2015/06/14 - 13:43~16:58 のログ
ご案内:「廊下」に桜井 雄二さんが現れました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。(乱入歓迎)>
桜井 雄二 > (モップの水切りを済ませる)
(今日も廊下の掃除だ――――生活委員会の仕事というのは終わりがない)
(綺麗にすれば人の営みの中で汚れていく)
桜井 雄二 > (そして男は気合を入れる)
(裂帛の気迫こそが短時間で廊下の掃除を終わらせる唯一の解)
(以前は大声で叫びながら廊下を駆けていたがコゼット先生に注意されたので控えるようになった)
…………!!!
(奥歯を食いしばりながら廊下をモップ掛けしていく)
(走る、走る、走る)
(男は廊下を綺麗にするためだけに今、星海を切り裂く流星が如く命を燃やすのだ)
ご案内:「廊下」にウィリーさんが現れました。<補足:長駆の青年>
ウィリー > 凄まじい勢いでモップをかけている人間がいる。
熱く暑い気合を纏っているような錯覚すら覚えるような、見事なモップがけ。
口を開けば間違いなく、裂帛の気合が飛び出るであろう形相を眺めて、
「…すげえな」
組手のタイミングを逃して、手持ち無沙汰になっていたウィリーが思わず嘆息を漏らした。
ご案内:「廊下」に蓋盛 椎月さんが現れました。<補足:蜥蜴のヘアピンをした白衣の女性。いわゆる保健医>
桜井 雄二 > (右足でブレーキ、急制動をかけて曲がり、再び走る)
(廊下を走り続ける青年が、男性の声を聞いて立ち止まる)
……今、『すげえな』と言ったか…………?
少し待て。(ポケットからメモ帳を取り出してぱらぱらと開く)
(それからメモ帳を開いたまま無表情に男性を真っ直ぐに見る)
君、生活委員会の仕事に興味があるのかい。
今なら体験入会も2週間ついてきて誰でも島のインフラ整備に貢献できる。
さぁ、君も生活委員会に入ろう。(と、棒読みに話しかけた)
蓋盛 椎月 > (たらたらと教室棟のトイレの点検をして回ってたら
ものすごい顔でモップがけをしているのに出くわす)
「……いつもながらやる気充分だな~。
ひょっとしてただのモップ掛けじゃなくて戦闘訓練の一環だったりするの?」
ウィリー > 「うえっ!?」
滅多なことでは驚かない彼だが、あの勢いで動いている人間に
小さくひとりごちた言葉を聞き取られたことにはさすがに、驚いてしまった。
とはいえ、突然始まった勧誘――しかも棒読みの--には、落ち着いて
「とりあえず落ち着いてくれ。そんで、アレだけやる気満々にモップがけしてたのに
いざ勧誘の段となったら熱意がない感じになった理由を教えてくれ」
面白すぎて、興味本位の質問が口をついて出る。
蓋盛 椎月 > (桜井がなにやら勧誘しているのを見て
そういえば自分も保健委員会の末席に名を連ねていたのを思い出して
自分もウィリーに近づいて声をかける)
「あ、保健委員会もいいよ!
めんどくさい応急処置講習を受けた後は
意識がなくなってめっちゃ重い怪我人を炎天下の中担いで歩く仕事とかできて楽しいよ~。
あとあたしの肩もみとかができる」
(まったくやる気のない勧誘)
桜井 雄二 > (蓋盛に気付くと無表情に頷いて)
どうも、蓋盛先生。掃除に大事な三つのKを教えてもらいましたから。
すなわち、気合、気合、気合です。
(戦闘訓練かと言われると首を左右に振って)
精神面でも肉体面でも大して戦闘の役には立ちませんよ。
ただ、短時間で仕事を丁寧に終わらせて次の仕事に行きたいだけです。
熱意がない……?(ウィリーの言葉に沈思黙考)
熱意ややる気がないわけではない。
ただ、マニュアル通りに勧誘を行うとどうしても棒読みになるだけだ。
俺は演劇部や放送部ではないからな。
………もしかして、生活委員会に入りたいわけではないのか?(大真面目にそう聞く)
蓋盛 椎月 > 「武術の老師に教えを乞うために雑巾がけさせられるシーンとかあるじゃん。
そういうのでもないのか……。」
(3つのKにはヒエ~と肩をすくめて苦笑い。
生活委員会には竹刀持って角刈りでジャージを着こなす熱血顧問でもいるのだろうか……?)
