2019/02/14 - 21:31~01:48 のログ
ご案内:「ヨキの美術準備室」にヨキさんが現れました。<補足:29歳/191cm/黒髪、金砂の散る深い碧眼、黒スクエアフレームの伊達眼鏡、目尻に紅、手足に黒ネイル/拘束衣めいた細身の白ローブに黒革ハイヒールブーツ、右手人差し指に魔力触媒の金属製リング>
ヨキ > 学生らに半ば談話室として使われることも多い部屋は、今日はチョコレートの甘い香りで満ちていた。

何しろバレンタインデーである。
ヨキが買い集め、また学生から持ち込まれたチョコレートの試食会のような有様で、午後になって試験がぽつぽつと終わり出した頃から、人の出入りが増えてきた。

今は人の波が引いて、ちょうどひと息ついた頃だった。
応接テーブルで口直しの玄米茶に塩味のおかきを齧りながら、ふう、と一服。

「米菓が染みる……」

学生と食べる分だの、人に渡す分だのと、今日まであれやこれやの支度で何とも多忙だったのだ。
そろそろ日が傾き始めた時刻だが、外はまだ明るい。

ヨキ > 製菓材料にラッピング用品、ついでに花屋。
あちこち足を伸ばした末の今日、甘いものを抓みながら学生たちと過ごす時間は何とも賑やかで楽しい。

ゆえに、こうして独りになると部屋の静けさが際立った。
これから新たな来客があるとも知れず、ひとときの休憩時間であることに違いはないのだが。

「しばし寛いでから、出かけるとするか」

ローテーブルの上には、まだいくつかのショコラティエから取り寄せたチョコレートの箱が残っていた。
コーヒーにお茶にと大活躍の電気ポットで、湯を沸かし直す。

ご案内:「ヨキの美術準備室」に上総 掠二さんが現れました。<補足:眼鏡、癖毛の黒髪。鉄道委員会配給のコートを羽織っている。>
上総 掠二 > 「失礼する」

普段の絵具の匂いよりも甘やかなチョコレートの香りが鼻孔を擽る。
チョコレートなど似合わなさそうな見目の――ヨキほどではないが長身の男が小さく会釈した。
手には、学生街の「ちょっと良い」ケーキ屋の小さな紙袋を携えている。

「話には聞いていたが、壮観だな。ヨキ教諭が女生徒からやはり人気だというのも伺える。
 ……追加の差し入れでも、と思ったのだが、多忙だったろうか」

男は、ヨキの美術講義の中でも座学だけを取っていた。
実習は頑なに受講しようとせず、それでいて座学には人並み以上に興味を示す男。
そんな男も女子生徒の間の噂話でも耳にしたのだろう。
当然のような顔をしながらバレンタインデーの差し入れを持ち寄って、更に試食会の品数が増える。

ヨキ > 「やあ、上総くん。いらっしゃい」

準備室を訪れた青年に気付き、湯呑を置いて立ち上がる。
追加の差し入れ、と聞くや、両手を合わせてにっこりと笑った。

「はは、差し入れとは有難い! いやはや、今日は男子禁制にしているつもりはないのだがな。
 いつもは入り浸る者が来なかったり、普段顔を見せぬ者が菓子目当てにやって来たりと、何とも楽しい一日さ」

二人の会話に横槍を入れるようにして、電気ポットが湯沸かし完了のビープ音を鳴らす。

「人気などとんでもない、半数以上はヨキが自分で買い込んだものでな。
 どちらかと言えば、試験や勉強に励む学生らへの労いの意味合いが強い。

 コーヒーでも淹れようか。君も一緒に、おやつにしよう」

ローテーブルを挟んで向かい合うソファへ、掠二を招く。

上総 掠二 > 「お言葉に甘えて。
 男子禁制でない、と書かなければ入りづらいやもしれない。
 …俺も少し、邪魔ではないかと。少しばかり、頭を悩ませた」

招かれるままに、男はソファに座る。
体格のいい男二人が向き合って座るさまは、バレンタインデーだというのにそんな雰囲気も薄めて。
湯が沸いたのを聞けば、小声で「茶葉の差し入れのほうが良かったな」と呟き。

