2020/07/27 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」に雨見風菜さんが現れました。<補足:[乱入歓迎]ライムグリーンのノースリーブロングスカートのワンピース。そして赤い首輪>
雨見風菜 > 図書館で本を読んでいる風菜。
読んでいるのは……昔のゲームの攻略本。
何世代も昔のゲームのものだ。

「……良いですねえやっぱり。
 想像力が刺激されます」

座っている席のテーブルには、まだまだ読んでいない攻略本が数冊。

雨見風菜 > 読んでいた攻略本を読み終え、読んでいない攻略本と別にする。
次の攻略本は、アクションゲームのものだ。
各ステージのマップの内容が正確に描かれたもの。

脳内でそのゲームをプレイするかのように、うきうき笑顔で攻略本のページを眺める。

雨見風菜 > そして次の攻略本へ。
似たような攻略本だが……呼んでいる風菜の顔から笑顔が消える。
パラパラと捲って行って、何かを確信。
読み終えた本の所に置き、次の本へ。

雨見風菜 > 次の本の表紙を見た風菜の手が硬直する。
先の本と同じ出版社および筆者。
というのも先の本はゲームに対する敬意がなかった。
ならばこの本も同じかもしれない、と警戒しながら本を開く。

結果。
やはり同レベルだったようで、ため息をついて読み終えた本のところに置く。

雨見風菜 > 次の本は装丁からして別。

「あ、懐かしいですねこれ。
 たしか家にあったものです……」

家。
かつて風菜が住んでいた家。
学園への入学が決まり、寮に移り住むに当たって荷物を整理して他人に貸し出している。
両親もこれ幸いと海外へ出張。
常世島の家が買えればそちらに移住する予定になっている。

「卒業には間に合う予定でしたね」

両親の顔を思い浮かべる。
なお、本については家を離れるずっと前に破損したものだが。

さて、と気を取り直して読書を再開する。

ご案内:「図書館 閲覧室」に持流 童男さんが現れました。<補足:一昔前のファッションをしたマントをたなびかせてる大男のオタク>
雨見風菜 > そうして読み終わる。
読んでいない本の山に手を伸ばして空振り。

