2020/06/19 のログ
ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」に伊都波 凛霞さんが現れました。<補足:焦茶の長いポニーテールに焦茶の瞳、制服姿、読書の時だけメガネ>
伊都波 凛霞 >  
既に本庁周囲は風紀委員外に漏れてはならない情報も扱われるだろうことを想定し緊迫した空気だ
偽装・変装による侵入などを警戒して結界魔術を使える生徒や、位相をズラす異能の持ち主、あらゆるセキュリティがなされ、やや周辺は物々しい…

本日定例報告会、という名の風紀委員による会議が行われる予定の此処は、まさに会議室
前日しっかり準備した大会議室はそこそこの人数を収納できそうである
作成すべき議事録の準備もできているし、あとはちゃんと彼らが集まってくれるかどうか…

なにせ個性的な面々の多い風紀委員である
特別攻撃課だけに留まらず、なんというか協調性が…というか
そういうものを感じることは多々あって

「一人だったらどーしよ……」

なぜか進行役まで押し付けられた凛霞は席につきつつ、はぁー…とため息をついた
本当にこのお願いされると断りきれない性格はいずれどうにかしなければいけない、いずれ

伊都波 凛霞 >  
とりあえず自分が報告すべきことはまとめてきたけど、常世の島のあちこちに出回る風紀委員達のことだ
とんでもない情報が出てくる可能性だってある。普通にありえる

……それもそういう情報の持ち主がちゃんと来てくれるなら、だけど

「…と、そろそろ時間」

首元のリボンを直し、書類を整理して置き直す

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」にイヴさんが現れました。<補足:正式名称:Eve-00001 サイバー犯罪対策課 所属>
ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」に園刃華霧さんが現れました。<補足:風紀の制服を着崩している なぜか大量の紙袋を持っている>
イヴ > テーブルの上に縦置きされたタブレットサイズのモニターが、ブォン...と音を立てる。
画面内に青い髪の少女の姿が映し出され、やがて少女はゆっくりと目を開いた。

『接続確認。Eve-00001、ただいま到着いたしました。
 今回から定例報告会の記録を担当させていただきます。よろしくお願いします』

無機質な口調でそう告げると、既に集まっている他の風紀委員に会釈をした。
彼女は風紀委員会・サイバー犯罪対策課が開発した学習型AI、と報告には上がっている。

園刃華霧 > 「いっケなーイ!ちこくチこクぅー!」
妙に古典的なセリフを全力で言い放ち、
ドバン、と勢いよくドアを開ける女。
何故か大量の紙袋を抱えている。ついでに、口にはパンをくわえていた。

「……ン? あレ。」
ふと、中を見渡してみればまだ閑散としていた。
クッ、渾身のネタが……っ

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」に神代理央さんが現れました。<補足:風紀委員の制服に腕章/腰には45口径の拳銃/金髪紅眼/顔立ちだけは少女っぽい>
伊都波 凛霞 >  
「あ…あなたが噂の…」

タブレットに映し出される少女に目を丸くする
確かサイバー犯罪対策課の…と、記憶を探しながら
今回の議事録の作成をお願いすることになる、新開発のAI──

そして、勢いよく会議室のドアが開かれれば…
きたー…良かった一人じゃなかった

「もう少ししたら開始するので、席に掛けて待っててね」

現れた女生徒にはそう言葉をかける

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」にフィフティーンさんが現れました。<補足:人型形態(ファミリア・ファミリー)特別攻撃課 所属>
風紀委員達 > 定例報告会の開始時間となり、続々と場に現れる風紀委員達──
それぞれ所属する課のテーブルへとついて、会議の開始を待つ

神代理央 > 「失礼します。遅くなりました」

同僚の女子生徒によって開け放たれたドアが閉まる前に、身を滑らせる様に会議室へ。
20時からと聞いていたが、少々遅くなってしまった。まさか本庁に辿り着くまでにあんなに渋滞するとは思ってもいなかった―。

「……取り合えずは間に合ったみたいだな」

室内の状況を鑑みるに、大遅刻という程では無かったらしい。
先ずはほっと息を吐き出しつつ、席に腰掛ける。

園刃華霧 > 「ァ―……はィ。うィっす」
非常に真面目に対応されてしまうと、割と立つ瀬がない。
素直に座った。もそもそとパンを食べきる。

「ンー……」
(あ、あれが噂の……パイオツカイデー……戦闘力やばクない、マジで)
椅子に座りつつも油断なく部屋の中を見回し、心のなかで思う。
いや、マジでヤバい。風紀委員は己の風紀を守れない……そうだな……

伊都波 凛霞 >  
「──では、それなりに各課の生徒も集まったようですので…初顔合わせも多いかと思いますし、自己紹介からはじめますか」

こほんと咳払いをしつつ、少しだけ声を張って…

「本日進行役を務めさせていただきます伊都波凛霞です。よろしくお願いしますね」

立ち上がってそういうと、ぺこりと頭を下げる

席についた風紀委員が各々自己紹介をしていく流れとなった

イヴ > 『名簿番号を照合...完了(コンプリート)。
 No.2 イトワ リンカ様ですね。準備万端、会場のセッティングお疲れ様です』

続けて開け放たれたドアの方に視線を向け───

『No.151 ソノバ カギリ様。私語厳禁、入室はお静かにお願いします』

どうやら生徒の顔とデータベースを照合し、正規の委員かどうか認証しているようだ。

フィフティーン > 「失礼します。」

規則正しい一定のリズムでノックした後に、一人の少女が扉を開けて入り
その後は淡々とした様子で進んでいき椅子へと座る。
やや遅れたのは、本体の方を移動させていたから、
本体の戦車は簡易モードで動かして現在この風紀本部の防衛に当たっている。

「今日はよろしくお願いします。」

一通り皆を見渡してその一言。
その中で人ではないAIと思しき存在を確認し
少し興味を持ってしまうがこれは別の問題だ。

園刃華霧 > 「ほイ。よロしく、リンリン。
 アタシは……ァ―……園刃華霧。まア、うン。
 とりアえず、置物だト思っテ」
ひらひらと手を振って挨拶に応じる。
すでに目の前になにかの紙袋が鎮座している。

伊都波 凛霞 > 「(りんりん…?)」

なぜかパンダのようなあだ名で呼ばれやや困惑

──園刃華霧
風紀委員に身をおいていると時折聞く名前の一人
やれ問題行動だとか、やれ不良風紀だとか──
今日はじめての邂逅となったけれどなるほどこういう人物…と不思議な納得を得る

神代理央 > (しかし、相変わらずというか風紀委員も個性豊かな事だ。俺の前に入室したのは確か死葬悪食の異能持ち。さっき入って来たのはランドドローンの人型義体…だったか。進行役の委員に至っては、常世の神童とはな)

そう考えると、自分は結構一般人よりなのでは無いだろうか。いや、そうに違いない。
特別攻撃課等、華々しい部署に所属している訳でも無い。所謂一般委員な己としては、なるべく目立たない様にしていきたいな、とは思っている。
こういう場で目立っても大概良い事は無い…かも知れないし。

「二年生、神代理央です。以後お見知りおきを」

自己紹介もさくっと簡潔に。
立ち上がって名前を告げ、ぺこりと一礼すると静かに着席するのだろう。

イヴ > 『───自己紹介。
 サイバー犯罪対策課所属、学習型AIのEve-00001と申します。
 正式名称では呼称に困るようであれば、"イヴ"とお呼びください』

モニターの中で小さく一礼。

神代理央 > 着席した視線の先でモニターに映る少女が一礼する。
てっきり、単なる会議進行用のキャラクターかと思っていたが――

「…学習型AIとはな。つくづく、此の島の科学力とは愉快なものだ」

しげしげとモニターを眺めながら感嘆の溜息。

フィフティーン > 「私は特別攻撃課所属で、コードはフィフティーンです。」

続いて本体とは違う透き通るような合成音声で自己紹介すると一礼。
ただこの一礼は他の生徒の自己紹介の後に行っているものを
今、学習したものでその動きは少々ぎこちない。
他人から見ればもしかしたら緊張しているようにも映るかもしれないが。

「本庁の警備配置も完了しました。」

そう言うと会議用のモニターに監視カメラの一画面が映し出され
複数の警備員と共に一機の四足マシンが区画の防衛に就いていた。

伊都波 凛霞 >  
学年も、立場も、まるで違う集団
ふとしたら、その風紀に対する信念すらも
けれどむしろ、この常世という島にはそういう清濁併せ持つような警察機構が必要なのかもしれない──
なんてことを考えていた

「では自己紹介も終わったところで会議に入りますね。
 ええと、どうも周辺道路が混み合っているのと、それなりに厳重なセキュリティを敷いていますのでまだ遅れて来る風紀委員もいるかと思いますが、適宜席についてもらうということで──」

イヴ > 『...照合完了。No.29 カミシロ リオ様、私がどうかしましたか?』

モニター越しに視線を感じる機能はないが、こちらから目を向ければ見られていることは分かる。
愉快、という感想の意味が分からないのか首を傾げていた。

園刃華霧 > 「ン―、イヴちゃんに、りおちー、に……む、ムム……」
一瞬の間。ちょっとしっくり来る呼び名が出ない。
フィフテ……んん、フィフ……フィ、フィ……お主、なかなかできるな?
心の中で独りごちる。

「えーット。ウん、フィフ子。よろしク!」
まとめて挨拶をして、だるん、と椅子に座り直す。

「おー、始まリはじまりー」
ちょっとだけ遠慮して小さな拍手だけをした。

伊都波 凛霞 >  
「では定例報告会をはじめようと思います。
 まだ本部に報告の上がっていない、あるいは情報共有のされていないものなど。
 それらをこの場にて"報告すべき案件"として定義します」

落第街での戦闘や、活動
それ以外にも関わった事件や案件、調査などなど
ようするに、風紀委員として活動した報告ならなんでも良いようだ

「では、挙手をどうぞっ」

報告のある委員には挙手をしてもらい、進行役が報告をお願いする…という型式である

園刃華霧 > 「ンー……本部に報告……て、こトはサー、リンリン?
 全裸アフロ事件とカは?」
挙手もない不規則発言を早速する不良であった。

神代理央 > 未だ委員の全てが揃っている訳では無いらしい。
さもありなん、と進行を務める先輩委員――伊都波、といったか――の発言を聞きながら小さく苦笑い。
自分とて、本庁に辿り着くまでに何回赤信号にやきもきし、検問に引っかかった事か。

と、モニターから投げかけられた声に視線を移す。
首を傾げているAI――イヴと言う名前だったか――に、僅かに肩を竦めてみせる。

「いや何、此の島の科学力に驚嘆してただけだ。こうして話している分には、人間と遜色ないレスポンスが返ってくるというのは中々に驚きだよ」

一応周囲の目を気にして小声でこそこそと言葉を返す。
さて、会議も始まるかと思えば珍妙な呼び名を唸りながら呟く少女。

「……よもや、りおちーとは俺の事じゃないだろうな」

そんなファンシーな渾名で呼ばれる事は無いとは思うが、一応念の為。確認する様に園刃に声を掛けるのだろう。

伊都波 凛霞 >  
「…ぜ、ぜん…?ちょっとよくわからないですけど、挙手ののち報告をどうぞ…園刃さん」

何その珍妙な名前の事件、と思いつつも聞いたことがないので報告案件だろう、と判断しました

フィフティーン > 「フィフ子...それは私の事ですか...?」

突如付けられたあだ名。
あだ名というものを理解できず、会議が進行する中
名付け主にこっそりと尋ねる。

園刃華霧 > 「りおちーはりおちーだヨ? りおっちと悩ンだけド。
 りおりおも捨てがたかった……」
至極真面目な顔で返しつつ

「はいハイ、美少女の指示なラ仕方ナイ。ハイ、と」
素直にちょこっと手を上げて

「ンー……アレ、ちょっと前に風紀で話題に上がっタ……えーっと、ダーティ?イレブン? だっけカ。
 ホントはいっせー手入れのハズが、ほら。うちの、あのアフロ。なンていったッケ。山本、エッチ、だっけ?
 あいつが一人で先につっコんで、全裸で解決しタってヤツ」
だいぶひどい端折りとミスがあったが、概ね事実を報告した。
とても、真面目な顔である。

「マ、最後に全裸で出てキて、股間のご立派様をさラしたせイで総スカンくらったッテやつ。
 アレ、あの胡散臭い【常世広報】?だかニ、記事にさレてたナ?」

イヴ > 『至極当然。私はC2対策課の科学力の粋を集めて作られたAIですので。
 動作テストを重ね、正確な情報伝達を可能としています』

無表情かつ平坦な喋り方だが、どこか誇らしげにも聞こえる。
こうして言葉を交わしている間にも会場の様子は常に記録しており、聞き漏らすことはない。
それにしても"ゼンラアフロ"とは何の事だろうか。データベースにはない単語だ。

神代理央 > 「……そうか。いやまあ、呼び名なぞ別に何でも良いんだが」

本当に自分の事だった。風紀委員りおちーとか呼ばれるのは此の場だけにして欲しいな、と割と切実な溜息を一つ。

さて、会議は進行し報告案件の発表が始まる。
自分はスラムでの戦闘や巡回任務のまとめくらいなものなので、適当なタイミングで挙手すれば良いかと思っていたのだが――

「……最初の案件がアレとはな…確かに、割と大掛かりな任務ではあったが…」

「ああ、その科学力の粋とやらに全裸アフロの単語は似付かわしくないと思うぞ。間違ってもイメージ検索とかしないでくれよ」

確かに、常世広報を見たときは一通り笑ってしまったのだが。
いきなりソレか!と嘆息しつつ、不適切な単語を検索しない様にイヴに念押ししてみたり。

伊都波 凛霞 >  
いや、その内容をして全裸アフロ事件と称するのはどうなんだろう…
という本音を必死に噛み殺して

「ええと…山本英治くん…のことで会ってるよね、多分」

今の所風紀委員でアフロといえば彼しか名簿でヒットしない
端末片手に捜査しながら…

「う、うーん…とりあえずそれについては概要だけを記録して、詳細は本人からの報告を待ちましょうか…」

なぜ全裸で解決したのか、それがわからない

「風紀委員の品格がやや問われる事件のような気もするけど…」

ややで済むだろうか

伊都波 凛霞 >  
気を取り直せ、頑張れ凛霞

「この報告についてどう思いますか?
 こう…もう少しこうしたほうが良かったんじゃないかとか、何かあったら…」

とりあえず型式として問うてみるものの、改善点?ありすぎてどうしようもない気がします

フィフティーン > 「全裸...アフロ...一体何でしょうか?」

単語を分解して理解しようとするも
どうにも理解が及ばない。
興味深くなった少女は

「もう少し情報はありませんか?」

案件の内容を空気で読み取るなんてことは出来ずに
真面目に案件について尋ねる。

園刃華霧 > 「せメて、パンツは、履いた方が、ヨかったと思ウ」
くぎりくぎり、ぼそっと呟く。

神代理央 > 「…あの、宜しいですか」

進行役の言葉に恐る恐る手を上げてみる。
こんな案件に挙手したくはない。しかし、風紀委員の品格が問われている……様な気がする。きっと、恐らく。

「今回の案件、私も現場に居合わせた訳ではありませんが、結果として負傷者ゼロでの解決に成功しています。
経緯はともあれ、山本さんの行動は決して責められるべきでは無いかと。寧ろ――」

そこで一息。

「そういった風紀委員の活躍を面白おかしく掻き立てるアングラな報道を検閲すべきでは無いかと愚考する次第です。公権力に対する侮辱は、風紀委員会の威信にも関わります」

と、言葉を締め括る。

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」に織機 雪兎さんが現れました。<補足:風紀委員の制服、腕章、黒タイツ、伊達メガネ。>
織機 雪兎 >  
「すみません来る途中で竜巻を纏う八首の空飛ぶサメに襲われていた猫を助けるためにヤマタノシャークネードと大格闘を繰り広げたなんてことは特になく普通に寝坊して遅刻しました!」

ガラリと扉を開けて高らかに宣言。
こういう事は素直に白状した方がいいのだ。
言い訳を口にする途中で「あ、これはふざけない方が良い空気だな」と察したわけではない、断じて。

伊都波 凛霞 >  
ぱぁっ…と明るくなる進行役の表情
良かった、まともな人がいたよ!

