2020/06/10 - 20:41~23:25 のログ
ご案内:「浜辺」に戸田 燐さんが現れました。<補足:蒼い髪と瞳をした、セーラー服にライフジャケットの一年女子。(乱入歓迎)>
戸田 燐 >  
夕方の防波堤にて。

籠をジャコジャコ装備した自転車からライフジャケットを引っ張り出してつける。
釣り人というのは、こうした細やかな装備が運命を左右する。

準備やよし。
私の釣竿『カイーナ』が血に飢えておるわ。
目指すは一つ。トコヨクイーンフィッシュを釣り上げること。

トコヨクイーンフィッシュ。
それは常世の海の女王。そのまんま。
ビシッと整った魚体は刺身にしてよし、料理してよし。
それ以上に釣り人を楽しませる最高の好敵手。
私の一年生の目標でもある。

…本当は勉強とか目標にしたほうがいいんだろうけど。

戸田 燐 >  
今回の釣り餌は人口イソメ。
はっきり言ってイソメそっくりな餌。
これでも触る時ちょっとギョッとするのはいい加減卒業したい。

でもまぁ、生きてないし。そう自分に言い聞かせて釣り針に人口イソメをセット。
超強力な日焼け止めを塗ってるし、後は釣るだけ。

さっそくキャスティングの時間。
今回はちょっと遠くに投げたい。
かといって錘をつけると釣り上げる時にしんどい。

そういうわけで私は異能を使って釣り針の先端に氷の錘をセットする。
海に落ちる直前で氷を操作して水分に変えれば!!
錘のデメリットを受けずに遠くに投げられるというわけ!!

これぞ我流、コキュートス・フルランディングスタイル。

戸田 燐 >  
早速、ヒット!!
なかなかの手応え。しかし女王ではない。
女王はもっと……強烈なアタリをしているとネットで見た。

リールを引いて格闘する。
タモで掬い上げれば……トコヨアメリカンキャットフィッシュだった。

銀の魚体が海水で煌く。
一般人がとりあえず魚を書いたらこうなるのではないか?というシンプルな魚。
トコヨアメリカンキャットフィッシュ。
はっきり言って下魚。あんまり美味しくないけど、かなり頻繁に釣れる。
そもそも常世なのかアメリカなのか、猫なのか魚なのかはっきりしてほしい。

即リリース。
あんまり大きいサイズでもない。
次は人口イソメなんかに騙されないようにね。

戸田 燐 >  
まぁ、いいか。出だしは上々。
潮目が良いに決まっている。次、次。

次にキャスティングして10分、釣竿に反応アリ。
なかなか良い手応え。
どんな魚もこれくらいの反骨精神を持っていただきたい。
それに勝ってこそってチョイ待ったァ!!
その魚影はやばいってぇ!!

釣れたのは、トコヨクサフグだった。
やっばー!!
フグっていうのは大体、歯がペンチみたいになっていて噛む力も強力!!
下手に外せば可哀想だけど、ど、どうしよう!!

外すしかない……釣り針を飲ませたままリリースするのもヒドい話だし。
ニッパーを握ったまま思わず息を呑む。

戸田 燐 >  
息を呑んでニッパーとペンチを両手に持って私は硬直している。
フグは口をぱくぱく動かしている。
ダメ、ギロチンに見えてきた………

これを何とかしなければ次のキャスティングにはいけない。
釣り人の悲哀がここにある。
毒や棘のある魚が釣れても自力で対処しなければならない。

うおー!! やってやる!! 私を誰だと思っている!!
私は戸田燐だぞー!!
いつかこの海の女王を釣るこの私が!! この程度の試練でぇー!!
フグの顎をペンチで無理やり開かせる。

フグは急にギィィィィィィってヘンテコな絶叫をして私の精神を削った。もうヤダ。

戸田 燐 >  
なんとかフグから釣り針を外すと、即座に海にリリースした。
悪かった。釣った私が悪かった。
だから二度と来ないでほしい……うう。

気を取り直して次のキャスティング。
釣り、というのは海との対話でもある。
今日は暑いけど、潮風が心地よい。
水分さえ十分に取っていれば、絶好の釣り日和と言える。

楽しいことがあるのも海。
悲しいことがあるのも海。
両方あって、初めて海は人と付き合ってくれるのだ。

戸田 燐 >  
釣竿に手応えがある。即、アワセて釣り針を喰らわせる。
なんかさっき釣ったような……?
トコヨアメリカンキャットフィッシュかな?

