2020/07/01 のログ
ご案内:「平日白昼異能麻雀黙示録クラハシ」に倉橋 龍さんが現れました。<補足:【乱入歓迎】今日日、恐るべきことにバンダナを額に巻いている。【乱入歓迎】>
倉橋 龍 > 昼に舞い降りた凡才、倉橋龍。
白昼の教室で堂々と行われる卓の取り決めは半荘一回勝負。延長なし。
昼休みの時間をギリギリまで使って行われる暴挙。
学食の食券5枚という高レートの闇の中、その男はいた。
(ここまで部屋情報のコピペ)
倉橋 龍 >
卓を囲むのは倉橋、浦原、吉井、望月の苗字が全部漢字二文字の四人。
望月の異能「物質生成」により生み出された雀牌をただ掻き回す。
無論、この勝負、雀牌を自在に生み出すことができる望月に分がある事は一同承知の上。
だが、そんなことは問題ではない。ここは常世学園。異能者の園。鬼が巣食う闇の底。
今回卓を囲む四人全員が異能者である以上、勝負はわからない。
異能イカサマはイカサマとバレなければ問題がない。
既に勝負は誰にも予想が出来ない領域へと突入していた。
望月 > 「悪いなぁ、お前らぁ、天和だ」
望月 > 東一局。早速望月が飛ばす。
雀牌を自在に生み出せる異能を生かした無法の闘牌。
初手天和。防ぐ術はない。
早くも勝負は決まったと思われた。
しかし。
浦原 > 「そいつはおかしいな、望月さん」
浦原 > 不気味に微笑むのは浦原。「透視」の異能を持つ男。
精度が劣るが故、全ての牌を見透かすことはできないが、適当に何牌かは最初から見えているという悪魔染みた異能を持つ男。
しかし、記憶力が悪く、洞察眼もない上に役を未だに全部覚えきれていない浦原はその能力を未だ生かしきれずにいた。
将来性の獣。
未来の牙。
望月 > 故にこそ、望月は舐めていた。
卓の支配者は己。牌を自由に操れる己こそ最強。
だが、その慢心が……思わぬ傷となる。
望月 > 「ああん? 何をアホな事を……さっさと点棒と食券を……」
倉橋 龍 > 「いいや、浦原が正しいぜ……望月、お前の發それ……」
倉橋 龍 > 「八枚あるぜ」
望月 > 「……!?」
望月 > 致命。
自在に牌を生み出せるからこその欠点。
そう、手元の牌の操作はできても、一度卓に流れた牌までは触れない。
倉橋、浦原、続けて押し黙った吉井がそれぞれ手牌を倒す。
倉橋の手牌に二枚。浦原の手牌に二枚、吉井の手牌に二枚。
そして……望月の手牌に……三枚。
最初から数が合っていない。
吉井 > 「……最初に生成した時点から既に牌の数が間違っていたな」
望月 > 「ぐううう……!!」
倉橋 龍 > 「おい、九枚あるじゃねーか!! 誰か後から差し込んだろ!?」
浦原 > 「今そんなことは重要じゃないぜ……倉橋」
吉井 > 「そう、奴の天和がこれで潰れた……それだけが重要」
倉橋 龍 > 「てめぇのイカサマがバレるのが嫌なだけだろうが!!」
倉橋 龍 > 倉橋の抗議も空しく勝負続行。
親の望月のチョンボにより4000オール(逆)が炸裂し、望月の親が流れる。
続けて、倉橋の親。
ただ、静かに場が進んでいく。
倉橋 龍 > 「へへへ、悪いなぁ、カス共! ダブルリーチだ!!」
倉橋 龍 > 倉橋、ここで流れに乗る。
親の初手ダブルリーチ。待ちは西と北のシャボ待ち。
倉橋の異能、「韋伊達(カウボーイ)」を使った速攻。
「乗る」異能を持つ倉橋の十八番。
浦原の「透視」を対策し、分厚い両手で待ち牌を隠す。
有機物の透視は都合よくできない浦原には致命的な一手。