「そうだね。常世広報は偏向報道の話もある違反部活によるものだし…」

それをそのまま鵜呑みにはできないだろう、ということ
山本クンのやったことは、やや突出した行動にしても成果としては褒められて然りということ
改善点を上げるならば…やはり協調性だろうか

「…一応パンツは穿いておいたほうがいいって意見もあった…って書いとくね」

真面目だった

伊都波 凛霞 >  
「お疲れ様、自己紹介だけして席に着いてね織機さん」

今日の凛霞お姉ちゃんはツッコミにまわる余裕が足りないようです

イヴ > 『常世広報にアクセス。キーワード検索……"ゼンラアフロ"』

ピピッ。
理央の忠告もむなしく、AIは問題の記事に辿り着いた。
特に女子らしい反応を示すこともなく、淡々と情報を読み込んでいく。

『……委細把握。全裸アフロ事件の内容をそちらに転送します』

そして、そのデータをフィフティーンにも共有しようとしている。

フィフティーン > 「受信承認しました。共有ありがとうございます。」

会場に参加するもう一つのAI、イヴから全裸アフロに関する情報が
送られてきた。それなりに詳細に記されている。
隣のAIはどうやら情報処理能力に長けているようだ。
なかなかに興味深い。

送られてきた情報に関してはホログラムで投影し読み進める。
こちらも同じく特に反応することなくふむふむといった様子で...

織機 雪兎 >  
「ンアァ!!リン先輩は今日も美しい! 明日も明後日も未来永劫きっと美しい!!」

入ってすぐ目に入る麗しい先輩の美しい姿にノックアウト寸前。

「――げふん。失礼、二年の織機雪兎です。気軽にゆっきーって呼んでね」

きゃぴるん、てな感じで言われた通りに自己紹介。
十中八九滑るだろうけど気にした様子もなく席に着く。

伊都波 凛霞 >  
「んー、この議題についてはこんなところかな…。
 山本くんに真偽についてはちゃんと報告してもらうとして、
 正義感で突っ走らずそれなりに足並みは合わせてもらうことと…
 件の常世広報への立ち入り調査、なんかも状況によっては必要かも」

あとパンツは穿いたほうが良い、という風紀委員の意見もあった、と追記だけしておく

「えーと…他になければ次の議題に(とっとと)移りたいと思います。何か報告のある方、いますか?」

言いつつ、挙手を促す

園刃華霧 > 「マ―、ねー……こンなだシねー」
ゴシップ紙然とした内容の紙面をひらひらとさせて見せる。

「AIってユ―シューだナー」
イヴの様子を見ながら、けらけらと笑っていた。

「お、はろハろー」
後からやってきた雪兎に手をひらひら

伊都波 凛霞 >  
「か、会議中だから静かにね…?」

KO寸前の騒がしさに苦笑するしかない凛霞でした

織機 雪兎 >  
「アッハイ」

怒られた。
大人しくなる。

神代理央 > よもや議事録に『パンツは穿いておいた方がいい』だなんて意見が載るとは。此の議事録は公開できまい。最重要機密ですらあるかも知れない。

「常世広報とやらに関しては公安委員会と協力しての摘発も必要かとは思いますが、過剰な取り締まりは報道の自由に対する弾圧とも捉えられかねません。これ以上の対応については、上層部の意向に従います」

発言を終え、何とも言えない疲労感と共に溜息を一つ。
と、モニターから上がる声に更に溜息。

「…いやまあ。好奇心旺盛な事はいい事だろう」

色々諦めた。此の案件については仕方がない。もっとこう、真面目な案件で上書きするしかないだろう。

「……もしかしなくても、風紀委員は常世広報の報道通りなんじゃなかろうな」

きゃぴきゃぴと入室してきた女子生徒――織機雪兎――の姿に何度目かの溜息交じりの視線を向けた後。
他に報告事項はあるのだろうかと、自分の資料を纏めながら周囲に視線を向ける。

イヴ > 『...No.45 オリハタ ユキト様。
 遅刻理由、来る途中で竜巻を纏う八首の空飛ぶサメに襲われていた猫を助けるためにヤマタノシャークネードと大格闘を繰り広げたなんてことは特になく普通に寝坊...』

記録が任務のAIなので、各委員の遅刻の理由も正確に記録している。
上に報告が行くので注意されたし。

織機 雪兎 >  
「待って待って待ってそんなウェットに富んだ軽妙なジョークをクソ真面目に報告書に書かないで怒られるからちょっとふざけただけなのはごめん謝るから待ってホント待ってこれ以上怒られるとホントそろそろ反省文じゃすまないからホント待ってごめん待って」

議事録を記録しているAIに静かに騒ぎながら詰め寄ってすがり寄る。
マジでこれ以上怒られると本当にまずい問題児であった。

園刃華霧 > 「でモまあ、リンリンの……おっと。」
小さく何かをいいかけて止める。これ以上いけない。
いっていいこと、わるいこと、あるとおもいます。

「あとハちっちゃイ案件くラいだかラ、他の報告先でいいヨ」
他を促した

イヴ > 『それを言うならウィットです、オリハタ様。
 内容を要約し、"遅刻"と表記することにしました』

意地悪とかではなく、報告すべき点はそこだけだからである。
もちろん全裸アフロ事件についての意見などもしっかり記録した。
議事録その1、パンツは穿いておくこと。

織機 雪兎 >  
「あ、そう言えば聞いた話なんだけど、なんか変なサイコロが出回ってるとかどうとか言う噂聞いたよ。なんか詳しくはよく知らないんだけど」

はいはいはーいと挙手して許可も待たずに勝手に喋る。

織機 雪兎 >  
「ンゥッ!!!」

勘違いを冷静に指摘されてぐうの音も出ないアホがそこにいた。

伊都波 凛霞 >  
「変なサイコロの噂?」

詳細がないのでは議題にあげようにも難しいけれど、と皆を見回して

「同じ話を知ってる人は?」

フィフティーン > 「その件について補足です。」

賽子の報告が挙がると少女は手を挙げる。

「最近、当該物体が制圧済みの違反部活の拠点で頻繁に見受けられます。」

少女がそう言った後にモニターに映るのは
調査中の違反部活の拠点に置かれた物資から転がっている
正に賽子といった物体、面の数は様々だ。

「但し、詳細は此方では把握できていません。
また、幾つかの違反組織の動きが活発になっている事からも
関連性を指摘します。」

不可解なアーティファクトの出現と
同じく違反組織を狩っている違反組織や人物の存在。
それらには言及すべきであると判断した。

神代理央 > 奇妙な賽子。噂話には聞いていたが、遭遇した事は今のところない。
此方もデータや資料が欲しいと思っていた矢先、フィフティーンの発言に視線を移す事になる。

「賭博目的、という訳でも無さそうだな。制圧した違反部活に共通点はあるのだろうか?」

モニターの情報を一通り確認した後、詳しい情報を求めてフィフティーンに尋ねるだろう。

伊都波 凛霞 >  
「…普通のサイコロ、にしか見えないけど」

複数の違反部活が所持している…というのは確かに妙だ

「賭博目的じゃないなら、サイコロを使った変な遊びが流行ってるとか…?
 それとも魔術アイテム的な側面が存在するなら、相談役を設けてみるのもアリかも…」

獅南先生やルギウス先生といった、この学園には錚々たる魔術方面の教師がいる

園刃華霧 > 「賽子、ねェ……」
意外と大事かこれ?
面倒くさいナー……と、心のなかで思いながら画面を注視。

「普通の賽子だとしタラ。ちょっと数多くナい?
 無駄でショ、こンなあってモ」

フィフティーン > 「そもそも完全に確保できた違反組織の拠点自体の数が少ない事から
共通点の判断は難しいです。より多くのデータが必要です。」

質問した金髪の少年の方に向いて彼と同じ紅い瞳をじっと見つめながら
そう返答を返す。
違反組織の拠点の制圧は必要だが色々と難しいのも現状である。

伊都波 凛霞 >  
「これは…案件の一つとして覚書程度にしておこうか。
 何か具体的な使用方法とか、効果が見えてこないと、なんとも言えないね」

とはいえ、怪しいものは怪しい
無視はできない…と言ったところだろう

織機 雪兎 >  
「僕が聞いたのはどれも噂なんだけど、振ると出た目に応じた力が手に入るとか、バケモノ倒すと手に入るとか、そんな感じ」

色々噂があって実態がよくわからない。
噂程度にしか聞いていないし調べてもいないから本当に全然知らないけれど。

伊都波 凛霞 >  
「…この賽子、回収はされてるのかな?」

だとしたら噂の実証のために実験施設に回されている可能性もあるか、と思いつつ

神代理央 > 「成程。そもそもの情報量が不足しているという訳か」

此方に視線を向けて答えるフィフティーンの言葉を聞いて、考え込む様に視線を彷徨わせる。
違反組織の拠点制圧など一朝一夕に出来る事では無い。致し方なしといったところかも知れない。

「何にせよ、違反組織から複数発見されているのは確かです。落第街やスラムへの巡回任務と、戦力の強化を行うべきではないでしょうか?」

織機の発言を受けて、無視するには少々物騒な噂であると判断。
静かに手を上げて、調査と不測の事態への対応強化を進言する。
どうせ行くのは自分も入ってるだろう、とちょっと諦めつつ。

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」に幌川 最中さんが現れました。<補足:腰で風紀委員会の赤い上着をツナギのように結んでいる。人好きのする見目。>
イヴ > 『蓬莱オンラインを始めとした常世ネットワーク上でも同様の会話ログを確認しました』

いやに静かだと思ったら常世ネットワークにアクセスしていたらしい。
しかし、やはり内容は与太話や噂の域を出ないものだ。

園刃華霧 > 「巡回……そーいヤ、幌川のおっさんが現場に出るっテいって……ウぁ」
なにかの気配を察してうめき声を上げた

幌川 最中 > 「大将やってる? 噂してた?」

赤い隊服を腰元で結った男が会議室に書類片手に入ってくる。
頭を掻きながら困ったような表情を浮かべながら。

「来る途中で竜巻を纏う八首の空飛ぶサメに襲われていた猫をよお。
 うまいこと助けるためにヤマタノシャークネードと大格闘を繰り広げてて遅刻したわ」

すまん!というジェスチャをしながら適当な席に座り、
スッと平均年齢を少しばかり上げた。

織機 雪兎 >  
「!?!?!?」

ヤマタノシャークネード!? 実在したのか!? と言う顔。

伊都波 凛霞 >  
「とりあえず憶測の域を出ない、ということで…とはいえ無視するにも正体不明が過ぎるよね」

不明は、リスクとなる
理央の提案にそうだね、と頷き

「あ…お疲れさまです。席に…ついてますね、もう」

大先輩の登場にちょっと畏まりつつ

神代理央 > 「…言い訳が其処のきゃぴきゃぴした奴と変わりませんよ、先輩」

ちらり、と織機に視線を向けた後、呆れた様な口調で幌川に声を掛ける。とはいえ、直ぐに席についた彼を見ればそれ以上の言葉は控えるのだろう。

織機 雪兎 >  
「僕はきゃぴきゃぴした奴じゃなくてゆっきーだよ」

きゃぴっとして見せる。

フィフティーン > 「ヤマタノシャークネード...
先程も出てきましたね...
一体どういうものなのでしょうか?」

二人から発された共通する未知の存在。
物体かも生物かもわからないソレに
一人うーんといった様子で考える。
今までの自分の経験データを振り返るも答えは出ず。

イヴの方をじっと見つめる。どうやら資料請求のようだ。

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」に山本 英治さんが現れました。<補足:風紀委員/グレーのスーツを上下で揃えて黒いネクタイをしたアフロ。>
イヴ > 『...照合完了。No.189 ホロカワ モナカ様。
 それは寝坊したことを表す暗号でよろしかったでしょうか』

年功序列というものを知らないAIは平常運転である。
議事録その3、不審なダイスに注意。

園刃華霧 > 「……おっさん、戦闘能力、皆無だロ」
思わずツッコんだ。
相性の問題か、彼には突っ込まざるを得ない

山本 英治 >  
「失礼します」

粛々とした表情で入室する。
どういうわけか上下スーツだ。ネクタイも黒い。
アフロがエアコンの風に揺れた。

神代理央 > 「…せめて本名を名乗れ本名を。いや、知ってるから別に構わないんだが」

きゃぴっ!とした答えには深々とした溜息で。
まあこういう奴だし仕方ないか、と僅かに項垂れる。

織機 雪兎 >  
新たに入ってきた人物を見る。
うわすっげぇアフロ、と思う。

「うわすっげぇアフロ」

声に出てた。

伊都波 凛霞 >  
「えー、あー、ヤマタノシャークネードについては置いときましょう…多分強めの幻覚か何か…」

大真面目に分析しようとするフィフティーンに一応フォロー
それは出口の見つからない系の迷路だ

「とと、噂をすれば…」

全裸アフロ事件の渦中の人物の登場である、席に就くように促しつつ…

「ええとそれじゃあ次に…あ、私から一つ」

口にしつつ、挙手する

神代理央 > 「ん、んん……っ…!」

入室してきた男性に視線を向ける。
アフロが移る。フラッシュバックする常世広報とホログラム投影された全裸アフロ。

思わず机に突っ伏して、吹き出しそうになる表情を鋼の精神で堪えた。スラムで違反組織と追いかけっこしてる時だってこんなに精神力使ってない。

園刃華霧 > 「オ、山本エッチじゃン」
あらなるアフロの参戦に笑う。
なお、名前が間違ってる。

「ヤー、会議らしくなっタね? これ、アタシ黙ってテもいいナ??」

幌川 最中 > 「正体がわからんなら調べてみるのがいいかもな」

ああでも、と顎髭に少し触れてから、軽く頷く。
耳に掛けた鉛筆を手に取り、ペン回しの要領でくるくると回す。

「調査なら公安の面々と協力してもよかろうし、俺たちだけでやる必要もなし。
 ……ってアアーーー電脳犯罪部の妖精ちゃん初めて見たな。眼福。触れる?
 よな、英治ちゃん。調査は刑事の基本って古いドラマじゃよく言うよな……」

「かわいい後輩がいっぱいいてかわいいな。かわいいけど終わったらだな……」

「お、凛霞ちゃん。どうぞどうぞ」

織機 雪兎 >  
「全裸アフロ」

突っ伏した神代少年の近くまで行って耳元でぽそりと呟く。

山本 英治 >  
「遅参に関しましても、重ね重ねの非礼…申し開きの余地もありません」
「アフロは合っていますが、山本英治です」

一礼して着席。

「どうも、幌川先輩」

折り目正しく挨拶をして。

フィフティーン > 「アフロ...あれが。」

共有された情報にあった存在だ。
興味深いと思っていた対象が正に現れたことで
少女のその紅い視線はまっすぐ曇りなくアフロへと。

園刃華霧 > 「!」
それだ!
そろっと、神代りおちーに近づいて

「全裸アフロ」
ゆっきーと反対側から囁いた

イヴ > 『お初にお目にかかります。
 提案棄却。現在はサーバルームからモニターしているため、ホログラム投影は不可能です』

薄い板のようなモニターに映し出されているだけだ。
続いて現れたアフロヘアーの人物は……先ほど照合したばかりなので、データベースを開くまでもない。

それから、挙手をした凛霞に注意を向けた。

伊都波 凛霞 >  
「それじゃあ先日の落第街での戦闘について一つ。
 準一級監視対象である追影切人くんが関わった事件、
 ですので報告を見た人も多いかと思いますけど…近くにいた自分が担当したので」

アーヴァと追影切人の交戦とその顛末
負傷した当該生徒の病院への搬送に付き添ったことなどを完結に説明し…

「──で、私が彼の監視担当に任命されたのですが、交戦相手と見られる怪異が彼の病室に侵入しました。既に殉職した筈の風紀委員の名前と外見を利用して。病院自体は風紀委員の施設ではないのでセキュリティの甘さは仕方ないのですけど…当該固体については最大の警戒は必要かと思われます」

神代理央 > 「……っ……!…いや、まて…それ、は……ひきょうだろ…っ…!」

完全に油断していた。傲慢と慢心が売りの自分でも此処迄油断した事は無かった。
まさかここで搦め手が来るとは。しかも、二人。両耳からとか卑怯極まりない。
なまじ机に突っ伏していた分、視界が狭くなっていた事が敗因か。
落ち着け、精神を集中しろ。単独で違反部活の拠点に乗り込むより辛い状況でも、耐えられる――!

