2015/06/04 - 20:32~21:43 のログ
ご案内:「海底遺跡群」に川添 孝一さんが現れました。<補足:ソロ気味ですがたまたま同時刻に研究調査に来たなど乱入歓迎。>
川添 孝一 > (潜水艇から海底遺跡に潜ってしばらくして)
(帰りの空気を気にしながら入り組んだ地形を探索する)
(その際に海底遺跡の中に空気があるエリアを発見した)

……ここは。(計測器具を見る)窒素が78%に酸素21%……?
(潜水服のヘルメットを外し)…やっぱりだ、ちゃんとした空気がある。
どうして海底遺跡にこんなところが……いや、待て。
(先日、常世財団本部に入った際に得た情報の一つ)
(追放された神という一文に何故か川添は強い興味を喚起された)

(まるで自分の異能がそれを求めているかのように)

川添 孝一 > (そして追放された神のデータは海底遺跡のマップデータと紐付けされていた)
(その情報を探るために学園側に申請し、潜水艇と潜水服を借りた)

(何があるかはわからない、ただその追放された神、というものを本能が)
(あるいは、ルナティック・トロウルが求めている)
(何らかの意思に突き動かされるように海底遺跡の中の探索を開始した)

川添 孝一 > (髪をかき上げて)……ボンタンと特攻服がねーと落ち着かないな。
(硬式潜水服の中に着込む用の服はちゃんと定められている)
(なので今回は比較的普通な格好だ)

川添 孝一 > だが、まぁこの格好ならルナティック・トロウルも使える。
(ライトを片手に仄暗い海底遺跡をただただ歩く)
(途中、分岐する道があったが目印をつけて適当に進んだ)

……磯臭ぇ。とっとと帰ってシャワー浴びたいぜ。

川添 孝一 > (川添は何となく気付いていた)
(自分は適当に歩いているつもりだが、何らかの意思に呼ばれていることに)
(この先にいるのが追放された神なのだろうか)
(だとしたら、それは自分に一体何を示すのか)

(しばらく歩いた先に、光の文様が廊下全体に彫られた輝く道を見つける)
…こりゃ何とも。ライトの必要がねぇのは助かるがな。
こっちに進めってことか……? 中にいる誰かさんよォ。
(何となく、緊張感を覚える)
(一歩ずつ慎重に歩を進める)

川添 孝一 > (輝く廊下を進むと開けた場所が見えてきた)
(より強い光が見えていることからもそれは明らかだ)
鬼が出るか蛇が出るか……ヘッ、上等だオラ。
(強い言葉で自分を鼓舞してその中へと踏み込んでいく)

川添 孝一 > (開けた空間の中は、まるで電灯がついた部屋であるかのような自然な明るさであった)
ここは………?
(そして中には人間と魚の中間のような、奇妙な生き物の死骸が壁の窪みに安置されていた)
鬼でも蛇でもなく、半魚人とはな……ここは墓場か。
(異様な臭気に顔を歪めながら部屋を見渡すと、比較的新しい半魚人の死骸を壁に置いている―――)

(生きた半魚人たちの群れ)

オッオッオッ!?
(川添の驚いた声を前に半魚人たちが睨む)

川添 孝一 > (半魚人たちが沼から空気が漏れるような声を上げて川添に向かって走ってくる)
(どの半魚人たちもその手には銛のような武器が握られている)
お、おい待て! 俺は墓荒らしに来たんじゃねぇ!!
お前らの邪魔はしねぇって!!

(そんな言葉が通じるわけもなく、半魚人たちが襲い掛かってくる)

だから、待て!(銛をかわす)待てって……
言ってんだろうがコラァ!!!
(ルナティック・トロウル――――伸縮する腕で半魚人の一匹を殴り飛ばした)

川添 孝一 > ………通じる!!(半魚人たちに拳が効いたことを知れば先ほどまでの弱腰はない)
てめぇら、ちっとばかり黙っててもらうぜぇ!!!
(両手の人差し指から骨を射出し、骨の銃弾が半魚人たちに襲い掛かる)
(半魚人たちはその衝撃力に吹き飛ばされて倒れていった)
気絶しろや……仲間を呼ばれても困るからよぉ!!!

(不良と半魚人、何とも奇妙な戦いが続いた)

川添 孝一 > (しばらくして)

うっしゃあ!! 俺、強いぜぇ!!
(倒れこんだ半魚人たちを前に右拳を掲げる不良の姿があった)
……って、違う違う。別に喧嘩に来たわけじゃねェ……
お前らちっと失礼するぜ。(何らかの意思に呼ばれるように半魚人たちの墓の部屋、その中央――)
(謎の石碑へ向けて歩いていった)

川添 孝一 > (石碑は光を放っており少し眩しい)
(先ほど廊下で光っていた素材を掘り出して作り出されたもののようだ)
……なんだこりゃ。
(書いてある文章は、読めない)
がー!! 何語だこりゃ!! アイキャントスピークイングリッシュだオラァ!!!
(英語でもない)

(それは神代の頃に作られた碑文、あり得ざる文字で作られたものだった)

川添 孝一 > こんなものを求めて海底遺跡に来たのか、俺は!?
(直感なんて当てにするべきではなかったと嘆きながら碑文に手を触れる)

(その時、川添の中に何かの意思が流れ込んできた)

(それは伝える。異能とは一つの言葉で括られるものではなく、本来いくつかの種類があるということを)
(お前の能力は神の加護により生まれたタイプのもので―――)
(我が名を呼べばその異能を強化させてやることもできる、と川添の精神に直接語りかけてきた)
な、なんだ……お前は…!?
お前が……追放された神なのか……!!
俺のルナティック・トロウルはお前の力だとでもいうのかよ!!

川添 孝一 > (川添の精神に呼びかけてくる意思は、その神の名を告げる)
そうか………お前の名前は…………!!

お前の名前は…………っ!!

……お前の名前は。

あの……発音できないんだが…………?
(その冒涜的な名前は人間の声帯では発音できなかった)

フッ
フザケてんのか――――――――このクソゴッド!!!
俺の能力が強化されるかされないかの瀬戸際なんだぞ!!!
ちゃんと呼ばせろよ!? いっそテメーの名前山田太郎に改名しろ!!!

(神相手に無茶苦茶を言う不良だった)

川添 孝一 > (そうこうしている間に石碑の光が弱まっていく)
オ、オイ! 待て!! じゃあせめて教えろ!!
貴種龍(ノーブルドラゴン)ってなんだ!?
常世財団は何を隠していやがる!!
(その問いに答える前に追放された神の声は消え果た)
クソッ………!
………とりあえず半魚人どもが起き上がる前に帰らなきゃな。
とんだ無駄足だったぜ、ったく。

(それから目印を見ながら帰路に着いた川添孝一)
(彼の異能、ルナティック・トロウルは追放された神の能力だった)
(しかし、彼の辿り着く先はまだ見えない)

ご案内:「海底遺跡群」から川添 孝一さんが去りました。<補足:ソロ気味ですがたまたま同時刻に研究調査に来たなど乱入歓迎。>