2015/06/10 - 16:26~21:15 のログ
ご案内:「学生通り」に桜井 雄二さんが現れました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。(乱入歓迎)>
桜井 雄二 > (無表情かつ無愛想な男が道行く女性に声をかけている)
ヘイ、そこの彼女。俺と一緒にバイクで走らないか。
(誰もが無表情かつ棒読みなその言葉に断って立ち去っていく)

………川添孝一の言葉が正しければこれで友達が増えるはずだが。
おかしい。誰もが避けて通る。
(バイクを引いたまま学生通りを歩きながら男は考える)

桜井 雄二 > (端的に言えば桜井雄二は友人に騙されていたし、この行為がナンパであると気付いていなかった)
(顔は整っていてもガッカリな精神性を持つ桜井雄二であった)

ヘイ、そこの彼女。俺と一緒にバイクで走らないか。
(そして気付かないまま成功しないナンパを続けていたのだった)

桜井 雄二 > …成功しない場合は……(バイクを停めて座席に腰掛け、メモ帳をぱらぱらと開く)
(友人から聞いたメモには成功した後のことしか書いていない)
……これからどうすればいいのかがわからないな。
(桜井雄二にとって夕方の学生通りは、孤独であった)

ご案内:「学生通り」に四十万 静歌さんが現れました。<補足:特徴の無い黒髪の黒マントにセーラー服の女性>
四十万 静歌 > 学校の帰り道を急いでいると、
何かバイクに腰掛けてたそがれている人物を発見する。
何かあったんだろうかと、
ふっと、見つめてしまった。

桜井 雄二 > (黒髪に黒マントの女性と眼が合い、今度こそ友達を作ろうと歩み寄る)
ヘイ、そこの彼女。俺と一緒にバイクで走らないか。
(メモ帳を持ったまま彼女に話しかけ、47回目の台詞を言った)
(無表情に、棒読みで)

四十万 静歌 > なんというか、あまりにも無表情で棒読みのその台詞。
びっくりするくらい違和感だらけで、
流石にびっくりを通りこして

「えーっと……」

困惑にしかならない。
なんというか無理がありすぎる。

「罰ゲーム……ですか?」

なので、
つい思わず率直に感想が出てしまっても仕方ないだろう。

桜井 雄二 > ………罰ゲームではない。
(メモ帳をめくりながら)これを女性に言えば友達ができる、と。
知り合いに教わった。次の台詞は『夕日の海岸沿いをトゥギャザーしようぜ』だ。

(男は大真面目であった)
(女性の目を真っ直ぐに見つめたまま、それらの台詞を言い切った)

四十万 静歌 > 「……」

ああ、うん。何かしっくりストンと腑に落ちた。
なんというか根がすっごく真面目なんだろうなって。

「多分、そのままだと友達どころか、
 不審者扱いとかはされても、
 好感もたれないですよ。
 なんていうか……その、
 女の子にデートしてくださいみたいな台詞ですし、
 棒読み無表情だとその気もないのに誘われて、
 良くて……からかわれてる、
 普通に考えれば喧嘩売ってる?って感じですよ……?」

流石にカッコいい男性の顔で見つめられると、
顔が赤くなる……けれど、それだけである。

桜井 雄二 > (相手の言葉を聞いてたっぷり20秒ほど黙り込み)
そうか……これはデートに誘う台詞なのか………
(悲しげにそう言うとメモ帳に何かを書き込んだ)
川添孝一、47回殺す。(明らかな報復宣言がそこにあった)

……すまない、からかうつもりもなければ喧嘩を売るつもりもないんだ。
人間は話し合えばわかりあえる。
俺は桜井雄二、常世学園の二年だ。何か問題があるなら生活委員会を通して正式に抗議してくれ。
(相手の顔が赤くなったのは夕日に紛れて気付かなかった)

四十万 静歌 > 「なんというか……ご愁傷様です。」

なんというか、
ずっとやってたんだろうなぁと思うと可愛そうになってくる。

「あ、はい、大丈夫ですよ。
 なんとなく分かってましたし。
 だから罰ゲームかなとか思ったんですが……
 あ、私も二年なんですよ。
 四十万 静歌(しじま しずか)と申します。
 特に抗議その他とかはないので大丈夫です。
 それにしても、友達、ですか?」

だから安心してくださいと笑って、
首をかしげて聞いてみる。

桜井 雄二 > いいんだ。報復は必ずするからな。
(男の言葉は力強い――――すると言えば間違いなく行うだろう)

……そうか、よかった。
結果的に罰ゲームになっていたようだ。
四十万静歌だな……覚えた。
ああ、俺は友達が少ないんだ。二年にもなって生活委員会周りの知り合いしかいない。
だから改善しようと思っている。友達を作ろうと思っているんだ。
(身振り手振り説明する)…このバイクがあれば友達なんてすぐだ、と知り合いに言われて行動に移した。

