我らは只徒に、其れを求め。
【公安委員会直轄第二特別教室 調査部別室】 公安委員会が管轄している管理教室の一つ。 ゼミのようなものだが、管理教室は特待生や上級審査学生が所属することも多く、※検閲済み※であり、※検閲済み※な為、一般生徒が在籍することはない。 第二特別教室は公安委員会調査部の一課だが、独自の権限を多く持っているため、別室とされている。 【男の素性】 公安第二教室調査部別室調査員。ハイエージェント。 汚らしい薄笑いとザンバラ髪が特徴的な長身の男。 左手の中指に純銀の指輪をつけており、だいたい左手を使う。 反面、右手は何故かだいたいポケットに突っこんでおり、あまり使わない。 覗き込むように相手の目を見て話し、薄笑い以外の表情をあまり浮かべないため、真意を汲み取りにくい。 口調は乱暴で、無神経で歯に衣着せぬ言動が目立つ。 公安委員会からの命令で主に指定生徒の監視などを行っている。
【名前について】 基本的には本名は普段は名乗らず、役職名、異能名、魔術名を名乗る。 本名は朱堂 緑。読みは「すどう みどり」 本人はあんまり好きな名前ではないらしい。 理由は「女みてぇな名前」だから。 【異能 『主観論』(コギト・エルゴ・スム)】 『己を定義する』異能。 公安委員会の定義する異能等級指定(リスクランクレーティング)はBランク。 CTFRAでは 【段階T】2.Elementary「初心者」 『《異能》を何か最低一つの事柄に活用することができる。また、《異能》の暴走で周囲に被害を及ぼさない。』 とされている。 ※以下、秘匿情報※ 自分を組み直す異能。 自分という存在ごと再定義しなおすことで自分を『作り変える』ことができる。 ただし定義が曖昧だと『作りきれず』に『出来損ない』の箇所ができるため、使用の際には定義するイメージ・情報を綿密かつ精密に仕上げる必要がある。 なお、定義がいい加減になった場合はいい加減にした部分はいい加減に作られるため、最悪発動と同時に死亡する。 控えめに言っても使い勝手が悪い異能。 発動時間にも制限があるが、ケースバイケースでまちまちである。 また、この異能で完全な『他者』になった場合、『主観論』が失われてしまうため、当然ながら元に戻る手段がなくなる。 それでも発動時間に制限があるため、制限時間が過ぎると同時に定義がほぐれてただの肉の塊になる。つまり死亡する。 基本的に自我レベルでは『自分』の枷から出ることは出来ない。 それでも基本的に既存の何かの模倣であることが大半であり、自己を定義しながらも隅から隅までオリジナルとは縁がな・「。 以下使用例。 ・「The iMitation ∴high agent∴your best arch enemy」 対決戦特化仕様。 特定の敵に対する「天敵」に自分を作り変える。 発動後は因果レベルでの「天敵」になるため、対象からのあらゆる抵抗が通用せず、こちらのあらゆる干渉も防がれなくなる。 ただし人間程度の演算能力では到底発動できる代物ではないため、基本的に『自分一人の能力だけでは』使用不能である。 追記情報は※検閲済み※ ※以上、秘匿情報※ 【魔術 『甲種召喚魔術・魔種第三階梯魔術師』】 魔術名『君の友人』(ビハインド) 魔術は後天的に学んだものであるため、旧欧州にて連綿と伝わるかなりオーソドックスな甲種召喚魔術を扱う。 甲種召喚魔術は文字通り甲種(第一種。旧制定義未踏破領域)に属する魔術であり、長きにわたり歴史の影で『オカルト』として伝えられてきた、現代式に言うと「原典寄り」の魔術である。 中でも信頼性を重視して妙なアレンジ術式や錬金術由来の近代定義的な拘束を術式に施さないレトロな代物である。 彼が学んだものは無数にある『I∴L∴』系列魔術結社の一つである『鍵の僕』式の召喚魔術であり、いわゆる『ゴエティア』による悪魔学である。『鍵の僕』はどちらかといえば異端派であり、本来の『I∴L∴』が標榜する近代西洋儀式魔術とは異なるものを教えるのである。 召喚する悪魔は当然ながら悪魔学に則るため、これまた非常にオーソドックスな『ソロモン七十二柱』が一柱、※検閲済み※を召喚、使役、もしくは力を拝借する。 彼が召喚できる悪魔はその一体のみであるが、一体の召喚のみに特化しているため契約は強固であり、レジスト、リコール、キャンセレーションなどはほとんど受け付けない。 信頼性に特化した仕様形態といえる。 ※以下、秘匿情報※ 契約している悪魔は72柱序列3位『地獄の君主 Vassago』 「苦行」と「休息」を司る。 そのため、男の右手に「休息」を、当人にそれを使えない「苦行」を与えて契約としている。 Vassagoは原典たる『ゴエティア』以外での記述がほとんどない謎が多い悪魔で、召喚者の前に現れる時の姿は不明であるが、その性質はAgreasと同一とされる。 一説ではAgreasの力の一部が化身化したものではないかとも言われているが、実際のところどうなのかは不明である。 召喚者の知識欲を満たし、過去、現世、未来のあらゆる出来事を教え、秘密を暴く力を与える。 失せもの探しに使われることもある。 左手の銀の指輪もまたこの悪魔との契約の証であり、基本的に一生外せない。 基本的にオリジナルの術式ではなく、隅から隅まで何かしらの模倣である。 追記情報は※検閲済み※ ※以上、秘匿情報※
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