「……く……ぷ……く、く…っ…!」

駄目でした。でも何とか笑いを堪えようとして、懸命に口をきゅっと結んでいる。

伊都波 凛霞 >  
「理央くん…?」

そして吹き出しそうになっている彼はじと目で見られるのであった
彼は何も悪くない、悪くないのだ

織機 雪兎 >  
「生徒に化けるってこと? 見破る方法とかないのかな」

一応真面目な議題には真面目に乗っかっておく。
この織機雪兎、場の空気に乗っかることには自信があるのだ。

「ほらみてりおりん、あふろがゆれているよ」

当然机に突っ伏す同僚を弄る流れにも全力で乗っかっていくのだ。
真面目な顔のまま神代少年の耳元でささやく。

園刃華霧 > 「……」
何食わぬ顔で席に戻っていた。

「殉職しタやつ? そンな器用な真似すンのか。
 他のヤツ真似たリとか、できタら面倒だネそれ」
そして、ものすごく真面目ぶった顔で意見を述べた。
見事な擬態である。いや、バレバレかもしれないが

山本 英治 >  
「追影切人……“シャドウリッパー”ですか」
「アーヴァリティ……脅威の影は未だ潰えず」
「これからも当該病院への警備を強化し、巡回の際に簡単なチェックを行なうことが大事ではないかと」

「事件は起きました。ですが、繰り返さないことが組織の規律、その模範となるために必要かと」

山本 英治 >  
「申し訳ありません、神代先輩。全てわたくしの不徳の成すところ…」
「申し開きの余地もない」

全裸アフロ事件の謝罪に来た。
よってスーツ。よって黒ネクタイ。

幌川 最中 > 真面目な後輩の報告を聞けば、真面目な表情で頬杖をつく。
楽しそうなのはいいことなので生暖かい視線を向けておいた。

「その報告書俺も見たな。アレの担当凛霞ちゃんだったか。
 名前んとこまでしっかり見てなくてなあ。おつかれ。
 見た目を真似られる異能者は別にそいつ一人じゃあねえからな。
 『そういうやつがいた』っていう共有はしといたほうがいいかもな」

「それで疑心暗鬼になってもどうにも、とも思うけども」

「そういうのには武力行使は躊躇っちゃいけねえのかもな」

神代理央 > 「……すみ、すみませ……何でもない、んです……っ…!」

此れは責められて当然だろう。何せ、傍から見れば真面目な会議の最中笑いを堪えている不真面目委員だ。不真面メンの仲間入りしたくはない。
どうにかこうにか息を整え、伊都波へ謝罪の言葉を告げた後、彼女が発した議題に己も関連した発言があるな、と思った矢先――

「おま……いい加減、に…っ!」

ゆで卵を飲み込むくらいの勢いで笑いを堪えた後、キッ、と織機を睨み付ける。無理矢理堪えた笑いの所為で若干涙目ですらあるのだが。

フィフティーン > 「怪異については把握しました。ですがその怪異が病室に侵入した目的はなんでしょうか?」

怪異が化けるという能力を持ち
病院に忍び込んだのは分かったが
その動機が分からない。

「準一級監視対象と怪異が接触していたならば
その関係性も探るべきではないでしょうか?」

司会を見つめ淡々と。

伊都波 凛霞 >  
「そうですね、私が彼の病室にお見舞いにいった時も『風紀委員が来る』という情報しか伝わらず彼の病室に案内してしまったそうですし…」

そのあたりは警備として風紀委員を派遣し情報のやり取りを厳格化することで対処可能だろう

「…このことは報告に上げるには早いかと思ったんだけど」

前置きの後に、一呼吸挟み

「追影切人、彼の傷に怪異の侵食が見られたそうです。…もしかしたら、その確認のために現れたのかも…憶測、だけど」

そう、憶測にすぎない
フィフティーンのいう通り、その関連性を詳しく探る必要があるだろう

神代理央 > 「……山本、さんの行動に、問題が無いのは分かって、います…っ…。だから、後生だからその、視界に映らないでいただきたいの、ですが…!」

断じて彼が嫌いな訳では無い。ただ、目に毒なのだ。
先程迄全裸アフロなホログラムを見た後に、黒スーツ黒ネクタイのご本人登場は何というか、駄目だ。駄目だ。

山本 英治 >  
「怪異の侵蝕……そのようなことが…」

顎に指先を当てて考え込む。
怪異。敵対的怪異。その因子を埋め込むために戦った?
それとも偶発的事故?

「どちらにせよ、追影切人さんには、これからも密に連携を取り、捜査協力を願いましょう」

神代先輩の言葉に立ち上がり、敬礼をする。

「申し訳ありません! 室内後方に下がらせていただきます!」

幌川 最中 > 「ま、監視対象と言えども守るべき生徒ではあるからな。
 そっちの本業の方を忘れないくらいに、……そうだなあ。
 それなら協力してもらってもいいかもしらんな。折角だし。
 正面から『どういう関係なんだ』つって、もし学生街に影響が出るようなら動く」

貸与された電子端末を適当にスワイプしながら、
凛霞のほうに視線を向けて、画面には追影切人の学生情報を表示する。

「ほら、協力者って形なら監視もしやすいし一石二鳥だろ。
 それに、凛霞ちゃんが知り合いだってんなら丁度いいだろうしな。
 凛霞ちゃんに頼まれごとして断れる男はおらんだろ」

追影切人青年の来歴を軽く読んでから、肩を竦めた。

イヴ > 『なるほど。議事録だけでなく参加者の顔認証もミッションに含まれていた理由を理解しました』

死んだはずの生徒に擬態する───
そんな事が可能となれば、いくらでも悪用する方法は計算できてしまう。
しかし、C2対策課のデータベースは常にアップデートされており、その生徒が存命かどうかも検索できる。

園刃華霧 > 「ナー……ソレって……
 どっちカってーと、個人の問題っぽクね?
 や、警戒は要ルとハ思うけドさ。」
ふむん、と

「ァー……だかラ、ま。協力、とかガ良いノか。
 そだナ……」

神代理央 > 「……その、準一級対象者と交戦した相手について、補足事項があります」

此の侭では風紀委員としての評判がナイアガラの滝である。
どうにかこうにか息を整えて、無駄に呼吸を乱しながら挙手。

「当該交戦相手について、私も先日スラム街で交戦しました。黒蝕姫、アーヴァリティと名乗った女子生徒でしたが、本名であるかどうかは不明です。通り名の様なものかも知れませんが」

一息で言い切った。酸素が美味しい。
参考情報になるかは兎も角、アーヴァリティとの戦闘について発言するだろう。

伊都波 凛霞 >  
「あ、あの山本さん、あまり気にしなくても…、ヘアースタイルは個人の自由ですし…」

映画館なら後方に行ったほうが良いとは思うけど


──幌川先輩から提示された情報を見て、こくんと頷く

「彼を搬送した経緯もあって監視担当をやってくれないかと言われたので、受けました。なので、その辺りも無理のない範囲で…そうですね、とりあえず退院を待って、探らせてもらうつもりです」

神代理央 > 「いや、その、此方が悪いというか、山本さんが悪い訳じゃないので…すみません……」

視界に映るななんて酷い事を言っておきながら、それに何の躊躇もなく
敬礼されてしまえば罪悪感が天元突破である。
ちょっとおろおろしながら言葉を返すが、後ろに下がってしまった彼を視線で追い掛けて肩を落とすのだろう。

伊都波 凛霞 >  
「同個体と思われる怪異には落第街でたくさん報告があるの
 風紀委員関係者を意図的に狙っている可能性もあるから見過ごせない…と、思う…」

あくまで傾向としての話ではあるけれど、と付け加えて

山本 英治 >  
「黒蝕姫……黒く蝕む姫。名の通り、人の体に因子を埋め込めるとしたら」
「いえ、このことを追影切人さんの一件で知ったとしたら」

「人間を怪異に変えるという行動を今後とらないとも限りません、危険性は十二分にあると考えます」

「は! お気遣いの言葉、ありがとうございます伊都波先輩!」

神代先輩に謝られると、心が痛んだ。
まだ自分は正式に先日の不祥事の謝罪をしていない。

「いえ、何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます」

後ろで手を組んで整った姿勢で室内後方に立った。

幌川 最中 > 「こっちから干渉はしねえで、向こうがどうこうするってんならな。
 それなら風紀委員会の仕事の領分。
 ヘタに干渉して被害を増やしてたら元も子もねえ。
 それに、そういう案件はそいつだけじゃねえからなあ。
 掛かりっきりにはなれねえ以上、表立って動いたりは逆効果にも感じるな」

風紀委員は暇じゃない、と暗にそう示してから。
凛霞の言には「さすがだなあ!」と調子よく頷く。
鉛筆をくるくると手元を回しながら、椅子に体重を預けた。

「落第街のほうで怪我人は少なからず出てるわけで、
 そうホイホイ近寄ってかわいい後輩の怪我を増やすのは俺ァちょっとな。
 誘われてるとしたら、近寄らん関わらん、がよかろうしな」

がりがりと頭を掻いた。

園刃華霧 > 「ぁーあー、りおちーが、アフロをいじメたー。いっけナいんダー」
子供じみた言葉を飛ばす。
とても楽しそうだった

「ンー……なンか、喧嘩すルことガ目的?
 そレとも、喧嘩しタ結果が目的……?
 侵蝕、だカってのモあったらしイし……
 けド、愉快犯って感ジがあルなー」

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」に赤坂薫子さんが現れました。<補足:風紀委員本庁受付のお姉さん>
織機 雪兎 >  
「僕は戦闘とかからっきしだから落第街には近付かないことにするよ」

胸を張ってよわっちい宣言。

フィフティーン > 侵食する怪異と準一級監視対象、
資料データによると両者とも強力な存在であるようだ。
謎の怪異”黒蝕姫”
準一級監視対象”追影切人”
この両者に何らかの関係がある、好奇心が芽生えた。

「凛霞さん、準一級監視対象ーー追影切人の監視に私も加えていただけませんか?」

挙手して提言する。
一応、特別攻撃課の機甲戦力としての提案だ、
ただ勿論、奥底の知りたいという考えに基づいた発言である。

赤坂薫子 >  
「すみません、お待たせしました」

扉から入り、会議室後方の席に座りながら
皆に向かってぺこりとお辞儀する

「本日の受付業務が終わりましたので、ここから参加させていただきます。とは言っても、私は外周りはあまりしないので、皆さんのお役に立てる情報はあまり持っていませんが……」

伊都波 凛霞 >  
「黒触姫と呼ばれる怪異の目的は不透明ですが、先日の報告と共に警戒、周知していただけたらと思います」

報告部分を一応それで締め括る
この議題に関しては、恐らく考察も推論も尽きないだろう

フィフティーンからの提案には快く、というわけにもいかなかった

「んん…それについては私には決める権限はないので、本庁のほうにかけあってみてください」

山本 英治 >  
「園刃先輩、わたくしはご指導・ご鞭撻を頂く立場」
「そして先日のわたくしの不祥事から出たこと…決していじめではありません」

赤坂先輩に頭を下げるとアフロが揺れた。

神代理央 > 「…あくまで私の印象ですが、どうにも戦闘狂であるような雰囲気と傾向の強い発言が該当個体から見受けられました。
目的は様々あるのでしょうが、強者と戦うという目的があるのなら必然的に風紀委員が狙われやすくなる、といったところでしょうか」

あくまで憶測に過ぎないのだが、と前置きしての発言。
真意の程は、怪異本人にしか分からないのだろうが。

「……そこまで…畏まらなくても…」

何だか悪人になった気分だ。いや、発言だけ取れば悪人なのだが。
成果だけ見れば謝罪する事など何もないのに、と後方で揺れるアフロからそっと視線を外す。見たらヤバイかも知れない。

神代理央 > 「い、苛めてないぞ。いや、言葉が過ぎたのは確かだが…」

何にも言い返せない。まさか自分が論戦で敗北するなどと…!
園刃に返す言葉と態度には、普段の高圧的なものは一切合切抜け落ちているだろう。
嗚呼、甘味が食べたい。

山本 英治 >  
「僭越ながら、わたくしからも皆さんにお聞きしたいことがあります」
「先ほどの一件の謝罪も含め、発言の許可をいただきたく存じます」

イヴ > 『オイカゲ キリヒト及びアーヴァリティ、要警戒リストに登録完了しました』

議事録につけるのと同時に、データベースも更新しておく。
参加者の証言から読み取れる性格傾向なども詳細にインプットした。

『No.182 アカサカ カオルコ様、受付業務お疲れ様です』

幌川 最中 > 「いやいじめだろ!!!!」

制服の後ろポケットに挟まった新聞を、山本に勢いよく投げつける。
必死に真面目な顔してんのによ~~!! と言わんばかりの勢いで。

「いじめには抵抗しろよ!!! 抵抗してくれ!!
 男にこんなに肩入れしたくねえ! 不当なアフロ弄りですとキレろ!!
 頼む!!」

勢いよく突っ込んでから、理央の言に目を細めた。

「そうだねえ。風紀にも戦いたがりのコは少なくないからねえ~」

どうぞどうぞ、と新聞を投げつけた先を見る。

伊都波 凛霞 >  
「戦闘狂…もしそうなら、御しやすくはあるけど、面倒なタイプだね…」

ふむ、と考える
放っておいて害があるのなら…本格的に討伐を考える必要もあるのかもしれないが
 
「あ、はいどうぞ!山本さん」

後輩ではあるが年長者、ゆえに凛霞は敬語であるのだ

園刃華霧 > 「かおるんまで来タ……なンか此処の戦闘力があがっテる気がすル……」
ぼそ、とつぶやき

「オっ、いいゾーエッチー、やれヤれー!」
すでに宴会のようなノリだった。
拍手までするかもしれない。

山本 英治 >  
新聞が顔に当たる。微動だにしない。

「それがご命令であるなら!」

命令ならアフロ弄りを否定するのか?