はいはい、今日はボウズ……釣果なしも覚悟しますか。
そんなことを考えながら釣竿を引いていると。

強烈な手応えに変わる。
何かがおかしい!! 急に敵が別物に変わった!?

海面近くに何かが浮かび上がる。
サメ……の、背びれ……!?

こんな近海にサメが!!
しかも、相手は私の釣った魚を食べて釣り針を飲んでしまっている!!

どうする!? どうする!?

まずは常世海上風紀に連絡……その前に、この釣竿を何とかしないと!!

ご案内:「浜辺」にシュシュクルさんが現れました。<補足:異世界から飛ばされてきた人狼。あほのこ。>
シュシュクル > 釣竿はぐぐぐ、と凄まじい勢いで引っ張られる。
水飛沫をあげながら、鮫の背ビレがどんどん近づいていく中――

「もがーーーー!」

ざばーんと。
釣り上げられたのか、飛び出してきたのか。
とにもかくにも、釣り人少女の隣に打ち上がった大型の鮫の尻尾にかじりついている少女が一人。

少女は貴方の姿を認めるやいなや、ただでさえ丸い目をより一層まんまるとさせながら、問うた。

「ん? シュシュクルつられた?」

小首をかしげながら、少女は鮫の上で頬を掻いている!

戸田 燐 >  
!?
隣にサメが……ううん、サメに齧りついている少女が!!
一緒に!! 落ちてきたぁー!?
ドユコト!?

「……釣ったのはあなたのほうかもね…」

思えば、六月はトコヨクジラザメ……
海の暴君タイラントシャークの歯が生え変わる時期。
何にだって噛み付いて、時に船にすら危険を及ぼす駆除対象。
それを……海の中で食べていたの…?

「とりあえず……風紀に連絡…ダメ、こんなの信じてもらえない!!」

ふう、と溜息をつくとタイラントシャークがビタンビタンと跳ねた。

「あなたは? ああ、えっと……私は戸田燐よ、戸田燐…」

シュシュクル > 「ん、どーゆーことだ? シュシュクル、つりざお、もってない。つり、してない……」

さっぱり理解が及ばない様子で、尻尾をゆらゆらっと風に靡かせるように軽やかに揺らしながら、更に大きく首を傾げる少女with獣耳。

「シュシュクルは、シュシュクル! おまえもサメ、つりきてたか? サメ、たべるか? まるやきか?」

と、目を輝かせながらずい、と前に出るシュシュクル。
距離感が近い。近すぎる。目と鼻の先である。
磯の香りが鼻に染みるかもしれない。
こう、結構つーんと。

戸田 燐 >  
「ううん、別にいいの」

悪い子ではなさそうで安心した。
ずい、と前に出る彼女にはちょっと困惑したけど。
距離が近い! あと磯の匂い!!

「シュシュクル、トコヨクジラザメは駆除対象よ」
「背びれを証拠に生活委員会に持っていけば幾らかお金がもらえるはずだけど?」
「あと食べない! さすがに! サメは! 私は食べません!」

今日は釣りどころじゃないかもね。そう考えながら釣竿を回収して。

「驚いたわ、海の中でサメより強いなんて」

シュシュクル > 「……かね? んー、シュシュクル、きいたことある。ひとおおいとこいって、おいてあったリンゴたべたら、だせ、いわれた。それか?」

胡座をかき、深く考え込むようなポーズで垂れ下がった尻尾をふるふるっと振って水を弾きながら、うーむと唸るシュシュクル。

「サメたべないか。じゃあ、シュシュクルぜんぶもらう~~!」
一転して、元気いっぱいに拳を突き上げて、今にも踊りだしそうな勢いできゃっきゃと喜ぶシュシュクルであった。