浦原 > 「ふふ……コスい手だな、倉橋」
浦原 > 余裕の発言をしながらも顔面は汗でダラダラ。牌を切る手も震えている。
異能が全く生かせない異能者など、陸に上がった鯨も同然。
浦原、成す術なし。
ベタ降りしようにも初手ダブリーではどうしようもない。
弱気に切った五萬はそれでも通る。
公九牌は逆に危険と見ての五萬切り。辛うじて功を奏す。
ご案内:「平日白昼異能麻雀黙示録クラハシ」に幌川 最中さんが現れました。<補足:腰で風紀委員会の赤い上着をツナギのように結んでいる。人好きのする見目。>
望月 > 「この悪魔が……!!」
望月 > 望月も顔を青褪めさせ、悪態と共に切る牌は白。
実はこの白は五枚目。
初手に白を四枚握った望月が咄嗟に生成した白。確実に通る牌。
別に四枚の白をそのまま素直に切っても確実に通るにも関わらずわざわざ生成した五枚目。
単純にテンパっていた。
幌川 最中 > コン、コン。部屋の外からノックの音。
扉は開けられることはなく、声だけが聞こえる。
「スイマセン……」
「実は先日、ちょっとした事件がありまして。
なあに、単なる事件ですよ。
女学生のペンケースが、密室蒸発したっつう事件がありましてね」
「まあ……遺失物探しっていうんですか……?
たぶんよくある話かなんかでしょ。
容疑者が複数名集められたって話を本人から聞いたんですが……」
「そいつの犯人がどうもこの界隈に逃げ込んだって情報がありましてね。
こちらでその心当たりはないか……と思いまして」
倉橋 龍 > 「え?」
振り返る。
「あ、え、はい」
勝負に水を差された倉橋が「ええぇ」といった顔をしたその刹那。
吉田 > 吉田が動く。電光石火の早業。ガタリと椅子から立ち上がり、即座にその両手を差し出す。
吉田 > 「まさか、もう嗅ぎ付けてきたとはな……流石だよ、幌川サン」
吉田 > 吉田、無法の自首。
自らの闘牌も異能も見せることなく卓を立つ。
白昼のペンケース窃盗犯逮捕に教室が沸いた。
倉橋 龍 > 「え? え? えええ??」
あっさりと風紀委員につれていかれる吉田。
卓が空いてしまった。
望月 > 「……」
浦原 > 「……」
倉橋 龍 > 「……どうすっか、これ」
幌川 最中 > 幌川、席に着く。
誰の了承もとることなく、卓に座る。
風紀委員会の規定制服を腰に巻いたまま、遠慮なし。
幌川 最中 > 「代打ちの幌川とは俺のことだ。……聴取が終わるまで、俺が代わりに打とう」
倉橋 龍 > 「いや、アンタ麻雀うちたいだけだろ」
浦原 > 「面白い、受けよう」
望月 > 「へへ……風紀の代打ちがどの程度のもんか……見極めてやろうじゃねぇか」
倉橋 龍 > 「ノリノリだなお前ら」
倉橋 龍 > 「まぁいい、幌川サン、アンタの手番だぜ……」
しかし、ダブリーが既に入っている倉橋も基本的には文句はない。
丁度、今は吉田(吉井だったかもしれない)の手番。
幌川の捨て牌に注目があつまる。
幌川 最中 > 「これが仕事だ。……いつ風紀委員は麻雀が必要になるかわからないからな」
卓につく。
完全なるアウェー。どうにも周りはすでに和了りの気配。
対して、幌川。吉井(だったもの)の手牌は。
「ンだこれ……!!!!」
吉井(だったもの)。その異能は。
光学迷彩(ステルス)の異能。見え方を変えることによって牌操作を行う。
恐らく吉井(だったもの)は、これを使って麻雀をしていたということで。
