【外見】 右半身は生身、左半身は装甲に覆われた半人半機の少女。 だが実際は生身に見える部分も全て人造の完全機械化兵士(ファルコンネン・マシーネン・ゾルダード)である。 東洋系の顔立ちでやや小柄、若干ボリュームに欠けたスマートな体型。 肌は白、右目は通常時は青、長い髪の右側は黒で左側は銀。左目部分はゴーグル状の光学センサーとなっている。 服装は水着のようなボディスーツにブーツ(右脚)。手袋はしたりし・ネかったり。
【性格】 右半身のキサラギRは、基本的には丁寧で上品な落ち着いた口調と性格。「より人間に近い自分の方がLよりも優秀である」と事あるごとに主張し、Lのちょっとしたミスも厳しく責めるものの、これは兵器としての性能で劣っていることへの劣等感の裏返しであり、繊細で打たれ弱く傷つきやすい。 左半身のキサラギLはやや大雑把でいい加減、おおらかで多少のことにはこだわらない性格をしているが、これはイザとなれば何もかも破壊してしまえばいいと考えているからであり、本質的にはRより危険な存在である。 通常時はこの左右二人の協調的統合人格(L/R)が表面化し他者に対応することになっているが(でないと相手が混乱する可能性が高い)、実際のところ会話中に二人のバランスがとれなくなり、なし崩しにLとRが同時に喋りだして余計に相手が混乱する事例が多く、今後の課題となっている。
【来歴】 かつて存在した「とある組織」に所属していた天才的なロボ師、シャドー・ダーク(仮名)の死後、彼の弟子たちは早急に組織及びスポンサーに対して自分たちが師と同等の技術を有することをアピールする必要性を感じていた。 そのために彼らが選んだ手段は師の遺したスケッチや草案、不完全な設計図から完成品を生み出すことだった。 だが、メモに記されたキサラギという文字が個体名なのか単なる日付(二月)を示すものなのか、左右で異なる姿が完成した状態なのか変型/変身の前後を描いたものなのか、その程度のことすら判然とせず、また後継者争いのための密かな妨害行為も恒常化し、開発は難航。 ブラックボックス化された根幹部品を再現できないため師匠の作った自動人形を分解してパーツを抜き出す等の本末転倒な行為まで行われたものの完成を見ずに組織は崩壊、後継者たちも四散することとなった。 その後、押収された設計図と部品を元に学園側の技術者が完成させたものが本機である。
【性能】 常人を超える力と反応速度、防御力を有するが人造兵士としては標準以下。 実弾兵器、光学兵器、高熱、低温、電撃、強酸、振動、衝撃その他各種兵装を内蔵し対応能力に優れるが装弾数、使用回数は少なく長期戦には不向き。 元々デモンストレーションが目的であったため実戦向きでないのも当然ではあるのだが…。
【異能】 《冷たい意思》(セラミックハート) 機械である彼女は精神に干渉する異能や魔術の影響を受けない。 しかし、心を持つ彼女は精神干渉が行われたことを知覚できる。 また、精神干渉された人間に接触し、彼女自身の冷静で平静な精神と感応させることによって、相手の精神を平常なものに戻すことも可能である。
【現状】 人格を有する個人として市民権を与え、生徒として登録するという案もあったが「学習の必要はない」と本人により拒まれたため、名目上は生徒会の備品として登録。 労働の対価を得て自律的に活動している。 貸し出し可(有料。現物支給も可)
※中の人はタイピング遅いのに加えて現在キーボードのないiPadを使用しているため反応速度に問題あるかと思われます。 申し訳ありません…。 |
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