「は……先日の一件、幾度謝罪をしても足りません」
「相手のボディチェックの際に脱いだことが世間に広く周知され」
「風紀の沽券に関わる不祥事となったことをお詫び申し上げます」

「そして……風紀の違反生徒に対する強硬手段を取る頻度」
「融和策をとることで、減らせないでしょうか?」
「私見ながら、違反生徒もまた人間……異能犯罪者も、生きる一個の命と考えます」

神代理央 > 「御疲れ様です。受付業務は多忙でしょう。此方こそ、赤坂先輩のお役に立てる情報があれば良いのですが」

入室した赤坂へぺこりと一礼。記録管理課であり、受付業務を担う彼女には現場に出る自分達も世話になる事が多い。
というか、本音としては自分もそういう業務に回りたい。人事とか作戦立案とか。

「……何ですか幌川先輩。その何か言いたげな目は。言っておきますけど、前回の報告書は借りですからね、借り」

ジト目で幌川に視線を向けつつも、思い当たる節が無い事も無いので口調は強くはない。

伊都波 凛霞 >  
「ああ…そういうことだったんですね…」

それを全裸アフロ事件なんて報道されるなんて…
いや、でも、アフロでなければ別に大丈夫だったのでは…?
と思ってしまったけれど、口には出さない

「それは…私も思う。風紀委員としては甘いのかもしれないけど、
 事実、落第街やスラムで生きている人達の中には風紀委員を怖がっている人や憎んでいる人もたくさんいたから……」

やましいことがあって恐れている、というよりも、
違反学生とみなされ始末されることを恐れている…といった風情

織機 雪兎 >  
「あー、えっと……その辺関係でちょっと、いい、かな」

恐る恐る手を上げる。

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」に飛鷹与一さんが現れました。<補足:風紀委員会制服>
幌川 最中 > 「お、英治ちゃん」

やんわりと笑みを向けてから、「俺も賛成」と手を挙げる。
そして、部屋の中の面々を見回してからゆっくりと口を開く。

「英治ちゃんも『復学』勢だしなあ」

言っていいことか悪いことかはわからないが、目を細める。
そして、頬杖をついたまま乗っかるような形で。

「落第街が常に手入れされてる必要はないんじゃねーかなとは思うね。
 『悪しきを裁く』よりも、二級学生の引き上げのが生産的だしな。
 強きを挫くよりも弱きを助けるほうがラクな気が――」

後輩に視線を向ける。

「雪兎ちゃんもなんかあった?」

神代理央 > 「……それは如何なものでしょうか?」

至って真面目に発言する山本の言葉に、少し考えた後手を上げる。
そのまま立ち上がれば、少し迷う様な素振りの後口を開いて 
――

「融和策、懐柔は大いに結構。しかし、それが風紀委員会そのものを甘くみられる事に繋がりかねません。我々は、違反組織、違反部活に断固とした対応を取るからこそ、生徒からの信頼を勝ち得ているのではないでしょうか?」

「確かに犯罪者も人間…まあ、人外の種族もいますが。生きている存在です。しかし、彼等によって規律を守る人々の生活が脅かされているのなら」

「排除すべきでしょう。断固として」

園刃華霧 > 「まーネ―。おかゲで、救済、なンてどーセ嘘だロー、とか言ウのも出てクるわけダ。
 バカは死ナなキャ治らンってなヤツがマジでいるのモ確か、だけド。
 気がつキャ、自浄組織、なんテのマでいルし。」
落第街も一枚岩じゃないし、ややこしーねー

神代理央 > 「…真面目な話題なら、別に臆せず話せばいいんじゃないか?」

恐る恐る、といった様子で手を上げた織機に、漸く調子を取り戻した様な声色と口調で言葉を投げかけるだろう。

伊都波 凛霞 >  
「ん、どうぞ織機さん」

珍しいテンションで手をあげる彼女に、どうぞと促す

「…私は、棲み分けは出来てると思う。その善し悪しはまた別の議論になると思うけど…必要以上に双方が踏み入らなければ、わざわざ排除しなくてもすむ命は、きっと沢山あるよ?」

飛鷹与一 > 色々あってかなりの遅刻だ。時間はきっちり守る方なのだが、運悪く色々重なってこんな時間。
本部に、少し遅れる旨はきちんと通達してはいたが…。
ともあれ、扉の前で息を整えてから軽くノック。それから静かに扉を開けて中へと。

「すいません、3年の飛鷹与一、ただいま到着しました。」

既に会議も色々と進んでいる事だろう。全員を見渡して小さく会釈をしながら、自分の割り当てられた席に腰を落ち着けようと。

イヴ > 『………………』

AIは沈黙している。
この議題は感情を伴うものであり、そこに意見するような自我はまだ持ち合わせていない。

伊都波 凛霞 >  
「お疲れ様、与一くん。ささ、席にどうぞ」

現れた一名を労いつつ、席に着くよう繋がす

園刃華霧 > 「よいっちー、登場、と」
ほむほむ、とうなずいて

「りおちーは過激派だナー。
 喧嘩ばっかしテつかレなイ? トリガーハッピー?
 カルシウム、足りてる???」

織機 雪兎 >  
「ええ、と、ですね」

なんだか言い辛そうな感じで話し出す。
神代少年をチラチラ見て。

「――えっと、一部の風紀委員が、こう、色々過激だーって話をですね、よく聞くと言うか」

チラチラ。

「そのぉ、これも聞いた話になるんだけど、落第、街?って言っちゃダメなんだっけ……とにかくそっちの方で、風紀に対して不信感があるとかないとか言う話も聞いたり聞かなかったりと言うか……」

チラッチラッ。

「……と言うか、その、……りおりんが、割と、やり過ぎだーって言う、話を、ですね」

チラッチラッチラッ。

山本 英治 >  
飛鷹先輩に頭を下げる立ちっぱなしアフロ。
すぐに直立不動の立ち姿に戻る。

賛同の声はある。
しかし、否もある。

「それでも……神代先輩」
「人殺しを殺して、いつか明るい未来が来るでしょうか……?」
「わたくしたちが敷くべきは、鉄の規律よりも柔軟な対応かと」

「無論、武力の全てを否定はしません」
「ですが……悪の全てに拳を振り上げることは、正義であっても善ではありません」
「戈を止めるも武、悪を制するも武……硬軟、使い分けることも肝要かと存じます」

幌川 最中 > 「理央ちゃんだけじゃあないけどな。
 そういうコは少なくねえし、むしろ風紀に所属する動機がそこってコもいるよな~」

くるくる回る椅子の上で窮屈そうにあぐらをかいた。
英治の言と理央の言は両方とも風紀委員としては「わかる」話だ。
落第街の存在を許せぬ、と風紀入りした委員も知らないわけではない。
そういう動機に対して「矛を収めろ」といえるほど大人でもない。
なぜならここにいる全員が、等しく学生だから。悩む権利がある。

「殺さないといけないような人殺しがいるっていうのは、事実だからな。
 100人を殺される前に、1人を殺しておかないといけないとは俺個人は思うしな。
 だから、理央ちゃんの言ってることも、俺、わかんなくねえんだよなあ」

部屋を見回し。

「みんなはどう思うかな?」

神代理央 > 「……自覚はしているが、よもや会議の場で名指しされるとはな。だが、貴重な意見だ。風紀委員会に対する衆目は、皆で共有すべきだからな。そう思っての発言なんだろう、織機?」

一瞬の沈黙の後、此方にチラチラと視線を向ける彼女に静かに視線を向ける。
しかし、その視線の行先は直ぐに会議場へ。周囲の風紀委員全てを見渡すものへと変わるだろう。

「そもそも、我々が守るべきは何なのか今一度思い返して欲しい。
二級学生の保護も結構。違反組織への融和も結構。しかし、本来守護するべきは"ルールを守って生活する人々"であるはずだ」

「規律を、秩序を、法を守らぬ者に費やすリソースは、そういった正しく暮らす人々の為にあるべきものだ。落第街の住民は、風紀委員が命をかけて更生させなければならない存在なのか?」

「更生も保護も融和も。それを求めるのは彼等の方からであるべきだ。此方が身を引いて、彼等に甘い態度を取る必要がある訳がない!」

強い口調で、断固とした意志で。
落第街の住民への融和を否定するだろう。

園刃華霧 > 「そリャー、簡単。
 なンでもかンでもブッコロ殺ポンしてタら、悪党トかわラんネ。
 正義、なンてヘドがでルけド、悪党とドッちがマシかって話。」
椅子の上であぐらをかいて、だるそうに答える。
うんざりした、という雰囲気でもある。

「ま、えらい人にハわかラんのでスよ、とかネ」
けけけ、と笑った。
茶化しているのか、非難しているのか分かりづらい顔だった。

伊都波 凛霞 >  
「うーん…こういった話題は極論に走りがちになるよねえ…。
 私は、こういうお話は0か1か…じゃないと思うからどうにも宙ぶらりんな意見になっちゃうんだけど…」

理央の強い言葉を耳にして、ややその眼を細める

「世の中には知らずに道を踏み外してる人もいれば、嫌でもそんな道を選ぶしかなかった人もいる。そういう人達には、手を差し伸べることは私は必要だと思う
 手を差し伸べた時に、私達がただの怖いだけの存在だったら…いけないでしょ?」

見極めるのは…難しいけどね、と苦笑しつつ

織機 雪兎 >  
「えっ? あ、えー、うん、いや、その」

別にそこまで考えてなかった。
単純にそう言う話を聞いたから言いにくいけど聞いちゃった異常黙ってるのもなんかなぐらいのアレで発言しただけだった。

「えーと、あのぉ、僕は、その、悪いことする人が悪いことしなくなるのがみんな幸せなんじゃないかなぁと……」

なんだか思ったより大事になっている気がする。
こんなつもりじゃなかったと思いながら自分の意見を口にして。

赤坂薫子 >  
「ひとつ、よろしいでしょうか」

ゆっくりと発言を求め。
皆を見渡しながら、静かに続ける。

「二級学生の保護も違反学生の逮捕も、私達が行うべき仕事です。それは学園・生徒会から委託された業務であり、どちらも疎かにするわけにはいきません」

風紀委員会が本来持たされている役割。
そして、その立ち位置。それを思い出す事が必要だろう。

「落第街の住民は風紀委員が命をかけて更生させなければならない存在なのか。答えは是ですね。何故ならば、それが風紀委員会という組織に委託された任務であるからです」

少年の理論を一言で否定する。
何故ならばそれは……

「私達に許されているのは、その任務を全うする事。神代さん、あなたの効率論は『統治者の効率論』です。そして、勘違いしないでいただきたいのは」

「風紀委員会は常世島を統治する存在ではありません。治安維持の為の組織です」

山本 英治 >  
目を強く瞑る。
自分は、いつか神代先輩と分かり合えるだろうか。

すまない、未来。
お前が語った言葉を、俺は守れていない……

織機 雪兎 >  
「やっぱりこう、悪い人でも人が死ぬのはあんまりよくないと思うし、悪い人もちゃんと罪を償えるならその方がいいんじゃないですかね……しらんけど……」

想像以上に真面目な雰囲気になってしまって、不真面目系風紀委員は肩身が狭い。

フィフティーン > 「任務遂行において排除すべき目標が発生するのは致し方ありません。しかし、必要最低限で留めるべきであると思います。」

今は少女ではなく戦車として意見を述べる。

「つい最近、落第街の人物から聞きましたがこの地には物を言わない多数の弱者が居ると。
治安維持の観点からも此方の行動で人口の多くである彼らを敵に回してしまえば
風紀委員会の今後の活動にも支障が出ると予測します。
この件を受けて特攻課としても戦術の転換を検討中です。」

道徳を知らないAIはあくまでもロジカルに、
問われている金髪の少年ー理央にそう進言する。

幌川 最中 > 煙草代わりに鉛筆を咥えて、軽く揺らす。
代わる代わる挙げられていく意見や検討に、幌川は嬉しそうに笑う。

「それじゃあ、『許される暴力』と『許されない暴力』の境目を探さにゃならんな」

いうなれば「穏健」の立場を取るのであれば、これは避けられない問題である。
「どの暴力――悪を許し、どの暴力――悪を容認するのか」。
これに答えが出せない限り、理央の言に比べて少しばかり片手落ちになる。
理央の「なあなあ」ではいけない、というのは事実、間違いなく一意見として正しいのだ。
そして、これを「なあなあ」にしないためには「境目」をきちんと引く必要がある。

幌川 最中 > 「『許されない奴』と『許される奴』は、どうやって決めるんだ?」

悪い人。漠然とした言葉に、強い方向性を与えた。
「許される悪人」と「許されない悪人」が発生するのなら。
「許される悪人」がいるのであれば、「許されない悪人」も間違いなくいるはずだ。

「確かに薫子ちゃんの言う通りだけどな。
 それをこのまま『それで』じゃあ残念ながら片手落ちだ」

理央に加勢するわけではないが、「穏健」という意見はときに「無責任」にもなりえる。
無責任に麻雀大会を開いていた最年長は、穏健の立場を取るために理央の意見に背を押した。

「人殺しを見過ごすわけにゃあ、いかんだろ。
 治安維持のために暴力って手段がある。それを選ぶ、ってのは真っ当な話だからな」

「いま殺すか、殺されてから殺すか、てな具合の話になってくるよな」

飛鷹与一 > さて、彼は確か…神代理央、だったか。彼の発言を聞いて思う事は色々とある。
が、周りの意見と言うのも矢張り聞いてみたいものである。
大人しく沈黙を保ちつつも、静かに周りの皆を見渡す。
こういう議題こそそれぞれの考えや思想、性格というものが如実に出るものだ。

「――俺は神代君の意見も一理あると思うので否定はしませんが…俺たちは外で言う警察機構の代わりです。
赤坂さんが仰ったように、治安維持のための組織であり…”それ以上でも以下でもない”。
組織の領分を越えるなら、そもそも風紀委員会の意味がないかと。
――帆川先輩の言う、境目…境界線を定めるなら、ここに居る全員がある程度納得する”落とし所”としてきっちり決めるのが重要かもしれません」

控えめに述べる。正直周りの意見に比べたら子供以下かもしれないし、具体案も出せていないが。

山本 英治 >  
「話し合いましょう、何度でも」

幌川先輩の言葉に視線を向ける。

「俺たちは生きてるじゃないですか……悪の線引きも、悪を断じる力も」
「これから話し合って決めていけばいい……」

「拳諺(けんり)にこのような言葉があります」
「先を見るは百功に等しい、と」
「先を見据えて、またみんなで話し合っていきましょう」

「これからの風紀に、きっと必要になりますから」

イヴ > 人間は我々AIと違って、決められたプログラムに従って動いているわけではない。
薫子の意見はイヴから見ても極めて論理的であったが、それだけで解決とはいかない空気である。

───感情というものが及ぼす論理への影響。学習型AIとしての今後の課題になりそうだ。

神代理央 > やはり、と言うべきか。
己の発言に対して湧き上がるのは、概ね否定的な言葉や意見。
無理もない。己とて、自身の意見が極論に走っているのは自覚しているのだ。
それでも。犯罪者への融和を是とする事に全員が賛成してしまっては、治安維持組織そのものの性格が歪んでしまうのではないか。

「…確かに、落第街の住民の更生。二級学生の保護。それらは我々が行うべき任務であり、学園から委託された最重要の項目である事は理解しています」

その中でも明確に。己の言葉を否定した赤坂へと視線を向ける。

「しかし赤坂先輩。勘違いしないで頂きたいが、私はそういった任務を否定している訳では無い。現に私は、自身の任務において避難指示や誘導は規定道理に行っている。
無意味な虐殺や、保護を請う二級学生には当然差し伸べられるべき手が必要だろう」

「私が懸念している事は、そうやって差し伸べる手が余りに多く成れば、その手を引き摺り降ろそうとする者が必ず現れるという事だ。無秩序な融和は、違反組織を増長させるものである事くらいは、諸君にも容易に想像がつくものと思う」

其処で、此方に肩入れ――と、捉えて良いのだろうか――する様な幌川の言葉に、少し意外そうな表情を浮かべるだろう。
彼もきっと、自分に反対するものだと思っていたから。しかし、彼が味方についてくれるのならば――

「…そう。根本的な問題として、融和する対象はそもそもが犯罪者なのです。善良な生徒を害しているのです。
彼等を甘やかす代償は何ですか?我々を信頼してくれている生徒への裏切りでは無いのですか」

「生徒は、本当に困難な事態に陥った時、風紀委員が何とかしてくれる、と信頼を寄せてくれているのです。
その信頼を、犯罪者への融和という形で裏切る事は是認しかねます」