「サメ、つよい! でもシュシュクル、もっとつよい!」

えへん、と言わんばかりに小さな胸をどーんと。
いや、ちょーんと張って。耳と尻尾をピンと立てる。

戸田 燐 >  
「それ売り物だからね!?」
「お金がないと食べちゃダメなやつだからね!?」

異世界からの来訪者かな?
彼ら…異邦人にここのルールを説明するのは生活委員会のお仕事だったはず……!
ツッコミもそこそこにサメを食べる宣言をする彼女に微笑んだ。

「確かに強いわね……」

まさに天衣無縫。
こんな身体能力があったら、確かに自然が残る常世島では食べられるものも多いかも知れない。
それにしても。

「あなた、可愛いわね! 写真撮ってもいい?」

耳と尻尾が動くのちょうカワイイー!!

シュシュクル > 「はー、うりもの? かねない、たべられない? よくわからない……でもひとつわかった! おまえ、かしこい!」

まるで全ての悩みが解決したかのように大きく笑って、両手をぶんっと上に上げて万歳のポーズをとるシュシュクル。

「しゃしん? とる? シュシュクルから? しゃしん……なんだ? くいものか? ぶきか? シュシュクルそれ、もってない。おまえ、とれないぞ」

困惑した様子で耳をピクピクと動かすシュシュクル。尻尾はくるんと軽く渦を巻くような形になっている。

戸田 燐 >  
「賢いかは……」

そう言って天真爛漫な目の前の少女の振る舞いに頬を掻く。
謙遜してどうなる。彼女に失礼なだけ。

「大丈夫よ、こう……絵を描くの、この機械の中に」
「機械が一瞬でやってくれるから痛くもないし、あなたは何も失わない」
「私はあなたの絵を手に入れてラッキー! どう?」

シュシュクル。きっと、彼女と安定して会うことはできないと思う。
だったら一期一会、この出会いを何としても形に残したかった。

シュシュクル > 「きかい? あー、シュシュクル、とられる、ちがう?」

相変わらず混乱はしているようだが、嫌な気はしていないらしい。
話を聞いている内、頷きながら、ぱあっと向日葵のような笑顔を浮かべるシュシュクル。


「シュシュクルのえ、かくか? おまえ、すごい! いいぞ! 」

子供のように喜ぶシュシュクル。いや、実際子供ではあるのだが。見た目よりもずっと幼い反応ではある。

「でも、いっこだけきく。おまえ、なんていう? シュシュクルは、シュシュクルいう。おまえ、なんていう?」

どうやら、目の前のかしこい少女の名前を聞きたいらしかった。

戸田 燐 >  
「私は戸田燐よ、戸田燐」
「戸田が家族を表わす言葉で、燐が私の名前」
「友達はそういうのひっくるめて、とだりんって呼ぶかな?」

カメラでシュシュクルを撮影して。
やたー!! 可愛い子の写真ゲットー!!
珍しいし、友達に自慢できそう。

「シュシュクルはどこから来たの?」

と、言いながらクーラーボックスに突っ込んでいたチョコバーを差し出した。

「あ、これは包み、食べられない。銀色の部分は食べられない、オーケー?」
「中身の黒い部分は食べられるわ、どうぞ」

シュシュクル > 「とだりん! とだりん! シュシュクル! とだりん!」

名前を教えて貰えば、大喜びする。彼女にとって名前は大事なものらしい。目の前の少女と自分とを交互に指さして、何度か名前を呼ぶことを繰り返した。

「おー、もうかいた? はやい~!」

などと、驚きの声をあげながら、燐の質問に答えていく。

「んー、わかんない。ずっととおいとこ。このしま、のむこう? ウキウキとガウガウ、いっしょいた。かわとあそんでた。みず、シュシュクルのみこんだ。きづいたら、ここいた……」

