2020/06/08 のログ
アーヴァリティ > 「ふーん、でも僕は君みたいな強い人と戦うの好きだから付き合ってもらうからね!」

彼が演出で戦うのであれば僕は欲望に基づいて戦おう。
彼を持ち上げられたしそのまま絞め上げ...何かに邪魔されてるのかな?
上手く絞められないなあ...シールドかな?
さっき回復もしてたし光弾もいくつか種類あったみたいだしなんでも出来るみたいかな?
それなら一応概念じゃない方のシールド貼っておこう。

「この触手は僕の器官だからそんなこと言われてもどうしようもないよ!
君のいうとおり便利なんだからいいじゃないか!」

触手に感覚があったらと思うととても痛い。
いままでこの触手たちにどれほどのダメージを与えてきたかと思うと...戦いが怖くなりそう。
まさか触手をコピーするとは思わなかったけど道筋にされるなら魔法で切って仕舞えばいいんだ。
ほら、そうするだけで彼からのびた触手も爆発も僕には届かない。
爆煙が収まってしまう前にもう一回締め上げようかな、でもさせてくれなさそうだし、異能をコピーしてるみたいだしあんまりいろいろ使わない方が良さそう。
どうしようかな〜。とりあえずたくさんの触手で締め上げればシールドも突破できるかな?

爆煙を突っ切って5本ほどの触手が彼へと伸び、彼女の触手から解放された彼を再び締め上げようとするだろう。

ルギウス > 「力も反射神経も頭も悪くなさそうなんですが……」

爆煙の中で ふむ と顎を軽く擦って思案顔。

「如何せん、私と貴女とでは相性が私に有利すぎますねぇ。
 タネの割れた手品だけでは私には届きませんよ」

雷撃を纏うように操って。
触手であれば、触れたところから焼き払っていく。

「そろそろ風紀か公安の方がやってきそうですし……少しばかり、派手にいくとしましょうか」

ニタリと笑って。

『万能たるマナよ。雷と成りて我の周囲を暴れ狂え。LightningParty』

ルギウスを中心に雷撃が無差別に飛び交っていく!

アーヴァリティ > 「うーん...マズイなあ...」

触手の弱点がバレることはそこまで問題じゃないんだけど、やっぱりこの人なんでもできるみたい。
ついついマズイなんて言ってしまうほどにはマズイ。電撃をここまで操れる人が回復も防御もこなせるなんて、そんなのどうしようもない。
しかも、これ以外の異能はどうしても相手に当たる異能だし、そうなると奪われちゃう。
そうなると、奪われること覚悟でシールドを破りに行ってみようかな。シールドが破れたら心臓でも潰せば...

「やばっ!シールド!」

電撃を操れるんだから規模を大きくすることだってできてもおかしく無い!
急いで電撃を防ぐシールドを貼ったけどこのままじゃ手も足も出ないし...
あ、別に異能じゃなくてもこれがあるか...僕の愛銃!
モードを狙撃にして...シールドを貫け!

電撃という概念を防ぐシールドを貼れば、その中から最初に撃ち込んだ銃弾の雨よりも高威力の一発をルギウスの胴体の中心あたりを狙って撃ち込む。通常の人間であれば胴体に大きな穴が空くレベルの威力だ。

ルギウス > 「飛び道具は……ダメですよ。
 見えていれば奪えるんですから。お返しします」

軽く指を振れば、銃弾が有り得ない軌道を描いて逸れていく。
それだけでなく大きくUターンしてアーヴァリティに帰っていく。

「いやはや、チート(ズル)だなんてよく言ったものでして。
 私を倒すおつもりなら、英雄にでもなってから出直してきてくださいよ。
 貴女が怪物である限り、人間である私には絶対に勝てないのですから」

雷が激しさを増していく。
まだまだ余裕があるらしい。

「それと私……おそらく、貴女と同じで物量で圧殺するのを得意としていましてね?」

アーヴァリティ > 「見てるだけでッ!?」

マズイマズイマズイマズイッ!
そこそこ距離をとったのに!

離れている銃弾をこちらへと返されれば一時的にシールドの防御を銃弾対象に慌てて変更し、銃弾を防ぐ。銃弾はシールドにあたり潰れた。
しかし、代償として...

「がぁッあ!」

銃弾を防ぐことにシールドを割いた分、電撃を防げず、シールドを再度貼るまでの1秒ほど、電撃を無防備に浴び、黒焦げになる。

...ダメだ、これ以上やり合っても手も足も出ない...!
毒の雨とか降らせてたら割とやばかった...!
圧殺が得意とか言い出したし、早いところ撤収した方が良さそうだけど...
最後に一矢ぐらい報いたい...けどどうしたらいいかな...
ああそうだ、身体強化...よし...!

「テレポートッ!食らえ!」

電撃を防ぐシールドを貼ったままルギウスの背後へとテレポートして、身体強化で高威力を持った拳を彼の頭に叩き込もうとして。
もし食らえば、シールド越しとはいえ、シールドごと吹き飛ばせるぐらいの威力はあるかもしれない。

ルギウス > 「ちなみに、どういう方法でと言いますと―――」

悠長に講釈を垂れていたせいか、テレポートからの攻撃で頭部が吹っ飛んだ。
そしてそのまま糸の切れた人形のように崩れ落ちて。

そして、アーヴァリティの肩をポンと後ろから叩く。

「私、たった一人の群体でして。
 オリジナルと同等スペックの偽物を大量に用意できるんですよ」

アーヴァリティ > 「あー...降参します」

彼の「自分は群体の一部に過ぎない」という言葉を聞けば両目を諦めたように閉じて両手をあげる。

意外と簡単に頭が吹っ飛んだ。
最後まで言葉を聞けばよか.....
ああ...これは勝てない...。これは私では勝てないし一矢どころか傷一つつけられない
そんな相手だ。

「次会うときは平和にお話しできたらいいなって僕は思います」

ーテレポートー

群体の一部である一人にすらあそこまで圧倒されているようでは、彼には勝てない。
そう悟ればその場からテレポートで100mほど離れた場所へと移動する。
一先ず逃げ切れたであろうか、と周辺を見渡しており。

ルギウス > 近くの壁に、わかりやすいようにメモがナイフで止めてある。

『次の機会には、美味しい紅茶でおもてなしさせていただきます
                   “自由なる”ルギウス』

ご案内:「落第街大通り」からルギウスさんが去りました。<補足:胡散臭いサングラスの闇司祭>
アーヴァリティ > 「...次はお菓子を持っていくからお話ししようね...」

あたりを見渡せば壁に留められたメッセージに目が付く。
もう、ここまでされれば彼に敵わないことは明白である。
どうあがいても敵わない彼へとため息を吐き壁にもたれ掛かる。

「次まともに戦えるときはもっとちゃんとやりたいなあ...ああ、風紀特攻とか、出てきたらボッコボコにしたいなあ」

別に敗北が嫌いなわけでは無いが、今回の敗北はどこか居た堪れない。
もう一度ため息をつけば、その場をゆっくりと歩いて去って行った。

ご案内:「落第街大通り」からアーヴァリティさんが去りました。<補足:黒髪で風紀の腕章を着けた女性。両手で歪な銃を持っている。>