鷹屋 和臣(たかや かずおみ)
グリフォンに乗る運び屋。 腕は確かで、手頃な値段でどんな物も素早く運んでくれる。 だが、時に何かを無くしてしまうことも…?
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●年齢:17歳 ●身長:180cm
●容姿 ワークキャップを深く被った、短い白い髪に蒼い目の少年。 背の高い痩せ型で、細長い体型。 普段は学ラン一揃いに中にTシャツ、足にエンジニアブーツを履いており、左手だけに分厚い手袋のようなものを嵌めている。 たまに和服を着ていることもある。
●性格 口数は少なく、あまり表情を変えることはない。 冷静で、淡々と喋る。 頑固で、自分の信念をなかなか曲げようとしない職人気質。
●異能:存在奪取《・Xニッチ・スナッチ》 手のひら大までの大きさの物を、相手の目の前から消失させたかのように錯覚させる。 視覚のみならず、嗅覚や触覚などといった五感全てから消すことが出来るので、 相手からは突然物が無くなったかのように見せかけることが出来る。 存在奪取を受けた当人が異能と判別するには異能を使うか、或いは五感に頼らない手段を用いる必要があるだろう。 ただ、対象は一人のみなので、多人数でいる状況だと直ぐにバレてしまう。 また、消失させる物を自分の目で見る必要がある上、半径5m程度にしか作用しないという制限もある。
なお、彼自身は「異能を持っていない」と周りには公言している。
●運び屋:グリフォンに乗って、島内全域どこへでも物を運んでくれる。 料金は1,000円〜。時間指定や物の量や大きさ、場所によって値段が左右される。 30分以内に必ず届けることをモットーとしており、出来なかった場合は全額返金している。 大抵は路地裏などで一対一の交渉をしており、その際に異能を使って金額を誤魔化したり、所持品や運ぶ物の一部を盗んだりといった行為を度々行っている。
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●背景・島に来るまでの経緯 鷹屋 和臣は九州のとある集落に住む、名のある鷹匠一族の末裔である。 自身も鷹匠としての修行を積んでおり、鷹を始めとした動物の扱いには慣れている。 本来はそのまま父の後を継ぐはずであったが、10年前に異能を発現。 異能のせいで、家族を始めとした周囲の人間から疎まれて過ごしてきた過去がある。 島にやってきたのは1年前、父より直々に島に行くよう勧められたことから。 鷹匠の未来の為に異能について学ぶ、という理由が表向きにはあるものの、実際は勘当に等しいもので、それは本人も理解している。 仕送りも何も無い為自らお金を稼ぐ策を探していたところ、懐かれてしまったグリフォンを見て思いついたのが現在の仕事である。 |
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