2020/07/29 のログ
ご案内:「落第街大通り」に雨見風菜さんが現れました。<補足:ライムグリーンのノースリーブロングスカートのワンピース。そして赤い首輪>
雨見風菜 > 晴れた日の落第街。
大通りを風菜が歩く。
こんな場所でノースリーブのワンピース姿、無防備と言っても過言ではないが。
今の所誰一人として声をかけてはきていない。
「あら、あの露店」
ふと、ある露天に目が行く。
淫魔 > 「うん?
あらまあ、随分似つかわしくない客が……ほう、ほうほう?」
その露天の店主は、淫魔。
およそ表面上は清楚な風菜、言う通り似つかわしくないが。
その奥底に潜むものを感じ取る。
「面白いお客さんね。
どうぞ好きなだけ見ていって欲しいわ」
雨見風菜 > 「ええ、ありがとうございます」
言って、商品を見る。
どれも、魅了の魔力がかかったマジックアイテムばかり。
とはいえ、それらは風菜には少々高額だと思えるものばかり。
と、そこに古びた書物が目に付いた。
「すみません、お姉さん、この本おいくらですか?」
他の売り物と一緒に並んでいるにも関わらず、これだけ値札が付けられていなかった。
淫魔 > 「あら、それに目をつけたのね。
そうね、あなたなら……──で、譲っちゃうわ」
破格。
古本チェーン店の特に流行しているわけでもない漫画単行本のような気軽過ぎる値段。
「それね、私の書いた性魔術のハウツー本なの。
けど、才能のない人には見向きもされなくてねえ。
あなたの見る目にお姉さん驚いちゃったからその値段で譲ってあげるわ」
風菜の才能に、目をつけた。
それが理由……半分は。
もう半分は、表面上清楚な風菜が、これを使って何をするかの興味本位だが。
そんな内心は言われなければわからない。
雨見風菜 > その破格さに。
「わかりました、ください」
二つ返事で購入する風菜。
騙されてるんじゃないか、という考えは風菜の頭には無かった。
そういう場合、大抵は店主が大仰な説明をするものだが。
この本に限ってはそういうことはないだろう。
なぜなら、この本が呼んでいる。
そんな気がしたから。
ご案内:「落第街大通り」に涼風 雷火さんが現れました。<補足:赤と青のメッシュの髪でポニーテール。制服の少女。>
淫魔 > 「あら、即決。
お嬢ちゃん、勇気あるのね」
風菜の反応に気を良くした店主の淫魔。
「お姉さん気分が良くなっちゃったから、おまけ付けてあげるわ」
ニコニコ笑顔の店主が付けたおまけは、鮮やかな半透明の桃色の小瓶。
それは、嗅いだものへの軽い魅了効果のある香水。
商品として並べられてるものの試作品として作ったものらしい。
「あなたのその振る舞いなら、効果覿面だと思うわ。
気に入ったなら、今後見かけたらご贔屓に。
よろしくね」
涼風 雷火 > 落第街。この、普通の学生は寄り付かない街に少女は躊躇しながらも足を踏み入れた。
全てはたった一人のため。
「学生街は大体見て回ったから、後はここしか無いよね……!
此処で引いたら、女がすたる!よーし、ボクはやるぞ!!」
パンと頬を張り気合を入れる。
成さねばならないことが少女に勇気を与える。
「さ!が!し!び!と!でーすっ!」
普段は歌に使っている声量を叫びに変え、声を張り上げる。
そして赤と青のメッシュの髪、ポニーテルをたなびかせて少女は駆け巡る。
自分に課した仕事。『断罪』を為すために。
「雨見!風菜!さん!いらっしゃいますかー!!! 」
雨見風菜 > 「ありがとうございます」
こちらもニコニコ笑顔で商品を受け取る。
そして露店を離れた刹那、大声で自分の名前が呼ばれて。
「!?」
呼ばれた先を見てみれば。
面識のない少女。
「ええと、私になにか……?」
涼風 雷火 > 「え!まさかの此処が本当に大当たり!?しかも、いきなり!やった、ボク持ってるね!」
高いテンションで少女は叫ぶ。
そしてはたと気づいたように改めて貴女を見るだろう。
「あ、ごめんなさい! ちょっとボクの個人的な事情で貴女を探していました!」
ぺこり、とポニーテールを大きく揺らして深々と頭を下げる。
寸分の狂いもないきれいな礼だった。
「えっと、話せば長いことになりますが、まずはボクの勘違いとか人違いにならないように一個確認させてください!持流 童男さんってご存知ですか?」
顔を上げ、まっすぐに貴女を見据えながら少女は質問をしてきた。
雨見風菜 > 「個人的な事情、持流……童男。
ええ、知っていますよ」
テンション高めな相手にちょっと引きつつも。
ふと、嫌な予感が頭をよぎる。
まさか無茶していたのでは?