「生活委員会ってそんな気合入れて速やかに片付けないと
終わらないぐらい仕事たくさんあるの?
大変だなあ……。」
ウィリー > もう一人の勧誘も聞くだけ聞いてみる。わざわざ話しかけてきたのだから答えるべきであろうと。
「……はあ」
おそらく教師であろう彼女の、明らかに現場の声である内情を聞いている内に思わず渋い顔をしてしまった。
難しい仕事ではないし、女性の肩もみもやぶさかではないが……。
「ともかくまあ、考えさせてくれ。俺はモップの人の気合の入りようが
気になっただけだし。生真面目になんかやるっていうのとは違う感じの、
無心さがあったようなきがしてなあ」
桜井 雄二 > (蓋盛の言葉に無表情に自分の手を見る)
ワックスを拭いたりワックスをかけたりするだけで武術の修行になるのであれば。
生活委員会はこの島で一番の武闘派組織だと思うんです。
生活委員会は慢性的に人員不足ですからね。
花形の風紀と違ってやることが地味ですから。
……この島の『便利』と『綺麗』を守るための戦いなんですが。
(ウィリーの言葉に頷く)掃除で大事なことは気合だ。
気合さえあれば短時間で廊下の掃除を綺麗に終わらせることができる。
(手のモップを持つ部分に出来たマメを見せて)
無心にやらなければ精神を病む。生活委員会の行動範囲は島全体だからな。
ウィリー > 桜井の言に、心内でなるほどと手を打った。
異能や魔術を持つ人間にとって、適性がなければあえて目立たぬ
委員会に所属して地味な活動をする理由はない。
逆に派手な活躍をして、特別報酬でももらうほうが割に合うだろう。
だというのに、あえてこれを選ぶ。必要にされているから。
潔いとしか言いようがなかった。
(『綺麗』…衛生環境を疎かにするとなにがあるかわからないしな…)
少し斜め上の感想で思考を打ち切って。
「島全体ってそりゃいくらなんでも職域広すぎだろ…んで、割り当てられてる人数は?」
蓋盛 椎月 > (明らかに勧誘が逆効果となっていることを示す表情が返ってきて力なく笑う)
「フッ……なんか勧誘しなくちゃいけない気分になったから言ってみただけさ。
むしろ入らないほうがいいと思う。
君が健やかな学園生活を送りたいのであれば……
でも肩もみはしてほしいから別に入らなくてもしてもいいよ」
(人増えなくていいと思っているわけではない……がそこまで器用な嘘はつけなかった。
保健委員会のえらい人に聞かれたらめちゃくちゃ怒られそうである)
(桜井のあまりのマジレスっぷりにむしろ笑顔を浮かべて)
「あ、でも生活委員会が一番の武闘派だったらかっこよくない? 裏番長って感じでさ。
しょっちゅう荒事起こってると警察や軍部が力を持つのはどこも同じだねぇ……。
人員増やせないなら生徒の意識を変えていくとかしかないのかな~」
(ん~、って唇に指を当てて考える)
桜井 雄二 > (ウィリーの質問に対し、沈思黙考)
わからない。卒業する人や新たに入ってくる人もいるし、全体の数を把握しているわけではないからな。
だが今日の俺の担当範囲は第一大教室棟の廊下半分だ。
(広大な廊下、それでも一階層分が目の前に広がっている)
……これで何となく察してもらえるかと思う。
(言外に人が全然足りていないと告げた)
(蓋盛の言葉に頷き)
俺もそう思うので、生活委員会としての日々にあって誰にも負けない異能のコントロールを心がけています。
異能対策室三課でもありますからね。
(モップを持ったまま力強く)怪異も掃除してしまいますよ、綺麗にね。
生徒一人一人が廊下や教室を綺麗に使ってくれれば仕事も減るのですが。理想論ですね。
ウィリー > 「健やか、健やかかあ~…肩もみは健やかに入るんですか」
個人的欲求だろうし、そのくらいならいいだろう。
自警団なら多少は分かる。異能犯罪、魔術による被害。
とてもじゃないが、保険「委員会」の力では収拾のつかない事態も多かろう。
彼女の言外にあった、「含むところ」にはあえて触れず、話を続ける。
「…なんというか…無茶だな」
目をやると、廊下はだだっ広い。そして、ここ以外の敷地も広大だ。
義侠心めいたものが、ウィリーの中に渦巻きはじめた、が。
「異能対策課三課? なにそれ」
気になる単語であったし、初めて耳にする単語でも会った。
蓋盛 椎月 > (桜井の力強い言葉に感心したように)
「お、意識高いじゃ~ん。よっ、未来の裏番長! モンスタースイーパー!