伊都波 凛霞 >  
「赤坂さんの言う通り、決められた業務としての側面はあるけれど、やっぱり現場では柔軟な対応も必要になって来ると思う。杓子定規だけでは計れないものがあるから」

言っても学園が委託する委員会組織の大半は10代の少年少女が主だ
学園都市という特性上ある程度は仕方ないとはいえ…
成人もしていない子供たちと言い換えれることすら、出来るはず
それは、なんと難しいことだろう

「理央くんの言い分もわかるよ。でもそのやり方が苛烈に映れば、本当に救いの手を求める人達からもその手をとってもらえなくなる…それを織機さんは危惧したんじゃないかな…」

織機 雪兎 >  
「えっ……法律、とか、裁判とか……?」

許される悪人と許されない悪人の差。
どこで決めるのかと言われれば。

「ぼ、僕は正直アホなので難しいことはわかんないんですけど、なんというか、その、それを決めるのは風紀の仕事じゃなくて生徒会の仕事じゃないですかね……? ほら、三権分立的な……」

風紀の仕事は悪人を捕まえることで、裁くのは俺の異能力だァーー!じゃない気がする。
しらんけど。

神代理央 > 「……人口比に対する意見は、此方も尊重すべきと考える。
だからこそ、風紀委員の戦力増加。及び対多数の戦術理論構築については必要なものと考える」

フィフティーンの言葉にはある程度の同意を見せつつも、己の意見を変えようとはしない。
寧ろ、その問題を風紀委員会への戦力増強へと結びつけようとするだろうか。

「治安維持組織である事は理解している。ならばそもそも、私が落第街で行っている行為がそもそも責められるべきか問いたいものだ。
私は与えられた任務の通りに行動し、違反組織を叩き潰しているだけだ。それの何処が、間違えているのだろうか?」

静かに、しかし苛烈に。
与一の言葉を耳にすれば、鋭い視線と共に彼に言葉を投げかけるだろう。

神代理央 > 「伸ばさないのであれば、掴む必要は無いでしょう。此方は受け入れる門は開いているのです。それをくぐるかくぐらないかは、彼等の自由ではないでしょうか?」

伊都波の言葉にも、過激な意見を曲げようとはしない。
救わないとは言わない。しかし、率先して救うべきではない、と。

園刃華霧 > 「ナー、りおっちサー。アタシ馬鹿だかラ気づいテないカモしんないけどサー。
 犯罪者は全部ぶっトばセ―ってコト?
 そこントコ、いまいちわかンないンだけド」
んー?と大げさに首を傾げて質問する。
立膝になって態度は悪い

織機 雪兎 >  
「えっ、あっ、そ、そう、うん、リン先輩の言う通り、うん」

嘘ですそんなこと何も考えてません。

神代理央 > 「…いや、そうは言わぬ。というより、それは現実的ではない」

園刃の言葉には、ちょっとトーンを落として言葉を返す。
明確に己への反論で無ければ、投げかけられた質問には丁寧に答えるべきだろうし。

「犯罪者への融和。落第街の住民への過度な保護。これらが不要だろうと言いたいだけだ。守るべき者に、リソースを全力で費やすべきだとな」

織機 雪兎 >  
「えっ、あの、じゃあ例えば僕の住んでる寮が火事とかで全部燃えちゃって住むところなくて一時的に落第街とかに住んでたらりおりんに家ごとぶっ飛ばされるってこと???」

マジで、と言う顔。

伊都波 凛霞 >  
「臆病な人は、怖いモノには近づけないからねぇ」

苦笑する

「もちろん彼らの自由。だけど恐怖心はその自由を奪っちゃうでしょ?それでいて勇気を出せ!救いがほしければ手を伸ばせ!はちょっとね。触ったら死んじゃいそうな門だったら、私怖くて皆に潜らせられないよ。

──まぁそうなると違反組織に対してどう対応するか、になるんだけど」

飛鷹与一 > 「…うーーん。神代君、ちょっと肩に力が入りすぎてないかな?
俺は”一理ある”って事で、神代君の提言を全部否定したい訳じゃないよ。納得できる所も多いしね」

と、鋭い視線と言葉をやんわりと受け止めつつ苦笑い。こういう議論は苦手なんだよなぁ、と思いつつ。

「あと、与えられた任務を忠実にこなすのは良いけど、現場は臨機応変に、逸脱しない程度に立ち回るべきだと俺は思うよ。
――あと、生活委員会から苦情も少し来てる。”破壊はもうちょっと抑えろ”ってね。
まぁ、やり方を少し変えるのもアリなんじゃないかな?」

特に君のが、とやんわりと指摘するが顔は苦笑のままだ。

神代理央 > 「…落第街へ住むという選択肢を取るのなら、その可能性はあるだろう。とはいえ、私も違反組織の拠点以外を積極的に破壊したりしないし、避難勧告は出す。
まあ、落第街に住むという選択肢が如何なものかと詰問したいがな」

マジだよ、と言わんばかりの真面目な表情と言葉で、織機に答えるだろう。

赤坂薫子 >  
看板が言うのだからお題目。だが、お題目で世は回らない。
現場で死人が出ている環境で、お題目に何の力があろう。
だからこそ、お題目を言うのなら現場で戦う人間達に明確な基準を示さなくてはいけない。
幌川の言う事は正しい。そして、神代の言う一般生徒たちが風紀に求めている姿というのもまた、正しいのだろう。
ただ、私がお題目を言うのをやめるわけにはいかない。

「治安維持の二つの側面です。『苛烈な対処』は対処療法として優れています。これらは犯罪者に恐怖を与え、次の犯罪を抑制する効果があります。ただ、『本当は救われたい二級学生』に絶望を与え、犯罪者としてしまうリスクがある」

ふぅ、と一息吐きながらお茶を一口。
長い説明は得意とはいえ、これだけの事を説明するのはなかなかない

「一方で融和は根治療法です。そもそも『本当は犯罪者などになりたくなかった二級学生』を救い上げ、実際に救われる事――すなわち『敗者復活』の目がある事を見せる事により、犯罪を犯すよりも普通に生活する方が『得』だと思わせる事により犯罪者の増加を抑えます。ですが、こちらには長い時間をかける事、そもそも凶悪犯罪者には無意味な事などのリスクがあります」

各員のモニターに説明のグラフを映す。
これも役目だが、なかなか精神に来る。

「要はバランスです、どちらも欠かす事は出来ません。対処療法で傷を塞ぎながら、根治療法で内部に広がるのを防ぐ。どちらが悪いわけでもありませんし、私は神代さんやその他風紀委員がとっている苛烈な対処を否定しようとは思いません。ですが、融和の比率を今以上に減らす事に関しては、安易に決めるべきではないと思います」

すると幌川の疑問に戻ってくるわけだ。
じゃあ、何処から何処までやっていいのか、と

幌川 最中 > 「ひとまず、『どうする』を決める前に、もしもの対応策から順番に考えてくか。
 このままだと平行線だ。『どこで意見が合わないか』がわからないとやりにくいしな」

黙っていた口を開いてから、頬杖をやめる。

「それなら、「目の前で人を殺しそうな相手で、殺しでもしないと止められない」相手がいたら。
 もしみんなが警ら中で、それを見かけることがあったとしたら、みんなはどう判断する?」

困ったようにがしがしと頭を掻いてから、理央の横に椅子を滑らせる。
だるそうに笑ってから、整った顔立ちの後輩の顔を見て、らしくもなく首を傾げる。

「理央ちゃんはどうする?」

織機 雪兎 >  
「えっじゃありおりん住むとこがマジで落第街しかなかったら野宿すんの?」

そんなことはそうそうないけど頭ぱっぱらぱーなのでそう言う意見が出て来てしまう。

神代理央 > 「……伊都波先輩の危惧も理解はします。ですが、一定の恐怖を違反組織や落第街に与えなくては風紀委員会の存在意義がありません。
違反組織の対応については、先程も申し上げた通り強硬に対応すべきかと。それがやり過ぎだ、と言うのであれば、せめて現状維持を希望するところです。個人単位ならまだしも、組織的な融和策については、断固として反対します」

違反組織への対応、という話題になれば相も変わらずの強硬論。
最早先輩相手という事も忘れたかの様に、強い口調で意見を述べるだろうか。

織機 雪兎 >  
「えっ、えー……」

殺さないと止められない相手、と言うのが想像できない。
例えば銃持ってて誰か撃ちそうなとき?
もうそれ僕じゃ止められなくない?
いやそう言うことじゃないだろうけれど。
考えて、

「……撃たれそうな人庇って死んじゃうかもしれない……」

割と本気でそんな気がする。

山本 英治 >  
「俺は殺すなとはとても言い切れません…」
「犯罪者の手で大切な人を喪った世界を知っているから」

それはこの世界だ。今も続くバッドエンドだ。
誰かがこんな風に世界を見てはならない。

「それでも、殺さない選択肢もあっていい…そう思います」
「バランスですよ、バランス」
「極端に違反学生を抹殺する、今すぐ融和に舵を切るではなく」

言葉に迷って指をくるくる回し。

「……話し合って、先々をみんなで見ていけたらと…」
神代理央 > 赤坂の示すグラフや資料に、黙って視線を向ける。
その数値、理論根拠、等々。それらを咀嚼する様に、じっと見つめた後――

「……では、これ以上融和的な対処を増やす事もバランスを崩す一因であると思うが。見ての通り、私の意見は少数派なのだろう。なればこそ、私の様に彼等に断固とした態度と力を示す委員の存在が無くなれば、落第街を制御出来るとは思わない」

「私にとっての落としどころは現状維持。私の行動についても黙認。それが限界だ」

園刃華霧 > 「よシ、わかラん!」
真面目にグラフとにらめっこ。数秒で諦めた。
お手上げのポーズを取る。

「ンー、結局、そこダよネー。面倒くさいヤツと、そーデないノの違い」
幌川の言葉に、嫌そうにうなずく。

「「目の前で人を殺しそうな相手で、殺しでもしないと止められない」相手??
 石ぶつケて逃げル」

神代理央 > と、赤坂への発言を終えた後。
此方に水を向ける幌川に視線を向けると、考えるまでもないと言わんばかりに直ぐに口を開く。

「殺しますね。被害者の状況や素性を知りたいところではありますが、殺人は犯罪です」

明瞭に明確に。幌川に向けて告げるだろう。

伊都波 凛霞 >  
「まぁ、どれもこれも…ってわけにはいかないもんね」

悲しいかな、自身でこの議題に決定的な楔を打ち込む提案は浮かばない
こっちによればあっちが手落ち、あっちによればこっちが手落ち
結局業務の中での『何を優先するか』になるだろう

「んー…幌川先輩の問いかけは、私はもちろん殺さないし殺させない方法を死んでも見つけるーってことで一つ」

神代理央 > 「それこそ、風紀、公安、生活委員会に保護を求めればいいだろう。
私は、そうやって保護を求めもしない連中は救うに値しないと言っているだけだ」

りおりん、という呼び名にはちょっと微妙な表情を浮かべてしまうが。
それでも真面目な口調と表情で、織機に言葉を返すだろう。

イヴ > 『お言葉ですが、カミシロ様』

ここで徐にAIが口を開いた。

『数的優劣の以前に、貴方の主張は些か主観的に過ぎると推察されます。
 融和を推し進めた場合の悪影響、その具体的な推移を示せなければ、ご自身の行動の黙認というのは独断先行───全裸アフロと何ら変わりありません。
 何か明確な根拠、あるいはそうまでして風紀の権威を示そうとする理由があるのでしょうか?』

伊都波 凛霞 >  
「あ」

「『あの風紀委員は怖いぞ、違反組織を有無を言わさず壊滅させる』、
 『あの風紀委員は優しい、二級学生にも優しく手を差し伸べてくれる』
 みたいに、組織全体の流れじゃなくて、そういった『顔役』を目出たせる…っていうのはどうかな」

しばらく考えるうちに、出た答え
組織全体の印象、という漠然としたものを超える、強烈なインパクトがあれば…

「私達が落第街が一枚岩じゃない、って知ってるように、風紀委員だからこうだ、みたいな印象をなくさせる、とか。
 言い方はアレだけど…アイドル的な」

そう言って小さく頬を掻く

山本 英治 >  
全裸アフロ。
その言葉が出れば弱い。
独断専行、失敗すれば多くの風紀の仲間を危険に晒していた。

自らの罪の象徴────全裸アフロ。

飛鷹与一 > (…全裸アフロって…あーーー確か、山本君の…まぁ、アレは衝撃的だったものなぁ)

と、困ったように笑顔。意外とこの少年は平然としているが、まぁ、アフロも個性。
全裸は――フォローは難しいが、彼も悪気があった訳ではないし、真面目に彼なりに対応した結果だろう。

(いや、風紀の評判が広報みたいに”自分の風紀が守れてない”って感じで固定されるとアレだけどさ)

イヴ嬢の言葉からそんな事をつらつらと考えており。

織機 雪兎 >  
「と言うかそもそもそんな難しい話の前に、壊した建物の請求とか大丈夫なの……?」

所有者がいるなら当然請求は来るだろうし、そうでなかったとしても瓦礫の撤去とか、結構な金額じゃないだろうか。
風紀の財布の明日はどっちだ。

神代理央 > 「……んっ………く………あー、いや、すまない…」

此処で全裸アフロとは。というか、それと同格にされてしまうのはあまりにあんまりだ。反論、反論しなければ。
また吹き出しかけた。折角過激派の委員を取り込もうとかちょっと思っていたりしていたのに。

「…風紀委員会の権威、尊厳は、島外における警察機構のものと同義だろう。犯罪者に甘い警察など、市民が果たして信頼するだろうか?」

「だからその……全裸、アフ、ロ、についても、山本さんの行動を否定するものでは無いが、そう言った行動を組織的に行うのは風紀委員の尊厳の維持という点では、疑問符が残るのではないかと思う…」

何というか、気勢が削がれてしまった。
というか、自分の口から全裸アフロなんて単語を出したくはなかった。

園刃華霧 > 「アイドル風紀委員、爆誕?」
やべー、面白そう。
リンリンとか筆頭にすれば最高では?
と、本気で思う。思うが

「ンー……リンリン。そレは、そレでナー。
 あいつはやってくれル、コイツはやってくンねーってノ、逆にウルサクなるゾ経験上。
 ま、アタシ頭悪いし、うまくマわす方法もアルかもだケド」

幌川 最中 > 「撃たれそうな人庇って死んじゃうかもしれない」――雪兎の意見。
「石ぶつケて逃げル」――華霧の意見。
「殺しますね。被害者の状況や素性を知りたいところではありますが、殺人は犯罪」――理央の意見。
「殺さないし殺させない方法を死んでも見つける」――凛霞の意見。

そのどれもが、その一つ一つが同じだけの重みを持つ意見であり。
もうこの時点で、全員が「違う」ということを明らかにした。
過激、穏健――そんな簡単な言葉で片付けられるような話でなく、これが個々人の意見だ。
グラデーションのように点在する意見のどれもこれもが、理を帯びている。

そして同時に、「許せるもの」と「許せないもの」の違いを明らかにする。
この、風紀の一部人員が顔を出している会議ですらそうなのだ。
「理央の行動を許容できない」委員のほうが数が多い。
そして、その行動をやめさせようとしている委員もいるのだ。少なからず。
最年長は、静かに目を細めて会議の席を眺めていた。そして。

「請求だのなんだのは生活委員に土下座してなんとかなってるから平気じゃあねえかな。
 そういう小難しいことを考えるのはそれこそ薫子ちゃんとかに任せとけばいい」

「そうだなァ。擁立したアイドルが間違ったときのリスクがデカい、って問題がある。
 華霧ちゃんを風紀委員代表! なんて言えねえのと同じで、
 間違わねえ風紀委員なんてのはいないから、結局個々人がどうするかが大事になってくらあな」