涼風 雷火 > 「なるほど。では、人違いではない、ということでお話をさせてください。」
そこまで言えば今までのテンションが落ち、冷静な態度になる。
「えっとでも話せば長くなる、と言ったとおり長いんだよね……あ、じゃなかった、長いんですよね。
すごい間をつまんでお話すればですね。ボク、昨日童男さんと喧嘩しました。あなたは『ヒーロー』じゃないって……」
冷静に話し始めれば今度は段々とテンションが落ち気味になってくる。
表情はとても悲しそうだ。
「きっかけは『内緒で、病院から抜け出してパトロールしてる』って話でした。そこで喧嘩になって、捕まえる時に『雨見風菜殿だけには言わないで』って……」
言葉が進めば進んだだけ、落ち込んだ顔になってくる。
「……だから、ボク、貴女に話しに来ました。」
雨見風菜 > 「病院から抜け出して。
パトロールを」
予感的中だ。
頭を抱える。
「なるほど、伝えていただいてありがとうございます。
休んでくださいって言ったのに本当童男さんは……」
涼風 雷火 > 「あの、ごめんなさい。ボク、急に割り込んでこんなお節介……あの、本当に、ごめんなさい!」
ぺこりとまた頭を下げる。
体がきれいに折りたたまれるのではないかという勢いで深い礼をした。
「其の上で、更に突っ込んだことでごめんなさい。あの人、ずっとああなんですか?」
雨見風菜 > 「いえいえ。
それで良かったと思います」
やはり自分だけでは抑止力たり得なかった。
内心ため息をついて、頭を下げる少女を宥める。
「ずっと……かどうかは知りませんが。
でも、きっとそうなんでしょうね」
言うほど彼のことを知っているわけではないが。
それでもあの傷と、あの無茶をしてもいいするべきだと自分に言い聞かせるような態度では、想像に難くない。
涼風 雷火 > 「それなら良かった……ボクも言った以上引き下がれなかったし……」
少しだけ安心した笑顔を少女は浮かべた。
「うー、そうですか。うーん……あの、ボク、その、童男さんと初対面なのに結構偉そうなこと言っちゃって。」
貴女の返事を聞けば、ややうろたえたように言葉を紡ぎ出す。
腕もあれこれとせわしなく動くが、そこに深い意味があるようにも見えない。
「約束を破るようなやつは『ヒーロー』じゃない、とか、このままだったら『ヒーロー』って名乗るのを止めて、とか。
で、あの、ですね。ちょっと気まずい、というかですね……ボク、次会った時にそのままだと、本当に同じこと言わなきゃいけなそうで……」
どうしようどうしよう、という戸惑いがそこには現れていた。
雨見風菜 > 「まあそういうこともありますよね。
それに童男さん、無茶ばかりだから放っておけない気持ちもわかります」
うんうん、と頷きながら。
「そうですね、約束を破るヒーローなんて……ヒーローなんて……
割と居るような気がしてきました。
まあどちらにせよ、せっかく人が心配して休んでって言って、それでわかったって言ってその実わかってないのは私もどうかと思うんですよね」
ため息を一つ。
「まあそうですね、私より先に童男さんに会ったら。
怒ってたって伝えてあげればいいんじゃないでしょうか」
涼風 雷火 > 「いえ!そこは!『ヒーロー』は!大事な約束だけは!守るんです!……です!」
どうやらそこは拘りがらしい。ある意味、件の人物と似た部分ではあるのかもしれない。
「ですよね! あの人、言ってることが矛盾してるっていうか……分かったふうなこと言って、全然分かってないんですよ!