悲しそうな表情を見せるシュシュクルであったが、差し出されたチョコバーを受け取ると、すぐには受け取らず匂いをかぐ。

「なか、たべる? ばななおなじ?」

初めて見たチョコバーではあったが、アドバイスのおかげで銀色を口にし「まずい」と吐き出す事態にはならずに済んだ。一生懸命外装を何とか剥がせば、一口含み。

「あんまーーーーー! あんまーーーーーー!!!」

これまでにないくらい、ぱあああっと。
本当に輝きが見えるほどに目を輝かせた。

戸田 燐 >  
「そうよ、とだりん。あなたはシュシュクル!」

超! 癒されるー!!
人間関係に疲れた時にシュシュクルセラピーとかしたら悩みも吹っ飛びそう!!

携帯デバイスの画面を見せる。
そこにはシュシュクルの姿があった。

「……川にいたら転移して、この世界にいたってこと…」

なんてことだろう。こんなに可愛らしい少女が、帰れない。
世界は残酷だ……

「甘い? それはよかったわ、写真を撮らせてくれたお礼よ」

ふふ、と笑って。
一応、トコヨクジラザメの背びれを切り取ろう。
報奨金とは別に報告義務はある。
脅威と討伐数のバランスを保つのも、人が自然界と付き合っていくための摂理なのだ。

シュシュクル > 「とだりん! シュシュクル! ともだちーー!」

ぶぶんぶんぶんと、尻尾を勢いよく振るシュシュクル。本当に心の底から嬉しいらしい。まるで、久々にご主人に散歩に連れていって貰って大喜びの犬である。

「なんだこれ? はこ? あ!! シュシュクルのかお~~~~~!!! かわ、みせてくれるシュシュクルちょっとちがう~! よくみえる! え、うまい!! とだりん、すごい!」

生まれて初めて見た携帯デバイスを覗き込んで、興奮するシュシュクル。自分の鮮明な姿を見たのは、初めてのことであるらしい。

「なんだ、やっぱりサメくうか~! それとも、さっきのかね……か? リンゴくうか? とだりん、ちゃんといえ! シュシュクル、いくらでもとってきてやるぞ! とだりんいっぱいリンゴくえる。シュシュクル、おぼえた!」

笑顔でどん、と胸に拳を当てるシュシュクル。

戸田 燐 >  
「ええ、友達よ!」

やば、超可愛い……私が彼女くらいの頃、どんなだっただろう。
中二病で黒歴史量産してた気がする。
忘れよう。

「これは写真っていうのよ、今度会ったら紙に写して見せてあげるわね?」

そして携帯デバイスを覗き込みながら耳と尻尾で感情表現!!
人間にはできない新しいコミュニケーション!!
マジやばい。シュシュクルだけはガチ。

「ううん? 私はサメは食べないし、あんまりサメをいじめるのも可哀想だしね?」
「シュシュクルが食べたい時だけ魚を狩るの、それがバランスよ」

トコヨクジラザメは海の暴君、釣り人にとっての厄介者。
でも、自然の一部。だから、過剰な狩りはご法度なのです。

シュシュクル > 「やった~!」
両拳を胸の前でぐっと握って、と叫んで、その場でくるくると小さく円を描いて走り回るシュシュクル。飛んだり走ったり。


「これ、とだりんいう、しゃしんかー。ぶきちがう、たべものちがう。うまーいえ、しゃしんかー。ん! シュシュクル、おぼえた!」

シュシュクルは少し賢くなった!
……

ような気がする。
さておき、シュシュクルは今やとだりんを尊敬の眼差しで見つめている。

「たべたいときだけ、たべるー。うーん、ばらんす? シュシュクルわかんない。でも、とだりんいうなら、シュシュクルそうする。ともだち、やくそく!! シュシュクル、やくそくまもる! やくそくやぶったら、シュシュクルのしんぞうやる!」