神代理央 > 「アイドル…ですか?確かに、生徒に受け入れられやすい象徴、偶像は必要かとは思いますが…」

意外と言えば意外な言葉に、ちょっと考え込む様な素振り。

「…伊都波先輩が率先してされるんですか?」

言い出しっぺはなんとやら。
誰がその任務を引き受けるのだろうか、と小さく首を傾げながら訪ねるだろう。

織機 雪兎 >  
「アイドル風紀委員リン先輩爆誕!? 全国ツアー全部追っかけます握手会も全部行きます番組全部録画したうえで生で見ますなんなら収録の観覧なんとしても行きます!!!」

そしてアイドルと聞けばこの興奮である。

伊都波 凛霞 >  
「んーほら、だから2つ顔があればいいんだと思うの。
 あの風紀委員は優しいから、助けになってくれる。
 とはいえ怖い風紀委員もいるから悪いことはできない、みたいな…
 いやまぁやるに至っては色々解決すべき問題もあるだろうけど…
 風紀委員によって考え方が違うのは現状維持でも同じことだし、だったらいっそ、みたいな…」

アイドルといってもなんか綺羅びやかなアレという意味で言ったわけでもないのだけれど、まぁそれはそれとして…

「…ん?」

率先してやるのか、と聞かれれば首を傾げた

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」にレイチェルさんが現れました。<補足:金髪の長耳少女。眼帯と風紀委員の制服を着用。>
飛鷹与一 > 「あーー生活委員会にある…修繕専門の部隊があるらしくて、そこの人たちが動いたりしてるみたいだよ」

と、織機さんの言葉にそう告げてみる。実際、彼らは落第街からの依頼を受けているようだし。
瓦礫の撤去もまた別のチームがやっていると聞くが詳細は正直知らない。

「……アイドル…。」

あ、そういうの詳しくないから俺は黙っておこうかな。目立つの好きじゃないし。
と、苦笑い気味で他のみんなの会話の聞き役に回っていこうとするスタイル。

レイチェル > 「やー、悪ぃ悪ぃ」

現れたのは、金髪長耳の女。

「すまねぇ、なかなか仕事が片付かなくてな。遅れちまった」

両手にビニール袋を持った金髪少女。
机の上にどさ、とビニール袋を置くと、首をニ、三度横に倒して肩を軽く回す。

「書類片付けんのは、肩が凝るぜ……」

熱い議論が交わされる中、我関せずといった様子で現れた彼女は少しだけ眉を下げてから、
穏やかに口元を緩めてこう言った。

「廊下でちょっと聞いてたぜ。結構熱いもん、持ってんじゃねぇか。風紀の未来は安泰だな」

無論、治安維持組織としての風紀はある程度統一したルール――上層部の指示の下で動くべき、だろう。
だが、正義の為に動くのなら、それは「個」々の想いや「己」の考えがあってこそだ。
それをこれだけぶつけ合える熱があるのなら、安心だな、などと。
一つそんなことを思いながら、レイチェルは机の上に冷たい缶を手際よく並べていく。

「さて。仕事に会議と、疲れた頭と口に飲み物でもどうだ?」

一朝一夕で結論が出る問題ではないことは、今入ってきたばかりのレイチェルを含め、この場の全員が理解していることであろう。
今後もぶつかり合うことはあるかもしれないが、少なくとも、今は。

「自販機で適当に買ってきたから、好きなもん選びな。奢りだぜ」

両の腰に手をやるレイチェルは、柔らかな笑みを浮かべた。

織機 雪兎 >  
「おいちょっとりおりん君お金持ちなんだろ知ってるぞなんかそう言うアイドルプロデュース業の知り合いとかいないのかよおっと勿論枕営業はなしだぜリン先輩にそんなことさせられないからなおいきいてますかちょっとたのむまじで」

そうして意外と乗り気?な神代少年をゆっさゆっさゆっさ。

伊都波 凛霞 >  
「あ、ほら!そういうのは名前がある程度売れてるような人がいいんじゃないかなって思うんで、
 どうですかレイチェル先輩?」

実に良いタイミングで現れてくれた名の売れた先輩にターゲットを流した

織機 雪兎 >  
「おっっっっっっっ!!!」

風紀の何大巨塔――と言うか大山の一角である彼女を見て、頭を抱えて仰け反りながら叫ぶ。
ぱい、と言う続きの言葉は辛うじて飲み込んだ。

神代理央 > 「落第街の建造物は登記などされていないものが殆どだろう。第一、犯罪組織の拠点であったのなら、我々風紀が金を出す必要もあるまい。
没収した違反組織の資産を活用したり、捉えた犯罪者を清掃活動に利用するくらいで良かろう?」

織機の言葉に言葉を返すも、既にその言葉に先程までの力は無い。
全裸アフロが大体全部持って行った。

「個々人の問題が組織の尊厳になりかけたのが、その、全裸…事件ではないでしょうか。
ある程度は、組織としての方向性を示して欲しいとは現場の人間として思う次第ですが…」

幌川の言葉に頷きつつも、やはり風紀委員会としての指針は必要では無いだろうかと問い掛ける。

織機 雪兎 >  
「まさかの経済が動いている……?」

修理専門部隊。
いやしかし予算は食うだろうに。

山本 英治 >  
自らの思想と発言の甘さに、嫌気が差す。
自分はよりよい未来のために何か行動ができているのか。
そこに来た風紀の先輩に。

「……レイチェル先輩…………」

頭を下げて缶コーヒー(砂糖・練乳マシのマクスウェルコーヒー)を受け取る。
頭を冷やさなければ。佳味を呷れば、アフロが揺れた。

赤坂薫子 > 「現状維持――については、むしろ戦力の増強なども考えなくてはいけない状況に来ているとの意見もありますので保留で。流石にこれ以上戦力を削れ、とは言えません。行動に関しては、報告書さえ出していただければ問題ありませんし、神代さんはむしろ報告書はマメな方だと思いますよ」

一部に出ている風紀委員の戦力増強案などを鑑みれば、現状維持というのは否定する理由がない。そして報告書を提出し行動を明らかにするのならば、個人での判断は風紀委員に許されている以上問題はない。

「――ええ、まぁ、その。それが後方の役目ですから。建物の損害などに関しては、生活委員会やその他委員会と協議の上で、予算から出したりその他いろいろな方法で何とかしていますので。できるだけ穏便にしていただけると、その――助かります」

はぁ、とため息を吐くが仕方ない。これが後方の仕事なのだから。

「それと、もし相手を制圧するのに殺してしまった、などという場合も必ず報告を。委員会できちんと検討の上、それが職務上に必要だった事の証明、事後のケアなどは必ずしますから」

園刃華霧 > 「なンだヨー、代表でースって出ちゃダメかヨー。
 ダメだな!知ってル!知っテるけド例にスんな!」
幌川パイセンに一人ノリツッコミをしつつ、一喝。

「おー、チェルちゃんチーッス。
 いやいや、リンリン。チェルちゃんは名も売レてるし、アイドル並みの面構えだケど。
 どー見てモ、役どころはヒールレスラーだゾ?」
久しぶりに見た旧知に雑に手を振りつつ、ちょっとツッコミを。
実に失礼な物言いである。

神代理央 > 「いやほら、言い出した本人が任務を担うというのは良くある話ですし。伊都波先輩なら、反対する者もいないのでは?」

首を傾げた彼女に、同じ様に傾げ返してみせる。
実際、こういう任務に名乗りを上げるのって、中々勇気がいるのではないだろうか。

「修繕部隊の噂は聞いている。風紀委員会が金を出さなくて良いのなら、彼等に修繕は一任しても良いのかも知れないな」

伊都波 凛霞 >  
「いやいやダメでしょ…私なんかだと、ほら。一瞬で変なスキャンダル出るよ?」

ちょっと過去を探られると出てくるやばいアレ
言い出しっぺとはいえ、やや気落ち気味にそう言葉を返す

織機 雪兎 >  
「いやいややっぱりここはリン先輩にも一肌脱いでもらっていや僕としては一肌どころか二肌も三肌も脱いでもらいたいところだけれどリン先輩の生肌を過剰に人前に晒すと言うのはやはり良くない事だから一肌で勘弁していただきたい死人も出るし主に僕とかつまり何が言いたいかって優しいお姉ちゃんポジションのリン先輩とカッコイイアネゴポジションのちぇるるん先輩が二人でユニットを組むことによって優しさと厳しさとついでに小さじ一杯の心強さを醸し出す今世紀最大のアイドルユニット爆誕ですよ良いですかお二人ともお二人の戦闘力であれば一晩で天下取ることも夢じゃないんですよそのあたり自覚してますか特にリン先輩死人が出るんですよ主に僕とか僕とか僕とか僕が」

オタク特有の早口。

幌川 最中 > 「俺ァ反対しとくよ」

レイチェルが入ってきたのを見れば、「よ」と片手を上げ。
交代と言わんばかりに席を立ち、大きく伸びをする。

「もし『二級学生にも優しい』なんて評判の風紀委員が、
 『救えないほどの悪人』に頼られたときが最後だ。
 経験則だが、『救えないほどの悪人』を組織が助けることはできない。
 だから、……ま、難しいこと言わねえならさ。神様なんて準備するもんじゃあねえ」

缶コーヒーを一つ頂いてから

「カワイイ後輩たちには、羊の代わりなんてやってほしくないからねえ」

スケープゴート。身代わり。生贄。
悪者探しや誰が悪かったのかという話になったときに、真っ先に槍玉にあげられる席。
アイドルといえば聞こえはいいが、その実は「そういうものだろう」と示した。

神代理央 > 「…御疲れ様です。レイチェル先輩。廊下にまで響いていたのなら、騒がしくし過ぎていたこと、謝罪します」

入室してきたレイチェルに一礼しつつ、差し入れのジュースに腕を伸ばそうとして。
マクスウェルコーヒーに先手を打たれ、ちょっと悲しそうな顔をした。

「い、いないこともないが取り合えず落ち、落ち着け織機。ていうかお前。そういうの好きだったのか」

ぐらぐらゆさゆさと揺らされながら、些か困惑した様に織機に尋ねるだろう。

園刃華霧 > 「ト、チェルちゃんの差し入レかー。感謝感謝。」
適当にとった缶は……スパークングサンダートルネードサイダー。
なんだこれ?まあいいか。
ガサガサと、目の前の紙袋をあさって、菓子を取り出し始める。
すでにマイペースである。

「糖分、大事だよナ」

織機 雪兎 >  
「僕は!!!可愛い女の子が!!!!すきなの!!!!!!!!!」

神代少年を全力で揺さぶりながら目を血走らせて叫ぶ。

山本 英治 >  
「………そういう点で言うと、風紀の行動って一貫したものが求められるのかも知れません」
「そう、公平な……」

「あ、すいません神代先輩。後輩の俺が先にジュースを選んでしまって…」

飛鷹与一 > 「お疲れ様ですレイチェル先輩」

やって来た人物に控えめに笑顔と会釈をしつつ。飲み物については麦茶をセレクトしておいた。

「しかし、こういう議論は…中々自分の意見が上手く言葉に纏められませんね」

ぽつり、と呟いて苦笑。…あと、今更だけどフィフティーンさん。貴女は俺の遺伝子どうしたのか、と。

神代理央 > 「そう言って頂けると光栄ですね。報告書の提出は委員会への情報供給と同義。赤坂先輩にしう評価して頂けるなんて嬉しい限りです」

先程まで意見をぶつけ合っていても、同僚は同僚。
彼女の言葉には、素直に喜色を交えて言葉を返す。

「…殺害した時の報告についても、欠かさない様にしましょう。私はそもそも、風紀委員が独断で落第街の住民を虐殺する事には反対の立場なんですよ?」

過度な保護を与えないだけで、組織的に見捨てる事は反対なのだと。
余り理解は得られませんがね、と付け加えて苦笑いを浮かべるだろうか。

伊都波 凛霞 >  
「神様を用意する、なんて大それたものでもないつもりなんですけどね」

苦笑する
実際に救いようのない悪人に頼られたら…その時は、
断罪の顔が横槍をいれる…なんてことも考えていた
でもその判断をどこでするのか、といえば…調査と、経験則
後者は早いが確実性と証拠に掛け、前者は…時間がかかる

「なかなか、いい考えって浮かばないなあ……織機ちゃん、ステイ」

ちょっと口にしただけなのに超盛り上がりしている…

織機 雪兎 >  
「はい」

憧れの先輩の一言で、スンッっと急に大人しくなる。

レイチェル > 「アイドルだぁ? ふざけんじゃねぇっての、パスだパス。
そういうことはもう絶対にやりたくねぇ……」

柳眉を少し上げ、鼻で笑えば軽く流すように、
『論外』の笑みを作るレイチェル。
そしてため息をつく。
それは、かつてとある組織との戦いである人物から文字通りの
「ヒロイン」に仕立て上げられたことを思い出したが為のため息であった。


「ヒールレスラーとはよく言ってくれたもんだぜ華霧。
明日10時に訓練室な」

冗談っぽく笑いながら、最後の一言は氷の如き冷酷な一言が放たれたのであった。


「おうおう、どんどん飲んでくれー」

と、飲み物を手に取る皆ににっこり笑顔で手を振る。

織機 雪兎 >  
「『もう』!?」

ガタガタッ。
大人しくなったはずの獣(小動物)が再び息を吹き返しそう。

フィフティーン > 「感謝します。」

入ってきた風紀の大先輩が皆に向けて差し入れを用意してくれた。
皆が一通り選び終わった後に少女もまた飲み物を取る。
取ったのは柑橘系のソフトドリンク、蓋を開け一口。

「すっぱいです。」

酸味を感じてそう一言ボソッと漏らした後に
見覚えのある人物ーー飛鷹与一と視線が合うと
一礼して挨拶。
遺伝子に関しては良い勉強になっておりますといった感じだろうか...