「異能、麻雀……!!」
一転、幌川追い詰められる。
切るのはピンソーに見えている(実際はどうかわからない)牌。
追い詰められている。何を切ったか自分でもわかっていない。これが異能麻雀。
「アンタら……随分 “遊んでん”な」
喉が鳴る。
倉橋 龍 > 「へへ……なんだ、もう“わかっちまった”のか……でも、卓についてからじゃ……もう遅いぜ!」
吉井(吉田)の異能は全員知っているのでいちいち触って確認する。
そう、吉田(吉井)は自分の異能がバレているにも関わらず異能麻雀に平手同然で参加していたのである。
仲間内では「狂気の沙汰……!」といわれていたが、「狂気の沙汰ほど面白い……」といっていつも負けていた。
実際、クラスの女王田中さんのペンケースを盗んでいたのだから狂人だとは思う。
あいつ、戻ってきてもクラスに居場所ないぞ多分。
それはそうと、盲牌でピンソーに見えていたものが西とわかり、倉橋が叫ぶ。
「ロン! ダブリー一発ドラドラ!! 親満12000!!」
幌川 最中 >
「……!?!?」
狂っている。幌川は静かに顔を片手で覆う。
この吉……この席に座っていた少年は。自分より一回りは年下の勝負師は。
この異能麻雀の卓の中、一人、頼るものもなく。
「フッ……狂気の沙汰ほど面白い……」
幌川、笑う。12000点くらいで諦める理由はない。
だが、自分が勝つには親の倉橋に強めに当てに行くしかない。
未だ闘ったことのない“強者”への賛美を込めて、口を開く。
一発逆転の最善手。
「なあ」
一同を見回し。風紀委員会の印の入った生徒手帳を見せる。
「この卓で食券賭かってることは割れてんだ。
……次勝ったやつの勝ちってので、ここは一つ、どうだ」
望月 > 「!?」
浦原 > 「……こ、こいつ……!!」
倉橋 龍 > 「あ、アンタ……自分が風紀委員だからって……! なんたる悪党ぶり……!!」
倉橋 龍 > この要求は飲むほかない。
既に賭博がバレているということ。
風紀委員という立場を最大限利用した奇手中の奇手。
思わぬ盤外手に脂汗が流れる。
「……チッ、仕方ねぇ……!!」
勝負続行。
全員点棒を最初の状態に戻した、一局限りの超短期決戦。
クソ運ゲー。
親は当然のように幌川。
どうせ上がったら勝ちなのであまり関係はない。
幌川 最中 > 「ただの人間が勝てないとわかりゃあ……鬼にも悪魔にも悪党にもならあよ」
洗牌。
自らの過ちを後輩たちに繰り返させてはいけない。
(という建前を用意すれば、この醜い盤外手に気づかれることはない。)
賭博イカサマズル盤外戦、そのどれもに覚えがある。
誰もがイカサマをしているのであらば罪悪感もない。
ぶっちゃけ1ミリも感じていない。
手牌。
大三元の種。その対子がみっつ。
(勝負手っ……!)
一先ずパーワンを落とす。
倉橋 龍 > 「ポン!!」
倉橋、早くも動く。
またしても「乗る」異能を用いた速攻。
高い手にする必要はない。
素早く勝負を仕掛ける。
浦原と望月 > 浦原と望月は静観。
相手が風紀委員かつ職権乱用も厭わない汚い相手ともしればベタ降り。
そも、速攻勝負のみでは「乗る」異能を有する倉橋とも分が悪い。
せめて負けを減らすため、直撃を割ける構え。
以後、彼等の描写は面倒なのでしない。
幌川 最中 > (クソ……! あいつの異能はなんだ……?
麻雀において有用な異能であることは間違いないはずだ……!!
だが、それが何かがわからない以上、サマを指摘できない……!!)