「ああ、何から何まで、すまない。
 代わりと言ってはなんだが…チョコレートばかりでは飽きるかと思ったんだ。
 よかったら、これも一緒に。…試験に励む学生は、試験がなければ励むこともできん。
 教諭方の苦労も、同じく労われるべきだろう」

男が差し出したのは、ケーキ屋のドーナツだ。
真っ白い艷やかなシュガー・グレーズでコーティングされたシンプルなドーナツを幾つか。
チョコレートで飽きる、と言いながら、その差し入れも口の中を甘くするものだった。

ヨキ > 「確かに……バレンタインデーと言えば、男女が仲睦まじくするイメージが根強いか。
 いやはや、来年からは気を付けよう。要らぬ遠慮をさせた」

二人分のカップとソーサーを準備して、ドリップポットから湯を注ぐ。
ゆっくりと蒸らされたコーヒーの香りが、湯気と共に立ち上った。

「……ほう、ヨキへ労いを? さすが、君は気遣いが巧いな。
 君の方こそ、女性から持て囃されてもおかしくないものを」

冗談めかして、二杯のコーヒーカップを互いの前へ。
テーブルの中央には、予め用意されていた砂糖やミルク、ガムシロップも置かれている。

「今日のコーヒーは、甘い菓子に合うようとびきりの豆を選んだのだ。
 君のドーナツと一緒にいただこう」

いただきます、と丁重に挨拶して。
コーヒーとドーナツを味わいながら、相手へ目を細める。

「君は……異性よりも、勉強や仕事にときめくタイプかな?」

上総 掠二 > 「冗談を」

フン、と短く鼻を鳴らして、口元を緩く持ち上げる。
コーヒー独特の苦味と酸味の混じった香りを楽しむように僅かに目を閉じ。
砂糖とミルク、ガムシロップをこれでもかというほどにコーヒーに注いでマドラーでかき混ぜる。

「無論、異性にだってときめくことはなくはないだろう。
 …だろうが、今はそれどころではなくてね。かわいらしい後輩には怖がられる始末だ。
 今やらなければいけないことと、あとでもいいことを天秤に掛けたらそうなってしまうだけだ」

教諭相手にも偉そうな口をききながら、甘ったるくされてしまったコーヒーを一口。
「美味い」「いい舌だ」と短い褒め言葉を幾つか並べながら、テーブルの上のチョコレートに手をのばす。

「それに、…どうにも女性が得意でないんだ。よきアドバイスを頂けたりするだろうか」

あの賑やかさについていけないんだ、と付け足しながら。
ヨキ教諭であれば、女心だとかそういうものに詳しいだろう、なんてイメージだけで。
バレンタインデーに、そんな教えを美術教師に請うのだ。

ヨキ > 見る見るうちにキャラメル色へ変じてゆく掠二のコーヒーを前に、しかし特に気にした風もなくドーナツを咀嚼する。
さっきまでチョコレートやおかきをたらふく食べたろうに、何とも美味そうに食べている。

「君らしい。なあに、人には人の楽しみや目指す先があるというもの。
 今しか学べぬこと、今だからこそ学びたいことがあるならば、それを何より優先すべきだ」

にやりと笑う。
軽薄なようでいて、異性はいいぞ、などと軽率に勧めはしないのがこのヨキという教師だ。

「さて、困った。女性相手、という十把一絡げの助言はなかなか与えづらいでなあ。
 君や他の男子学生の人柄がひとりひとり異なるように、女性もまた十人十色だ。
 残念ながら、“女心”などという判りやすい理屈は存在せんよ。

 少なくとも――同じ委員会であれば、君のように鉄道や工学が好きな女性も居よう。
 自分の“好き”を究めんとする者に、全く趣味の合わん異性は困難が多いからな。
 まずは自分と道を同じくする女性と、会話を交わす機会を増やしてみては如何かな」