「あ、そういえば持ち出してたのはここまででしたね」

失敗失敗、と笑いつつ本を持って本棚へ。

持流 童男 > 「・・・お。風菜殿」

笑いつつも、風菜さんに、元気よく笑う。
しかし少しだけぎこちない。

「何の本を、読んでたでござるか・・?」

少しだけ笑いながらも、少しだけ影が、差し込むような雰囲気になっている。

雨見風菜 > 「あら、童男さん」

ぎこちない笑顔に気付く。

「ゲームの攻略本です。
 ……ところで、どうされました?」

持流 童男 > 「ははは・・・・何でもな・・・」

なんでもないと隠そうとしたが、
少しだけぎこちない笑顔をしつつも、しかし、頼るということを教えてもらった為に。

「すまぬ、風菜殿。・・頼らせてくれでござる。お主が・・迷惑ならいいのでござるが・・・」

貼り付けたぎこちない笑みを浮かべつつ。

・・いや・・でも、相手の立場になって考えたら、こんな話題をして相手が楽しいとは思えない。

「いや・・何でも無いでござる、ゲームの、攻略本でござるか・・どんなゲームでござるか・・?」

無理やり笑顔を作る。そして話題をゲームの話題にそらそうとする。

「(支えになるって言った手前・・・こんなことを言うのは・・違うでござるよな)」

雨見風菜 > 「私に頼りたい、良いですよ。
 どうしました?」

風菜にとっては。
頼る面もあるなら、頼られる面もあるだろう。
ならば、自分にできることはしよう、という考えである。

「昔のゲームですよ。
 まあ、ハズレもありましたが……なんでも無い、っていう顔じゃないですよ童男さん」

さらっと彼の表情との食い違いを指摘する。

持流 童男 > 「い・・・いやぁ、某は・・・・それ・・がしは、・・・お主に支えになるって言ったのに・・・こんなに弱くて・・・!!」

情けない。自分が。本当に。
男なら心で泣かなければ行けないのに
いやここは我慢だ

「・・・風菜殿は、某が・・・無茶したって言ったら怒るでござるか・・?」

ぎこちない笑みを浮かべつつ笑いながらも、涙を我慢する

雨見風菜 > 「良いじゃないですか、弱くても。
 人間、誰しも弱いところはあるものです」

一度、本を本棚に戻しに背を向けながら、弱さを肯定する。
一通り本を戻して向き直り。

「無茶をした。
 そうですね、童男さんならやりそうですし。
 それで、一体何をしたんです?
 泣きたいなら、胸をお貸ししましょうか?」

持流 童男 > 「いや・・・胸を貸されるのはやめておくでござる・・」

と言いつつも、つらつらと今までしてきた無茶を暴露していく

「トゥルーバイツの構成員さん達を助けられなかったでござる・・・それで、無茶して。」

「トゥルーバイツの人たちを、全力で探そうとして助けようとして、限界を超えて、手と足から血を流してぶっ倒れたでござる。委員会を頼らずに、一人で突っ走って・・結果何も助けられなかったでござる・・!!!」

不甲斐ない自分に憤りを覚える。ただスタートラインには立てた。頼るということができている。言葉だけだが。だいぶ楽になる。

「・・・すまないでござる。風菜殿。こんな弱くて情けない脆い支えは、さっさと忘れて、いい男・・いい支えを探すでござる。・・お主が、記憶から消えてくれといえば某は消えるでござる。」

持流 童男 >  


「ただまぁ・・・忘れられるのは、寂しいでござるがね」

雨見風菜 > 彼の言い分を一通り聞いて。
大きくため息を吐く。

「あんまりこういう事を言いたくはありませんが。
 あまりにも見ていられないので言いますね」

雨見風菜 > 「童男さんの大馬鹿野郎」
雨見風菜 > 普段の風菜からは考えられない暴言が、声量控えめにはっきりと。
普段の雰囲気からは考えられない、見据える表情。
それが童男に向けられる。

「なんですか、忘れろだなんて。
 記憶から消えろと言われて消えるんだったら、最初から関わってこないでください。
 忘れられるのが寂しいなら、そんなことを言わないでください」

そう言い切って、童男を無理やり『糸』を使って、頭が胸元に来るように抱きしめる。

「弱いなら、強くなってください。
 折れたなら、それを支えに立ち上がってください。

 いえ、いいえ。
 他人を助けたいというのなら。
 まずは私の友人である、『持流 童男』を助けてください」

持流 童男 > 「やめるでござる・・!」

抵抗しようとするが、糸が強くて抜け出せない抱きしめられてるので駄目だ。柔らかいが・・堪能しては駄目だ、失礼だ・・!

「・・それがでござるね・・・わからないんでござるよ・・!!」

涙は出さない、我慢だ、

「・・自分を助ける方法が、心が擦り切れて、摩耗して、何も思い出せないんでござるよ」

「どうやって、自分を助ければいいか・・わからないんでござるよ。」

「試しにエロゲもしてみた、同人誌も読んだ。だけど、それをしても、わからないんでござる。」

風菜さんに対して、震える声で

雨見風菜 > 「だったら」

「だったら、一度。
 『頑張る』のを辞めてみるのも良いんじゃないでしょうか」

慈しむ表情で、抱きしめた童男の後頭部を見下ろす。

「きっと、辛い思いをたくさんしてきたのでしょう。
 きっと、助けられなかった悔しさがあるのでしょう」

子供をあやすように、頭を撫でる。

「でも、それは。
 あなたがいれば、全て解決だったのでしょうか。
 あなたが居なかったから、そんな悲劇があったのでしょうか」

知ってか知らずか。
言葉を紡いでいく。

「童男さん、人間が一人で出来ることなんてたかが知れてるんです。
 力を持っているから、何でも出来るように勘違いして。
 そうして、全てを自分一人で解決しようとする」

