2015/06/09 - 00:38~02:16 のログ
ご案内:「転移荒野外縁部」に桜井 雄二さんが現れました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。>
桜井 雄二 > (外套を着た男が転移荒野を歩く)
(どこまでも、灰色の背中が歩いていく)

(通信機器を取り出して操作する)
こちら桜井雄二、怪異予報のあった地点に到達した。
これより待機し、目標が出現した場合―――――

(はっきりとその言葉を口にする)
殲滅する。

桜井 雄二 > (通信の相手との会話は続く)
帰りの準備だけはしておいてほしい。
こんなところで『奴ら』の餌になるつもりはない。
(桜井が右前方を見る)……こちら桜井、異世界と繋がるゲートを確認した。
ごく普通の転移者であった場合、元の世界に戻るよう勧告する。
……報告は後で。切るぞ。(通信機器を操作し、胸ポケットに入れる)

桜井 雄二 > (暗黒の口を開くゲート、その中から金属製の鎧を着こんだ何かが出てくる)
(人ではない)
(亜人だ―――――アリと人が半々に混ざったような、醜悪なアリ人間)
(その数は数え切れない、武装したまま隊列を作っている)

桜井 雄二 > やはりか、蟻人(ギジン)。
もしも言葉が伝わるのであれば、聞いてもらおうか。
(桜井を前に隊列が静止する)
元の世界へ帰れ! この島を侵略されるわけにはいかないな!!
(男にしては珍しく声を張り上げる、が)

「ギギッ ギィィィィィィィ!!!」

(先頭のギジンの金切り声を皮切りに後方から矢が放たれる)
(何十本もの矢が桜井に向けて放たれる)

桜井 雄二 > 会話が通じるわけがない、か……
(外套を投げ捨てれば、風に靡いてどこかに吹き飛ばされていく)
(孤を描いて飛来する矢を前に右半身から炎が、左半身から氷が生成される)
(無言で左足を強く踏むと、氷壁が作り出されて矢の雨を阻む)
殲滅する。(氷壁から身を乗り出すと、右手から炎の弾丸を作り出して射出する)

(前線にいたギジンたちが悲鳴を上げながら燃え上がり、肉が焦げる嫌な臭いが周囲に漂った)
「ギッギイイイイイイイイイイィィィィィィィィ!!!」
(ギジンたちが突撃を開始する)

桜井 雄二 > (右手から炎の剣を、左手から氷の刃を生成し、こちらもギジンに向けて走る)
生活委員会らしく、掃除させてもらう!!
(向かってくるギジンを片っ端から斬りつけていく)
(炎の剣に切りつけられて炎上し、氷の刃に切り裂かれて凍り付いていくギジンたち)

(侵略する者、される者――――されど人類には異能がある)
(圧倒的な物量の差をたった一人の戦術で覆す、特異なる力が)

ご案内:「転移荒野外縁部」に雛元ひよりさんが現れました。<補足:140cm/制服姿の少女とゴーレム>
雛元ひより > ギジンの軍勢、その側面から突如理不尽な暴力が降りかかる。
どこから現れたのか3mはあるだろう石造りの彫刻が聳え立っている。
ただの彫刻と違うのはそれが手に持った剣でギジンを薙ぎ払っている事だろう、その肩には制服姿の明らかに場違いな少女が座っていた。

桜井 雄二 > (戦闘は乱戦の様相を呈してきた)
(槍や剣を全て防ぎきれるはずもなく、次第に桜井も傷ついていく)
クソッ……クソッ………侵略者め!!
俺たちは負けない!!(両手の刃を振るい続ける)
(終わりのない戦い、終わりのない防衛)

(数に押され始めた頃、軍勢が弾ける)
何!?(動く彫刻が敵を吹き飛ばしている)
お、お前は………!(ゴーレムの肩に立っている少女に声をかける)