「神様ですか...。」

そして凛霞が言葉にしたその単語に耳が止まる。

神代理央 > 「過去は過去。今は今でしょう。……まあ、先輩が気乗りしないのなら別に構いませんが」

アイドル風紀委員、という案についてそもそも議論しなければならないだろうしと、彼女に向けて小さく肩を竦めて見せる。

「アイドル、偶像としての立ち位置に何を求めるかによるでしょう。二級学生に優しいだとか、話せば分かるなどといった情報を添付すべきではないとは私も思います」

「精々、一日署長の様なプロパガンダに活用する程度かと。委員会への新規加入を促す程度で」

幌川の言葉に少し考える素振りを見せながら、己の意見を口にするだろう。

幌川 最中 > 「プロパガンダて。理央ちゃんもうちょっと丸っこい言葉遣いなさい。
 お母さん心配ですよ。柔らか~~~く言えばなんとかなったりするんだから」

風紀委員が風紀委員として初めに教わることは。

風紀の仕事は、警備に始まり、校則に違反する学生の逮捕や拘束、違反部活の取り締まり。
不正を働く教師も風紀委員会の取り締まりの対象となる。
そして、違反学生の懲役や再教育も風紀委員会の役割である。

――その名の通り、学園の風紀を正すための委員会。
英治の話に笑って、退室しようとドアに手を掛ける。

「長話してたいけども時間だな。
 そろそろ出ないと見回り代わってくれたヤツに何奢らされるかわからん」

「方針なんて最初に習ってるだろ。『風紀を正す』、だよ」

笑いながら、この場の最年長は部屋を出る。
この議論は意味のあるものだ。誰もが自分の行動と他人の行動を見返している。
風紀を正す、その5文字の違いについて考えているのだから。

同じ言葉の、その違いに。

伊都波 凛霞 >  
「とりあえず、各々の立ち位置や考え方の再確認にはなったかな…?
 この議題にはすぐには答えが出ないよね」

ある意味では組織全体の問題であり、個人個人の問題でもある
そう結論づけ、現状維持…とするのが丸い

「あ、そういう方向性…?
 ええ…でもアイドル活動見て応募してくる人を風紀委員に登用するのはどうなんだろう」

組織のPR的には確かにあっても良いのかもしれないが、…どういう人種が集まるのだ、と不安になる

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」から幌川 最中さんが去りました。<補足:腰で風紀委員会の赤い上着をツナギのように結んでいる。人好きのする見目。>
園刃華霧 > 「……おっさんと同意見なの、つれェ……」
アイドル反対、と述べる幌川を横目で見つつ

「よット、ほい、ほい、ホイ、と……」
目の前に菓子を並べ始める。

「ヤーダ―、暴力はんたーイ。チェルちゃんの横暴はんターい」
レイチェルの一瞬の一刺しに、うだうだと文句を言った

神代理央 > 「わかったわかった。わかったから揺らすな馬鹿者。そんなに可愛い女子が好きなら鏡でも眺めて静かにしておけ」

あうあう、と揺らされ些かげんなりした様な表情を浮かべつつ、呆れた様な口調で織機に言葉を返す。

「…いや、気にしないで下さい…。早い物勝ちなので…うん…」

代わりに手に取ったのは『はーいお茶』
くぴくぴと喉を潤しながら、力無く山本に笑みを返すだろうか。

伊都波 凛霞 >  
「と…もう大分時間も過ぎちゃった…」

思いのほか、議論が白熱したこともあっただろうが…

「他に報告事項がある方、いませんか?」

一応の確認をしつつ

山本 英治 >  
「一日署長、いいんじゃないですか」
「外からアイドルとか呼んできて……」
「今をときめくデュオユニットのツヴァイフリューゲルとか来てくれないすかね…」

ははは。と力なく笑って。
それから幌川の去り際の。
風紀を正す、その言葉の底知れない重みに気付いて。

「……失礼します、俺は着替えて警邏に行ってきます」

そう言って会議室を後にした。

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」から山本 英治さんが去りました。<補足:風紀委員/グレーのスーツを上下で揃えて黒いネクタイをしたアフロ。>
織機 雪兎 >  
「自分の顔眺めて何が楽しいんじゃい」

信じられないようなものを見る目を向ける。

「あ、ちぇるるん先輩いただきまぁーす=v

同じ口から出してるとは思えないほど媚びた声でコーラをもらい、ぱしゅと開けてぐびぐびぐびゴブフォ。

「げぇっほごっほごっふぉ!!」

気管に入った。

赤坂薫子 >  
「私からは大丈夫ですね」

あまり外で危険な目にあっている人たちの邪魔になるような事はしたくないが。つい口を出してしまった。
少しだけ反省しつつ一礼して、会議室を去る。

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」から赤坂薫子さんが去りました。<補足:風紀委員本庁受付のお姉さん>
神代理央 > 「極々一般的な言葉を選んだつもりですよ。まあ、言葉がちょっとあれなら訂正しますが」

と、幌川の言葉にクスクスと笑みを浮かべつつも、最後に彼が告げた言葉には表情を引き締める。

「風紀を正す、ですか。…そうですね。我々の存在意義は、最初から定められていたのですから」

その五文字を実行する為に、どれ程の犠牲を払ってきたのだろうか。退室する幌川を見送りながら、無意識に拳を€握り締めていた。

飛鷹与一 > 「…っと。俺も後方支援の仕事を頼まれているのでそろそろ失礼します。途中参加ですいません」

と、苦笑を張りつけたまま立ち上がり、残りの麦茶を一気に飲み干して。
この後に狙撃方面での支援任務が入っているので、そちらに出向かなければならないのだ。
風紀でも狙撃に関しては相応の評価を貰っているが、お蔭でそういう任務がやたら多い。

(うーん、風紀の同僚とはあまり親睦を深めた事が無いし、もうちょっと色々と話してみたいものだけど)

溜息を密かに零しつつ、アイドルとか一日所長についてはノーコメントだ。
別に興味がない訳ではないし、そういうのも宣伝としては効果があるだろうが。

(結局、見世物になるのは自分でも同僚でも嫌だしね)

と、零しながら静かに山本君に続いて会議室を後にする。

伊都波 凛霞 >  
「あ、お疲れ様でした。幌川先輩に山本さん、与一くんも!」

3人を見送れば、ふぅと一息

「他になさそうなら、報告会はこの辺りでおしまいにして…と言いたいところなんだけど、実はもう一つ報告しようかどうか悩んでることがあったんだよね…内容が進展してないから、後々個人で報告上げてもいいかと思ったんだけど…」

ジュースにお菓子、となっている現場を眺めてうーんと悩む

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」から飛鷹与一さんが去りました。<補足:風紀委員会制服>
園刃華霧 > 「あいヨー、真面目なお仕事ごっくローさーン」
出ていくメンバーに向かって手をふる。
ところで、君もそろそろ仕事の時間ではなかったか?
いいえ、会議のほうが大事です。大事だったら大事です。

「りおちー、女心、わかッテないナ―。
 もテないゾー、そンなじゃサー」
ゆっきーとりおちーのやり取りを眺めて、横合いから余計な口出し。
言うだけ言って、すすすっと下がっていく。

「他の、ねェ……ン―……小物の捕物くライ?
 と、なになに? リンリン、何かあるの?告白??」

神代理央 > 「…私からは何も。言うべき事は言ったと思いますし」

伊都波の言葉に緩く首を振り、これ以上の発言は無いと告げつつ。

「…お疲れ様でした。その、色々と気を落とさないで下さいね…」

「赤坂先輩も、色々と有難う御座いました。報告書は、きちんと提出させて頂きますね」

退室する二人に一礼して見送るのだろう。

イヴ > 『この場で議論するのが難しいようでしたら、議事録に次回の課題として記載しておきますが』

話がまとまったのか、まとまらなかったのか、0と1しか分からないAIには判断がつかない。
とりあえず、続けるべきか迷っている様子の凛霞にはそう具申しておいた。

伊都波 凛霞 >  
「何を告白するの…んっとね、まだ一部で噂になってるだけなんだけど。
 ん…せっかくだから周知してもらおうと思う」

そう言って、各自の手前にあるタブレットへと情報を送信する

http://guest-land.sakura.ne.jp/tokoyo/wiki/index.php?%E8%A8%AD%E5%AE%9A%2F%E6%80%AA%E7%95%B0%2F%E5%AD%A6%E5%9C%92%E7%9C%9F%E5%A4%9C%E4%B8%AD%E3%81%AE%E6%80%AA%E7%95%B0

「今現在で数人の目撃例と、風紀委員が二人目撃。…一人は私。
 ──情報は此処に乗ってるのが全部。残念だけど私じゃ何も掴めなかった。
 正体もわかんないし、存在証拠も出せないから、眉唾の注意喚起くらいしかできないんだよね…」

ふぅ、とやや困ったようにため息をついた

神代理央 > 「…楽しくないから黙っていられるだろう?私だって、自分の顔を見てしゃべり続けるのは辛いからな」

しれっとした表情で、織機に言葉を返す。
少しだけ、揶揄う様な口調だったり。

「お疲れ様でした。共同任務になった時は、是非宜しく」

退室する与一に視線を向けて一言。
彼とはもう少し話をしたかったが、白熱した議論の中では中々に難しいものがあっただろう。

「…伊都波先輩が宜しければ、ぜひ御伺いしたいものですが。何か重要な案件なのですか?」

悩んでいる様子の伊都波に声をかけつつ、そっと御菓子の山に手を伸ばしていたり。

レイチェル > 「おう、おつかれだ」

去っていく委員たちに別れを告げつつ。
自分も残っているぶどうジュースを手に取る。
風紀を正す、という五文字。
ああその通りだな、などと背中に返しつつ。

「凛霞からの報告か、あげればいいんじゃねぇか?」

と、少し身を乗り出して話を聞く姿勢をとる。

織機 雪兎 >  
「げほっごほっげふっ……」

咳き込みながらタブレットを覗く。

「――あああああああああ!! やだ! やだやだ! 怖い奴じゃん!! これ怖い奴じゃん!!!!」

叫び隣にいる神代少年に抱き着こうと。
避けられなければゆっきーの非力な腕が神代少年の首に巻き付いてぎゅうぎゅう締め上げることになる。

園刃華霧 > 「まっタまたー、リンリンってバお茶目だナ―。
 コレって怪談ってヤツでショー?」
報告書を見ながら、けらけらと笑う。
まあ、どうみてもそういうたぐいの代物であるのだ。

神代理央 > 「女心……?それを理解して任務が円滑に進むなら理解する様に努力するが。というか、まさかお前からそんな言葉を聞くとは思わなかったな。敗北感が凄いぞ」

言うだけ言って下がっていく園刃にちょっとジト目を向けながら。
送信された情報に目を通し、ふむ、と考え込む。

「校舎での怪異…?交戦情報が無ければ、唯の眉唾な怪談だと処理したいものですが…交戦記録があるとなると――」

続けようとした言葉は、突然気管を塞ぐナニカに妨げられる。

「……こら…!絞めるな…!ていうか、さっき飲み物吹き出したばっかだろお前っ……!」

ギブギブ、と言わんばかりに、ぺしぺしと織機の腕を叩く。
此方も魔術が無ければフィジカル残念男子。ぐえ、と声を上げて必死に訴えているだろう。

伊都波 凛霞 >  
「落第街や違反部活ばっかりに目を向けてもいられないな、って。
 そー、怪談みたいな話でしょ?でもおかげで私の制服一着ダメにされちゃったからね」

真顔でそう続ける
下手過ぎる冗談などいうタイプではないのは、多分わかるだろうから

「私の自宅は青垣山にあるから、この手の…いわゆる怪異には慣れてるつもりだったんだけど全然正体が掴めなくって…なのでこの眉唾モノの噂から何も進展なし」

それが報告を渋った理由である
被害が出ていなければ本当にただの怪談で済んでしまう話故に

織機 雪兎 >  
「んんんんんん……」

べそべそ泣いている。
怖いのはだめだ。
顔を神代少年の服にこすりつけて涙を拭いている。

人の着ている服でお前。

フィフティーン > 送られてきた情報をまたホログラムで投影して読み進める。
学園での出来事であるようだが...
あいにくフィフティーンは其方の事情には疎いが
しかし、中身に記載されている事は中々に面白い。

「目撃例のみで負傷者は出ていないんですか?」

凛霞に尋ねる。正直管轄外ではあるものの
もし、負傷者や死傷者や出す類の怪異あるいは異能者の存在が
あるならば無視できない。

織機 雪兎 >  
「リン先輩のお制服様が名誉の負傷なされてるでしょぉ!」

泣きべそかきながらフィフティーン嬢の言葉に反論。

園刃華霧 > 「エ? マジ? これマジモンなの?
 マジかー……」
メンバーの真面目な様子になにか察したのか。
うへえ、とめんどくさそうな顔をする。
怪談とか別に怖くもないが、物理が通用しない相手は得意ではない。

「制服が? マジ?
 実は制服狙いだった、とかナイ? 平気??」
真顔で酷い冗談をいう。

レイチェル > 「『門』のこともある。ただの怪談ではい終わり、ってな具合に
 いってくれりゃあ楽だが……ま、そういう訳ではなさそうだ」

タブレットを人差し指で弾くように操作しつつ、
少しだけ険しい顔を浮かべるレイチェル。

「心霊スポットだの何だのと、噂が広まればそれだけ危険も高まる。
 風紀を正す以上は、その辺りの対策も練らねーとな」

後頭部の後ろに両腕を回し、幾度か頷くレイチェル。

神代理央 > 「目撃者、及び交戦者が風紀委員……伊都波先輩なんですか?
であれば、早急な調査が必要かと思われます。
戦闘系の異能、魔術に限らず、あらゆる場面を想定したメンバーを選定すべきではないでしょうか」

「場所が校舎というのは非常に問題かと。生徒に実害を及ぼす怪異は、何としても殲滅すべきです」

情報が無いのなら、調査団なり積極的な夜間調査を行うべきではないかと進言。校舎で実害が発生した怪異となれば、放置する訳にはいかない。

「…あー、よしよし。お前そんなきゃぴきゃぴしたノリで怖いの苦手だったんだな。あと、俺の服で涙を拭くな。汚い」

雑に。実に雑な手付きでよしよしと織機の頭を撫でながら、ばっさりと言葉のギロチンでずんばらりん。

フィフティーン > 「制服にも名誉があったのですね。失礼しました。」

取り乱している雪兎ことゆっきーの言葉に感情に乏しい表情でその一言。
また彼女が異様に取り乱している事にも関心を引き
トコトコと近づいてから目を合わせてから

「感情が不安定ですよ。どうしましたか?」

彼女のバイタル反応からその一言。
怪談で怖がる機能がフィフティーンにはない。

織機 雪兎 >  
「こういうの、万全な体勢整えて突っ込んだら見事に全滅とか物語でよくあるよ」

ちょっと落ち着いた様子で神代少年の意見に突っ込み。
物語を例に出すな。

「ン゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛!!ギャワイイッ!!!!!」

そして至近距離で見るフィフティーン嬢の高偏差値顔面。
直視できず胸を抑えて机に突っ伏す。

伊都波 凛霞 >  
「夜中まで残っていた生徒が一人重傷を負ってるかな…」

手元のタブレットを操作しつつ、言葉を続ける

「異能で交戦した生徒の証言も一応あるね。
 それと何より、私が直接見て、襲われてるから。
 あ、大丈夫だよ、爪か牙かはわかんないけど、制服裂かれちゃっただけで怪我はないから…」

ギリギリのところで避けながら逃げたのだった
こつ然と気配すら消えて、その後別の怪異にも遭遇したのだが…
それはまた別途に報告をあげることにしよう

「やったと思っても手応えがなくてわかんないし、痕跡も残らない。
 誰かの異能なのか、怪異なのかの判別も、難しいね…。
 よくわからないものが真夜中の校舎にいる、ってだけだもん。
 調査しにいっても出てこないとかありがちで、どうしたもんかなーって…」

とはいえ理央の言う通り、放置というわけにもいかない

園刃華霧 > 「重傷、は洒落にナらんネ。
 つーテもサー、毎晩誰か見回りー、とか現実的じゃナい気がすルよネ―。
 どうしたモンか」
ふーむ、と真面目くさってみるふりをする。
交代制の夜見回り、とかいう最悪な未来を阻止したい。

神代理央 > 「じゃあお前は序盤で施設の紹介しながら主人公の前歩いて襲われる役な。夜の校舎案内期待してるぞ」

突然復活しやがって、と言いたげな視線を向けるが、直ぐに机に突っ伏した彼女の姿に深い溜息を吐き出すだろう。

「…出現場所は校舎に限られるのでしょうか?発生原因も理由も目的も分からない以上、情報が欲しいところではありますが。
何にせよ、此の世に存在するのなら対処は可能な筈です。魔法も異能も超能力も、此の世界に現れたのですから」

その対処方法は思いつかないものの。
先ずは何かしら行動を起こすべきだと提言。やる気満々である。

イヴ > 『機械警備でしたら夜間でも監視を行えますが』

カメラに映るなら、の話だが。
そもそもAIには幽霊だの怪異だのの違いは分からない。

フィフティーン > 「まずは調査班を派遣するのはどうでしょうか?
まず、その現象が一体どういうものなのかを分析する必要があると思います。」

負傷者が出ている謎の怪異。校舎というロケーションの都合上
重戦力の派遣は行えない。行える警備の範囲で対処するためにも
現象の情報を探ることの重要性を。

「...?興味深い人物です。」

此方を見て突っ伏したゆっきーを見て
少女はこてと首を少し傾け心底不思議そうな様子を見せる。
同時にこの動きはとても人間的なものと感じ
面白いものセンサーが反応する。

織機 雪兎 >  
「やだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! こわいじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!!!!!!!!」

耳元でギャンギャン叫ぶ。

「お化けだよ!!この世のものじゃないから対処できないじゃん!!!!」

恐怖心が責任感を凌駕してしまっている。
完全に及び腰である、精神的にも肉体的にも。

「んあぁああギャワイイ……ああ……ヨイ……はるかに良い……」

そしてフィフティーン嬢のかわいらしい仕草にキュンキュン来て机の上に突っ伏したままのたうち回る。
そのうち死ぬんじゃないかな????