四十万 静歌 > 力強い言葉に、報復される相手に、
ご愁傷様ですの言葉を送る。
自業自得だから仕方ない事なので、
直ぐに記憶の片隅においやったけど。

「友達が少ないなら私と友達になりますか?」

なーんて。
いや、はい。友達くらいにならいくらでもなるのです。
かといって友達になったからといって何ができるわけでも、
何があるわけでもない。

「多分なんというか、顔が良いんだから、
 カッコいい乗り物に乗ってたらどうにかなるなんて、
 単純な考えだった気はしますね……」

遠い目をする。
うん。確かに見た目はいいし、
きちんと棒読みじゃなくて、
感情入れて決めてくれれば可能性はあったかもなとは思うけど
安直過ぎるのも確かだ。

桜井 雄二 > (数度、瞬きをして確認するように)
いいのか? 俺と友達になってくれても。
(そう女性に言った)

そうか。自分では顔が良いとか悪いとかはわからないが。
バイクは格好いいのか……?
小回りが利いて利便性が高く、魔導炉のため維持に金はかかっても手間はかからないだけで選んだんだが。
(腰掛けている魔導バイクの車体を指先で撫でる)

四十万 静歌 > 「特に取り得も無ければ、
 何ができるわけでもないので、
 それでも良かったらですけどね。」

笑ってそうこたえる。こちらとしては、
真面目で誠実なのは確かそうだから、
拒否する理由はない。

「そうですね。
 カッコいいとは思いますよ。
 勿論、もっとカッコいいのもあると思いますけど……
 悪くはないんじゃないでしょうか。
 シンプルなかっこよさとでもいえば分かりやすいかも。」

撫でる様子にそれでも愛着は強いんだろうなとほほえましくなりつつ

桜井 雄二 > ああ、問題ない。俺も悪党でないことだけが取り得の男だ。
これからよろしく頼む、四十万静歌。
(手を差し出した、友情の握手を交わそうと)

そうか。俺もこのバイクには何度も助けられているからな。
異能学の授業に遅刻しそうになった時とか。
社会学の授業に遅刻しそうになった時とか。
そうだな……あとは闘技場に通う時とかな。
(優秀な相棒だ、と無表情に答える)

四十万 静歌 > しっかりと握手を返す。

「はい、では、これからもよろしくお願いしますね。
 桜井さん。
 それにしても……」

真面目なのに遅刻ばっかりしてるのは……

「遅刻しそうになるのは、
 朝が弱かったり……?
 後、お強いんですね。」

考えられるのは睡眠欲にまける辺りである。
自分もよく負けそうになる。

桜井 雄二 > (握手を交わした後に頷いて)
生活委員会の仕事と怪異対策室三課の仕事を兼任しているからな。
授業の合間に掃除などをしていたら間に合うものも間に合わなくなる。
島の外縁部から学校に戻る時など、魔導バイクはありがたい。
あ、もちろん法定速度は守っているぞ。
(無表情にその言葉を付け加える)
強いかどうかはわからないな。闘技場で単位を得ようと試みての闘技場通いだが。
痛い目ばかり見て結果は芳しくない。

四十万 静歌 > 「あー……」

そんなけ兼任していれば、授業に遅れるのも納得である。

「委員会とかそっちに所属されてる人は、
 本当に大変そうですもんね。
 私は無所属なので、見てるだけですけど。」

その上で法廷速度まで護っている辺り、
本当に律儀で真面目だなぁと思いながら

「結果は芳しくなくても、
 闘技場で闘えるだけど、凄く強いと思いますよ。
 私は異能も魔術も特段使えるわけでもありませんから、
 闘う以前の問題ですし。」

闘えるだけで十分強いと、真っ直ぐ目を見て答えるだろう

桜井 雄二 > そうか、四十万静歌は無所属なのか。
委員会や部活に入るつもりはないのか?
なかなかやりがいがあるぞ。日々に張り合いが出る。

そうか……しかし異能も魔術も使えなくても単位は手に入るからな。
四十万静歌がその言葉を簡単に口にするということは劣等感を持っていないということだろう。
なら、この場合強い弱いは問題ではない。
ライフスタイルの差だ。(メモ帳を開く)友人関係とは差異を認めた上で成立するものだ、と本で読んだ。

さて、そろそろ帰ることにする。
今日はありがとう、また会おう四十万静歌。
(バイクにキーを差しこみ、起動させると走り去っていった)

ご案内:「学生通り」から桜井 雄二さんが去りました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。(乱入歓迎)>
四十万 静歌 > 「まぁ、入ろうと思っても取り得が無いのではって奴です。
 そしてライフスタイルですか……
 成る程。
 ふふ、じゃあ、
 しっかりこれからも差異を見極めて、
 お互い認め合って埋めないと駄目ですね。
 それじゃ、頑張って下さいね!」

実直すぎて付き合いづらいんだろうなーと思いつつ、
バイクに乗って去るのを手を振って見送る。

四十万 静歌 > 「さて、じゃあ
 私も帰らないと。
 暗くなってからじゃ遅いし……」

無事友達これからも作れるといいなぁ。
とは思うが……
また騙されそうで心配である。
いや、私も騙されやすい性質だけど。

四十万 静歌 > という訳でゆったりとした歩みで、
今日も平和に帰るのである。
途中でつんのめってこけたけど。

ご案内:「学生通り」から四十万 静歌さんが去りました。<補足:特徴の無い黒髪の黒マントにセーラー服の女性>