『非道』は許せません!!」
ぷんぷん、という擬音でも飛び出そうなほどにぷりぷりと怒り出す。
表情が実にコロコロと変わる。
「怒ってた……そうですね、そのときは。でも、うーん……また喧嘩になっちゃいそうなんですよねえ。
あの人、逃げるために変身とかするし……」
雨見風菜 > 「まあそういうことにしましょう」
ヒーローの約束関係はあまり考えないようにしよう。
「ええ、分かってないのに分かったつもりになるのは駄目ですよね。
分からないなら分からないって言えば良いんですけど……」
怒る雷火と対照的にため息をつく風菜。
こちらは柔和な表情をあまり崩さない。
「良いじゃないですか、譲れない部分があるなら喧嘩して、ぶつかり合って。
そうして、認め合える仲になるのがヒーローでは?」
クスクスと笑いながら言う。
でもそれって少年漫画的ではないだろうか。
涼風 雷火 > 「そこがあれなんですよね。どうすればいいかわかわからない、『頑張らない』方法が『思い付かない』、信頼すればいいのでござろうが。某が動かなきゃいけないって思っちまう、だって!もう、めちゃくちゃじゃないですか!分かってるのか分かってないのかどっちだー!!」
吠えるように怒る少女。
まさに対照的な二人の態度だった。
「うー、まあそうなんですけど……でも今回の場合、ボク、喧嘩するなら童男さん完全否定して『断罪』しなきゃいけないから……全力で怪人として倒す方になっちゃうんですよ」
怪人と仲良くなる話もなくはない。でもどちらかというとそれはライバルポジションだったりマスコットだったりする。
……マスコット枠としてならありか?
雨見風菜 > 「わかってないです。
何も分かってない。
何のために私が言いたくない"大馬鹿野郎"を言ったのかも考えられない大馬鹿野郎ですね」
またため息。
「『頑張らない』方法が『思いつかない』。
信頼すれば良いのだろうが信頼できない。
全然だめなやつです、ちょっとベッドに縛り付けないと無理なのではないでしょうか」
自分の糸が時間制限なければなぁと考えてしまう。
それはさておき、実際彼を休ませるにはそこまでしないといけないかもしれない。
さてその間の鍛錬はどうしたものかとも考えてしまうのだが。
とりあえず訓練と鍛錬の違いから教育すべきであろうか……
「まあ、そういうワーカーホリックなところは否定されるべきです。
そもそも私、『持流童男を助けてください』って言ったんですよ。
それでそういう体たらくなら、それこそ一度叩き潰したほうが良いかもしれませんね」
苦笑しつつ、さらりと言う。
涼風 雷火 > 「ほんと、大馬鹿野郎!ですね! 」
我が意を得たり、とばかりに同意する少女。
「べ、ベッドに……それは、また……うーん、でもそれくらいしないと駄目ですかね。
って、叩き潰す? うわ、こわい!? 風菜さん怖い!?」
大らかにみえながら、なんだか過激な意見を言いだした貴女にちょっとだけ引いた。
少女は、いいからぶっ潰せ、と言われたような気がしていた。
雨見風菜 > 「だって、そうでもしないときっと童男さんはわからないんじゃないかと思います。
私の堪忍袋も、限度はあるんですよね」
普段の風菜を知るものなら、"あこれキレてるわ"と察するような。
そんな物言い。
「とはいえ、私はそういうの得意ではないので。
他人にやれだなんて無責任でしか無いんですし」
そう言って、暗に『その選択を押し付ける気はない』アピール。
風菜自身はそう選択するだけである、と。
ご案内:「落第街大通り」に持流 童男(さんが現れました。<補足:鍛え抜かれた肉体をした、ヒーローコスチュームに身をまとった男>
涼風 雷火 > 「あ、あははー……なるほどー……」
少女はちょっと焦る。
完全に怒ってる、と認識した。
これは怖い。
「そこは……そうですね。でも、覚えておきます。自分の勝手で喧嘩するのはちょっと、ですけれど。