伊都波 凛霞 >  
「その重傷っていうのもねー…何かから逃げようとして窓ガラスに飛び込んで出来た怪我じゃないかって言う話もあって。
 私は服を切られたけど、身体には傷がついてないし…あ、むしろ少しくらい当たっておけば証拠になった…?」

むう、と悩む

「校舎の中だけ、って話だね…。私の時も外からって感じじゃなかった」

それも今の所は…という話ではあるのだけれど

「あ、カメラの設置は大事かも……うん、映ればだけどね」

というと途端に怖気が走るのはなんだろう、まだ初夏だというのにホラーだ

レイチェル > 「雪兎、本当に元気だなお前……」

と、じっとりしたような、愛しそうな目で見た後に。

「まぁ、何人かでチームを組んで調査に行くのは
ありかもしれねぇが、それにしたってどういった条件で
その怪異が発生するのかも分からねぇんじゃな」

凛霞の発言を聞いて、そんなことを呟く。この問題を解決しようとする
のであれば、現状ではあまりにも情報が足りない。

「何かしら行動を起こすってんなら、
まぁ人払いと噂をどうにかすることだろうよ、まずは。
機械警備、オレもありだと思うぜ。
凛霞の言う通り、網に引っかかるかは分からねぇが、
調査の一段階として試してみる価値はあるだろ」

園刃華霧 > 「ヤー。うっかり毒ダのなんダのあっても不味いシ、
 よケて正解でしょ。無駄な犠牲はリソースの無駄だ(キリッ)」
最後、なにか誰かを想起させそうな言い方をした。
一瞬だけ誰かに視線を向けたような気もする。

「アー、機械、機械ネー。それなラありカ。
 夜中、うっかり忍びこンだ馬鹿の警戒、とかモできそーダし」
おお、それいい。
特にアタシが何もしなくて良いのが良い

フィフティーン > 「機械警備であれば、要請されれば向かいます。」

監視、分析、これらの分野は機械である自分に強みがある、
まあ本心はいつも通りの怪異とやらが気になるだけではあるのだが。
この義体でも機能は揃っているし、本体の戦車であれば
さらに多角的で高精度な分析ができる。物騒な装備を封印するのが大前提ではあるが。

「...大丈夫ですか?」

突っ伏したうえにのたうち回っているゆっきーに
不安を感じたのかゆさゆさと軽く体に触れてゆすってみる。

伊都波 凛霞 >  
「そうですね、まずは私が遭遇した場所に定点カメラを設置して様子を見て見て…あとは手すきの風紀委員を募って夜の校舎の調査、と…」

…あそこで超怖がってる生徒は、ちょっと誘えなさそうだけれど

「徐々に調査の精度を上げていく、という形で…ひとまず情報の周知は出来たかな…?」

神代理央 > 「あー!喧しい!此の世のものだろうとなかろうと、その場にいるなら叩きのめせるだろうが!最悪気合で何とかしてこい!お前一人で!!」

耳元で囁く大音量。顔を顰めながら此方もぴーぴーと叫ぶのだろう。
今度死ぬほど醜く作った異形で驚かしてやる、と誓っていたり。

「コストがかからず、最初に打てる一手としての監視カメラの設置は私も賛成です。AI…イヴが監視に携わるのなら、映るにせよ映らないにせよ信頼度は高い」

映らないのなら、そういうものだという情報が得られる。
先ずは何より情報が欲しいと、伊都波の言葉に頷く。

「人払い、という点であれば、校内警備に至らずとも夜間の入校を制限する措置が必要かも知れませんね。生徒、教師に限らず」

人が居なければそもそも被害は発生しない。
レイチェルの言葉に頷きつつも、どうしたものかと思案顔。

「……念の為に聞いておくが、もしやそれは俺の真似か?園刃」

ジロリ、と。何となく感じた視線にジト目を向けてみたり。

イヴ > 『委細承知。常世ネットワーク上から監視カメラの状況をモニタリングし、異常を感知した場合は報告いたします』

とはいえ、カメラ越しでは何の手出しもできないため、実働部隊はフィフティーンらに任せることになるだろう。

織機 雪兎 >  
「ア゛ー゛ッ゛!゛!゛ア゛ァ゛ー゛ッ゛!゛!゛ いけませんいけませんお客様あーっいけませんあーっおきゃくさまいけません!!!」

最早長音や感嘆符にまで濁点が付いているような声。
めちゃんこかわいい超絶美少女にゆさゆさ揺さぶられると言う幸せに耐えきれない。
それでも何とか理性を保とうと必死に耐えていたが、

「ア゛ッ゛」

その汚く短い高音を最後にこと切れた。
神代少年の一人で夜の校舎に突撃してこいと言う言葉で想像した光景も手伝ったのだろう。
そのまま机の上に突っ伏したままぐんにゃりと全身の力が抜けて意識を手放す。

漏らさなかったのは不幸中の幸いだったか――

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」から織機 雪兎さんが去りました。<補足:風紀委員の制服、腕章、黒タイツ、伊達メガネ。>
伊都波 凛霞 >  
「それなんだけど、実は夜間に活動してる人が結構いてねぇ。
 確固とした証拠が打ち出せないとかなり夜間の入校禁止みたいな強い措置は取れないと思う…」

だから取り急ぎ、一人でも調査に入ったのだが、成果はなかった

「とりあえずカメラ、そして深夜の校舎の調査が必要ってことで、ご協力お願いします」

……ぺこりと頭を下げていたら、なんか物音がして、顔をあげると
一人死んでた

伊都波 凛霞 >  
「っとと、こんなところかな…?
 予定時刻いっぱい過ぎちゃった…拙い進行役でごめんねえ」

急に押し付けられたから勘弁してー、と宣いながら
手元の資料などを整理して…

「他に何もなければ、本日の定例報告会は終了という流れにしたいかと思います」

レイチェル > 「……お前、機械での警戒なら自分が楽できるって思っただろ?」

と、華霧の方に言い放ちつつ。

「立て看板じゃ意味ねーのは間違いねぇ。
 目立たせては意味がない。噂に寄ってくる連中を何とかするのなら、
 噂は別の噂で塗り潰すのもありだな。
 SNSを使って、注目されそうな話題を流している間に、
 オレ達は調査を進める、とか。
 
 ま、思いつきだけどよ。内部は機械監視、外に関しては
 可能な限り安全な位置から人払いに特化した夜間の人力
 見回り、ってな具合で今日からでもしつつ、でどうだ?
 得た情報をすり合わせての解決に向けての話し合いを、
 次の議題にしてもいいかもしれねーな」

神代の言葉に対してはそう口にしつつ、ぶどうジュースを手に持ったまま、くるくると
回転させる。

「ま、調査に行く前に身体を動かしたくなったら
 相談してくれ。対怪異用の訓練も考えておくぜ」

化け物退治は昔から専門なんでな、と付け加えつつ。

凛霞が会議の終了を告げるのであれば、オーケーと伸びをするだろう。

園刃華霧 > 「死ンだ? 死んだナ? ヨーシ。うン。
 ゆっきー、お前はいいヤツだったヨ……成仏しナ……
 墓でも建テる? 書き文字は『ゆっきーのバカ』で」
真面目くさった顔で言い放つ。
楽しそうであった。

「まッサかー。なになに?なンか思い当たるコトでもアルのー?」
りおちーのツッコミは、けたけたと笑いで返す。

「と、まー、終わりでよクない? 良い時間だ……と。
チェルちゃん、まさか、まさかそンなことアルわけナイでショー、やダなー?」

イヴ > 『お疲れ様でした。
 今回の議事録はデータベースに登録しておきますので、風紀委員はいつでも参照が可能となります』

画面の中では複数のウィンドウを操作している姿が見える。

伊都波 凛霞 >  
「それでは今回は皆さんお疲れ様でした。
 先輩も言い残してくれましたが『風紀を正す』各々の心で頑張っていきましょう」

ありきたりと言えばありきたり、でもまぁ、これ以上の言葉はそうそうないんじゃないかな…と
自分ではそう思う、そんな言葉で締め括って

「あ~~~~緊張の糸切れたっ
 レイチェル先輩ー私にもジュースぅー……」

完璧超人と称される優等生のちょっとだけ珍しい、ストレスから解放された姿を晒すのでした

フィフティーン > 「はい、本日は様々な情報の共有をありがとうございました。」

凛霞の終了の一声を受けると情報を投影していたホログラムを閉じ
また一礼する。

「現象調査には重装備投入の手続きが取れると動きやすいです。」

怪奇現象究明のために本体を配備できるよう持ち掛けてみた。
無論、周りの人間に危害を及ぼすような高エネルギーの装備は
厳しくリミットをかけるという条件の下でだが。

「あ...。」

ゆすっていたゆっきーが切れたように倒れると
少し驚いたような動きを。
その後、生体反応が継続しており只の気絶であることを確認すると
そっと離れる。

神代理央 > 「…成程。承知しました。それでは、先ずは監視カメラによる調査。夜間校内の調査による情報待ち、という事ですね」

となると、破壊に特化した己の異能では少々厳しいかなと内心溜息。
やっぱり魔術の練習しなくちゃな…と、ひしひしと決意を固めていたり。

「おーい、死ぬなー。自宅に帰ってから死ねー」

こと切れた同僚に南無阿弥陀仏、と唱えながらぺしぺしと織機の頭を叩く。
まあ、心優しい先輩方が死体の処理をしてくれるだろう。きっと。多分。

「そうですね…。入校を妨げる訳では無いにせよ、夜間に立ち入る生徒には護衛が必要かも知れません。
SNS等を用いてなるべくの入校を防ぎつつ、時間を稼いで調査を進めましょう」

レイチェルの言葉に頷きつつ、彼女と訓練に励むのも良いのかなと思ってみたり。ぼこぼこにされそうだが。

「……お前絶対確信犯だな。今度大量に書類仕事ぶん投げてやるから覚悟しておくと良い」

けたけたと笑う園刃に、フフンと尊大で挑戦的な笑み。
こなれた表情だが、多分今日初めてこの顔になったかも知れない。

「異論はありません。お疲れ様でし……た」

緊張の糸が切れるのがちょっと早くないだろうかと思いつつ。
此方も安堵した様な息を吐き出して、はーいお茶で喉を潤した。

レイチェル > 「お疲れだ。急に担当が決まって、大変だったろ、MVP。
 好きなもん持ってけ……ってまぁ、あんまり種類残ってねーけどな?」

すっかり緊張がほぐれたらしい凛霞を見てほほえみながら、残った缶を手で指した。普通のジュースの中に「どろり濃厚スパークリングおしるこ」やら「さわやかキュウリコーラ」など入っている。

「重装備……ま、そのへんは上に相談だな」

フィフティーンには真面目にそう返しつつ、返す途中で欠伸を一つ。


「悪ぃ、やっぱ眠いわ……じゃ、お疲れさん。これからも一緒に
 頑張っていこうぜ。ただまぁ、自分の命だけは大事にしろよ」

そう口にすれば席を立ち、空いた缶をビニールへと放り込めば、
手を振って帰っていくだろう。

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」からレイチェルさんが去りました。<補足:金髪の長耳少女。眼帯と風紀委員の制服を着用。>
園刃華霧 > 「ァン? 書類仕事? 冗談! ま、自動的に幌川パイセンに回ルんだけドな、その場合」
りおちーから脅されればしれっと答える。

「さて、解散モードかナ? じゃあ、菓子でもたべよ、リンリン」

伊都波 凛霞 >  
「あ、はいありがとうございます。お疲れ様でした先輩」

背中を追いつつ、声を投げかけて…ジュースは普通のを頂こう、喋りすぎてのどが渇いている

「じゃああとは自由解散ということでー。
 …あ、お菓子?会議にお菓子もってきてるのさすがすぎ……」

神代理央 > 「お疲れ様でした。訓練をお願いする際には、是非御願いしますね」

立ち去るレイチェルを見送った後、此方も立ち上がる。

「それでは私も失礼させて頂きます。会議中は無礼な発言が多々あった事、申し訳御座いませんでした」

ぺこり、と伊都波に頭を下げる。些か頭に熱が上ってしまった自覚はあるのだ。
暫く本庁に顔出しにくいな、とも思うが報告書はきちんと提出しなければならない。
内心、深々と溜息を吐き出して。

「馬鹿言え。終わる迄監視してやるからやり切るんだぞ。…それじゃあな。余り食べ過ぎるなよ」

女子の憩いの場に男子がいるのも無粋だろう、と。
園刃に冗談めいた口調で言葉を投げかけた後、最後に一礼して会議室から立ち去るのだろう。

今は唯、甘いものをゆっくりと食べたかった――

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」から神代理央さんが去りました。<補足:風紀委員の制服に腕章/腰には45口径の拳銃/金髪紅眼/顔立ちだけは少女っぽい>
UQL-1500S > <簡易モード終了、スタンバイ。>
フィフティーン > 「私の方はそろそろ失礼します。
本体に戻って警備に戻らければなりません。」

そう言い残せば飲み干した差し入れの缶を丁寧に潰して
それをビニールに入れた後にドアを開けて出ていく。

今日は色々な情報を詰め込むことが出来た。
風紀委員会の在り方から周りに潜む様々な事件...
まだまだ学べることはたくさんありそうだ。

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」からフィフティーンさんが去りました。<補足:人型形態(ファミリア・ファミリー)特別攻撃課 所属>
園刃華霧 > 「ま、マまマ……リンリン、固いこと、いわずニ、ネ。」
そういって、もっしゃもっしゃと
遠慮なく甘味摂取を始めるのであった。
なぜか、菓子は山のようにある。
それこそ時間をかけねば食べ尽くせないだろう。
いつまで食べてる気だ?

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」から園刃華霧さんが去りました。<補足:風紀の制服を着崩している なぜか大量の紙袋を持っている>
伊都波 凛霞 >  
「まぁ私も疲れたし、甘いものはのぞむところ──」

閑散とした大会議室に甘い香りが漂って…

なかなかに疲れたり、準備も大変だったけど
普段なかなか顔を合わせない仲間との会話や討論は実に有意義で…
これからも頑張っていこう、と思えるくらいに、皆と繋がれた、気がする

そうして各々がまた明日から、否、今日もまた「風紀を正す」のだ

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」から伊都波 凛霞さんが去りました。<補足:焦茶の長いポニーテールに焦茶の瞳、制服姿、読書の時だけメガネ>
イヴ > 会議を終えた風紀委員達が談笑している傍ら、飲み食いのできないAIは、
挙がった議題と議論のログを見返しながら議事録を纏めている。

その1、パンツは穿いておくこと。
その2、私情で足並みを乱してはならない。
その3、不審なダイスに注意。
その4、アーヴァリティと名乗る、他人に擬態可能な怪異を警戒すること。
その5、「風紀を正す」という理念を忘れてはならない。
その6、深夜の校舎内に出没する怪異らしき存在の要調査。

大まかに纏めると、こんなところだろうか。
注意喚起に関しては自分にも理解できる内容だが、恐らく今回の報告会で最も議論された「風紀を正す」という理念について、AIには結論を出せずにいた。

もっと人間の感情を学習すれば、いつか自分にとって「風紀を正す」とはどういう事なのか、答えを導き出せるのだろうか?
風紀の一端を担うプログラムとして、一日でも早い結論の演算が求められる。


───第◯回 常世学園風紀委員会 定例報告会 議事録レポート

ご案内:「風紀委員本庁・大会議室」からイヴさんが去りました。<補足:正式名称:Eve-00001 サイバー犯罪対策課 所属>