そうして、残酷な事実を突きつける。
ああ、私は、なんて嫌な女なんだろうと思いながら。

「そんなこと、出来っこありません」

持流 童男 > 「できっこない・・そうでござるな、・・救いたいだけでは救えない・・・痛感したでござるから。一度、頑張るのを辞めて・・・みるでござる。」

少しだけ涙が漏れる。
某は、救いたいだけで救われる側の気持ちを考えてなかった、今回のことはそれを本当に思い知らされることでござった。

「・・・人間が、人間を信用しなとなにもできないでござるか」

「その意味を、知ってなかったのは某自身だったのでござるな」

その時、無茶した時の傷が開いた、腕の傷だった。いつの間にか切り傷になってたらしかった。

「すまぬ・・!!風菜殿。」

離れようとする。

雨見風菜 > 「駄目です」

まだ離さない。
離してあげない。

「泣いて、吐き出していってください。
 今の童男さんには、それがきっと必要だから」

と、腕の傷に気がついて。

「その腕の傷。
 応急処置しましょうか、それとも塞ぎましょうか?
 どちらも痛いですが、塞ぐほうがもっと痛いですけど」

童男には見えないが、笑顔でそんなことを言う。
要するに『糸』で縫うか『触手』で埋めるかだ。

持流 童男 > 「・・・・いいんでござるか。」

言いつつ吐き出す。

「某は・・・某は覚えていてほしかった、13回の世界で全部覚えられて無くて・・!!!!!救えたけど、もっと一緒にいたかった・・・!!」

泣き出す。

「もっと、遊びたかった・・!!!!!」
「もっと、喋りたかった!!!」
「もっと・・・もっと・・・!!!!!」

泣き言を言いだしてしまう。

「でも・・それをしたら、某は・・駄目だって思ってたでござる・・!でも推しの顔が・・・泣いて別れてばっかりだったでござる・・!それが辛くて、苦しくて・・!!」

「だから某は、自分を『殺した』。それが、心を守るのに一番だったから・・!!!!」

吐露してしまう。

「でも、自分自信の為に他人を助けようとして、その結果が『相手の立場』になって考えれなく会話しないっていう最低なことだったでござる・・!!」

吐露する。

雨見風菜 > そうして、後悔を吐き出す童男を抱きしめたまま。
彼の頭を、子供をあやすように撫でてやる。

「ええ。
 忘れてしまった人たちも、きっとそう思っていたと思います」

慰めてやり。

「ええ、それに気付けたのでしょう?
 ならば、これからはそれを改めれば良いんです」

諭してやり。

持流 童男 > 「・・・ありがとうでござる・・風菜殿。大分楽になったでござる」

少しだけ胸の中で笑いつつも

「・・・・お主の友人で良かったでござる。・・ただ無茶は・・多
分しないでござる。」

と言いつつも、風菜さんの胸に抱かれてよう。

よく見れば体中傷だらけでガーゼや、傷口などがあるのが分かるだろう。かなり無茶をしたのだろう。本人は無茶だと思ってないが、人から見れば無茶をしていると分かるだろう。

雨見風菜 > 「それは良かった」

けれども、体中傷だらけなのを見て。

「ですが、ここまで無理をした代価はきちんと支払いましょうね。
 とても痛みますよ」

『糸』を収納して今度は二本の『触手』で童男の傷口を埋めにかかる。
ひとつひとつ丁寧に傷口に接触していくやり方だ。
小さな傷口でも結構痛むだろう。

持流 童男 > 「ま、待つでござる!!風菜殿!!!」

と言いつつ後ずさろうとするが動けない!!!