でもあれもこれもと頑張ってたらいつか破綻しちゃうよ。
人間のキャパシティには限りがあるからね。
適当に妥協してサボることも大事だよ。あたしみたいにな!」
(ドヤ顔)
「肩もみめっちゃ健やかじゃん。
肌と肌とのふれあいは心のケアにもつながるのさ。
美少年や美少女だったら言うことないね……」
(唇が緩む。直す。)
(異能対策課三課、という言葉に蓋盛も反応する)
「あ、あたしもそれ知りたーい。
川添くんが立ち上げたって言うけど詳しいことは知らないのよね」
桜井 雄二 > 無茶だろう。(ウィリーの言葉に頷き)
だが人々の『便利』を守るための戦いに終わりはない。
あっ、すまない、言い間違えた。怪異対策室三課だ。
怪異と戦うための私設組織なんだ。室長は川添孝一。
俺は転移荒野に現れる黒蟻の亜人、蟻人(ギジン)の担当だ。
……あいつらを全滅させるまで、俺は怪異対策室三課のままだし、死ねない。
(蓋盛の言葉に頬を掻いて)
わかりました。手を抜けるところは手を抜きます。
それでも蓋盛先生はサボりすぎだと思いますが。
……裏番長って表番長と何が違うのでしょうね。
蓋盛 椎月 > 「さ、最近はそんなサボってないよ前年比50%ぐらいのサボり率だよ。
なんだ最近の若者は裏番長も知らないのかね」
(人生の先輩風で白衣がバタバタと靡いた)
「一言で言えば黒幕だよ。
パッと見は強そうにも偉そうにも見えないけど、
表向きな番長よりも実権を握ってるような奴のことさ。
そいつを倒すと裏裏番長が出てきて、さらにそいつを倒すと裏裏裏番長が出てきて
連載はいつまでも終わらないんだ」
(口から出任せがどんどん出てくる)
(怪異対策の話には隔意の混じった感嘆の息を吐く)
「へえ、それじゃすっかりあいつも正義の味方ってわけだ……短い間に人は変わるねえ。
……全滅って可能なもんなの?」
(倒すごとに『あと◯◯匹』とかカウントが表示されるとでも言うのだろうか?
もしもなにかしらの指標がない、というなら全島の廊下をくまなく綺麗に保つこととどっちが無茶なのか)
ウィリー > 「生憎、見ての通り俺は美少年じゃない、よくてモブ。需要と供給の不一致だな」
彫りの深い顔立ちに笑みを浮かべて椎月をからかうように言った。
「聞いたこともなかった組織だが…ああ、川添という名前ならわかる
奴さんの噂を聞くに……その全滅だとか、死ねないという言葉は
大げさじゃないてか
なんにせよ大変そうだな。掃除は手伝えないが、そっちなら
手助けできるかもわからん。どうだ」
自分の名ウィリー・トムスンと、所属――歓楽街の自警団員――であることを告げて、怪異対策室への協力を申し出る。
桜井 雄二 > そうですか、それならサボり率は下がっているんですね。
(素直に話を聞いた)黒幕……!?
裏で実権を握っている………どんどん出てくるのか!?
