彼女を結論付けるには検証不足。 機械に感情は難しい。
起刀クロ[No.624 寝刀シロ] 落第街裏路地にて遭遇、交戦。 特異な力と神秘的な目を持つ少女。 機械は次の機会を待つ。
燦々たる女[No.533 ノーフェイス] 歓楽街にて遭遇。 彼女は変化を問う。 機械に欲望はまだない。
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