同じ意見の人がいるなら、一考の余地はあると思って状況を見ます。そしてもし、駄目だと思ったら……」
左腕を天に向かって突き上げる。
其の腕につけられているのは古ぼけた一昔前のヒーローの使っていたアイテム。
「ボクが、『断罪』します!」
ご案内:「落第街大通り」から持流 童男(さんが去りました。<補足:鍛え抜かれた肉体をした、ヒーローコスチュームに身をまとった男>
ご案内:「落第街大通り」に持流 童男さんが現れました。<補足:鍛え抜かれた肉体をした、ヒーローコスチュームに身をまとった男>
雨見風菜 > 「ええ、必要だと判断すれば、容赦なくやっちゃってください」
雷火のそのポーズに一切ツッコミを入れない。
どころか、普段なら入れないだろう軽く拍手する風菜。
腹に据えかねているようだ。
持流 童男 > 「・・・・やっべぇでござる確実怒ってるでござる。」
言いつつ人混みに隠れながらもやっと見つけた雷火さんと風菜さんに対して見つつも。
「謝るって言ったでござるからなぁ。まぁ・・?ワンちゃん赦してくれるかもしれぬでござるし・・!大丈夫でござろう!」
言いつつ、スマホで・・・嫌。うーんと後ろに方でうなりつつも
おずおずと
「か、風菜殿・・とあと、雷火殿でござるか。き、奇遇ではないかでござるか」
二人に対して言い切った。
雨見風菜 > 「あら、噂をすればなんとやら、ですね。
無責任な童男さん」
普段はあまりやらない刺々しい言葉の刃を乗せて。
「私、『休んでください』って言いましたよね。
筋力トレーニングくらいなら大目に見ますけど何やってるんですかあなた?」
いつもの表情で言いながら。
涼風 雷火 > 「……えー」
左腕を突き上げたまま静止。
凄いタイミングもあったものである、と少女は思う。
病院は、と脳内突っ込みが入る。
「あっ」
風菜の威圧感に様子を見ようという態度になる。
余計な口出しは禁物……
持流 童男 > やっべぇすっごい怒ってるでござる・・・!
これは下手に嘘をつけばヤベーイ事になりそうなので
「うぐぅ!い、いやぁ、あれでござるよ。・・・
すまぬ実際、某、風菜殿、『頑張らない』がわからなかったのでござる。」
言いつつも風菜さんに向けて言いつつも、キョドキョドしながらも
雨見風菜 > 「ええ、分からないならきちんと分からないって言いましょう?」
雨見風菜は一般人である。
異能もまた、戦闘向けではない。
「その上でもう一度言いますよ。
『正義の味方』は他の人に任せて」
雨見風菜 > 「休め」
雨見風菜 > いつもの表情で。
そう言い切った。
涼風 雷火 > 「……」
静かに腕を下ろす。
こうなれば自分の仕事は、様子見の後にしか無い。
一応、データユニットは取り出しておく。
<オープン>
静かに機械音が流れる。
やめて、空気壊れる。
持流 童男 > 「わわわわわわ分かったでござる!!」
言いつつも風菜さんに圧倒される。
「休むことは分かったでござるよ・・!あ、でも・・ちょっとくら・・!」
と言って風菜さんを見つつも言いかけるが。
「あ!それでは某用事を思い出したのでし、失礼するでござる!病院に帰るでござるよー!・・・・・・メイビー」
明らかに動揺した声で言いつつも、後ろを振り返ろうとする。
雨見風菜 > 「ちょっとくらい、何でしょうか」
「用事とは何でしょうか」
「今回ばかりは曖昧にして逃げようなんてことを許すわけにはいきません」
逃すものか、と言わんばかりに『糸』を飛ばす。
正確に、童男に巻き付く軌道。
異能で対処できなければ捕縛されてしまうだろう。
涼風 雷火 > <スピィィド>
<ストォォム>
<ロード>
「えっと……出番、あるかな……?」
一応準備はした少女が汗をかきつつ成り行きを見守った。
下手な手出しは逆にたいへんなことになりそうだ。
涼風雷火は意外と空気が読める少女だった。
持流 童男 > 「ちょ・・・何でも無いでござるよ!?」