上総 掠二 > その助言は、自分の「ほしいところ」を見事に突いていることに男は溜息をつき。
緩く頭を横に振って、こういう人こそが女生徒の心を掴むのだ、と口元を緩める。
曇った眼鏡を外してローテーブルに置いたまま、腕を組んで。

「理屈でわからんものを理解するのは、やはり、…難しい。
 会話の機会、ああ、そうか。そもそも、ということ。
 その、…こういう場で愚痴のようになってしまうのはよきことではないが」

恥じるように視線をテーブルに落としたまま、先程までの語調はどこへやら、
大変にいたたまれなさそうな表情をする。

「上司が、一応は女なんだが。
 悪く言うつもりは一切これっぽちもないんだが、…苛烈と言えばいいのか。
 俺の手に余る。そういう奴でね。気圧されずに言葉を交わす練習と思うようにしよう。
 
 無駄だ無駄だ、と、無駄口の多い会話は避け続けてきたからな」

頷く。無駄口だけでは時間の無駄だが、練習となればそれは随分と有益になるものだ。
そうして面倒な上司との向き合い方も教わりながら、またチョコレートに手をのばす。
オレンジの香りが香る、ビターな小粒のチョコレート。

「どこに行ったら女性の扱い方を学べるやらと思っていたが、存外近い場所に答えはありそうだ」

ヨキ > ドーナツを食べ終えると、自分もまたチョコレートを取って口へ。
島内の菓子店や外のショコラティエから取り寄せたそれらは、箱のデザインはもちろん、形や味もさまざまだ。
薄いチョコレートからとろけ出すガナッシュに、んん、と幸せそうに唸る。

「そうだとも。君が女性を知らぬように、女性らの大半もまた、恐らくは君を知らん。
 知り合おうとせん者らの距離が縮まらないことは、よくよく考えずとも明白だろう?
 ……愚痴? 気にするな。ここは談話室にして相談室だ」

そう言って唇を結び、相手の吐露に向き合う。
ふうむ、と漏らすと、コーヒーを半分ほど減らしたカップを一旦置いた。

「ふふふ……。烈女が上司とあっては、上総くんにはなかなかやり辛そうだな。
 君が会話を避けることと同じで、その上司の気概にも理由や信念があろう。

 互いの気性を尊重しながら、会話を交わす余地が見つかるといいな。
 せっかく一日のうちで長い時間を過ごす場所なのだから、社会の仕組みと同じほどに、人間関係を学ぶとよい。
 学んだ上で『やはり自分に人付き合いは合わない』と悟った者を、ヨキは決して笑いはせんよ」

上総 掠二 > 「美術準備室で男女関係の相談をする日が来るとは、思いもしなかったが」

どうにも、バレンタインデーという古い習わしも、甘やかなチョコレートも男の口を軽くするには十分だったらしい。
ヨキ教諭の唸り声を聞いて、「俺もひとつ頂いても」、と右手をそっと伸ばす。

「一概に『合わん』と言ってしまうのも楽だということはわかっているんだが。
 …そうしてはならぬのだろうとは、俺も思うようには常々していたんだ。
 そう言ってもらえるなら、そうなってしまったらそうなってしまったで俺も俺を許せそうだ」

湯気の減ったコーヒーに目をやって、また眼鏡をかけ直す。
そして、指導者でありながらも友人のように耳を傾けてくれる彼に、丁寧に頭を下げる。

「有難う。…そのうち、卒業までは言葉を交わすには時間は有り余っている。
 来年の今日には、よき報告をできるといいんだが。いいや、してみせよう。
 
 …それから、これは興味本位の質問なんだが。ヨキ教諭は、恋仲の女性がいたりするのだろうか」

ヨキ > 「驚いたかね? 何しろタダの美術準備室ではないぞ。誰あろう、このヨキの部屋だからな」

ふふん、と鼻を鳴らす。掠二の物言いは元より、ヨキの尊大さも大概だ。
チョコレートへ手を伸ばす彼に、どうぞどうぞ、と箱をそっと押し遣った。
ほんの一口サイズのそれは、甘すぎず、こっくりと深い味わいをしている。