異能麻雀において、相手の異能を知らないというのは明らかに不利。
恐らく、この場において幌川以外の全員が互いの異能を知っている。
ならば恐らく、この大三元の物種は陳腐なものに変わるだろう。
つーか誰も切らねえだろこんなん。そう読んだ幌川、冒険の一手。
「倉橋くん……『先日』の、小耳に挟んでるよ」
揺さぶり。風紀委員という立場を存分に利用した最悪の一手。
彼の口からボロが出ることを待つ。しれっとした顔で白を切る。
流れろ。流れろ。望月、はやく手番を回せ。望月。頼む。
倉橋 龍 > 「ああん? 何のことだ? あ、それチー」
速くも二副露。倉橋、さらに流れに乗る。
しかし、風紀委員が言う事……気にはなる。
この幌川という男……汚い手を使う事に躊躇がない悪漢。
自動卓でない以上、積み込みもすり替えもバレなければやりたい放題。
どこで仕掛けてくるか分からない。
倉橋の丸い顔に玉のような汗が浮かぶ。
そして、望月はさっさと手番を回していた。
今後もさっさと回すだろう。多分そうだろう。
だってもう描写しないから。
ご案内:「平日白昼異能麻雀黙示録クラハシ」に持流 童男さんが現れました。
幌川 最中 > 「くっ……!!」
倉橋 龍。天性の勝負師。
公権力による揺さぶりに対して、この対応。恐らく潔白。
何をしたところで、火のないところに煙は立たない。そうだ。本来。
学生というのは、そうそう風紀委員会の厄介になどならない――!
「ああ、いや、いい。すまなかった。勝負の場に持ち込む話ではなかった。
……倉橋 龍。アンタは……誰がどう見ても勝負師だよ」
幌川、気持ちで既に負けていた。
こんなに楽しく麻雀をしているのに、自分はなんて醜いことをしていたんだ?
麻雀において、気持ちの負けは試合の負けとほぼ同義。頭を垂れることしか許されない。
ツモは白。先程切らなければ、勝負に出ていれば、勝てたかもしれない。
既にもう、異能も異能以外も関係なく。幌川、勝負師としての敗北を喫する。
「通れッ……!!」
中。勝負師として、幌川は倉橋へと手のひらを差し出した。
雀士としての敗北。他二名、鳴かない。あとは、倉橋がどうするかのみ。
持流 童男 > ざわ・・ざわ・・・・
ざわわ・・・ざわわ・・・
一昔前のファッションをしたオタクが
ざわわしていながら。 最後の方でざわっ!!!っとしている
倉橋 龍 > 「へへ、ありがとよ……そいつだ……」
幌川の賛辞に笑みを浮かべる倉橋。
じっとりと汗で濡れた手でその中に手を伸ばし。
「ポンだ」
三副露。
テンパってなかった。
流れに乗れても運には乗れてない倉橋。
素の運の悪さが此処に来て響く。
いや……それ以上に。
「……!?」
倉橋、三副露でなんとか聴牌するが、ここで気付く。
そう、自らの捨て牌に。
「(しまった……俺としたことが……!!)」
倉橋、致命のフリテン……ッ!
アガリ牌になるはずの二筒をまさかの二手目切り出し!
単純に麻雀がヘタ……ッ!
天にすら想像できない、運命の悪戯……ッ!!
持流 童男 > ざわ・・ざわ・・・ざわわ・・・ざわ・・
ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・はわわ
ざわッ!!ざわ・・!ざわわ・・・ッ!!
気分的には顎が尖りながら麻雀をザワザワしながら見ている。
倉橋 龍 > 「ざわざわざわざわうるせーーー!!!!!!!」
幌川 最中 > 川と倉橋の表情を見比べる。
幌川、勝利を――半ば、確信。
鳴き麻雀の欠点。鳴けば鳴くほど、首は絞まるばかり。
麻雀に重要なのは、柔軟な思考。
一度は倉橋の勝負師としての気高さに敗北を喫したものの。
麻雀には、まだ負けていないッ……!
手作り続行。和了れば自分の勝ちである。
「風紀委員会が……こんなところで何してんだ……」
乱入者に対して360度自分にかえってくるブーメランを放つ。
そして、幾度となく順は巡る。幌川、聴牌。
和了牌は、勝負の白。
自分の雀士としてのプライドを賭けた戦い。
「倉橋……アンタの手番だ」
倉橋 龍 > 「え、あいつも風紀委員なの……?」
なんでこんなところで二人も油売ってんの?
風紀委員会の風紀どうなってんだ?
思考が乱れる。それすらもこの男……幌川の策略ということか……!?
戦慄に背筋が震える、手段を選ばない男……!!