言いつつも逃れようとするが、異能を仲間に使うわけにはいかないので
普通に捕縛される
「用事で、そう!この時間帯ならば、魔法少女ブルーがしてるので病院で見ようと思って!」
と言いつつもごもごしながら言っている。
よく見れば、体中にガーゼや、傷が増えているのが分かるだろう。
雨見風菜 > 「本当に?」
雨見風菜 > 問い詰める。
そう言いながら童男の体の傷を認識して。
「本当に、病院に戻るつもりだったなら。
用事が、なんて言わないと思いますが?」
涼風 雷火 > 「……あ、ボク分かった。『ヒーロー』としてじゃなくて『人間』として最低なんだ。」
呆れて溜息をつく少女。
最早『断罪』以前の問題だと認識し始めた。
ひとまずは風菜さん任せでいいか、と更に諦観、もしくは傍観の気持ちになる。
持流 童男 > 「うっ・・・!!」
明らかに動揺する。
「・・・本当でござるよ。某は病院に行こうと思ってたでござる。」
本音を言いつつも
「某の古い友人が休むことを教えてくれたのでござる。こう、お主の威圧に気圧されて、用事がと言ってしまったでござる。済まない」
地面に頭を擦り付ける。
雷火さんのヒーローとして人間として最低という言葉を聞いて
(あぁ全くでござる。某は最低な人間でござる)
少しだけ悲しい顔をしつつも。
雨見風菜 > その童男の姿に
「……まあ良いでしょう。
私も、少し怒りすぎました」
すっかり毒気を抜かれた様子で。
「さて、では一緒に病院に行きますよ。
それも嘘だったら承知しませんからね」
それでもまだ信用しきれてない視線を童男に向ける。
そこで雷火に向き直り。
「ええと……雷火さん、でしたっけ。
ごめんなさい、これから彼を病院まで連行しますので失礼しますね」
童男の言った名前を思い出して。
置いてけぼりになってしまった彼女に、すっかり怒りの抜けた顔で謝る。
「また、機会があればお話しましょうね」
涼風 雷火 > 「なんかもう、ボクは悲しいよ。保身、言い訳、逃走。
無茶なんてなんでもないって風でいて、自分を変なところで守ろうとして逃げる。
なんなの、本当にさ。守りどころも頑張りどころも何もかも間違ってるじゃん……」
がっくりと肩を落とす。
今日一番、悲しそうな顔を浮かべた。
「ああ、うん。風菜さん、後は任せるね。なんか『断罪』する気にもならないや……」
はあ、とため息を盛大につく。
しゅん、とポニーテールも心なしかうなだれたように揺れる。
「あ、そうだ名乗ってなかった。ボクは涼風雷火。よろしくね。
うん、機会があったらもうちょっと別のお名無しもできたら良いな」
やや力なく手を振ってみせる。
持流 童男 > 「おう!気をつけて帰るでござるよ!雷火殿!!」
言いつつも
「・・・・そうか、某は逃げようとしてたのでござるな」
「・・・・次に繋げる。逃げないように」
言いつつも引きずられていきつつも
「風見殿があのことを忘れてくれててよかったでござる・・・あ」
うっかりポロットでてしまった。
雨見風菜 > 「忘れてませんが、そんな場合じゃないですからね?」
そう言いながら、童男を連行していくのであった。
ご案内:「落第街大通り」から持流 童男さんが去りました。<補足:鍛え抜かれた肉体をした、ヒーローコスチュームに身をまとった男>
ご案内:「落第街大通り」から雨見風菜さんが去りました。<補足:ライムグリーンのノースリーブロングスカートのワンピース。そして赤い首輪>
涼風 雷火 > 「風菜さん、優しい感じなのに怖かったなあ……」
二人が去った後、少女はポツリと漏らした。
「……あ。そういえば、此処例の場所だった! こういうところに平気でいる女の子が、普通なわけ無いか。
ボクも急いで帰らないと……」
はたと、何かに気づく少女。
慌てて自分も走り去るのだった。
ご案内:「落第街大通り」から涼風 雷火さんが去りました。<補足:赤と青のメッシュの髪でポニーテール。制服の少女。>