「物事の合う合わないは、自分だけのものだ。本人が判じたそれを、外からとやかく言うべきではない。
 ヨキが口を出すのは、食わず嫌いだとか、単なる偏見だとか、そういうものだけだ。

 もしも自分を責めたら、せっかく選び取った道の先でも苦しむことになる。
 “決断した自分”を認めることと、少なくともヨキという理解者が在るということ。
 その二つくらいは、肝に銘じておきたまえ」

ふっと笑う。まるで冗談みたいな台詞だが、ヨキは本心からそう言っている。

「ふふ。君の報告、楽しみにしていよう。教え子を見守るのは、ヨキのいちばんの楽しみなのだ。
 ……恋仲の女性? ヨキに?」

訊かれて、瞬く。瞬いて、即答する。

「いや、居らんよ。女性の側が応えてくれるかどうかは別として、ヨキは女性という女性に恋をしているからな。
 “誰か一人”を決めるつもりは毛頭ないんだ」

あっけらかんと言い放ち、明るく笑った。

上総 掠二 > 「さすがだな。「ヨキ先生に相談してみろ」なんて皆して言うわけだ」

思わずこぼれた笑みを隠すことなく、大きな手で小さなチョコレートを摘む。
なるほど、確かに美味い、と数度頷いてから「もう少し甘くても俺は好きかもしれん」と。
チョコレートが口の中から消えれば、父親のような言葉に眉を下げて笑う。

「俺もあなたみたいな人生経験を、生きていくうちに積まなくちゃならないな。
 
 …なるほど。相わかった。
 それは俺には絶対にできん生き方であれども、それは心の底から尊敬しよう。
 そのあり方は、実に素晴らしいと思う。野生の動物であれば、きっと群れの主であることだろうしな。
 俺は恐らく、野生であれば生きていくのに苦労する性質であろうから」

その言葉に、上総も目を丸くし、その後にいくつか瞬いた。
自分と性質の全く異なる男を前にして、肩を竦めて「勝てないな」と。
そして、とうにぬるくなってしまったキャラメル色のコーヒーを一気に飲みきって、顔を向ける。

「もし片付けをするようであれば手伝うが、入り用だろうか。
 それともまだ来客があるようなら、俺はこのあたりでお暇させて頂こうと思う」

ヨキ > 「君も困りごとがあれば、いつでもここへ来るがよい。ランチが旨い店から、安くて腹が膨れる夕飯の献立まで、何でも相談に乗るぞ」

どちらも食事の話だ。話題が広いのか狭いのか、いまいち判然としない。
チョコレートの感想に、それではこちらはどうかな、と違う箱を指し示す。
ミルクたっぷりだとか、キャラメルがとろける一粒だとか。何とも食べ比べには事欠かない量である。

「これから経験は積んで行けるさ、いくらでも。
 さらに言えば、君はヨキが知らない人生を選ぶことだって出来る。
 ヨキが人生を楽しんでいるように見えたとしたら、それはヨキの周囲の者たちのおかげだよ。

 少なくとも上総くんには、自分から世界を広げようとする勇気がある。
 このヨキの講義を聞きに来てくれるように、な」

自分もまたカップの中身を空にして、微笑む。

「初めから、来客の約束なんてないのさ。来てくれた者はみな、ヨキの大事な客人だからな。
 自分の部屋の洗い物を、客人にさせる訳にはゆかんよ」

言って、先ほど自分が食べていたおかきや、別のチョコレートの個袋を見繕って上総に差し出す。

「恋愛だけがバレンタインデーではあるまい。
 ふふ。『いつもお疲れ様』、上総くん」

自分が教える授業も、自分が日頃世話になっている常世島の鉄道も。
その一言に込めて、にっこりと笑い掛ける。

上総 掠二 > 示された箱を見て、手を伸ばしては口に入れる。
首を縦に振って、また違うチョコレートに手を伸ばしては「これはいい」、と。

「勇気がなければこの学園にはいられんだろう。
 世界で一番、臆病なままでは取って食われてしまう島だろうさ。
 進まねばそれは尊き技術とは成り得ない。だからこそ、俺も、俺の手にするものは尊きものとしたい」

