名前 モルガーナと名乗る
容姿 膝裏まである鬣のような銀髪とそれに沿うようにある角 雪のような肌に紅蓮の瞳が目を引く。 少しきついまなざしの持ち主で目元に紅をさしておりさらに目立つ。 若干身長は低く大体の人間が自分より高い。 一見すれば15歳程度に年若く見えるもののスタイルは良。 肩口から指先、腰から足先に向けて半透明の真珠色の鱗に覆われている。
服装 幽霊然とした格好が多いが彼女の在り方が原因で 焔等がその意匠に現れる場合が多い。
性格 他者をからかうのが好きで飽き性。 境遇の関係から他者を見下す傾向がある。 基本プライドが高く、自由を愛する性格で 騙す事も騙される事も好きで非常に気まぐれ。 気が向けば傷つけられることも厭わないという 一種の破綻快楽主義者。 ……という”王”としての振る舞いを貫いた頑固な寂しがり屋。
・異能:八百万之幻想(龍) 自身の持つ能力に加え、龍という存在に対するイメージや 常識として持っている特徴を取り込むというもの。 元の世界では白竜伝説を利用し 死すら超える圧倒的能力を誇っていた。 此方の世界ではそこまでの能力を得るには至っていないものの 圧倒的な耐久力、膂力は健在。……だった。
・幽世之咆哮 自身を中心とした一定範囲内に任意に爆縮を引き起こすというもの。 直接それに巻き込むことはもちろん それによって超圧縮されプラズマ化したものを射出したり 魔術の具現化したものを圧縮し威力を高めたりと 高い応用性を持っていた。
本来は大魔術領域の現象であるが 彼女は物心ついた頃から手足の延長線である別の物として捉えており、 加えて虚法式という独自術式で顕現させる形をとっている為 術式などは一切表に出る事は無く 現象だけがその座標に発現するという中々剣呑なものとなっている。 対峙した瞬間に別世界に食い荒らされるかのようなその御業に この世のものではないものとしてその名前を冠した。
・幻想之残火 残り火として発現している不具合の一つ。 自身がほぼ魔力触媒に近い状態になっており 他者からのちょっとした魔術でさえも自身を消費して 極大化、継続化させてしまう。 また、自身が力を振るえば振るうほど消耗が早まる。
経歴 とある世界の龍人の国に一時期君臨した元女帝。 王家の中でも傍流に当たる家系の出身だが 先祖がえりを起こし、白竜として生まれた事から 疑心と策謀の中に育った。 幼少期に誘拐され、生死を彷徨った後、 人が変わったかのように力をつけ、最終的に 当時の帝であった伯父を謀殺しその地位に就いた。 本人曰く、他にやりたい事を実現する方法が無かったためとの事で、 早期に後継者にその地位を明け渡し 自身は神話に残る大戦の痕跡を探る旅に出た。
その途中、一つの遺跡に巡り合い その影響で意識と存在自体が朧になっていた所を 彼女を疎んでいる旧議会の手の者により 異世界へと強制排除された。
……その際にその力の一部が意識を持ったもの。 本人の記憶や意識を持っているが本人ではない。
近況 既に現世での肉体は維持が出来ないほど朧な存在になっている。 危険とされる場所や霊力、忘れられる信仰が留まる場所など 感情や畏怖が留まる場所を流浪しており滅多に姿を現すことはない。 ……が、ふとした気まぐれと縁により預かり物を預かった。 その約束は確かに世界と灰を繋ぐ導になっている。 |
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