「俺の胸には「穴」が開いている 決して埋まる事のない「穴」だ…」
いつの間にか学園に在籍していた、ライダースーツの男 「ゴースト」と書類上明記された、学園の某委員会の更に下部雑用組織に所属している この組織は名前以外の活動内容は誰の知る所でもなく、名前だけが存在する
彼は未来人である 非常に希少であるタイムリープ能力を有し この学園での生活は3回目に当たる
時間跳躍は本人の意思ではなく、発動条件は本人にさえ判っておらず いつも突然発動し、前後の記憶と共に「セーブポイント」となる時間軸へと飛ぶのだ
3度目の時間跳躍を経て、人としての感情が磨耗していくのを感じながらも 学園を過ごす日々
そんな心に空いた穴を埋めるのは、戦いだった 戦っている間だけは、「穴」の事を忘れられる
だから彼は、落第街へと落ちていった
【能力】 ・タイムリープ 感情に起因する何がしかのトリガーを引き金に発動する。 発動した瞬間時空間歪曲が発生し、前後半日間の記憶と共に体感時間が鈍化し 最大で3年前まで時間を遡る。
・「粒子加速」 タイムリープの他に、自身の体と触れているものを最大で音と同じ速度まで 加速させる事ができる
タキオン粒子を操り、薄い膜のように自分の周りの時間を早めているだけなので 摩擦で体が千切れたり、空気抵抗の壁に阻まれるような事はないが 本当にマッハまで加速したら熱量で肺が焼けて死ぬという考証がされている。 |
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