(話をメモりながら興味深そうに蓋盛の話を聞く)
(凄まじい速さで騙される男の姿がそこにはあった)
ああ、川添孝一も完全な更正と贖罪を目指して日々戦っている。
……全滅が無理でも、あいつらがこちらの世界にやって来ない日が来るまで戦う。
ギジンは人類の敵だ。対話など不可能な、絶対悪なんだ。
(普段無表情な青年の顔が憎悪と嫌悪に歪んでいく)
(ウィリーに向けて薄く笑って)……そうか。
俺の名前は桜井雄二。二年だ。
怪異対策室三課への協力、感謝する。仕事は簡単だ。
会話ができず人類と敵対的な怪異と戦う………それだけだ。
ウィリー > メモを必死に取り、勢い良く騙される桜井の姿を苦笑しながら見る。
無心さ、真剣さ。その底にあるのは、もしかして純粋さなのではないだろうか。
会ってしばしもしない相手だが、信用における人間のように思えた。
(こういうタイプの人間って危なくもあるんだけどな)
だから、からかうのはやめてあげて先生。
「要は意思疎通の取れない相手を制圧しろってこったな。
なんかどこ担当とかあるんだろうが、よくわからんしよろしく頼む」
手を差し伸べる。握手を求めるポーズ。
蓋盛 椎月 > (ウィリーの言葉に、気障な笑みで応じて)
「美しい少年と書いて美少年さ。
心が美しければ誰だって美少年となりうるのだよ。
どう? 今から保健室のベッドで肩とか肩以外の部分を揉み合ったりしてかない?」
(カジュアルに風紀を乱していく反面教師の姿があった)
(あ、一切の冗談通じないタイプだ)
(今までよく無事で生きてこれたな……と蓋盛は思った)
「そうそう、んで最終的には裏e+11番長みたいな感じになる。
……まあつまりは悪の根絶は非常に難しいってことだね。」
(さっき裏番長になれとか唆していたのは都合よく忘れておく)
(憎悪に歪む表情を見て、またいくらか訊きたいことも生まれたが、
それはまた別の機会にしておこう)
「……なんというか肩のこりそうな生き方だな。川添くんもキミも。
今度肩もみしたげるよ。」
(やわらかく笑う)
桜井 雄二 > (ウィリーと握手を交わす)
…俺がギジン担当なのは俺が特別そう申請しているからだ。
怪異対策室三課は基本的にどんな種族とも戦うし、どんな異邦人も保護する。
(手を離して)ウィリー・トムスン。
自警団員とは頼もしい仲間が増えたな。これからよろしく頼む。
そうか……裏番長とはそんなに数が多いものなのか…
悪とは浜の真砂のようにいくらでも出てくるものなんですね。
(小首を傾げて自分の肩に手を置く)……? ええ。
肩を揉んでくれるのであれば、喜んで。次の機会にでも。
ウィリー > 「いいですよ、保健室以外の場所でなら」
楽しげに笑った。校内で背徳的なプレイに興じるつもりはないし、
もちろん校外でもその予定はないのだが。
「大した戦力にはなれないかもしれないが…おっと」
ビープ音。警らの時間であった。
桜井に連絡先を預けて、廊下を後にする。
「それじゃ、肩もみと掃除は気が向いたらやるんでよろしく」
ご案内:「廊下」からウィリーさんが去りました。<補足:長駆の青年>
蓋盛 椎月 > 「背負ってる荷物が多いと肩はこるもんさ、どうしてもね。
(伸びをして)あたしもそろそろ仕事するフリに戻るかねえ。
んじゃまったねー。」
(軽く手を降って、ウィリーと桜井に別れを告げ、
廊下の向こうへと消えていく)
ご案内:「廊下」から蓋盛 椎月さんが去りました。<補足:蜥蜴のヘアピンをした白衣の女性。いわゆる保健医>
桜井 雄二 > ああ、また会おうウィリー・トムスン。
(去っていく彼を見送った後、握手をした手を見る)
……握手か、悪くないものだな。
それではまた会いましょう、蓋盛先生。
(こちらも軽く手を振り返しながら見送り)
……背負っている荷物、か……兄さん………
(自分はまだこの荷物を降ろすわけにはいかない)
(―――――復讐という背負い物を)
さて、それじゃ再開するか。
(再び気合を入れて廊下の掃除を始めた)
ご案内:「廊下」から桜井 雄二さんが去りました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。(乱入歓迎)>