「ってぇ!!チョット待ってくれでござる!尋常じゃなく痛むんでござるが!?」

胸の中から脱出しようと動こうとする。

雨見風菜 > 流石に今は『触手』しか出していないので安易に脱出されるだろう。

「今まで無理をした代償ですよ。
 傷は埋まりますがとても痛みます。
 もう、どんだけ無理してるんですか本当」

しょうがない人ですね、と言わんばかりに笑いかける

持流 童男 > 「いやぁ・・・ちょっと、あれでござる。違反部活に一人で突入して、子供たちの爆弾の現象をこっちに移して、なんとかその違法部活の活動を止めてたでござるよ」

「いやぁ!銃弾とバズーカはなかなか衝撃が強いでござるな!」

思わず、冗談めかして豪快に笑いながらも

「あ・・、じょ・・冗談でござるからな!」

墓穴をほった

雨見風菜 > 「冗談なわけあるもんですか、こんな傷」

ため息、やれやれと言いたげな表情。

「まあ、しばらくは。
 『正義の味方』を休みましょう、ね。
 この島には、『正義の味方』は童男さん以外にも居るんですから」

持流 童男 > 「・・・・わかったでござる。」

少しだけ笑いつつも

「この島の『正義の味方』にちょっとの・・
しばらくの間任せるでござる。」

「しかし、そうなるとやることが無くなるでござるな・・。風菜殿の写真集見るくらいしかなくなるでござる」

いつものように笑いながらも風菜さんに笑う。

雨見風菜 > 「ええ、そうしましょう」

そう言って、笑い合う。
笑い合うが、聞き捨てならない事を聞いた。

「あら、写真集ですか。
 では、そうですね……ここまで走り抜けた英雄さんに。
 一時のご褒美……ホンモノを、如何です?」

にっこりと。
さっきまでヒロインしてたのにこの痴女って奴は……!!

持流 童男 > 「ええ・・!?いいんでござるか・・!?」

と冗談めかしていいつつ、
そして、葛藤してる

「実際お主に逆にやられてみたいでござるが・・・!!」

「某は、逆にやられてみたいのがあるでござるよ」

「お主には・・多分それはできないでござろ?」

少しだけクックックと挑発するように笑いつつも

「お主が、逆に某をできるならやられたいもんでござるな」

言い切った。

雨見風菜 > 「あらあら、私がする前提ですか?
 童男さんへのご褒美なんだから、童男さんの好きにしていただければ良いのですが……まあ、それがお望みなら頑張ってみましょうか」

冗談ではない。
本気である、この痴女。

「あら、それはなんでしょう?」

キョトンとした顔で、問いかける。

持流 童男 > 少しだけ中腰になりつつ、

風菜さんの写真集が、バッグからこんにちはしている。

「だ、だがお主が逆にそういうことをすることは、無いはず・・」

「ほ、ほんの少しだけ期待してしまったでござるが!!」

少しだけ笑いながらも風菜さんに言う。初心にいいつつも

雨見風菜 > 「ああ、単純に。
 『する』ですね?」

理解して。

「基本的にはありません。
 でも、言ったでしょう?
 童男さんが望むのなら、頑張ってみましょうと」

すい、と童男にしなだれかかる。
右手はズボンのチャックの位置に……だが。
焦らすように一歩離れる。

「流石にここは図書館です。
 やるなら、場所を変えましょうか」

持流 童男 > 「ちょっと某、よ・・用事・・・トイレに行ってくるでござる・・・!!」

と言いつつも、その場を逃げようとする。

(これが我が逃走経路でござる!!!!)

そそくさと、図書館から逃げ出す。

雨見風菜 > 「それは大変。
 行ってらっしゃい、童男さん」

と、送り出す。
だが童男が向かったのは入り口。
そのまま図書館から逃げ出していくまで見てしまった。

「あらあら。
 逃げられちゃいましたね」

くすくすと、残念がって。

「まあ、なにはともあれ。
 立ち直れてよかったです」

去る者追わず。
なにはともあれ、一人の友人の立ち直りを喜ぶ風菜であった。

ご案内:「図書館 閲覧室」から持流 童男さんが去りました。<補足:一昔前のファッションをしたマントをたなびかせてる大男のオタク>
ご案内:「図書館 閲覧室」から雨見風菜さんが去りました。<補足:[乱入歓迎]ライムグリーンのノースリーブロングスカートのワンピース。そして赤い首輪>