―― ク、好いねェ。ぼくは強いものイジメは好きだけど、 弱いものイジメも大ィ好きだ。あッは! ――
◆鈴鳴飛燐(スズナリ−トバリ)
鋭い目つきの三白眼と常に湛えられた三日月形の薄笑みが特徴の少年。 飄々としているが、一度スイッチが入ると止まらない生粋の戦闘狂。 ブラッドドランカーにして真正のサディスト。 好きなものは強いものイジメで大好きなものは弱いものイジメ。 近寄らない方が無難だが、 スイッチさえ入れなければ一定の常識は持ち合わせてはいる。
その行動原理は「楽しいこと」を求めることにある。 特定の組織勢力に所属せず、楽しいことのためなら何の味方にも敵にもなる。 「風紀だか公安だか知らねェが、最後の最後に誰より笑っているのはこの鈴鳴トバリだ」 という言葉を残しており、これが彼を最も的確に表していると思われる。
現在は落第街でホテル暮らしをしているが、 一人で島にやってきたらしい彼の、 その無尽蔵の資金の出所は不明。
◆戦闘傾向 典型的な凶戦士タイプであるように見えて、その実かなり狡猾で頭脳派。 敵わないと判断すれば即座に逃走を選択する判断力を持つ。
情報が何よりの武器であると考えており、 いかに自身の異能を悟られず相手の異能・戦闘スタイルを知るかに重きを置く。 これは、後述する異能を差し引いたトバリ自身の身体能力・戦闘力が そこまで高くないことにも起因している。
また、戦闘中の高笑いや挑発的な言動も相手の精神を乱すためである。 視覚的に恐怖を煽る「杭」を武器としていることもその一環。 尤も、高笑いについては半分は自分が愉しんでいるだけという一面もある。
◆異能:刃杭生成(ブレードディスコード) 「物質」から「杭」を生み出すことができる能力。 発動条件は「トバリが手で触れること」。 条件を満たせば地面や鉄、樹木等からでも杭を生成することが可能。
杭は質量保存の法則を無視して生成される。 生成後の杭は異能・魔術的な性質を一切持たず、 完全にひとつの杭という物質として存在する。 強度は生成した素材に依存し、サイズは大小様々であるが、 大きさに応じて消耗が激しくなるようだ。
杭はそのまま物理的な武・榿して利用するほか、 生成時の勢いを利用した突き刺しや射出による中距離射撃が可能。 その性質上、有効な攻撃範囲は非常に狭いものの、 かなり高い殺傷能力と貫通能力を有している。
タネさえ読めばすべての攻撃が直線的であることから、対処しやすい能力ではある。 ただしトバリ本人の極めて高い攻撃性が加味されることを忘れてはならない。
No.50 否支中 活路は、その戦闘スタイルから彼のことを 「ブレードランナー」「ツェペシュ」と評した。 「ツェペシュ」の方はトバリ自身もそこそこ気に入っているようだ。
◆異能:???? トバリが有する隠されたもうひとつの能力。 基本的な構造は刃杭生成と同一らしいが、詳細不明。 学園内にはただひとりその正体を知るものが居るらしいが、矢張り不明。
◆特殊能力:精神感応耐性 特殊能力というより体質に近いもの。 如何なる理由からか、精神感応系の能力を受けにくい。 あくまで受けにくいのであって、完全無効化というわけではない。
◆設定共有 No.109 薄野ツヅラとは浅からぬ因縁があるようだ。 また、彼女のことを「切れ味の良いハサミみたいなもの」と評したこともある。
◆所持品 ・デザートイーグルにも似た大型銃 落第街大通りでの戦闘で入手。反動が極めて大きくろくに扱えない。
・暴走剤(仮称) 薄野ツヅラが入手してきたものを譲り受けた。 使う予定は無いものの「面白そうだから」と保管している。
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