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【ライガ・遠来・ゴルバドコールから得た情報 】
昨日起きた商店街での事件を聴取したところ、以下のことがわかった。
・鎧騎士を焼き殺した女生徒は鎧騎士(以降ザデルハイメスと呼ぶ)の呪詛を跳ね返したという
・ザデルハイメスの右腕の篭手の掌から目が現れた。それは「視線あるいは視界にあるものに不運をもたらす邪眼」と予測され、ライガはそれを障壁にて防御
・鎧の文様が赤く輝くところを見ると変調をきたす可能性がある
・これらの「視界に関する呪詛」を使いこなすと思われる
・魔術か異能かは不明である
・その場に「シルヴェネ」もいたが、何もしなかった
・しかし「シルヴェネ」は報告書005のような行動をとっており、敵討のような気配は全くなかった
・よって、ザデルハイメスはまだ生きているか、復活すると思われる
以上の事柄は「あまり余裕がなかった」らしいライガの分析と佐伯の補足であり、確実さは保証できないが、少なくとも呪詛に対する対策は考えておくべきだと佐伯は考える。
また、他の魔術・異能を使う可能性も大きいので今後も情報収集を続けていく必要がある。