「どーも！稲荷本舗代表取締役兼経理兼営業兼開発兼店員、稲荷数間って言います！よろしく！」
「やべ、また変なの作っちまった」
<外見>
アロハシャツを着た、普通の少年。背は低く、たいていの場合人懐っこい笑みを浮かべている。但し、魔術師として活動するときや、魔法の物品を作るときは黒の水干と白の袴を着て、幣串を持っている。
<来歴>
神道の神、稲荷神を祀る家系、『稲鳴』に産まれる。『家鳴』は神官の家系ではあるが、同時に儀式として魔術を行使するため、魔術師としての教育を受ける。学校の教育と魔術の教育の二足のわらじを履いていたが、高校二年になった時に世界が変容する。数間は、『新しい世界に、稲鳴はどう適応するべきか』を探る為、常世学園に入学する――
<人柄>
という建前で厳しい教育から逃げ出す程度にはちゃらんぽらんな性格である。人はいいが、同時に面倒くさがり屋で、やりたくないことは極力やらない。但し、仁義や義理を解さない訳ではなく、寧ろ借りは積極的に返すタイプ。また・A普段の振る舞いでは想像できない程信心深く、家や店に神棚があったり、常世神社の掃除をしていたりする。つまるところ、少し変わり者の普通の若者である。
好きな物は鮪の竜田揚げと平和と適度な刺激
嫌いな物は甘いモノと厄介事と胸糞の悪い事柄。
<能力>
付与魔術 RankA
物質、主に無機物に対し、何らかの魔術効果を付与する。彼が得意とするのは、主に地水火風の四元属性の付与だが、同時に数秘術（カバラ）や、四元属性が象徴する事象概念の付与等も行う事ができる。ちなみに、付与魔術は無機物であれば即座に使用できるが、効果を永続させる為には工房による儀式が必要。尚、とある事情により、『聖』属性は付与する事が非常に困難である。
尚、常世学園には様々な質の魔術や力場が渦巻いているため、稀に数間自身の意図しない魔術効果が産まれる事もある。
目利き RankC+
魔術や異能に関係する道具や武器を見抜き、ある程度扱うことができる。これは異能や魔術というより、寧ろ技術に属する能力。但し、製作者が意図的に隠蔽している場合は気づくことはできない。工房でじっくり調べれば気づく可能性はある。
降神術 RankC
稲鳴の祭神である、稲荷神を降ろす。但し、稲荷神は多忙な神であるため、余程の重大な事でも無い限り、10分程度で還さないと割と重めの神罰が下る。その為、一番良く使われるのは降神術を使用した情報探査術式――つまりこっくりさんである。
戦闘術 RankB
それなりに強い戦闘能力を持つ。主に魔術による加工を施した術式武装頼りではあるが、普段から持ち歩いている武装の数が割と半端無く、本人も割と身体能力が高い。
<現状>
現状、彼は学校に通いつつ、『稲荷本舗』というマジックアイテムを扱う店を経営している。店員は彼一人である。主に、護身用のマジックアイテムや生活を便利にするマジックアイテムを売っていたりする。
尚、バイト募集中
<武装>
霊刀『禊』
『稲鳴』の秘術によって加工された、非常に霊験あらたかな刀。異能や魔術による事象を斬り裂く事ができる。但し、相手の出力が高すぎたり、そもそも刀に当てられないと無意味。早い話、礫等が天敵。数間は主にこの武器をメインウェポンとしている。
デュアルセブン・ナイフ
7本のナイフがリングによって束ねられている外見の魔術武装。7、という数字を数秘術的に利用しており、これに七回魔力を込めることで、七の七乗、およそ8万2千あまりのナイフを相手に飛ばすことができる。但し、その他に一切効果が無いため、異能的・魔術的な妨害で簡単に阻まれる上、一度使うと全てのナイフが消えてしまう。殆どハッタリ用である。
万能符
地・水・火・風の内、どれか一つが書かれた札。貼り付ければその属性を武器に付与でき、投げつければ魔術的な効果を発揮する文字通り万能な符。尚、これは誰でも使えるため店で売られている。一枚1000円。武器に貼り付けた時の効果は約2時間程度。 |
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