これまでと違い、きりっとした顔を見せつつとんでもないことを言い出すシュシュクル。故郷の掟か何かなのだろうか。

戸田 燐 >  
ここまで可愛い動きをされると脳が焼かれる。
あり得ない……私は今までこんなに可愛い生き物を見たことがない…
それなのに海でサメに勝てる。無敵か!!
可愛いは正義というのは誤謬があり、可愛いは力であり、力こそ正義…なのだ。

「よく覚えられましたー」

クーラーボックスで冷やしておいたスポーツドリンクも渡してみる。

「これは水筒みたいなものよ、ペットボトル。中に入っているものは飲める、オーケー?」

そしてシュシュクルはとんでもないことを言い出した!!
心臓をもらっても困るし、可愛い子の心臓が失われるのは世界の損失なのよ!?

「あー……心臓はいいです…でも約束よ、シュシュクル」

シュシュクル > 「んー?」

ぶんぶん振り回したり、下から眺めてみたり、上から覗き込んでみたり。
彼女ははっと気づいたように、目を見開くと笑顔でペットボトルに口をつけた。

横からかぶりつく形だったが。

「これ、あま~~!! あま~~~!! とだりん、さっきのあまいぼう、なんていう? あまいしる、なんていう?」

すっかり気に入ってしまったようで、名前が気になるようだ。
尻尾を振りながら、そんなことを聞きつつ。

「わかった、シュシュクル、とだりんとやくそく!!」

と、再び胸を叩きつつ、何か気づいたように胸と服の隙間から何やら石を取り出した。石には、穴が空いている。
 
「とだりん、うけとれ! あまいのとこうかん! ふえ、ふけ! シュシュクル、とおくいてもかけつける!」

戸田 燐 >  
「甘くて黒いのはチョコレート、甘い汁はジュースよ」

できるだけ簡易に彼女に名前を伝える。
ああ!! 本当は生活委員会に引き渡したほうがよくて!!
それまで現代食の味を覚えさせるのはやめたほうがよかったのだろうけど!!
そんなの関係ない。シュシュクルを甘やかしたい。

「これ…笛? 石の?」

首を傾げていたけど、笑顔で受け取って。

「ありがとうシュシュクル! 大事にするわね!」

なんと、彼女も通信手段に類するものを持っていた。
新しい友達に満面の笑顔が終わらない。終わってくれない。

シュシュクル > 「ちょこれと~! じうす~! サメ~! イノシシ~! シュシュクル、すきなもの~!!」

と、拳を突き上げるシュシュクルであった。が

「……サメ、ちょっぴりがまんする」

と、とだりんの方を正面から向けば頷いて、そう付け足したシュシュクルであった。

「おう! ものもらった、ものわたす! こうかん! あたりまえ!」

と、そんなことを言いつつ。

「シュシュクル、そろそろかえる~! サメ、たべる! とだりん、ありがと! シュシュクル、とだりんすき~!」

手をぶんぶん、耳はぱたぱた、尻尾はぶんぶん。きゃっきゃと全身で喜びを表現するシュシュクル。

その後、サメをむんずとつかむ。
特に何もなければ、シュシュクルはそのまま去っていくことだろう……。

なに、きっとまた会える。彼女はこの島とともに生きているのだから。

戸田 燐 >  
「サメは食べたい時に食べたい分だけ食べてね?」

猪はどうなんだろう……山の摂理には詳しくない…
でもきっと問題があるほど食べたりはしてないはず。

「私も好きよ、それじゃまたね」

去っていく彼女を見送りながら考える。
サメが釣れて、サメを食べている美少女が一緒に釣れた。
そんなこと、誰も信じてくれないだろうなって。

切り取った背びれをクーラーボックスに入れて、自転車で去っていった。

ご案内:「浜辺」からシュシュクルさんが去りました。<補足:異世界から飛ばされてきた人狼。あほのこ。>
ご案内:「浜辺」から戸田 燐さんが去りました。<補足:蒼い髪と瞳をした、セーラー服にライフジャケットの一年女子。(乱入歓迎)>