「くっ……!!」
四副露。中のみ裸単騎。麻雀ドヘタクソ。麻雀やめろ。
やめね~~~~~!!!
「ちぃ……!!」
とはいえ、相手の待ちは分かっている。
望月と浦原からの通しのサイン。
地の利と仲間の絆はこちらにある。
ふざけんな、四副露もする前に協力して教えろボケカス死ね!
裸単騎になってから相手の待ち分かったってどうしようもねーだろ!!
「クソがぁああ!!」
待ちは九萬単騎。
相手がツモるか、こちらがツモるか。
どちらかしかない。
だが、相手の待ちよりこちらのほうが枚数が多い……先に引くのは俺のはずと、倉橋が意気込んだが。
「しぃっ!!」
きったのは白。
自ら振り込む。
そうとしらずに。
望月と浦原が不気味に微笑んだ。
誰か一人負ければいいんだから、自分たちは関係ない。
「え、おまえら、まさか……!?」
持流 童男 > ざわわっ・・!(そうです)
効果音で返事をするっ・・!
倉橋 龍 > 「いや、何しに来たんだよアンタ!!!」
持流 童男 > 「見学でござるな、何やら面白いことしてそうだったので」
いきなり普通になりつつ、
「某、後ろでざわっりながら見てるので、気兼ねなくうつが良いでござる!」
後ろにいながら。
倉橋 龍 > 「風紀なのに……!?」
悪党と狂人しかいねぇのか風紀は。
幌川 最中 > 「…………」
幌川、静かに笑う。
「ロン」
牌を倒す。幌川――白のみ。
「和了りだ」
雀士というのは、やめられるならば雀士ではない。
やめられないからこその雀士であり、麻雀に正しく取り憑かれたものである。
地の利があったのも、なにも倉橋だけではない。
そう。
食券が2枚。それぞれ、卓の下で両脇に手渡されていた。
汚職……圧倒的汚職ッ……!!
席を立ち、薄く不気味な笑いを浮かべて倉橋を見る。
「賭け麻雀は……案外バレるから、気をつけろよ」
賭け麻雀どころか買収行為をその卓の下に隠して。
雀士・倉橋 龍と幌川 最中の邂逅は終わりを告げる。
多分両脇の二人が言わないでいてくれたら強大な敵でいられるだろう。
「先輩からの、忠告だ」
ひらりと手を軽く振ってから、踵を返す。
雀士は振り返らない。
振り返らなかった。
謎の乱入者のことも、そういう妖精として受け流す器量があった。
幌川 最中 > (何だったんだろうな……)
ご案内:「平日白昼異能麻雀黙示録クラハシ」から幌川 最中さんが去りました。<補足:腰で風紀委員会の赤い上着をツナギのように結んでいる。人好きのする見目。>
倉橋 龍 > 「ぐうううう!!」
倉橋、雀卓に崩れ落ちる。
倉橋 龍と幌川 最中。
白昼の教室、食券が巻き上げられる。
終局。
終わった、全てが。
「幌川……最中……忘れねえぞ……!」
二人の男の物語は此処から始まった。
「……どっかでこっそり俺だってわかんねぇように匿名でチクってやるからな……!!」
そう、これが倉橋と幌川のお互いの痛い腹の突き合いの始まり。
かたや非公認部活生(たまに食券賭博)、かたや不良風紀委員(叩いたら多分埃しかでない)……伝説の夜開け。
熱い昼休みは……終わりを告げた。
倉橋 龍 > 「……いや、このオタクおっさんの連れじゃねぇのかよ!?」
ご案内:「平日白昼異能麻雀黙示録クラハシ」から倉橋 龍さんが去りました。<補足:【乱入歓迎】今日日、恐るべきことにバンダナを額に巻いている。【乱入歓迎】>
持流 童男 > (決着はついたでござるな・・・!!)
ざわっつきながら。
「次があるでござるよ」と言いつつサムズアップをして
「さーってバレる前に撤退でござる!!」
といいつつその場を後にする
ご案内:「平日白昼異能麻雀黙示録クラハシ」から持流 童男さんが去りました。