雛元ひより > 「なんてことは無いただの通りすがりの学生なの!」

自信満々の表情で腕組しつつ仁王立ちその幼い外見とはミスマッチのポーズに微笑ましさすら感じる。
ここが戦場でなければ、の話ではあるが。

「ちょっと危ないから気をつけるの!」

言うや否や大盾を構えさせゴーレムを桜井の方へと突進させた。

桜井 雄二 > 通りすがりの……学生…!
(まさかこんなところで通りすがる人がいるとは思わず)
お、おわ……!!(大盾が迫ってくる、反射的に防御姿勢を取って)

雛元ひより > ゴーレムは器用に桜井の側面を突こうとしていたギジンだけを弾き140cm、自称通りすがりの学生を桜井の隣へ降ろした。
そしてギジンへ本格的に攻撃を行うのだ。

「私はひよりって言うの! あなたは?」

桜井を下から見上げ話しかける。こんな状況もお構い無しに自己紹介を始めたのだ。

桜井 雄二 > ……っ!(両腕を交差させた状態で、ギジンだけが弾かれる)
(そして隣に降ろされた少女を前に戦いは再開される)
俺は桜井だ。(二人に斬りかかってきたギジンを蹴り、つま先から炎を吹き出す)
桜井雄二、二年。(周囲の気温が低下していく)寒かったらすまない。
(両腕を広げると周囲に極低温の暴風と雹が吹き荒れる)
(ブリザードブレス、ギジンたちが凍り付いていく)
あの石彫刻は?(ひよりを守りながらそれを聞く)

雛元ひより > 「おー、ゆーちゃんだね!」

全然緊迫感を感じさせない声色でよろしくゆーちゃんと嬉しそうに跳ねた。

石彫刻── 優美な意匠を施されているものの身の丈程ある四角い大盾に肉厚、幅広の両刃剣と古代ローマの重装歩兵のそれに酷似している。

桜井の質問にひよりは石彫刻へ優しい視線を送り答える。

「あの子はウーラノス! ひよりのお友達なの!」

桜井 雄二 > ゆーちゃん、か……まぁいい。(言いながら襲ってくるギジンを殴り飛ばす)
そうか、友達か………(冷えた空気に向けて右手を向ける)
なら巻き込まないように気をつけないとな。

(その右手の人差し指を弾くと、炎が吹き上がる)
(ブリザードブレスで凍てついた空気が急速に膨張し、爆発を起こした)
(残ったギジンを全て掃討するも、ウーラノスに爆発での傷はなく)
ふう……なんとか上手くいったか………
……ひより。助けてくれてありがとう。
(ポケットから役員手帳を取り出し、開示する)
怪異対策室三課の者だ。怪異の侵攻を食い止める一助となってくれたことを感謝する。
………。(手帳を降ろして)腹が減ったな。(気の抜ける言葉を言った)

雛元ひより > 「わぁ! すごいすごい! どうやったの!?」

爆発を見てきゃっきゃとはしゃいだ。
開示された手帳を見るが知らないようで首を傾げ頭の上に、はてなマークを浮かべた。

「気にしないで課題で来ただけだから! はっ……そういえば、ひよりもお腹が減ったの。」

戻ってきたウーラノスの手に乗り「またなの」と言って嵐のような少女は去っていく。

ご案内:「転移荒野外縁部」から雛元ひよりさんが去りました。<補足:140cm/制服姿の少女とゴーレム>
桜井 雄二 > 今のは冷えた空気に熱した空気を叩き込んで、爆発させただけだ。
(手帳を見せた形のまま硬直して)さすがにまだマイナーな私設組織だったか…
ああ、またな。(ぼんやりと彼女を見送って)
……助けられたな。(そう呟いた)

(残ったギジンの死体の山を見て嘆息する)
これは先遣隊に過ぎない、か……どう考えても規模が小さすぎる。
(通信機器を取り出し、連絡を取りながら荒野を歩いていった)

ご案内:「転移荒野外縁部」から桜井 雄二さんが去りました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。(乱入歓迎)>