生活委員会保健課では、不審な飲料による生徒の健康被害を防止するため、
常世島内に出現する都市伝説的存在「自販機」の調査を行っています。
保健課生徒による実地調査および聞き込みにより、「自販機」に関しては現在、以下の特徴が判明しています。
●外見的特徴は通常の飲料用自動販売機と異なり、飲料の模型があるべき場所に何もない、あるいは真っ黒。
金額は100円、500円、1,000円、10,000円に対応、投入した金額と排出される飲料の関連性には未だ謎が多い。
当該存在に生物的な意思はみられず、言語機能も存在しないと考えられる。
●「自販機」本体および「自販機」より排出される飲料は未だ謎が多い。
自販機から腕が生えた、排出された飲料の缶が生きていて動きまわったという現象が確認・報告されている。
また、排出される飲料の中には常世財団が製造、販売に関与していると思われるものも存在する。
●商店街・ゴミ捨て場に出現した「自販機」へある生徒が10,000円を投入し、排出された飲料を飲んだところ、
当該生徒の足元から茶の若木が発生、茶畑はゴミ捨て場周辺と家ひとつを飲み込むほどの規模に成長したことから、
排出される飲料には何らかの重大な危険性を持つものも存在しうると判断。調査の必要あり。
今のところ保健課へ「自販機」から排出された飲料による健康被害は報告されておりませんが、
生徒各位におきましては、不審な自動販売機を目撃しても興味本位でお金を投入されることのないようお願いいたします。
(保健課の生徒により撮影された、家ひとつを飲み込む茶畑の写真が添付されている)