この常世島の学生を導くもの。教師。
そういうもののあり方を体現したような彼の姿を見て、眩しいものを見るように目を細める。

「それなら、今度はこちらが持て成そう。
 委員会街のラウンジ。委員会所属学生であれば割引になるものがいくらかあるんだ。
 途中経過でも、そのうち俺のほうから話を聞いてもらいたくなるだろうよ」

様々な個包装を見て、一度は断ろうとするものの、一拍置いてすべて受け取る。

「ああ。こちらこそ。
 導くものありきの学生という身分。どうか苦労が出ぬよう」

笑顔には、目を逸した照れ笑いで返し。
ゆっくりと立ち上がって、小さく会釈をしながら「ではまた」、と。
いつも通りにぴんと背筋を伸ばして、美術準備室を後にするのであった。

ご案内:「ヨキの美術準備室」から上総 掠二さんが去りました。<補足:眼鏡、癖毛の黒髪。鉄道委員会配給のコートを羽織っている。>
ヨキ > 甘いチョコレートに舌鼓を打つ姿に、自分まで味わっているような顔になる。

「君の思慮深さに、ヨキは敬意を表しよう。
 教師が学生を導くように、教え子の存在なくばまた教師もない。
 君がヨキを尊んでくれるからこそ、ヨキは教師で居られるのだよ」

相手からの“持て成し”の誘いに、笑みはいよいよにんまりと深まった。嬉しげだ。

「君のSNSの投稿、ヨキも見たぞ。うっかり仕事帰りに目にしてな、とんだメシテロであった。
 上総くんのお墨付きとあらば、これは間違いないと思ってな。
 ヨキも是非、あのラウンジの味を楽しみに行こうではないか」

菓子を受け取った彼の挨拶に、うむ、と首肯した。

「まだまだ風が冷える。どうか心身を労わりたまえよ」

指先でひらりと手を振って、教え子を見送る。

ヨキ > 独り部屋に残ったのち、清々しい顔でひととき目を伏せた。

二客のカップとソーサーを慣れた調子で片付け、余った菓子は明日のおやつに。
ヨキらしい手早さで一通り後始末を終えると、壁の時計を見上げた。
日が暮れて外は暗くなり、間もなく夕食どきという頃合い。

「そろそろ向かうとするか」

事務机の傍ら、備品や鞄に交じって置かれていた紙袋を取り出す。
物陰からするりと取り出すのは、花屋で買い求めた一輪の赤い薔薇。

「――恋仲でなくば、さて。
 何とも妙な間柄であることよ」

身支度を済ませ、薔薇を差し込んだ紙袋を片手にスマートフォンを取り出す。

『今から行く』。

ごく短いメッセージを打ち込んで――部屋を後にする。

ヨキ > ――行き違いになった赤毛の少女が、机に残していったチョコレート。

ヨキがそれを手に取るのは、翌朝になってからのこと。
贈り主の名前に気付いた瞬間、どんな顔を見せたかは――

きっといつの日か、かの少女だけがヨキ本人から聞き知ることになるだろう。

ご案内:「ヨキの美術準備室」からヨキさんが去りました。<補足:29歳/191cm/黒髪、金砂の散る深い碧眼、黒スクエアフレームの伊達眼鏡、目尻に紅、手足に黒ネイル/拘束衣めいた細身の白ローブに黒革ハイヒールブーツ、右手人差し指に魔力触媒の金属製リング>