金色の髪を腰を覆うまでのロングに伸ばした、まるで西洋人形のような女性。 異世界ではとある地方国家の末姫としてのびのびと育てられ、森の中で小鳥と歌い、鹿と戯れ、小川のせせらぎに癒やされながらすくすくと成長してきた。
しかし、異世界の「門」が開くその場所にいるという不運から、こちらの世界に流れ着いてしまう。 幸運にもある程度の人数を抱えたグループで飛ばされたため、生活に苦労はしていない。 (他のメンバーは、世話役の爺以外はそこここで勤労し、彼女や自分らの生活費を稼いでいる。) この学園には、安全に過ごすことができる環境を求め、他の者の勧めで入学した。
当初は寂しさを感じ、沈鬱に過ごしていたが、次第にこちらの世界にしかないとある趣味に目覚め、傾倒。
それが 野球 である。
白球を追いかけるその姿と、一見して難解なルール。独特の間に引き込まれた彼女は、ついに自ら野球を始めてしまう。 爆発魔法に才があったのだが、野球のために肉体強化に全ての力を注ぐことでそれに耐えられる身体を手に入れた。(その代わり爆発魔法はしばらく使っていない) 本人としては長い髪をすべて切ってしまいたいのだが、世話役の強硬な反対に合い、それは断念している。 野球同好会を立ち上げるが、現在は部員自分だけ。
結局彼女はこちらの世界でものびのびと育てられ、黒土の上で白球を置い、速球を流し、スローカーブを引っ張りながらすくすくと成長している。
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・戦闘時は真面目に戦います。魔法使いですが、お姫様なので純戦闘能力は低め。 ・アホの子です。成績はヤバイです。 ・仮登録、ちゃんとできるようがんばります。 ・星屑ロンリネス ・逆境を笑え ・姫曰く「球けがれなく道けわし」 |
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