マリア・フォン・シュピリシルド もしくは ヴィルヘルム・フォン・シュピリシルド 身長158cm 体重45kg
<基本的なこと>
時に男性,時には女性の姿で行動している,アルビノの青年。
<外見上の特徴> その真っ白な肌,華奢な身体,プラチナの髪,中性的な顔つき。 女装時じゃ魔力によって声も変化させていた。
最近はもっぱら男子として活動しており,特別な事情が無ければ女装することは無い。
<性格上の特徴>
素直な性格で,寂しがりや。 誰かに必要とされることに飢えているため,他者の役に立とうと,傍から見れば無茶なこともしかねない。
<最近の様子>
正式に入学手続きを済ませ,男子寮に部屋を借りることができた。 常世学園の文化や男子学生の文化に触れながら,少しずつ年相応の感覚を身に付けようとしている。 授業は魔術に関するものを中心に履修しているようだ。
<異能>
山羊の二面性 【Scapegoat-Baphomet】 その名の通り,まったく異なる2つの力を発揮する異能である。 表は,傷付くはずの誰かと自分を入れ替える力。 裏は,傷付くはずの自分を誰かと入れ替える力。 故郷では裏の力を一度も行使したことが無かったが,今は行使することに何の躊躇もない。
<魔術>
酷使【Overdrive】 彼は異能の発現と同時に魔術の才能にも開花している。 しかし,本人は自覚しておらず,これも異能だと考えている。 瞬間的に身体能力を限界を超えるほどに強化し,人間の限界をゆうに超えた力を発揮することが出来る。 無論,彼の華奢な体はその負担に耐えられるはずもない。 これを行使した後,酷使された身体にはダメージが残り,起き上がることができないほどの痛みに悩まされる。
<この島に来る前のこと>
ヴィルヘルム・フォン・シュピリシルドは先天性白皮症により薄紅色の肌と白金の髪、そして紅色の瞳をもって生まれ落ちた。 だが,彼はその紅色に輝く瞳から“吸血鬼”として忌み嫌われ,両親からも愛されることはなかった。 王家に“吸血鬼”が産まれたのは不吉だとして,生後間もなく事故に見立てて殺される手筈だったが,乳母とメイドの助命嘆願により命は助けられる。 彼はその名前を奪われて別館に幽閉された上,王位継承権を喪失させるため・ノ“女”として育てられた。 男である事を周囲に知られてはいけなかったため,乳母やメイドは彼に“女”としての教育を施した。 そうして育てられた“彼女”は後に“シュピリシルド家の魔女”と呼ばれて恐れられることになる。
“彼女”が“吸血鬼”ではなく“魔女”と称される所以は先天的な外見によるものではなく,後天的な異能の発現によるものである。 戦闘的な異能が発現したことによって“利用価値”が生まれ,“彼女”は必要とされるようになった。“彼女”に与えられた役目は,“王”や“皇子”を守ること。 寝室で“門”に飲み込まれるその日まで,“彼女”は自分の役目を果たすことだけを考えて生きてきた。
≪PL注≫
@女装状態【マリア】を描写する際には,基本的に“少女”と描写します。相手キャラクターがこのキャラクターの素性を知っている場合には,変更される場合があります。 A【マリア】は外見上は華奢な女の子です。特殊な技能が無い限り,外見から女装を見抜くことは難しいでしょう。 B視覚情報以外の何らかの手段によって看破していただくことはもちろん問題ありません。 C【ヴィルヘルム】は外見上は華奢で中性的な青年です。化粧を落としていますが基本パーツは変わらないので,両方を見た人なら,同一人物だと気付けるかもしれません。 |
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